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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2008/02/04(月)
2008年 第5週(1/27〜2/2)の情報
 インフルエンザは徐々に増加。今までは、比較的軽症のAソ連型が主流でしたが、軽症ながら経過の長いB型の報告も出始めました。うがい、手洗い、マスクの着用、十分な睡眠、人ごみを避ける等で予防してください。

 嘔吐、下痢、発熱(微熱が多い)症状の「ウイルス性胃腸炎」の流行が続いています。吐いた場合は1〜2時間、間を空けて暖かい飲み物から与えてください。嘔吐直後に与えると逆に吐く事を助長させてしまいます。

 溶連菌感染症(のど風邪)がこの時期、例年より多く見られます。この病気は普通感冒(軽いかぜ)と異なり約10日間程抗生物質を服用しないと完治しません。風邪症状で、のど痛の強い時は要注意!

 その他の感染症では伝染性紅斑(りんご病)と水痘が小流行しています。
(文:浦和医師会)

2008/01/28(月)
2008年 第4週(1/20〜1/27)の情報
■インフルエンザ本格的流行か?

 浦和地区、幼稚園、小学校でポツポツと学級閉鎖の報告が出始めました。しかし、いまだ流行に勢いはなく、インフルエンザとしては軽い症状の患者さんが多いようです。寒冷と乾燥の条件が整えば急増すると予測されるので、うがい、手洗い、マスクの着用、十分な睡眠、バランスの良い食事で予防しましょう(ワクチン接種はもう遅い)。

 ウイルス性胃腸炎の流行が依然として続いています。今までは吐くことが主な症状のノロウイルスが原因でしたが、これからは嘔吐、下痢症状のロタウイルスも流行してきます。乳幼児では脱水症状となる場合があるのでウトウト、グッタリ症状の時はできるだけ早く受診してください。

 発熱、のど痛、発疹、嘔吐症状の「溶連菌感染症」、顔、手、足に発疹症状の「伝染性紅斑=りんご病」、乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことのある「RSウイルス感染症」、発熱や全身に水泡が出る「水痘」等も小流行しています。
(文:浦和医師会)

2008/01/21(月)
第3週(1/13〜1/19)の情報
 暮れに例年より早く流行していたインフルエンザ、年明け減少しています。流行の主な原因となっているAソ連型ウイルスはもともと症状も軽く、大流行する事のないウイルスです。これから流行する事が予測されるA香港型とB型の動向が気になります。

 昨年から流行しているウイルス性胃腸炎は相変わらず流行が続いています。今までの流行は吐く事が主な症状のノロウイルス感染症で、全年齢層に流行していましたが、これからは乳幼児に嘔吐、下痢を起こすロタウイルスが増加して来ます。脱水症に注意!

 その他の感染症では発熱、のど痛、嘔吐、発疹症状の溶連菌感染症(のど風邪)がこの時期としては、かなり多く見られます。ウイルス性の風邪としっかりと区別をして治療する必要があります。いつもの風邪と違うなと思ったら早めに医療機関を受診してください。約10日間の抗生物質を服用し、しっかりと治さないと後で急性腎炎になる事があります。

 水痘、RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こす事がある冬のかぜ)の流行も続いていますが、例年と比較して普通感冒(軽いかぜ)が少なく、診療所や病院の小児科外来は待ち時間が少なくて受診出来ます。
(文:浦和医師会)

2008/01/15(火)
2008年 第2週(1/6〜1/12)の情報
 流行していたインフルエンザは、年明け一時小康状態。昨年11月下旬から流行しているノロウイルスによると思われるウイルス性胃腸炎は依然として流行が続いています。感染力が非常に強く、1人が吐くとその周囲の多くの人が発病してしまいます。うがい、手洗い、マスクの着用で予防しましょう。

 普通感冒を含め、その他の感染症は年明け全般的に少ないようです。一部水痘、溶連菌感染症、RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎、肺炎を起こすことのある冬のかぜ)が散発的に見られる程度です。しかし、毎年新学期が始まって2〜3週すると様々な感染症が増加する傾向にあるので、これから注意が必要です。
(文:浦和医師会)

2008/01/11(金)
2007年第52週+2008年第1週(12/23〜12/31、1/1〜1/5)の情報
 年末年始の浦和休日急患診療所の受診者数は昨年度の約30%増でした。その中の多くの患者さんは、ノロウイルスによると思われる「吐くかぜ」とインフルエンザでした。1月4日以降インフルエンザの流行の勢いは止まりましたが、吐くかぜは依然として流行が続いています。1月8日から新学期が始まり、再びインフルエンザの流行の勢いが増すものと予測されます。うがい、手洗い、マスクの着用、十分な安静、人ごみを避ける、バランスの良い食事などで予防して下さい。

 その他の感染症では、水痘、溶連菌感染症(のどかぜ)、RSウイルス(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こす可能性がある冬のかぜ)、ロタウイルス感染症(乳幼児嘔吐下痢症)等が小流行しています。
(文:浦和医師会)

2007/12/25(火)
2007年 第51週(12/16〜12/22)の情報
インフルエンザ、現在流行しているAソ連型は比較的症状が軽く、過去30年間に大流行したことはありません。しかし、年末年始の流行が心配です。お出かけの際はマスクの着用を!

昨年大流行したノロウイルスによると思われるウイルス性胃腸炎、今年も11月初旬から流行が続いています。1人が吐くと一気にその周囲に広がります。すばやく吐物の処理をし、うがい、手洗い、マスクの着用で予防しましょう。

例年より少なかった水痘がここにきて急増し、例年並みの報告数になりました。ワクチン接種を希望する方は早めに済ませてください。

乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがあるRSウイルス感染症の流行も続いています。発熱、咳、ゼロゼロ、哺乳力減退に要注意。特に6ヶ月未満児は呼吸困難となり、時には生命にかかわる場合もあるので十分注意が必要です。

溶連菌感染症(のど風邪)も流行中です。発熱、のど痛、時に発疹が主な症状です。この病気は風邪と区別して、しっかりと抗生物質(ペニシリン系)を服用する必要があります。不十分な治療をすると急性腎炎やリュウマチ熱になることもあります。

その他の感染症ではマイコプラズマ肺炎、ロタウイルス感染症(乳幼児嘔吐下痢症)が散発的に見られます。

 ● 年末、年始に備えて、風邪薬、胃腸薬や解熱剤などの常備薬を用意しておくと良いでしょう。
(文:浦和医師会)

2007/12/17(月)
2007年 第50週(12/9〜12/15)の情報
浦和地区インフルエンザの流行が始まって3週目に入り、徐々に増加しているものの、本格的流行には至っていません。冬休みまで後1週間、何とかこのままであって欲しいものです。幸い今流行しているAソ連型は大流行することは少なく、症状も軽いのが特徴です。

ノロウイルスによると思われる、胃腸炎が昨年に引き続き今年も12月に入り大流行しています。非常に感染力が強いので十分注意が必要です。吐いた時の細かい食事の与え方ついては主治医にご相談ください。また、吐物の処理法については第49週の感染症情報を参考にしてください。12月一杯流行が続くものと予測されます。

その他の感染症では溶連菌感染症(のど風邪)が昨年に引き続き、この時期としては大流行しています。発熱、咽頭痛、時に発疹、嘔吐に要注意! この病気は風邪と治療方針が明らかに異なるため、しっかりと診断を受ける必要があります。

乳幼児に気管支炎や肺炎を起こす可能性が高いRSウイルス感染症の流行も続いています。乳幼児の発熱、咳、ゼロゼロに要注意!6ヶ月未満の乳児は呼吸困難になることもあるので特に注意が必要です。
(文:浦和医師会)

2007/12/10(月)
2007年 第49週(12/2〜12/8)の情報
インフルエンザが流行期に入って2週目になりますが、今のところ北海道のように急激に増加はしていません。統計上、流行のピークは流行後5〜6週となることが多く、年末から年始にかけてが心配です。ワクチン希望の方はできるだけ早く接種してください。現在流行しているAソ連型は比較的症状が軽く、他のインフルエンザ(A香港、B)と混在しない限り大流行となる事はないと言われています。また今年のワクチンに含まれているAソ連型株と現在流行しているAソ連型株の多くの抗原性が一致しているため、ワクチンの有効性が高いと思われます。

ノロウイルスによると思われる胃腸炎が急増しています。昨年マスコミで騒がれ多くの皆さんがご存知かと思います。約40年程前にウイルスによる胃腸炎が見つかり、従来は小型球形ウイルスと呼ばれていたものが、平成14年(2002年)に国際ウイルス学会で「ノロウイルス」と「サポウイルス」と2つのウイルスに命名されたわけで、特に新しい病気ではありません。毎年11月頃から流行する病気でウイルスが見つからない時代は「流行性嘔吐症」と言われていました。大変感染力が強く、保育園、幼稚園、学校、職場、家庭等で1人発病するとその周囲に一気に広がります。うがい、手洗い、マスクの着用で予防しましょう。

床等に飛び散った患者さんの吐物や便を処理する時は使い捨てのガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないようにし、便、吐物をペーパータオル等で静かにふき取ります。その後に塩素系消毒薬(ミルトン、ハイター花王、キッチンキレイキレイ等)で床をふき取り、水拭きをします。汚れたおむつやふき取りに利用したペーパータオルはビニール袋に密閉して廃棄してください。なお、逆性石けんやエタノールは効果ありません。 大事な事は吐物が乾燥してウイルスが空気中を舞う前にできるだけ早く処理することです。

その他の感染症では溶連菌感染症(のどかぜ)、RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、マイコプラズマ肺炎、水痘等が小流行しています。
(文:浦和医師会)

2007/12/03(月)
2007年 第48週(11/25〜12/1)の情報
インフルエンザ流行期に入る。Aソ連型が主流で小児>成人に流行。Aソ連型はA香港型に比べて症状は軽く、脳炎、脳症、肺炎を起こす事が少ないと言われていますが、油断はできません。早期診断、早期治療が大事です。早めに医療機関を受診してください。

「ウイルス性胃腸炎=吐くかぜ」が急増しています。主な原因ウイルスは昨年大流行したノロウイルスです。寒冷、乾燥でさらに増加すると予測されます。うがい、手洗い、マスクの着用で予防しましょう。

その他の感染症ではRSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎、肺炎を起こす冬のかぜ)、水痘、マイコプラズマ肺炎等が散発的に見られます。どの病気も早期に受診し、しっかりと診断を受ける事が大事です。

○ インフルエンザワクチン希望者は本格的流行となる前に、できるだけ早く接種してください。
(文:浦和医師会)

2007/11/26(月)
2007年 第47週(11/18〜11/24)の情報
浦和地区、昨シーズンより約2ヶ月早くインフルエンザが流行期に入りました。今の所、小児に多く成人は少ないようですがこれから全年齢層にわたり拡大する気配です。うがい、手洗い、マスクの着用、人ごみを避ける等の予防策をとってください。かかってしまった場合の治療に関しては経口治療薬タミフル、吸入治療薬リレンザや他の治療薬の服用について各医療機関と良く相談してください。

ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ=主にノロウイルス)が増加してきました。乳幼児では時に脱水症状を起こす事があります。ウトウト、グッタリ症状の時は至急病院を受診する必要があります。

その他、この時期注目しなければならない感染症は水痘とRSウイルス感染症です。RSウイルス感染症は乳幼児(特に6ヶ月未満)に気管支炎や肺炎を起こしやすい感染症です。発熱、ゼーゼー咳に要注意!
(文:浦和医師会)