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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2003/02/17(月)
第7週(2/9〜2/15日)の情報
 インフルエンザはさらに減少し、急速に終息に向かっています。

 終息時期は3月上旬と予測されますので、あと約2週間は、注意が必要です。

 医療現場では、診断キット、特効薬が不足し、患者さんの、ご希望に充分に答えられない状況となっていますが、疑いのある時は、早めに受診してください。

 溶れん菌感染症は、毎年3月に流行の1つのピ−クがあります。(他、6月、11月) 普通のかぜとの違いは、のどの痛みが強い事です。

 ウイルス性胃腸炎(お腹のかぜ)もさらに多くなっています。

<table border="0" cellpadding="2" width="95&#37;"><tr><td width="4&#37;" valign="top"><font color="#808080"><b>●</b></font></td><td width="96&#37;" valign="top"><b>本年4月1日から、0才〜小学校入学前の児童の医療機関受診時の窓口支払いは全くなくなり負担金0となります。(但し所得制限あり)詳細は市へお問い合わせを。</b></td></tr></table>
(文:浦和医師会)

2003/02/10(月)
第6週(2/2〜2/8日)の情報
 気温も少しずつ上昇し、春の気配を感じるようになりましたが、こどもの感染症も少しずつ変わりつつあります。

 大流行していた、インフルエンザもようやくピークを越えました。

 脳炎、脳症を起こしやすいA型(約1/10000の発生率)が、減少してきた事が、なによりです。しかしB型(A型より軽症)は未だ流行が続いています。

 溶れん菌感染症(俗に言う扁桃腺炎)が急増しています。高熱、のどの痛み、吐き気、発疹が特徴です。早期診断、早期治療が大事で、抗生物質(ペニシリン系)の服用で、ほぼ確実に治ります。しかし、中途半端な治療をすると、3〜4週後に、急性腎炎を起こす事があるので、疑わしい症状の時は、医療機関を受診して下さい。

 ウイルス性胃腸炎が流行しています。インフルエンザが減少すると、毎年目立って来ます。暮れに流行する胃腸炎は、吐くのが主な症状ですが、年明けは、嘔吐、下痢症状で水分補給が全くできず、しばしば、脱水を起こします。緊急の場合に備えて吐き気止めの座薬を用意しておくと良いでしょう。

 一時流行していたマイコプラズマ肺炎、かなり減少し、稀にしか見られなくなりました。

 普通感冒(軽いかぜ)は少しずつ増加気味です。
(文:浦和医師会)

2003/02/04(火)
第5週(1/26〜2/1日)の情報
インフルエンザが猛威を振るっています。先週あたりから、市内学級閉鎖が増加。

さらに保育所、幼稚園、成人にも拡がり、全年齢層にわたって流行しています。今シ−ズン、A型(A香港型)とB型の混合流行となっていますが、統計上、この2つの型の流行の時は流行の規模が大きくなる傾向にあり、今後の動向に充分注意が必要です。

小児では、インフルエンザによる肺炎は稀にしか見られません。注意しなければ、ならないのは脳炎、脳症です。うわ言を言う、うとうとして意識がもうろうとする、けいれん、強い頭痛症状の時はできるだけ早く、かかりつけ医に連絡するか、病院に受診してください。

今シ−ズン、小児の特効薬が(成人は2年前からある)発売されましたが、供給量が極めて少なく、市場には殆どなくなりました。成人用の薬をこども用に調剤して使用しているのが、現状です。その成人用の薬も不足してきました。今後は従来の治療法(解熱鎮痛劑、咳止め、抗生物質、一般感冒薬、点滴など)で対応する事になるでしょう。

うがい、手洗い、充分な睡眠、食事、人込みを避けるなど、予防対策をしてください。

他の病気では、ウイルス性胃腸炎、水痘、溶れん菌感染症の流行も続いています。
(文:浦和医師会)

2003/01/29(水)
第4週(1/19〜1/25日)の情報
寒さの続く毎日ですが、インフルエンザが急増しています。今週に入り、学級閉鎖、浦和地区の小、中学校で1/27(月)が12校21クラス、1/28(火)が13校14クラスと市内全域に拡がってきました。乳幼児から成人まで、広い年齢層で流行しています。ワクチンを接種済みの人は、比較的安心ですが、未接種の人は、人込みを避ける、うがい、手洗い、充分な睡眠、食事など、日常の生活に充分注意をしてください。

発熱、頭痛、関節痛、咳、吐き気症状が出始めたら、できるだけ早く受診してください。こどもでは、脳炎、脳症が心配です。特に1〜5才。時間の長いけいれん、繰り返すけいれん、眠くもないのに、うとうとするなどは、危険信号です。

現在医療現場で、診断用キット、治療用の薬の一つ(タミフル)が不足しています。従来の治療で対処は可能ですが、詳しい事はかかりつけ医にご相談ください。
(文:浦和医師会)

2003/01/20(月)
第3週(1/12〜1/18日)の情報
1月中旬になり、インフルエンザが本格的に流行し始めました。浦和地区の学級閉鎖は1/12、13日の連休明けの1/14日(火)に5校8クラス、1/15日(水)に3校3クラスとなっていますが、さらに増加の気配。

今までの所、北地区、西地区が中心でしたが、さらに市内全域に拡がる勢いです。

浦和医師会の25年間の感染症調査デ−タ−から予測すると、2月初旬から中旬がピ−クの中規模流行と考えられます。現在A香港型とB型の2種類による混合流行となっていて、抗体をもっていない人は2回かかる可能性もあります。

B型はA型と比べて比較的症状が軽く、風邪と見分けにくい場合もあります。その場合は検査で判定するしか診断はできません。早期診断、早期治療でかなり多くの人が症状が軽くて済むので、発病2日以内に受診すると良いと思います。

ウイルス性胃腸炎が再び流行し始めました。嘔吐、下痢、発熱症状で乳幼児は時に脱水症状になる事があります。うとうとしたり、グッタリしたら要注意です。動き廻っている間は大丈夫です。ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスには10種類以上あり、一冬に2、3回かかる場合もあります。その中の一つに、ロタウイルスがありますが、白い便が出て重症になる事があるので特に注意が必要です。

RSウイルス感染症(乳幼児の気管支炎、肺炎を起こす風邪)とマイコプラズマ肺炎は減少傾向です。

水痘は流行中。予防接種率が小学校入学時調査で約30%強とかなり低く、流行を阻止する事はできません。
(文:浦和医師会)

2003/01/15(水)
第2週(1/5日〜1/11日)の情報
 年末から年始にかけて、インフルエンザにかかり、休日急患診療所を受診した患者さんが多く、12月29日〜1月3日、6日間の総受診者数は約2,000人と一日平均300人を超え、前年比70%増となりました。

 年明け一時減少しましたが、1/12、13日連休前後に再び増加して来ました。どの程度の流行規模となるかは、今後の動向を見ないとハッキリしませんが、A型とB型の2種類による混合流行で中規模と予測しています。ピークは2月初旬か?

 学級閉鎖は年明け1月14日(火)に5校8クラスと西地区に多く見られていますが今後、市内全域に拡大すると思われます。

 今からワクチンは間に合わないと思いますが、発病2日以内であれば、かなり軽く済む特効薬があります。疑いのある場合はできるだけ早く受診して下さい。

 その他、水痘が幼児を中心に流行が続いています。ウイルス性胃腸炎は全体に減少傾向ですが、その中で比較的重いロタウイルス感染症(白い下痢便)が流行し始めました。脱水に充分注意が必要です。

 マイコプラズマ肺炎は未だ小流行が続いています。発熱、咳が4日以上続く場合は要注意です。
(文:浦和医師会)

2003/01/08(水)
第1週(1/1〜1/4日)の情報
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。出来るだけ解りやすく、正確な情報を提供したいと思っています。情報に対する、ご意見、ご要望がありましたら、マイタウン浦和までメールで送ってください。

 さて、今年4月には、さいたま市が全国で13番めの政令指定都市となりますが、この機会に是非、こども達にとってさらに住みやすい都市になると良いですね。

 15年1月1日現在 浦和地区に小児科専門開業医が20名います。市内、さいたま市立病院小児科、埼玉社会保険病院小児科との連携をさらに深めて小児診療の充実を計って行きたいと思っています。

○15年4月1日から平日準夜当直が全日(月〜金)実施される事になりました。
 場所 浦和市民保健センタ−2階(現在の休日診療所)
 時間 PM7:30〜10:00(受け付けはPM9:30まで)
 年令対象 小児のみ

○感染症の情報は次週から始めます。
(文:浦和医師会)

2002/12/25(水)
第51週(12/15〜12/21日)の情報
今年最後の報告、来年は1月第2週から始めます。

インフルエンザは浦和地区でさら増加。年末から年始にかけての流行という最悪のパターンとなりそうです。ワクチンを受けている人は少し安心ですが、未だ受けていない人は、うがい、手洗いの励行、充分な安静、食事、そして人込みを避けてください。万一、かかってしまったら、早めにかかりつけ医を受診するか、休日急患診療所をご利用ください。風邪の常備薬や解熱剤(インフルエンザに対応できるもの)を用意しておくとさらに良いと思います。

今までの所、症状の比較的軽いB型が主流でしたが、A型も徐々に増加してきており、充分に注意が必要です。小児では高齢者のように肺炎になる事は少ないですが、脳炎、脳症には気をつけなければいけません。睡眠の時間でもないのに、うとうとしている、けいれんをくり返したり、けいれん時間が長かったりする時はその疑いがあり、直ちに診察を受ける必要があります。

その他では、ウイルス性胃腸炎の流行が依然として続いています。頻回な嘔吐、下痢の場合は脱水症に注意。水痘も例年通り冬になって流行が続いています。溶れん菌感染症は減少傾向となっています。

<font color=red>○<b>小児医療に関する、さいたま市浦和地区の情報</b></font>

<b>1) 小児の医療費補助について</b>
来年4月から、0才〜就学前まで、窓口負担0の方向で検討中。
所得制限の有無については未定。

<b>2) 小児平日準夜診療について</b> (場所は現在の休日急患診療所)
来年4月から月〜金まで、毎日準夜小児科診療が開始されます。
PM7:30〜10:00まで(最終受け付時間はPM9:30)

* 土、日、祝日は既に昼、夜、行なわれているので、これで365日毎日診療体制が整った事にはなりますが、10時以降の深夜については、病院に頼らざるを得ません。何とか、さらに時間が延長されると良いのですが。
(文:浦和医師会)

2002/12/16(月)
第50週(12/8日〜12/14日)の情報
 いよいよ今年もあと約2週間で終わりですが、家族皆元気で年を越したいものです。

 気になるインフルエンザの流行情報ですが、昨シ−ズンより約2ヶ月早く、11月中旬からポツポツ患者さんが見られるようになりましたが、12/16日(月)現在明らかな流行には至っていません。今週で学校も冬休みに入るので本格的な流行は年が明けてからではないでしょうか?ただ、旅行先でかからないように注意する必要はあります。

 新聞、テレビ等で今年は大流行するとの報道があるようですが、<b>浦和医師会の25年間の統計に基く予測では、B型>A型で、B型は全年齢層に、A型は中学生以上、大人を中心に中規模以下の流行と見ています。</b>ただし、今年の2月に横浜市の中学生2人から新型(A香港型とAソ連型との混合型)が見つかっており、その型の流行次第では、さらに流行が拡大する可能性も一部あります。この新型、今年のインフルエンザワクチンで効くと言われているので、ご安心ください。

 勿論、今、流行しているA,B型どちらも今年のワクチンは有効です。ワクチンを受けていない人でも、今年は小児から成人まで、早期に診断すれば、良く効く薬(A型、B型、新型に)が発売されているので症状は軽くて済みます。

 その他、ウイルス性胃腸炎とマイコプラズマ肺炎は、やや減って来ました。水痘、RSウイルス感染症(赤ちゃんの気管支炎、肺炎を起こす風邪)は減少せずに流行が続いています。いろいろな感染症が混在しているので、充分注意してください。
(文:浦和医師会)

2002/12/10(火)
第49週(12/1日〜12/7日)の情報
 寒波が来ていますが、それに伴い昨シ−ズンより、約2ヶ月早くインフルエンザが流行し始めました。浦和地区は今のところ、学級閉鎖はありませんが、冬休み前の急増が心配です。

 12月7日(土)現在、A型,B型(A型より軽い)の混合流行ですが、B型がやや優勢で、白幡中、岸町小では、そのB型が確認されています。小学校高学年以上成人の発病が目に付きますが、やがて小児にも拡がるものと思います。

 ワクチンを受けていないお子さんも、今年は発病48時間以内であれば、かなり有効な薬が出ていますので、インフルエンザかなと思ったらできるだけ早く受診してください。鼻、のどの粘膜から綿棒でウイルスを検出して診断します。

 ウイルス性胃腸炎が数年ぶりに大流行しています。嘔吐から始まる事が多いようです。緊急の場合に備えて吐き気止めの座薬を用意して置くと良いでしょう。元気で動き廻っている内は大丈夫ですが、うとうとしたり、横になってしまうような時は要注意です。乳幼児のRSウイルス感染症(気管支炎、肺炎を起こすウイルス)の流行も未だ続いています。急に呼吸困難になる事もあるので充分注意が必要です。ミルクの飲みが通常の半分以下に減ったり、ひどく不機嫌だったり、顔色が悪かったりしたら至急病院にかかってください。

 水痘も大分増えてきました。水痘は毎年冬に多く見られますので、これからも増えるでしょう。発病48時間に受診すれば、早く治る特効薬があります。
(文:浦和医師会)