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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2007/06/18(月)
2007年 第30週(6/10〜6/16)の情報
麻疹(はしか)の流行は峠を越えました。今回の流行は乳児から大人までの広い年齢にわたる大流行となりましたが、浦和地区では幸い重症化した人はいません。この機会に未罹患(今までかかっていない人)で未接種(ワクチンも受けていない)の人や二度目のワクチンでしっかりと抗体を上げておく事をご希望の人は主治医と相談の上、できるだけ早く接種してください。大学生の約1/4は抗体が低下していると言われています。

ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘が流行中です。夏型感染症では咽頭結膜熱(プール熱)や高熱(38〜40℃)が2〜3日続く風邪が徐々に増加。手足口病やへルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)はいまだ散発的に見られる程度です。

普通感冒(軽いかぜ)は例年と比較すると少なく、元気なお子さんが多いです。

日差しの強い日が多くなってきました。熱中症には十分注意してください。炎天下では帽子の着用、水分の補給、ときどき木陰で休むなど無理はしないようにしましょう。急激な気温の上昇に対して、体が慣れるのに約10日かかると言われています。特に激しい動きが必要とされるスポーツを行う際は、段階的に運動量を上げることが大事です。
(文:浦和医師会)

2007/06/11(月)
2007年 第23週(6/3〜6/9)の情報
不安定な気候がそのまま感染症の流行に影響しているようです。

普通感冒(軽い風邪)は例年同期より少なく、どちらかと言えば冬型感染症のウイルス性胃腸炎が大流行中。夏型感染症のなかで咽頭結膜熱(プール熱)は、昨年に引き続き大流行中ですが、高熱が主な症状の夏かぜ、手足口病、へルパンギーナはいまだ散発発生のままです。毎年、3月、6月、11〜12月の年3回に流行の山がある溶連菌感染症は大流行した昨年を上回る報告が続いています。高熱、のどの痛み、発疹、嘔吐症状に要注意!

麻疹の流行が続く中、小児から成人に至るまでワクチン接種希望者が依然として多いようです。浦和医師会ではワクチン不足の状況下ではやむを得ず優先順位をつけることといたしました。
 1.MRワクチンの第1期接種対象者
 2.麻疹ワクチンの未接種・未罹患者
 3.接種後10年以上経過し、抗体が低下している者
以上の順となっています。ご理解の程よろしくお願い致します。

さいたま市では流行阻止のため、6月下旬の市議会承認後、2才以上の幼児から小、中学生に至るまでの未接種・未罹患者の全員に公費負担でワクチン接種できるように検討中です。該当者は是非この機会をご利用ください。実施は7月上旬か?
(文:浦和医師会)

2007/05/28(月)
2007年 第21週(5/20〜5/26)の情報
麻疹がいまだ流行続く。大流行のように伝えられていますが報告数は浦和地区では、平成15年と、ほぼ同じ程度の流行。平成16年から18年にかけて極めて少なく、このまま麻疹撲滅可能か?と思われた時の流行であることと行動半径の広い成人(高校生以上、特に大学生)に多く見られた事が社会問題化された大きな理由と思われます。従来、生ワクチンは終生免疫(一生免疫あり)を獲得できると言われていた説が崩れたこともさらに問題を大きくしました。終生免疫獲得に必要な2回接種(一昨年4月から実施されているMRワクチン=麻疹・風疹混合ワクチン)の成果が顕著に現れるには約10年かかると言われています。

麻疹単独ワクチン、MRワクチンとも供給不足の状況となっていますが医療機関と相談して、ワクチン未接種で麻疹にもかかっていない人は至急接種を済ませてください。

○麻疹は発病(発熱)2〜3日後に頬の内側にできるミルクかすのような斑点のコプリック斑で確定
 診断します。状況から疑わしい場合も診断が確定するまで、他人との接触は避けてください。発熱
 1〜2日前から感染力があります。


高熱の2〜3日続くかぜ、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症は報告数多いまま推移しています。水痘、手足口病、へルパンギーナ、咽頭結膜熱、伝染性紅斑は小流行。その他気管支炎(一部肺炎)を起こすRSウイルス?感染症も散発的に見られます。

5〜6月は多彩な感染症が混在する時期です。注意深く観察し、様子がおかしいと思ったら早めに診察を受けてください。
(文:浦和医師会)

2007/05/21(月)
2007年 第20週(5/13〜5/19)の情報
高熱(38〜40度)が2〜3日続く風邪、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病、へルパンギーナ、伝染性紅斑など夏型感染症が増加傾向です。その他水痘、溶連菌感染症、ウイルス性胃腸炎は、あいかわらず流行が続いています。

麻疹(はしか)の流行も続いています。ワクチン未接種の小児、ワクチン未接種及び接種済みの成人(抗体の低下による)に罹患者が多い事が今回の流行の特徴です。これから夏にかけて、さらに流行が続くものと予測されます。発熱、咳、発疹症状に十分注意してください。ワクチン未接種者は至急接種を!!
(文:浦和医師会)

2007/05/14(月)
2007年 第19週(5/6〜5/12)の情報
気温の上昇に伴い、感染症も少しずつ変わって来たようです。多く見られていた普通感冒(軽い風邪)は少なくなり、高熱が主な症状の風邪、へルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)など、一気に夏型感染症の様相となって来ました。感冒性胃腸炎(吐く風邪)も少なくなりました。

麻疹の流行は依然として続いています。これから8月頃までは流行が続ものと予測されます。4日以上続く発熱、咳、発疹、結膜充血症状に注意を!
麻疹は子どもの感染症の中でも最も注意しなければならない病気の1つです。ワクチン未接種の人は至急済ませて下さい。
(文:浦和医師会)

2007/05/07(月)
2007年 第18週(4/29〜5/5)の情報
前週に引き続き、風邪をひくお子さんが多いようです。高熱が2〜3日続く風邪、微熱、咳、鼻水症状の軽い風邪、お腹に来る風邪などさまざまな風邪があります。中には短い期間に繰り返してかかってしまう人もいます。うがい、手洗い、バランスの良い食事、十分な睡眠で予防しましょう。

麻疹(はしか)の流行が続いています。浦和地区全域で小児から成人まで広い年齢層にわたって見られます。発熱、咳、発疹症状に要注意!ワクチンを受けていない人は至急済ませてください。成人でも受けられます。

その他、溶連菌感染症(のどかぜ)、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱(プール熱)等が小流行しています。感染症ではありませんが、季節の変わり目で気管支喘息も多く見られます。5月、6月は例年いろいろな感染症が混在する季節です。早め、早めに対処しましょう。
(文:浦和医師会)

2007/05/01(火)
2007年 第17週(4/22〜4/28)の情報
季節の変わり目のためか?新学期の疲れのためか?風邪をひくお子さんが多くなってきました。うがい、手洗い、バランスの良い食事、十分な睡眠で予防してください。

1月中旬から約3ヶ月間流行していたインフルエンザ、後半はタミフル報道で治療がやや混乱しましたが、何とか今週に入り、ほぼ流行は終息しました。しかし、5月連休明けまでは散発発生が続く可能性があります。発熱、全身倦怠感、咳、関節痛に要注意!

東京都、埼玉県を中心に麻疹(はしか)が流行しています。旧浦和市では、昨年10月下旬から2月まで成人を中心に見られましたが、3月から4月にかけて小児から成人まで広い年齢層にわたって、急増しています。今回の流行の特徴は小児だけではなく成人にも多く見られ、しかも、ワクチン接種済みで発病している人が少なくない事です。発熱、咳、発疹に要注意!!ワクチン未接種者は至急接種を!成人でも接種は可能です。かかりつけ医に相談してください。

その他、ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)、溶連菌感染症(のどかぜ)、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱(プール熱)、高熱だけのかぜ等など多くの感染症が混在しています。

これから後半の連休に入ります。旅行にお出かけの際は健康状態に十分注意して、無理をしないようにしましょう。
(文:浦和医師会)

2007/04/23(月)
2007年 第16週(4/15〜4/21)の情報
寒暖の差の激しい気候が続いているためか?新学期の疲れが出始めたのか?普通感冒(微熱、咳、鼻水症状の軽いかぜ)が目立つようになりました。

インフルエンザは、流行終息に向かうもいまだ散発的に見られます。4月一杯は要注意!

マスコミで報道されているように、浦和地区でも麻疹(はしか)が8年ぶりに流行しています。今回の特徴は0才児や高校生以上のワクチン未接種者に多く見られる事です。さらに一部、ワクチンを過去に受けているのにもかかわらず免疫効果が薄れて軽い麻疹にかかっている人もいます。発熱、咳、発疹に要注意!ワクチンをいまだ受けていない人は成人を含めて早急に接種を済ませてください。麻疹はこどもにとっても、大人にとっても、十分に注意しなければならない感染症の1つですから。

その他の感染症では、ウイルス性胃腸炎(お腹にくるかぜ)、溶連菌感染症(のどかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(りんご)、水痘(みずぼうそう)等が小流行しています。

感染症ではありませんが、季節の変わり目で、気管支喘息も多くなってきました。咳き込んできたら、できるだけ早く診察を受けてください。
(文:浦和医師会)

2007/04/16(月)
2007年 第15週(4/8〜4/14)の情報
インフルエンザ急減しましたが未だ散発的に見られ、一部の保育園では集団発生している所もあります。4月一杯は要注意です。

麻疹(はしか)が浦和地区で流行しています。昨年10月から成人を中心に流行していましたが、3月に入り1才男児、5才男児、7才女児(いずれもワクチン未接種)の他、1才の時にワクチンを受けていたのもかかわらず罹患した5才保育園児の報告もありました。発熱、咳、発疹に十分注意を!!
ワクチン未接種者は出来るだけ早く、麻疹単独又はMRワクチンを受けて下さい。

その他の感染症では、ロタウイルスを中心としたウイルス性胃腸炎や咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑、水痘、溶連菌感染症などが小流行し、冬型感染症から春型感染症に移行して来ました。

夏期に多く見られる高熱を主な症状とする夏かぜもポツポツ見られるようになりました。これから4、5、6月と多くの感染症が混在する時期になります。早めに医療機関を受診してしっかりと診断してもらう事が大切です。
(文:浦和医師会)

2007/04/09(月)
2007年 第14週(4/1〜4/7)の情報
1月中旬から約3ヶ月近くにわたって流行していたインフルエンザようやく、終息に向かう。流行当初、勢いがなく小流行かと思われていましたがダラダラと流行し、結局昨年とほぼ同じ規模の中規模程度の流行となりました。4月一杯は徐々に減少しながら流行が続くものと予測されるので、十分注意が必要です。

麻疹(はしか)が流行しています。昨年10月下旬から浦和地区で流行し始め、いまだ流行が続いています。これから初夏にかけて、さらに流行する可能性があります。発熱、咳、発疹に要注意!!ワクチンを受けていないお子さんは至急済ませてください。

ウイルス性胃腸炎も流行しています。昨年暮れに大流行したノロウイルスに代わって、ロタウイルス感染症が増加しています。乳幼児は頻回な嘔吐、下痢で脱水症状となる事が珍しくありません。ウトウトしたり、グッタリしたらできるだけ早く受診してください。

その他の感染症では、水痘、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)が小流行しています。
(文:浦和医師会)