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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2003/04/30(水)
第17週(4/20日〜4/26日)の情報
 この時期、感染症は全体に少なくなっています。先週もご報告したように、発熱(38〜40度)だけで、咳、鼻水のない風邪と、胃腸症状(嘔吐、下痢)を伴う風邪の2つが少し目立つ以外は、どの疾患も散発的に見られる程度です。

 溶れん菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)、手足口病など。

 これから連休に入りますが
 ○ お出かけの際は、お子さんのペ−スに合わせてあげてください。

 ○ 病気に備え、常備薬を用意しておくと良いと思います。

 ○ SARS(重症急性呼吸器症候群)の疑いのある場合は、まず保健所に連絡して
   指示を受けてください。
(文:浦和医師会)

2003/04/22(火)
第16週(4/13日〜4/19日)の情報
 この2〜3日少し気温が下がり、体調をこわすお子さんが少し増加しました。

 4/20日(日)浦和休日急患診療所の受診者数は前週の約30%増。小児では高熱症状だけの夏型のかぜ、微熱、咳、鼻水症状の普通感冒、嘔吐、下痢、熱症状のウイルス性胃腸炎などが多かったようです。また、季節の変わり目で、喘息も増えて来ました。

 <b>高熱症状だけの夏型のかぜとは?</b>
 初夏から夏にかけて流行する腸管系ウイルス(のど、胃腸などに付いて症状を起こす)に因るもので、咳、鼻水などのかぜ症状はありません。38〜40度と高熱のため心配するご両親が多いですが、3〜4日経つと、こじらせる事なく解熱し治ります。しかし、稀にウイルスが頭の方に廻って、髄膜炎を起こす事がありので、頑固な頭痛、頻回な嘔吐症状の時は注意が必要です。
(文:浦和医師会)

2003/04/15(火)
第15週(4/6日〜4/12日)の情報
 桜も散り始め、4/13日(日)には5月中旬並みの気温まで上昇しました。過ごしやすい季節となり、感染症は激減しています。

 僅かに、ウイルス性胃腸炎(お腹にくる風邪)、高熱症状だけの夏型の風邪、溶れん菌感染症が見られる程度です。県内、川口地区からは、麻疹の流行の報告がありますが、浦和地区では、今のところ流行の気配はありません。

 連日SARS(重症急性呼吸器症候群)が報道されていますが、疑いのある場合は、受診する前に保健所又は各地区の保健センタ−に連絡し、指示を受けて下さい。
(文:浦和医師会)

2003/04/08(火)
第14週(3/30日〜4/5日)の情報
 学校、幼稚園が春休みとなり、感染症はかなり少なくなりました。わずかに、ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)が目立つ程度です。

 SARS(重症急性呼吸器症候群)、いつ日本に持ち込まれるか不安な毎日ですが、日本はワクチン製造技術も、感染症の診断能力も、世界のトップクラスです。その能力を発揮し、いち早く、ワクチンを含め、治療薬が見つかる事を願っています。
(文:浦和医師会)

2003/03/31(月)
第13週(3/23日〜3/29日)の情報
 すっかり春の陽気となりました。冬型感染症(インフルエンザ、RSウイルス感染症、ウイルス性胃腸炎、マイコプラズマ肺炎、水痘)に代わって、普通感冒(軽いかぜ、溶れん菌感染症、麻疹、風疹、手足口病、気管支喘息、花粉症などが、増えて来ます。

 この中で今の所やや目立つのは、溶れん菌感染症と花粉症です。最近、花粉症は低年齢化し、小学生はもちろんの事、幼稚園児にも見られるようになりました。くしゃみ、鼻水、鼻ずまり、目が痒いなどの症状の時はその疑いがあります。耳鼻科か小児科を受診してください。

○ <b>4/1日から小児(0〜14才まで)の平日の準夜救急診療が月〜金まで連日となります。</b>すでに土、日、祭日の診療は行なわれているので、これで、1年間、毎日休日急患診療所が開かれる事になります。但し、PM10時(受け付け9時半)迄です。

○ 今の時期は感染症を含めて最も小児の病気の少ない時です。未接種のワクチンを母子手帳をみて、済ませると良いと思います。

○ 海外帰りで風邪症状の方は受診の際に必ず窓口にお申し出ください。
(文:浦和医師会)

2003/03/25(火)
第12週(3/16日〜3/22日)の情報
 春の訪れに伴い感染症も典型的な春型になってきました。

 インフルエンザは1週間に1〜2人見られる程度に、ほぼ終息し、かわってウイルス性胃腸炎、溶れん菌感染症、普通感冒(び熱、咳、鼻水)などが流行して来ました。しかし、ウイルス性胃腸炎を除いては、流行とは言っても多くはありません。これから4月中旬までお子さんにとっては、過ごしやすい時期となります。屋外でのびのびと体を動かしてください。

○ 4/1日の政令指定都市への移行に伴い、市は子育て支援事業に力を入れていますが、その一つに<b>乳幼児医療費支給事業</b>があります。

以前にもこの情報でもお知らせいたしましたが、0才〜就学前までの小児が医療機関に受診する場合は窓口での支払いは一切いりません。(但し所得制限あり)

* 受診時には、その都度、市発行の「乳幼児医療費受給資格証」を提示してしてください。提示のない場合は2〜3割分の保険負担分を医療機関に一時支払い、領収書を発行してもらい、市の窓口で返金していただく事になりますので充分注意してください。
(文:浦和医師会)

2003/03/17(月)
第11週(3/9〜3/15日)の情報
 気温の上昇に伴い、春型感染症の様相となって来ました。

 B型のインフルエンザが少し残っていますが、ほぼ流行は終息。

 かわって、溶れん菌感染症、花粉症、ウイルス性胃腸炎、普通感冒(軽いかぜ)が流行して来ました。

 溶れん菌感染症は「普通のかぜ」より、のどの痛みが強く、長く痛みが続きます。早期診断、早期治療で1〜2日で症状はなくなります。疑いのある時は早めに、受診してください。

 花粉症が多くなって来ました。くしゃみ、鼻水、鼻ずまり、目が痒いなどの症状の時はその可能性があります。

 近年、小児の花粉症も増えています。親の花粉症と同時に症状が出て解る事が多いようです。疑いのある場合は、耳鼻科、又は小児科を受診してください。

 季節の変わり目は体調を壊しやすいので、食事、睡眠に注意し、疲れをためないようにすると良いでしょう。
(文:浦和医師会)

2003/03/10(月)
第10週(3/2〜3/9日)の情報
 何となく憂鬱な日々が続いています。せめて、天気でもスカット晴れて温かくなって欲しいものです。

 今週は浦和地区学級閉鎖もなくなり、ほぼインフルエンザの流行も終わりました。

 12月初旬から、約3ヶ月間、中規模以上の流行でした。2才児の脳炎1例ありましたが、亡くなった小児はいませんでした。

 インフルエンザが終わると、春型感染症となります。ウイルス性胃腸炎(お腹に来る風邪)、溶れん菌感染症(急性扁桃腺炎)、普通感冒(軽い風邪)などが小流行しますが、感染症全般に4月にかけて少なくなります。

 テレビゲームのやり過ぎは人間にとって最も大事な前頭葉の発達を妨げるとの報告があります。これからの季節、ゲームはほどほどにして大いに屋外で遊ばせて下さい。
(文:浦和医師会)

2003/03/04(火)
第9週(2/23〜3/1日)の情報
 「インフルエンザ流行終わりか?」と思いましたが、依然としてB型が、散発的に見られるようです。3/3日(月)浦和地区2校2クラス学級閉鎖がありました。
<b>3月一杯は注意が必要!</b>

 ウイルス性胃腸炎の流行が続いています。その原因ウイルスは、以前この情報で報告した事がありますが、主なウイルスはSRSV(小球形ウイルス)とロタウイルスです。白い便のロタウイルスは嘔吐、下痢、発熱症状が長く続き(4〜7日)乳幼児では脱水症状になる事があるので注意が必要です。SRSVは多くは幼児から成人に見られ、経過は2〜3日で比較的軽症です。

 その他では、水痘(みずぼうそう)、溶れん菌感染症(急性扁桃腺炎)などが小流行しています。

 普通感冒(軽いかぜ)は現在は少ないようです。

 感染症の少ないこれからの時期、入学、入園前に未接種の予防接種を済ませてください。
(文:浦和医師会)

2003/02/24(月)
第8週(2/16〜2/22日)の情報
 三寒四温、寒かったり暖かかったり、体調を維持するのが大変です。

 インフルエンザの流行が終わると、ウイルス性胃腸炎(嘔吐、下痢、発熱)、溶れん菌感染症(急性扁桃腺炎)、はしか等、春型感染症と休まる暇がありません。

 どんな時期でも、充分な睡眠、バランスの良い食事、ストレスをためない事が大事です。ばい菌やウイルスに打ち勝つためには、最終的には体の抵抗力がどれだけ有るかです。薬は病気を治す一手段に過ぎません。

 そろそろ花粉症の季節となりましたが、年々こどもの患者さんが増加しています。最近は1才の幼児にも見られると報告されています。くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目が痒いなどの症状があったら、耳鼻科または小児科を受診してください。
(文:浦和医師会)