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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2002/12/03(火)
第48週(11/24〜11/30日)の情報
 いよいよ11月も終わり、年末へといろいろと慌ただしくなります。

 こどもの感染症もインフルエンザが流行の兆しを見せ始め、他の感染症も 増加する疾患が多く、お母さん方も我々医師も病気を見誤らないように、充分注意する必要があります。

 インフルエンザは未だ浦和地区では、確定診断された人はB型2人、A型1人だけですが、大宮地区ではインフルエンザによると思われる学級閉鎖が出ています。

 12月中に流行する可能性が出て来ましたので充分注意して下さい。ワクチン未接種者は早めに! かかったらと思ったらできるだけ早く病院にかかってください。

 今年はこどものインフルエンザに有効な散剤が出ています。

 その他、ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)が急増しています。乳幼児は脱水を起こす事があるので、頻回な嘔吐、下痢の時は注意が必要です。溶れん菌感染症も流行して来ました。発熱、咽頭痛、時に発疹に気を付けてください。

 マイコプラズマ肺炎、気管支炎も流行が続いていますし、RSウイルス感染症(0〜1才がかかる時に呼吸困難になるかぜ)の流行も続いています。どんな病気でも初期が大事です。受診のタイミングを外さないように心掛けてください。
(文:浦和医師会)

2002/11/26(火)
第47週(11/17〜11/23日)の情報
 25日(月)は朝から雨が降っていますが、先週は空気が乾燥し例年の1月並みだったようです。

 寒さと乾燥の条件が整うとインフルエンザの流行が心配です。

 今シ−ズン始めて埼玉県内で11月11日発病し、県北の10才の女の子からB型インフルエンザが分離されましたが、この型は今年流行が予測される型です。

 昨年はA香港型、Aソ連型、B型の3つが分離された割りには小さな流行で終わりましたが、今年はどうでしょうか?

 今のところB型主力の中規模以下の流行と予測していますが、不確定要素もあり明らかな事は解りません。さいたま市内では11月22日現在まだ一人のインフルエンザ患者さんは出ていませんが、年内に流行する可能性はあります。うがい、手洗い、睡眠、充分な栄養補給、などに注意をしてください。

 マイコプラズマ(肺炎、気管支炎)、0〜1才児の呼吸困難を伴うRSウイルス感染症(咳、ゼロゼロ、熱、哺乳困難)、水痘、お腹に来るかぜも流行しています。感染症は早めに対処するように心掛けてください。
(文:浦和医師会)

2002/11/19(火)
第46週(11/10〜11/16日)の情報
 先週に引き続き冬型感染症の様相。しかしインフルエンザだけは流行の気配が全くありません。他ではウイルス性胃腸炎と水痘(みずぼうそう)が明らかに増加傾向となっていますが、溶れん菌感染症(急性扁桃腺炎)は小流行のままで、あまり増加して来ません。普通感冒(軽いかぜ)の流行は続いています。

 先週、RSウイルス感染症について報告しましたが、今週さらに増加しています。0才児、特に6ヶ月未満の赤ちゃんは、急に呼吸困難になる事があるので、充分注意が必要です。低体重で生まれた子、先天性の心臓病を持っている子は生命の危険に曝される事もあります。

<table border="0" width="93&#37;"><tr><td width="5&#37;" valign="top">○</td><td width="95&#37;" valign="top">今年もインフルエンザワクチンの接種希望者が大変多いようですが、年内には済ませておいてください。</td></tr><tr><td width="5&#37;" valign="top">○</td><td width="95&#37;" valign="top">今シ−ズンのインフルエンザ流行予測
B型主流の中規模以下(B型は今年のワクチンの中に含まれています)</td></tr></table>

(文:浦和医師会)

2002/11/12(火)
第45週(11/3〜11/9日)の情報
 典型的冬型感染症となって来ました。

 先週報告しましたが、ウイルス性胃腸炎(お腹に来る風邪)さらに増加しています。

 一部の小学校、保育園、幼稚園で集団発生しているところも出て来ました。この病気は出席停止疾患の対象とはなっていませんが、発生数により校医や園医の判断で学級閉鎖になる事もあります。水痘(みずぼうそう)も急増しています。例年、冬になると増加します。マイコプラズマ肺炎もさらに増加の気配。この病気、発熱3日目まではなかなか風邪と区別は難しく、4日目頃にレントゲンに肺炎の影が出て来て診断可能となります。また、肺炎までには至らず、気管支炎で見つかる事もあります。今年も2年続きの流行となりましたが、早期診断、早期治療で大部分外来で治ります。発熱、咳が4日以上続く場合は注意が必要です。

 また、冬に特徴的な、乳幼児に多く発病する、RSウイルス感染症(発熱、咳、ゼイゼイ、時に呼吸困難)と言う気管支の先(細気管支)までウイルスが入り込む風邪が流行して来ました。特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんは呼吸困難に充分に注意が必要です。不機嫌で、ミルクの飲みが悪くなり、呼吸が苦しそうな場合はできるだけ早く診察を受けてください。その他、軽い風邪(普通感冒)も増加しています。
(文:浦和医師会)

2002/11/05(火)
第44週(10/27〜11/2日)の情報
 日本各地で初雪が観測されています。関東地方も寒さが増し、一日の内での 気温の差が大きくなり感染症も先週より、さらに冬型になって来ました。

 嘔吐、下痢症状のウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)が急増しています。

 一部の幼稚園、保育園、小学校で集団発生していますが、感染力が比較的強く1人が吐くと、一気に周囲の人に感染するからです。予防は、うがい、手洗い 以外現在のところ、ありません。嘔吐さえ止まれば、数日中に治りますが、乳 幼児や頻回な嘔吐が続く学童の場合は脱水を起こす事があります。グッタリし たり、うとうとしたりした時はできるだけ早く、診察を受けてください。歩き 廻っている間は大丈夫です。

 マイコプラズマ肺炎や急性喉頭炎(声がれするかぜ)、水痘も流行しています。インフルエンザは未だ見られていませんが、ワクチン希望の方は、そろそろ受けておいた方が良いでしょう。流行の規模に大小はあるが、流行の全くない年はありません。
(文:浦和医師会)

2002/10/30(水)
第43週(10/20〜10/26日)の情報
 10/28日(月)は今年一番の冷え込みとなり、いよいよ冬シ−ズン到来か!

 相変わらず、普通感冒(び熱、咳、鼻水)が多いですが、少しずつ冬型の感染症になって来ました。毎年、気温が下がると流行して来る、お腹に来る風邪(嘔吐、下痢、び熱)が増加傾向。水痘、溶れん菌感染症もやや増加。一時横ばい状態だったマイコプラズマ肺炎も増加してきました。声がかすれて、呼吸が少し苦しくなる急性喉頭炎(仮性クル−プ)も小流行中。手足口病も一部の保育園、幼稚園などで小流行が続いています。

○暖房を使用する時は、室内を乾燥させないように気をつけてください。

○今年の10月1日から、<b>さいたま市では、3才以下の医療費の窓口負担は3割から2割に下がり、受診しやすくなりました。</b>しかし、乳幼児医療の助成の対象年令が、就学前まで拡大したものの、年間所得が一定以上の家庭は助成を受けられなくなりましたので、ご注意ください。

* <b>詳細は、さいたま市の子育て支援課にお問い合わせください。</b>
(文:浦和医師会)

2002/10/23(水)
第42週(10/13〜10/19日)の情報
 先週の後半から今週の始めにかけて、天候が崩れ、気温がさらに下がりましたがまだ、本格的な冬型の感染症には移行していません。雨が降ると、空気中に浮遊している風邪のウイルスが洗われるのか?直後は風邪が少なくなります。

 10/20日(日)の浦和休日急患所の総受診者数は52人と少なく、その内小児は28人でした。お腹に来る風邪(嘔吐、下痢症状)が多く、その他は手足口病、水痘、微熱、咳、鼻水症状の軽いかぜが少し見られた程度だったようです。風邪シ−ズン到来前、感染症は全般的に少なく、落ち着いています。

 ●インフルエンザワクチンの接種が各医療機関で始まりました。ご希望の方はかかりつけ医に相談してください。
(文:浦和医師会)

2002/10/16(水)
第41週 (10/6〜10/12日)の情報
 ようやく秋らしくなり気候も安定してきましたが、朝晩の冷え込みも見られるようになりました。これから感染症もいよいよ冬型になってきます。ウイルス性胃腸炎、インフルエンザ、溶連菌感染症、水痘など、、。しかし、今週は未だ、秋型感染症のままです。

 相変わらず、び熱、咳、鼻水症状の普通感冒が主で、時に高熱だけの夏型のかぜが散発発生、胃腸症状(嘔吐、下痢)を伴うかぜや溶連菌感染症は少しずつ増加してきました。数は少ないですが、声がかすれて、呼吸が苦しくなる急性喉頭炎(仮性クル−プ)が見られます。稀に呼吸困難が強く、肩で息をしたり、鼻の穴がピクピクする事がありますが、このような時は直ちに診察を受けてください。入院設備のある病院が良いと思います。

 最近、急性大腸炎(腸に菌が入る)の報告が多いです。発熱、下痢、嘔吐、腹痛症状、時に血便、このような症状の時は早めにかかりつけ医を受診してください。原因菌は、キャンピロバクタ、サルモネラ、病原大腸菌(0−157を含む)などが、報告されています。食中毒の季節は過ぎましたが、未だ注意が必要です。うがい、手洗いは励行して下さい。
(文:浦和医師会)

2002/10/08(火)
第40週 (9/29〜10/5日)の情報
 10/6日の日曜日で市内の幼稚園、小学校の運動会も殆ど終わったようです。緊張や練習で疲れてしまった人、かぜ気味でも出てしまった人、ゆっくり休んでください。幸い、今のところ大流行している感染症はありません。こういう時期は、まだ済んでいないワクチンを受ける良い機会です。かかりつけ医にご相談ください。

 小流行している感染症は、相変わらず、び熱、咳、鼻水程度の軽いかぜと、この2〜3日やや暑い日が続いたので、高熱(38.5〜40度)の2〜3日続く夏型のかぜが主です。これから増加すると思われる感染症は、溶連菌感染症(扁桃腺炎)とお腹に来るかぜ(ウイルス性胃腸炎)です。いずれも気温が下がると増えてきます。このところ注意しなければならない病気にマイコプラズマ肺炎があります。先週もお伝えしたように幼稚園、小学校の一部で集団発生しているところもあるので熱、咳の4日以上続く時は要注意です。早期診断、早期治療で90%は外来で治ります。
(文:浦和医師会)

2002/10/02(水)
第39週 (9/22〜28日)の情報
 天候不順が続いているので、体調を保つのが大変です。このような時は体力が有るか、無いかが、病気になるか、ならないかを左右します。それには、日頃の生活が大事です。バランスの良い食事、充分な睡眠、適度な運動など、薬で抵抗力はつけられません。

 さて、今週の感染症情報ですが、相変わらず、び熱、咳、鼻水症状の普通感冒が大部分です。その他は、ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)が少しずつ増えてきました。嘔吐、下痢のひどい時は脱水に気をつけてください。グッタリしたりウトウトしたら要注意です。

 溶連菌感染症は未だ少ないようです。一時減少していたマイコプラズマ肺炎が明らかに増えて来ました。浦和の中央地区の小学校で、集団発生している所も出て来ました。4日以上の発熱、咳には充分注意しましょう。

○ インフルエンザワクチン

 各医療機関で10月中旬頃から始まります。ご希望の方は早めにお問い合わください。12月に入ると流行が始まってしまう年もあります。
(文:浦和医師会)