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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2002/09/25(水)
第38週 (9/15〜21日)の情報
 すっかり秋の気配となり、半そで姿の人も見かけなくなりました。気温も下がり雨の日も多く、体調をこわすお子さんが増えて来ました。多くは、び熱、咳、鼻水程度の軽いかぜ(普通感冒)で、安静と簡単な風邪くすりで治ります。その他は、嘔吐、下痢症状のお腹に来るかぜ、声がれを伴うかぜ、咳のかぜ、のど痛のかぜなど、多くの種類のかぜが見られるようになりましたが、いずれも軽く、大事に至る事は少ないようです。かぜを起こすウイルスは約200種類以上あると言われていますが、その多くのウイルスが秋から冬にかけて活動するので、充分注意して下さい。

 高熱が主な症状の夏かぜ大分少なくなりました。また、熱、咳の続くマイコプラズマ肺炎の流行も今週はやや落ち着き気味です。

 ○ ポリオワクチン、現在各医療機関で実施中です。(11月中旬まで)
(文:浦和医師会)

2002/09/18(水)
第37週 (9/8〜14日)の情報
 気温も下がり天候の不順な季節になり、新学期の疲れがたまり風邪をひくお子さんが増えてきました。季節の変わり目は例年、喘息や喘息気味のこどもも咳き込み出します。風邪の咳との違いは、のどの痛みがない事、熱がない事、日によって咳の程度が違う事、呼吸が苦しい事などが挙げられます。すでにかかりつけ医で治療を受けている場合はその指示を、また診断を受けていない場合は近医に相談すると良いでしょう。

 この時期の風邪は夏かぜと冬のかぜの移行期で、普通感冒と言って軽いかぜが多いです。(び熱、咳、鼻水程度)その他は溶連菌感染症(扁桃腺炎)やウイルス性胃腸炎(お腹にくるかぜ)、マイコプラズマ肺炎などが小流行しています。
(文:浦和医師会)

2002/09/11(水)
第36週 (9/1〜7日)の情報
 お子さん達は、学校、園の生活に慣れましたか?幸いこの時期、風邪などの感染症をもらう機会は少ないので、日常生活さえ気をつけていれば大丈夫です。運動会の練習が始まっていますが、疲れを翌日に持ち越さないように、睡眠と食事に気をつけてください。

 感染症については、依然風邪を含めて極めて少ない状況が続いたままですが、高熱だけの症状の夏かぜが少ないながら流行しています。極まれに、ひどい頭痛、頻回な嘔吐症状の髄膜炎を合併することことがあるので注意してください。手足口病が再びやや増加傾向です。新学期に入り、人と人との交流が始まったからだと思いますが、最盛期のような流行とはなりません。

 先週お話した、マイコプラズマ肺炎は流行が続いていて、今後さらに増加する事が予測されます。発熱、咳が4日以上続く時は要注意です。お腹に来るかぜ(嘔吐、下痢症状)も少し増えて来ました。乳幼児は脱水を起こすことがあるので注意が必要です。

 ○ 秋のポリオが9月中旬から11月にかけて始まります。今年度は生ワクチンのままです。かかりつけ医にお申し込みください。
(文:浦和医師会)

2002/09/04(水)
第35週 (8/25〜31日)の情報
 いよいよ2学期が始まりましたが、元気に通園、通学していますか?

 これから9月の中旬までは、風邪を含めて、感染症は極めて少ない時期となります。その後に人の交流、運動会の練習や通学の疲れで、急に感染症に罹るお子さんが増えます。また、これからの台風シ−ズン喘息のお子さんにとってはつらい季節を迎えます。是非、主治医の先生と相談し、早めに予防と対策を立てておくと良いと思います。

 現在の感染症の状況ですが、相変わらず全体に極めて少なく、安定しています。高熱の2〜4日続く夏かぜ、とびひ、嘔吐を伴うお腹に來るかぜなどが小流行。先週要注意としたマイコプラズマ肺炎の散発的流行が続いています。初期症状は風邪と極めて似ているので区別がつきにくいですが、2〜3日頃から次第に咳が強くなり、4日めになっても熱が下がらないければ、この病気の可能性が出てきます。おかしいと思ったら早めに受診してください。早期診断、早期治療なら、入院しないで外来で治す事ができます。

 また、暑い日が続き、病原性大腸菌0−157、キャンピロバクタ、サルモネラ、腸炎ビブリオなどによる食中毒の発生の危険性もあります。食材の充分な管理と手洗いを忘れずに!
(文:浦和医師会)

2002/08/28(水)
第34週(8/18〜24日)の情報
 台風の影響か、再び暑さが戻ってきましたが、お子さん達は元気ですか?

 いよいよ、来週から新学期が始まります。規則正しい生活のリズムに戻さないといけないですが、その調整には一週間近くかかると言われています。準備が出来ていないお子さん、今日からでも早寝、早起きを!

 感染症の方ですが、相変わらず風邪を含めて全体に極めて少ない状況です。わずかに、乳幼児を中心に咳や鼻水を伴わない高熱(39〜40度)だけの症状の夏かぜが、やや目立つ程度です。8/25日の浦和休日診療所でも同じ傾向だったようです。その他に手足口病、ヘルパンギ−ナ、水痘が散発的に見られます。今後注意しなければならない感染症にマイコプラスマ肺炎があります。昨年秋から浦和地区13年ぶりに大流行しましたが、今年も7月頃から再び流行の兆しがあります。発熱と咳が4日以上続く場合は注意です。かかりつけ医にご相談ください。
(文:浦和医師会)

2002/08/21(水)
第33週(8/11〜17日)の情報
 厳しい暑さもようやく峠を越えたようで、ホット一息と言った所。

 帰省、旅行、合宿、キャンプなど、こども達の疲れもピ−クかと思います。今週は、新学期に向けてゆっくり休養させてあげてください。感染症情報については夏期休暇の開業医が多く、情報が不十分なので参考程度にしておいて下さい。

 例年通り8月初旬から9月中旬までは、一年の内最も風邪を含めた感染症の少ない時期です。高熱を主症状とする夏かぜが主で、後は手足口病、ヘルパンギ−ナが流行のピ−クを過ぎ散発的に見られる程度。時に麻疹(はしか)、マイコプラズマ肺炎(外来で治る程度の軽い肺炎)、無菌性髄膜炎(夏かぜから来る軽い髄膜炎)などが僅かに見られる。
(文:浦和医師会)

2002/07/31(水)
第30週(7/21〜27日)の情報
 暑い日が続きますが、お子さん達は元気に外で遊んでいますか?

 先日、最近海水浴に行きたがらないこども達が増えているとのテレビ報道がありました。「海が汚い」 「時間がかかる」 「海水が塩っぱい」 「日焼けが嫌だ」などがその理由としてあげられていましたが、如何にも現代っ子らしい答えだなと思って見ていました。

 今は、こども達の遊びも多様化し、いろいろな選択肢ができた為とは思いますが、元気さが何よりのこどもの答えとしては少し心配な気がします。

 さて、感染症についてですが、夏休みに入りヘルパンギ−ナ、手足口病、高熱が主な症状(時に頭痛を伴う)の夏かぜのいずれも急に減りました。ただ、夏かぜから来る無菌性髄膜炎の流行はまだ続いているので、激しい頭痛と頻回の嘔吐には注意してください。また夏かぜは冬のかぜと比べ、体の中に長い間(2〜3週)ウイルスが残っている場合が多いので、無理をしないで解熱後1〜2日してから外出した方が良いと思います。

 食中毒の季節になりました。鶏卵からのサルモネラ、鶏肉からのキャンピロバクタ、魚介類からの腸炎ビブリオなどが代表的な食中毒です。またこのところ以前と比べ大きな報道となるケ−スは少なくなりましたが、0−157出血性大腸炎の患者さんの数は減少してはいません。大きな集団発生が少なくなっただけです。埼玉県内、今年7月に入って16人の菌陽性者が出ています。

 家庭での注意を怠らないようにしてください。
(文:浦和医師会)

2002/07/24(水)
第29週(7/14〜20日)
 梅雨も明け、本格的な夏となり、感染症も完全な夏型となりました。最も多いのは、高熱(39〜40度)が2〜4日続く夏かぜです。あまりの高熱にびっくりする母親が多いですが、熱以外の症状がなく、比較的元気な場合は心配ありません。

 しかし、この2週間ほど頑固な頭痛、頻回な嘔吐を伴う、夏かぜウイルスによる無菌性髄膜炎が増加しています。またその予備群(熱と軽い頭痛)も、しばしば見られます。安静を保ち、頭を冷やし、水分を補給し、時に解熱、鎮痛剤を使用すると良いでしょう。それでも症状が治まらない場合は入院設備のある病院を受診する事をお勧めします。この髄膜炎は細菌性のものと異なり、予後は良好です。入院する事になっても一週間以内で多くが退院できます。

 ヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う夏かぜ)は流行の峠を越えたようです。手足口病は未だ少しずつ増加していますが、今年は軽症が多く、高熱が続いたり、口内炎がひどく水分さえ採れないケ−スは少ない。溶れん菌感染症はかなり少なくなりました。

 水痘、伝染性紅斑(りんご病)も減少傾向です。ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)もかなり減りました。幼稚園、学校も夏休みに入り、多くの感染症が減少すると予測されます。
(文:浦和医師会)

2002/07/16(火)
第28週(7/7〜7/13日)の情報
 暑い日が続き、お子さんの体調の維持に苦労されている事と思います。今週一杯で 学校も夏休みに入り、生活のリズムを保つ事が難しくなります。食事、睡眠に配慮 してください。冷房は昼は外気温との差を5度以内に抑え、夜は睡眠前に使用し、 つけっ放しはやめましょう。

 感染症では、ここに来てヘルパンギ−ナの増加が目立ちます。この病気は乳児から小学校低学年に多く見られ、発熱、のどの痛み、のどの奥の口内炎が特徴です。こじらせる事はまずありませんが、痛みが強く水分や食事が採れない時の脱水には注意が必要です。かかりつけ医にご相談ください。

 手足口病は、一部の保育園、幼稚園で小流行していますが、今年は大流行の可能性はなさそうです。ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)はかなり減少しました。

 溶れん菌感染症は未だ流行中です。発熱、のどの痛みの強い時は、風邪ではなく 溶れん菌の可能性があるので、のどの菌を調べてもらうと良いでしょう。

 伝染性紅斑(りんご病)の小流行も続いています。この病気、顔、手足、時に体 にレース様の発疹が出ますが、こじらせる事はまずありません。しかしプ−ルは約一週間ぐらいは避けておいた方が良いでしょう。
(文:浦和医師会)

2002/07/09(火)
第27週(6/30〜7/6日)の情報
 梅雨明けか? 急に暑くなりました。炎天下で遊ぶこども達が多くなりますが充分に日射病に注意してください。帽子をかぶり、水分を補給して、連続して長時間は日ざしの強い場所で遊ばないようにしてください。また、体育館や車の中など風通しの悪いところでは、気温があまり高くなくても、汗が出にくいため熱射病になる事があります。かぜ症状もないのに、頭痛、発熱、おう吐、ウトウトするなどの症状があったら要注意です。

ここに来て例年より遅く夏かぜの一つのヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う)が急増して来ました。手足口病もわずかですが増加気味となっています。この2つの病気は学校伝染病では出席停止疾患の対象とはなっていません。従って普通のかぜと同じに取り扱い、原則として本人が元気なら保育園、幼稚園、学校への登園、登校は可能です。ただし、保育園、幼稚園によっては、園の方針で治癒証明書または治癒報告書が必要なところもあるので、園に良く相談してください。

 その他、高熱の2〜4日続く夏かぜの流行中、ウイルス性胃腸炎は減少傾向となっています。
(文:浦和医師会)