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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2003/07/15(火)
第27週(7/6日〜7/12日)の情報
 気温の変化の激しい日が続いていますが、こどもの感染症については、先週同様、典型的な夏型感染症の状況となっています。

 高熱(2〜4日)症状が続く夏かぜは前週とほぼ同じ流行状況、手足口病は、さらに増加し3年ぶりの大流行となっています。幼稚園、保育園で集団発生していますが、一部の園では園児の半分近くが感染した所もあります。これから7月一杯はこのまま流行が続きそうです。

 ヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う夏かぜ)は例年並みで6月下旬から増加傾向となっています。のどを痛がって食べ物、飲み物が取れなくなる事がありますが、2〜3日で大部分回復します。

 咽頭結膜熱(プール熱)は全国的には4月下旬から流行し過去10年間で最も多いと報告されていますが、浦和地区は6月中旬になってから、ようやく流行し始めた所です。発熱期間が4〜7日と長いが、こじらせる事はまずありません。症状は発熱(38〜40度)、のどの痛み、目の充血です。
 
 ウイルス性胃腸炎は殆ど見られなくなりました。
(文:浦和医師会)

2003/07/07(月)
第26週(6/29日〜7/5日)の情報
典型的な夏型感染症の状況が続いています。
高熱(38〜40度)の2〜4日続く夏かぜ(エンテロウイルス=のど、胃腸を好むウイルス)を主流として、手足口病も3年ぶりの大流行の気配。ヘルパンギーナ(口内炎が、のどの奥にできる夏かぜ)も急増しています。

いずれの感染症も発病2〜3日、空気感染または接触感染し、その後は便からわずかに感染する程度になります。どのウイルスも症状消失後10日近く体内に残っているので、その間は無理はしないようにして下さい。

<b>●手足口病、ヘルパンギーナについての登園、通学について●</b>
いずれも、出席停止疾患の対象とはなっていません。従って、本人が元気であれば医学的には、休む必要はありません。(平成5年日本小児科学会見解)

しかし、社会的見地から園、学校の方針で停止疾患と定められている所もあります。その場合は、その方針に従っていただく事になります。
(文:浦和医師会)

2003/06/30(月)
第25週(6/22日〜6/28日)の情報
 夏型感染症の様相がさらに強くなってきました。

 高熱が主症状の夏かぜは5月下旬から依然として流行が続いています。

 手足口病は5月に入って散発的に見られるようになり、6月中旬から本格的な流行となって来ました。しかし、今のところ軽症が多く高熱が続いたり、口内炎がひどく物が食べられないケースは少ないようです。

 ヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う夏かぜ)も例年よりやや少ないものの、今週に入り急増の気配です。気管支喘息、ウイルス性胃腸炎は減少気味。

 大流行していた溶れん菌感染症もやや減少傾向となりました。

<b>●ヘルパンギ−ナ●</b>
乳幼児を中心に流行する代表的な夏かぜの一つで、発熱、のどの痛み、口内炎(のどの奥の軟口蓋にできる)症状が特徴です。1〜2日は、のどの痛みで食事がとれない事もありますが、まず大事に至る事はなく3〜4日で治ります。
(文:浦和医師会)

2003/06/25(水)
第24週(6/15日〜6/21日)の情報
 梅雨空の続く中、じわじわと気温が上昇し、典型的な夏型感染症となって来ました。高熱(38〜40度)が2〜4日続く夏かぜ(詳細は前週を参照)、手足口病ヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う夏かぜ)が増加。ウイルス性胃腸炎はかなり減少しました。

 麻疹は小流行し、溶れん菌感染症は例年よりかなり多い状況が依然続いています。

 SARSは何とか流行が終息に向かっているようで一安心。

<b>●手足口病について●</b>
この1〜2週、幼稚園、保育園で集団発生している所が出始めました。今年は3年ぶりの流行となる気配。これから、7月にかけて注意が必要です。

夏かぜの代表的病気の一つで手足に小さな水泡、口の中に口内炎ができますが、大部分は数日で治ります。但し、嘔吐、頭痛のひどい時(髄膜炎)だけは要注意です。

この感染症は出席停止疾患ではないので、保育園、幼稚園、学校は本人が元気であれば休む必要は本来ありません。しかし、園によって「良くなるまで来ないで下さい」と言われる事もあります。その場合は園の方針に従ってください。
(文:浦和医師会)

2003/06/17(火)
第23週(6/8日〜6/14日)の情報
 関東地方も梅雨入りし、うっとうしい毎日がしばらく続きそうです。

 風邪をひいたり、お腹をこわしたり、皮膚病になったり、喘息発作を起こしたりと体調を崩すお子さんが、多く見られます。

 感染症では先週同様、高熱だけの症状の夏かぜが主で、び熱、咳、鼻水症状の軽いかぜ、溶れん菌感染症、ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)が次いで多く、夏に流行する手足口病、ヘルパンギ−ナ(口内炎を伴う夏かぜ)は未だ散発発生程度です。アデノウイルス感染症(高熱4〜5日、咳、時に目の充血)も時々見られます。

<b>●高熱だけの症状の夏かぜについて●</b>
38〜40度が2〜4日続きますが、比較的元気で、他の症状がありません。こじらせる事はまずありませんが、髄膜炎を起こす事が稀にあります。頭痛がひどく、何度も吐く時は要注意です。しかし、この髄膜炎は軽症で入院期間は7日以内で後遺症を残す事はなく治ります。
(文:浦和医師会)

2003/06/10(火)
第22週(6/1日〜6/7日)の情報
 天候が不順で感染症もいろいろと見られるようです。体調を崩しやすく、こじらせる場合も少なくありませんので充分注意してください。

 高熱(38〜40度)が2〜4日続く「ウイルス性の夏かぜ」が最も多く、その他、手足口病、溶れん菌感染症、ウイルス性胃腸炎が小流行。

 伝染性紅斑、アデノウイルス感染症(熱が4〜5日続き、咳、目の充血など経過の比較的長い風邪の一つ)、水痘、麻疹が散発的に見られます。

 ○ 春のポリオは6月一杯で終わりです。秋は9月、10月になります。
(文:浦和医師会)

2003/05/26(月)
第21週(5/18日〜5/24日)の情報
相変わらずはっきりしない天気が続いています。

感染症も春型から夏型に少しずつ移って来た感じがします。すなわち両者が混在している状態なっています。季節の変わり目に多い普通感冒、喘息。冬から春に多い水痘、溶れん菌感染症、麻疹、夏にかけて増加する手足口病(今年は流行しそう)、高熱が3〜4日続く夏かぜ、ヘルパンギ−ナ(口内炎をともなう夏かぜ)、アデノウイルス感染症(高熱、結膜充血、咳、咽頭痛)などお子さんの体調に充分注意してください。

症状が出たら、早めに医療機関を受診する事をお勧めします。
(文:浦和医師会)

2003/05/20(火)
第20週(5/11日〜5/17日)の情報
天候が不順な日が続き、体調を崩すお子さんが多く見られます。お腹をこわしたり、頭痛を訴えたり、喘息気味だったり、だるかったり、そんな時は一日ゆっくり過ごし体調を元に戻してください。

感染症の方は、相変わらず、高熱症状(38〜40度)だけの「夏型のかぜ」と感冒性胃腸炎(お腹に来るかぜ)が主です。その他は高熱、咽頭痛、時に発疹症状の溶連菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)、水痘が散発的に見られる程度。他地区で、流行している麻疹、風疹は浦和地区、今のところ全く流行の気配はありません。
(文:浦和医師会)

2003/05/13(火)
第19週(5/4日〜5/10日)の情報
暫く暑い日が続きましたが、この2、3日気温が下がり、5/11日(日)夕方は肌寒い感じさえしました。少なかった感染症も再度増加。

5/11日(日)の休日急患診療所の受診者数は約100人。小児の高熱だけの症状の夏型のかぜと、一時少なくなったウイルス性胃腸炎が再び増加の気配。普通感冒もやや増加傾向です。溶れん菌感染症(急性扁桃腺炎)も増加気味。川口市で流行している麻疹、浦和地区未だ流行の気配なし。

気温の変化が激しいようです。食事、睡眠に充分注意して、体のバランスを崩さないようにしてください。
(文:浦和医師会)

2003/05/08(木)
第18週(4/27日〜5/3日)の情報
 今年の連休は天候に恵まれ、屋外で休日を楽しまれた、ご家族も多かった事と思います。 一方、連休中に病気で浦和休日診療所を受診した患者さんは、昨年とほぼ同数の、556人でした。

 この一週間の感染症の状況は、高熱だけの症状の夏型のかぜ、微熱、咳、鼻水症状の普通感冒が目立ちました。溶れん菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)は散発的に見られ、感冒性胃腸炎は気温の上昇と伴に明らかに減少して来ました。

 川口地区で麻疹(はしか)が今年3月頃から流行し、一部の幼稚園、小学校で集団発生しているとの報告がありますが、幸い、浦和地区では、今のところ流行の兆しは全くありません。高熱が4日以上続き、目やに、咳のひどい時は要注意ですが、ワクチンを受けていれば、まずかかりません。
(文:浦和医師会)