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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2005/08/01(月)
第30週(7/24〜7/30)
 幼稚園、学校が夏休みに入り、感染症は全般的に減少しました。
ヘルパンギーナ、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘は散発的に見られる程度となりました。高熱の2〜4日続く夏かぜ、流行性耳下腺炎、とびひ、喘息は未だ流行中。
感染症ではありませんが、胃腸を壊す、食欲がない等、夏バテ症状のお子さんも見られる様になりました。十分な睡眠、バランスのとれた食事など規則正しい生活を心がけてください。

夏休みは運動不足になりがちです。熱射病に気をつけて、元気に戸外で遊びましょう。
(文:浦和医師会)

2005/07/25(月)
第29週(7/24〜7/30)の情報
いよいよ夏休み。子どもたちは大喜び! さて,親は?
国内、国外へ旅行の計画をされている方も多いかと思います。安全に注意をして、お子さんのペースに合わせてお出かけ下さい。常備薬も用意すると良いでしょう。虫除けの薬は乱用せず、どうしてもの時に限定してスプレー式ではなく、塗るタイプが良いとされています。赤ちゃんへの使用は極力避けてください。

感染症では相変わらず高熱症状だけの「夏かぜ」が小児から成人まで流行が続いています。こじらせる事はまず、ありませんがウイルスが比較的長く体に残っているため、一度下がった熱が再び上がることがあります。旅行、スポーツ(水泳等)は解熱後2日以後が良いと思います。

大流行していたヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)はピークを越え減少。ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)も大部少なくなりました。替わって、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています。合併症の髄膜炎と難聴に要注意!

★トピックス ★
沖縄でこの時期、インフルエンザが流行しています。旅行を計画されている方は十分注意して下さい。
(文:浦和医師会)

2005/07/19(火)
第28週(7/10〜7/16)の情報
相変わらず暑い日が続き、典型的な夏型感染症が流行しています。高熱(38〜40度)が2〜4日続く「夏かぜ」と「へルパンギーナ」(口内炎を伴う夏かぜ)がその代表。時に熱性けいれんを伴う事がありますがほとんど合併症なく治ります。

夏型感染症の代表的病気の1つ「手足口病」は今年は多くありません。流行していた溶連菌感染症、水痘はかなり少なくなりました。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は昨年春からの流行がいまだ続いています。ワクチン接種率約30%では残念ながら流行を阻止する事はできません。潜伏期間は2〜3週(平均18日)、5〜7日で治りますが感染力は耳下腺が腫れてから7〜9日。合併症は髄膜炎(100人に1人)、難聴(1000人に1人)程と言われていますが、無理をせず安静にしていればまず大丈夫ですからご安心ください。
(文:浦和医師会)

2005/07/11(月)
第27週(7/3〜7/9)の情報
 「夏かぜ」の流行続く。その代表は高熱の2〜4日続く「かぜ」とヘルパンギーナ(発熱と口内炎)。 どちらも咳も鼻水もありません。

 手足口病と咽頭結膜熱(プール熱)も夏かぜの仲間ですが、今年はそれほど多くありません。いずれの「夏かぜ」も「冬のかぜ」と比べると体の中にウイルスがいつまでも残っていて、治ったと思ったらまた熱が出る場合が少なくありません。解熱後3〜4日は無理をしないようにして下さい。合併症は髄膜炎(頑固な頭痛、嘔吐に要注意)。頻度は数百人に1人。

 不幸にもこの髄膜炎にかかった場合、殆どが7日以内に後遺症もなく、治りますのでご安心下さい。

 流行していた水痘、溶連菌感染症ともに減少傾向です。嘔吐、下痢のウイルス性胃腸炎も減少。

○ いよいよ夏の旅行シーズン到来。計画の際は、こどもに合わせたスケジュールで!
  風邪薬、胃腸薬、解熱剤、虫さされの軟膏等用意すると良いでしょう。

○ 夏の予防注射は体調に十分注意をした上で受けてください。

○ 熱中症に注意を! 気温の高い時以外、湿度の高い時も発生しやすいです。
  十分な水分補給が必要、過度な疲労は避けてください。
(文:浦和医師会)

2005/07/04(月)
第26週(6/26〜7/2)の情報
暑い日が続き、典型的な夏型感染症が続いています。
感染症の双璧は高熱が2〜4日続く夏風邪とヘルパンギーナ(口内炎を伴う風邪)です。どちらのウイルスも食べ物が通る道(のど、胃腸)を好み、便の中には約2週間近く生き続けます。症状(発熱、喉の痛み、頭痛)は3、4日でなくなり日常生活(入浴、通園、通学、外出)は可能となりますが、運動、旅行はさらに3〜4日は避けた方が良いかと思います。しばらく、手洗いは続けてください。

6月に大流行していた溶連菌感染症とウイルス性胃腸炎は7月に入り減少傾向。

水痘も減少傾向です。夏期に流行するプール熱、伝染性紅斑は徐々に増加。
流行性耳下腺炎は昨年春から1年以上にわたって未だに流行が続いています。
耳下腺(耳の下、頬のわき)が腫れますが、細菌が耳下腺に入る反復性耳下腺炎との区別が必要です。医師の診断を受けておいた方が良いでしょう。

○ 日本脳炎ワクチン中止後は殆ど接種を希望する人はいないようです。来年春以降、国の方針が決まってからの再開となるでしょう。

○ 今年4/1日から、ツべルクリンなしのBCGのみ(0〜6ヶ月)となりましたが、接種率が悪いようです。結核を予防する大事なワクチンなので、是非受けてください。
(文:浦和医師会)

2005/06/27(月)
第25週(6/19〜6/25)の情報
連日の猛暑に熱中症増加。人間の体は気温の急激な上昇に対し、適応できるようになるのに約10日かかると言われています。

この事を念頭に入れて徐々に暑さに慣らすようにすれば、熱中症にかかる確率はかなり少なくなると思います。

さて、子どもの感染症は典型的な夏型となっています。高熱(38〜40度)が2〜4日続く夏風邪(一部頭痛を伴う)が最も多く、次いでヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏風邪)、溶連菌感染症、伝染性紅斑、プール熱、手足口病などが小流行しています。

夏風邪のウイルスは全般的に長く体に残っているので、油断をすると長引く可能性もあります。症状が改善されても3〜4日は無理は、しないようにしましょう!
(文:浦和医師会)

2005/06/20(月)
第24週(6/12〜6/18)の情報
感染症典型的な夏型が続いています。
高熱(38〜40度)だけが2〜4日続く、エンテロウイルスが原因の夏風邪が多く、合併症は熱性けいれんと無菌性髄膜炎です。
熱性けいれんは幼児に頭痛、髄膜炎は幼稚園児、小学生に見られる場合があります。頑固な頭痛と頻回な嘔吐は要注意!

ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)、プール熱、伝染性紅斑(りんご病)、手足口病、全身に発疹を伴うかぜ等何れも夏に流行する感染症が増加傾向。

ウイルス性胃腸炎、水痘など主に冬に流行する感染症は減少傾向。

○ 日本脳炎のワクチンが突然中止となり、現場は大混乱。各医療機関に問い合わせが殺到。
  浦和医師会の対応は以下の通り。
  1)暫く中止。
  2)再開は厚労省の通達待ち。新ワクチンが認可される来年春か夏?
  3)但し、流行地への渡航(朝鮮半島、台湾、中国、ベトナムなど)の場合は医師からの説明を
    受け、同意書に署名の上、接種可。
  4)接種途中の方の再開後の接種方法及び有料か?無料か?は厚労省及びワクチンの専門家の
    意見待ち。

○ 今後の予防接種2つの変更点について
  1)日本脳炎予防接種3期(14〜16才未満)の廃止が本年7〜8月に正式に決まりそうです。
    基礎免疫3回と2期の計4回で終了。
  2)麻疹と風疹の混合ワクチンが来年(平成18年)4月に発売され生後12〜18ヶ月及び就学前6ヶ月
    の間に1回ずつ、2回接種となる可能性大。
(文:浦和医師会)

2005/06/13(月)
第23週(6/5〜6/11)の情報
夏の気候となってきました。感染症も典型的な夏型となっています。
高熱(38〜40度)だけが2〜4日続く、エンテロウイルスが原因の夏風邪が多く、合併症は熱性けいれんと無菌性髄膜炎です。
ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)、プール熱、伝染性紅斑(りんご病)、手足口病、全身に発疹を伴うかぜ等何れも夏に流行する感染症が増加傾向。
ウイルス性胃腸炎、水痘など主に冬に流行する感染症は減少傾向。

○ 日本脳炎のワクチンが突然中止となり、現場は大混乱。
 各医療機関に問い合わせが殺到。

 浦和医師会の対応は以下の通り。
 1)暫く中止。
 2)再開は厚労省の通達待ち。新ワクチンが認可される来年春か夏?
 3)但し、流行地への渡航(朝鮮半島、台湾、中国、ベトナムなど)の場合は医師からの説明を受け、
   同意書に署名の上、接種可。
 4)接種途中の方の再開後の接種方法及び有料か?無料か?は厚労省及びワクチンの専門家の
   意見待ち。

○ 今後の予防接種2つの変更点について
 
 1)日本脳炎予防接種3期(14〜16才未満)の廃止が本年7〜8月に正式に決まりそうです。
   基礎免疫3回と2期の計4回で終了。
 2)麻疹と風疹の混合ワクチンが来年(平成18年)4月に発売され生後12〜18ヶ月及び就学前6ヶ月
   の間に1回ずつ、2回接種となる可能性大。

医療法人 すずき小児科
(文:浦和医師会)

2005/06/06(月)
第22週(5/29〜6/4)の情報
天候不順で体調を崩すお子さんが増えています。
主流は高熱の2〜4日続く夏風邪。水痘、溶連菌感染症も流行中。保育園、幼稚園で集団発生している所もあります。

その他では、夏風邪に属する手足口病、プール熱が徐々に増加。ヘルパンギーナ(口内炎を伴うかぜ)は例年より、やや早く流行する気配。

 ○ 現在、春のポリオを実施中。お早めに各医療機関にお問い合わせ下さい。

 ○ 日本脳炎の予防注射の中止が、5/30日(月)に厚労省から通達され、浦和医師会では
   通達当日の夜に基本方針を以下の通りに決定いたしました。

 1)しばらくワクチン接種を中止。
 2)再開は厚労省からの再開可の通達後とする。新ワクチン認可後の来春か?
 3)但し、日本脳炎の流行地への渡航など感染のおそれが高い場合は可。
   その際は、かかりつけのドクターとよくご相談下さい。
 4)接種途中の方の再開後の接種(有料か無料か、有効か無効か)については国、及び
   ワクチンの専門家の意見待ち。
(文:浦和医師会)

2005/05/30(月)
第21週(5/22〜5/28) の情報
夏型感染症が主流となりました。
高熱(38〜40度)が2〜4日続く「夏かぜ」が急増。咳、鼻水症状がなく、突然の発熱のため心配されるご両親が多く見られますが、こじらせる事は殆どなく完治します。唯一の心配は頻回な嘔吐と頑固な頭痛症状の時の髄膜炎ですが、極めて稀で、後遺症も残さずに大部分治ります。

その他の感染症では、水痘、溶連菌感染症が多く見られます。夏型感染症の咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う)もポツポツ出始めました。ウイルス性胃腸炎は大部少なくなりましたが、時に脱水を起こすお子さんも見られますのでいまだ注意が必要です。
(文:浦和医師会)