浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。 この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。 |
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2007/09/10(月) |
2007年 第36週(9/2〜9/8)の情報 |
新学期が始まって1週間が経過しましたが、お子さん達は毎日の生活に慣れましたか。
子どもの感染症は幸いなことに全般的に少ない状況が続いています。強いてあげれば、高熱(38〜40度)が2〜3日続く夏かぜとウイルス性胃腸炎(嘔吐、下痢、発熱)の2つの病気が、わずかに見られる程度です。 その他、数は少ないけれど細菌性大腸炎(食中毒)が小児から成人まで広い年齢層にわたって見られます。主な原因菌はキャンピロバクタで生卵や焼き鳥からの感染が多く、症状は発熱、頻回な下痢、時に嘔吐です。早期診断、早期治療(3〜4日間の抗生剤投与)で、1週間以内に治ります。 感染症ではありませんが、季節の変わり目の影響か?喘息のお子さんが増加しています。早期にかかりつけ医を受診してください。 ○ 秋のポリオが9月中旬から始まります。かかりつけ医にご相談ください。 |
(文:浦和医師会) |
2007/09/03(月) |
2007年 第35週(8/26〜9/1)の情報 |
猛暑の続いた今年の夏もようやく終わりそうです。夏バテ気味の体調を整えて、新学期に臨んでください。
こどもの感染症は、あいかわらず少ない状況が続いています。その中で、高熱(38〜40度)が2〜3日続く「夏かぜ」だけは、多く見られます。高熱にもかかわらず比較的元気で食欲もあり、こじらせることもほとんどありません。じっと安静を保ち、水分を補給して熱の下がるのを待てば良いと思います。 その他の感染症では、口内炎を伴う夏かぜの「へルパンギーナ」が比較的多く見られます。発熱を伴う場合と無熱の場合とがあります。のどを痛がるので、のどに刺激となる熱いもの、冷たいもの、辛いもの、固いものは避けてください。 ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、溶連菌感染症(のど風邪)、マイコプラズマ肺炎等が散発的に見られます。 食中毒の1つのキャンピロバクタ腸炎が小児から成人まで幅広い年齢層に見られます。発熱、嘔吐、下痢、腹痛、時に血便に要注意!!潜伏期間は3〜5日。鶏卵(特に生卵)や焼き鳥からの感染が多いようです。早期に受診すれば重症になることはありません。 ○ 秋のポリオが始まります。各医療機関にお問い合わせください。 ○ 9月は8月に次いで風邪などの感染症の少ない月です。予防接種を受けるのには最適な時期 です。未接種のワクチンを受けましょう。 |
(文:浦和医師会) |
2007/08/27(月) |
2007年 第34週(8/19〜8/25)の情報 |
いまだ暑い日が続きます。夏バテ気味で体調をこわすお子さんが増えているようです。十分な睡眠、バランスの良い食事等の規則正しい生活で新学期に備えてください。
今年の夏は感染症全般的に例年より少ないまま推移しています。その中で高熱(38〜40度)が2〜3日続く「夏かぜ」、へルパンギーナが流行中。咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病等の夏型感染症は散発発生程度です。 その他の感染症では、溶連菌感染症、水痘、ウイルス性胃腸炎、伝染性紅斑(りんご病)などがポツポツ見られます。流行していた麻疹、殆ど見られなくなりました。 感染症ではありませんが、食欲不振、胃痛、吐き気、下痢などの胃腸症状のお子さんも増えています。寝冷え、冷たいものの飲み過ぎに要注意! ○ 9月中旬から秋のポリオが始まります。各医療機関にご相談ください。 |
(文:浦和医師会) |
2007/08/20(月) |
2007年 第32、33週(8/5〜8/18)の情報 |
猛暑の続く毎日です。熱中症に十分注意してください。
◇◆ 熱中症について ◆◇ 1)どういう時に起きるか? ・気温が高い(特に急に)、湿度が高い ・風が弱い、日差しが強い ・照り返しが強い(舗装道路など) 2)危険信号は? ・高い体温 ・赤い、熱い、乾いた皮膚(汗をかいていない) ・ズキンズキンとする頭痛 ・吐き気、めまい ・意識障害(奇妙な応答、呼びかけに反応なし) 3)疑ったときどうするか? ・涼しい場所に移動(木陰、室内ならクーラーのある所) ・脱衣と冷却 →衣服を脱がせ、皮膚に水をかけ、うちわか扇風機で冷やす。 →氷嚢があれば、首、腋の下、足の付け根に当てる。 ・水分、塩分の補給 →冷たい飲み物(特にスポーツドリンク) →水分も取れないときは大至急病院へ!! 感染症では高熱(38〜40度)が2〜3日続く「かぜ」が流行中。手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)、へルパンギーナが散発発生。流行していた麻疹はほとんど見られなくなりました。 夏バテや冷たいものの飲み過ぎか?胃腸を壊すお子さんが増えています。十分な安静と睡眠、バランスの良い食事が大事です。 |
(文:浦和医師会) |
2007/08/06(月) |
2007年 第31週(7/29〜8/4)の情報 |
夏休みに入り、梅雨も開け本格的な夏になり、旅行や帰省などで移動するご家族も多くなりました。お子さんの突然の病気で予定の変更をしなければならない事も少なくないようです。その際はお子さんの状態に会わせて計画を練り直して下さい。
こどもの感染症では例年よりやや遅く流行したへルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)と高熱が2〜3日続くかぜが流行中。今まで散発的発生だった手足口病も徐々に増加しています。梅雨明けが遅くなった分、夏型感染症が例年より遅いようです。この1〜2週要注意! 多くの感染症は夏休みに入って、人と人の接触の機会が少なくなり減少傾向となっています。(ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘、麻疹等) 急激な気温の上昇に伴い熱中症のお子さんも増加しているようです。炎天下過ごす時は帽子の着用と途中の休養、水分補給などに十分注意して下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2007/07/30(月) |
2007年 第30週(7/22〜7/28)の情報 |
こどもの感染症、今年の夏は全般的に少ない状況が続いています。その中で夏かぜの代表的病気である高熱(38〜40度)が2〜3日続く夏かぜとへルパンギーナだけは増加しています。夏かぜの中の手足口病、やアデノウイルス感染症(プール熱)は今のところ散発的に見られる程度です。水痘や流行していたウイルス性胃腸炎は徐々に減少。溶連菌感染症は流行が続いています。
浦和区内でインフルエンザB型が4例報告されています。中学生3人とその母親1人。 沖縄では3年連続で夏期に冬並みの流行が続いていると報告されています。県内での集団発生の報告はありませんが夏期のインフルエンザの要注意! 流行していた麻疹、流行の峠は越えましたが散発発生が続いています。発熱、発疹、咳症状の時はできるだけ早期に医療機関を受診してください。 |
(文:浦和医師会) |
2007/07/23(月) |
2007年 第29週(7/15〜7/21)の情報 |
6月下旬から7月上旬にかけて与野地区の某幼稚園でA型インフルエンザが集団発生し、その後、7月13日〜7月20日にかけて浦和区の某中学校で男子生徒2名とその保護者1名がB型インフルエンザに罹患しました。7月20日から夏休みに入っているので流行の拡大はないと考えられますが、今後の動向に要注意。
夏型感染症は全体的に例年より少ない状況が続いていますが、その中で高熱(38〜40度)が2〜3日続く風邪、へルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)が徐々に増加。手足口病は散発発生のままです。 一時期流行していた水痘、ウイルス性胃腸炎は減少しました。麻疹も減少し、流行も終息に向かっています。しかし、溶連菌感染症(のど風邪)の流行は続いています。発熱、のど痛、発疹、嘔吐症状の時は早めに受診してください。ペニシリン系の薬を10日間服用する必要があります。 ○ これから7〜8月にかけて熱中症や寝冷えに注意してください。 ○ 旅行にお出かけの際はお子さんのペースに会わせて無理な日程は立てないようにしてください。 また、常備薬を用意する事も忘れないように! |
(文:浦和医師会) |
2007/07/17(火) |
2007年 第28週(7/8〜7/14)の情報 |
7月に入ってから、大流行している感染症はありません。
麻疹の流行が峠を越え、大流行していたウイルス性胃腸炎が減少し、通常の夏型感染症が少しずつ流行してきました。高熱(38〜40度)が2〜3日続くかぜとへルパンギーナが増加。咽頭結膜熱(プール熱)と手足口病はいまだ散発発生のままです。溶連菌感染症の流行は依然として続いています。 感染症ではありませんが、熱中症や寝冷えに注意してください。 |
(文:浦和医師会) |
2007/07/09(月) |
2007年 第27週(7/1〜7/7)の情報 |
今年の夏はこどもの感染症が例年と比較して少ないようです。
高熱(38〜40度)が2〜3日続く風邪とへルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)は増加傾向ですが、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)は散発発生に留まっています。 流行していた麻疹(はしか)も峠を越え、ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)、水痘も減少してきました。唯一、溶連菌感染症だけ、流行が続いています。発熱、のど痛、発疹症状に要注意! |
(文:浦和医師会) |
2007/06/25(月) |
2007年 第25週(6/17〜6/23)の情報 |
不順な天候を反映してか?感染症も例年と様子が違うようです。
ウイルス性胃腸炎は季節外れの大流行が過ぎたもののいまだ流行が続き、水痘も例年より多い状況が続いています。また、溶連菌感染症も大流行中です。 一方、この時期流行する夏型感染症では高熱(38〜40度)が2〜3日続く風邪と咽頭結膜熱(プール熱)は増加傾向となりましたが、夏かぜの代表的疾患の手足口病とへルパンギーナは今のところ例年より少ないままです。 大流行していた麻疹(はしか)は流行の峠を越えました。しかし、7月いっぱいまでは要注意です。 ○● MR(麻疹、風疹混合)ワクチンの公費負担による無料接種について ●○ 2才以上第2期対象者までの間の幼児及び小学生、中学生の麻疹未罹患・未接種者に対し7月に入り期間を区切り、無料でワクチン接種する事がさいたま市議会で承認されました。場所と時間は近日中にお知らせできるかと思います。該当するお子さんは是非この機会に受けてください。 |
(文:浦和医師会) |