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今週のこども感染症情報
浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。
この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。

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2004/03/02(火)
第8週(2/22日〜2/28日)の情報
 インフルエンザの流行が終わった後に、ウイルス性胃腸炎(嘔吐、下痢、発熱)が増加して来ました。原因ウイルスには15種類以上あり、今、流行しているのはその中の比較的症状の重いロタウイルスが多いようなので、脱水に気をつけましょう。

 先週あたりから、花粉症の患者さんも増えて来ました。近年こどもの花粉症が増加しています。診断の大きなヒントは、親の花粉症が始まった時と同時期に症状が現れる事です。

 その他の感染症では、溶れん菌感染症、普通感冒(軽いかぜ)、水痘等が、やや目だつ程度です。
(文:浦和医師会)

2004/02/24(火)
第7週(2/15日〜2/21日)の情報
 春めいた気候になり、感染症の様相も変化して来ました。

 中規模以下の流行だった今シーズンのインフルエンザは、3月初旬に終息しそうな感じです。全体に軽い症状の患者さんが多く、風邪との区別が出来にくいと多くの医師が話していました。また、今年はワクチン接種したのにもかかわらず、かかってしまった人が例年より多く見られましたが、ワクチンに含まれていたA香港株と流行した型が、少し変異した為と言われています。しかし、変異の程度がそれほど強くなく、勢いも弱かったため、重症となるケースが少なくホッとしています。

 その他の感染症では、ロタウイルス感染症(赤ちゃんの白い下痢便となる病気)が増加。嘔吐、下痢症状が強く時に脱水症を起こす事があるので注意が必要です。うとうとしたり、ぐったりしたら、早急に補液をしなければなりません。

 これから3月にかけて、溶れん菌感染症も流行してきます。普通の風邪と比較すると、のどの痛みが強く、時にからだに発疹がでる事が特徴です。早期診断、早期治療で合併症も殆どなく治ります。
(文:浦和医師会)

2004/02/16(月)
第6週(2/8日〜2/14日)の情報
 流行していたインフルエンザ急速に終息に向かっています。今シーズンは昨シーズンの約70%程度の中規模以下の流行で、症状も比較的軽く重症例の報告は殆どありませんでした。

 これからは、花粉症の季節。最近は子供にも見られるようになり、最も低い年齢では1才の報告もあります。くしゃみ、鼻水、鼻詰まり症状の時は耳鼻科か小児科にご相談ください。

 溶れん菌感染症はこれから3月にかけて流行して来ます。発熱、のどの痛み、発疹に注意。早期診断、早期治療でほぼ100%治ります。

 ウイルス性胃腸炎の1つ、ロタウイルス感染症が少しずつ増えて来ました。乳幼児では時に脱水症状になる事があるので注意が必要です。
(文:浦和医師会)

2004/02/09(月)
第5週(2/1日〜2/7日)の情報
まだまだ寒い日が続いていますが、時折気温が上がる日も見られるようになりました。流行していたインフルエンザ、どうやら流行の峠を越えた感があります。

今シーズンは昨シーズンと比べ、約2〜3週間遅く年明け1月に入ってから流行し2月初旬にはもう峠を越えるという短い期間の流行となりそうです。幸い浦和地区では、1人の脳炎、脳症の報告はありません。早期診断、早期治療の徹底とインフルエンザそのものが比較的軽かった事がその要因だったと思われます。ただ、これからB型が再び流行する可能性もあります。(いままではA型)まだまだ、注意は必要です。

他の疾患では、流行していた水痘、マイコプラズマ肺炎、アデノウイルス感染症(プール熱)は減少傾向。ウイルス性胃腸炎は再び増加の気配。乳幼児の脱水には注意が必要です。また、川口地区の某中学校で風疹が集団発生したとの報告がありました。浦和地区は未だ流行の気配はありませんが、今後十分に注意が必要です。
(文:浦和医師会)

2004/02/02(月)
第4週(1/25日〜1/31日)の情報
 寒さと空気の乾燥の為、インフルエンザは依然流行状況が続いています。規模は今のところ中程度。A型(A香港)が主流ですが、B型もわずかずつ見られるようになりました。これから2月中旬をピークに3月初旬までは油断できません。

今年の特徴は
1)比較的症状が軽い事(幸い脳炎、脳症の報告なし)
2)ワクチン接種したのに、かかってしまった例が多く見られる
 (ワクチンに含まれている株とやや異なった株の流行がある為)
等が挙げられます。

 その他の感染症では、ウイルス性胃腸炎の1つ、ロタウイルス感染症(赤ちゃんの白い便となる冬のお腹に来るかぜ)が少しずつ流行して来ました。この感染症は時に脱水症状を起こすことがあるので注意が必要です。うとうとしたり、動かなくなったりした時はできるだけ早く受診してください。

 水痘は少し減少。アデノウイルス感染症もようやく少なくなって来ました。マイコプラズマ肺炎(4〜5日続く発熱、咳)に要注意。
(文:浦和医師会)

2004/01/26(月)
第3週(1/18日〜1/24日)の情報
 <b><font color="#FF0000">年明けに流行の兆しだったインフルエンザ、今週に入り本格的な流行期に入る。</font></b>

 初め、5才以下の乳幼児と大人を中心に流行していましたが、新学期が始まり小中学校児童生徒、幼稚園児へと拡がって来ました。これから、約1ヶ月にわたって中規模程度の流行となりそうです。A香港型が主流ですが、B型も少しずつ増加して来ています。

 今年は鳥インフルエンザやSARSの東南アジアでの発生報告など不安が一杯ですが、鳥インフルエンザについては、幸い人から人への感染は未だ報告されていません。鶏と身近に接触していなければ感染しないと思って良いと思われます。万が一感染を受けても現在使用されている抗ウイルス剤(タミフル)で重症化は防げます。

 SARSについては、ただ只流行しない事を祈るばかりです。

 どんな感染症でも、うがい、手洗い、マスクの着用、人込みを避ける、部屋の湿度を一定に(50〜60%以上)保つ、疲れやストレスをためないなどの基本的な事を守る事が重要です。清潔で健康な体を細菌やウイルスは避けるものです。

 その他の感染症では、相変わらず水痘の流行が続いています。かかったらと思ったら早めに受診してください。特効薬があるのでかなり軽くて済みます。ウイルス性胃腸炎はインフルエンザの勢いに押されてか?減少して来ました。アデノウイルス感染症(プール熱)は冬期にもかかわらず今年は未だに流行が続いています。高熱が続き目が赤い場合は要注意です。しかしこの病気、経過は長いけれど(5〜7日)合併症もなく治ります。
(文:浦和医師会)

2004/01/21(水)
第2週(1/11日〜1/17日)の情報
 寒さも厳しさを増し空気も乾燥し、いよいよインフルエンザの流行期に入りました。昨シーズンより2〜3週遅れとなった今年の流行は1/20日(火)現在未だ小規模ですがこれから増加しそうです。A香港型が主流ですが、Aソ連型、B型も報告されているので充分注意が必要です。

 昨年12月に大流行していたウイルス性胃腸炎は減少傾向です。水痘は例年より多く見られます。溶連菌感染症は散発的に見られる程度です。
(文:浦和医師会)

2004/01/13(火)
第1週(1/1日〜1/10日)の情報
明けましておめでとうございます。本年もできるだけ早く、正確な情報をお届けしたいと思っていますのでよろしくお願いします。

昨年暮れはインフルエンザワクチンの不足が社会問題となり、接種を希望しながらできなかった人が多く見られました。そのインフルエンザが年末から流行し始めています。今のところ勢いは弱いですが、気温の低下と空気の乾燥に伴い2月中旬から下旬をピークに中規模程度の流行が予測されます。うがい、手洗い、マスクの着用、充分な睡眠、ストレスを溜めない等の予防策が大事です。

万一、発病した場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。昨シーズンと違って、今シーズンは、検査キット、治療薬の特効薬とも医療機関に備えがあるので、発病後48時間以内であれば軽症で済みます。

その他は、水痘、ウイルス性胃腸炎、アデノウイルス感染症(プール熱)、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎などが流行しています。

これから、さらに寒くなりますので、充分健康に注意してください。
(文:浦和医師会)

2003/12/24(水)
第50週(12/14日〜12/20日)の情報
 今年最後の情報になります。1年間この情報、お役に立ったでしょうか?

 読者の方々、何かご要望がありましたら、マイタウン浦和のホームページにご意見をお寄せください。

 このコーナーは毎週、最も新鮮な感染症情報をどこよりも早くお伝えしています。来年も正確で速い情報をお届けしたいと思っていますので、ご期待ください。

 今冬、インフルエンザ流行前にワクチンの不足で大きな社会問題になってしまいました。市民の皆様に、ご迷惑をおかけした事について、深くお詫びいたします。

 この事態、医師側も全く予測できなかった事で、ある開業医の先生は12月初旬に予約の入っていた患者さん、約100名に丸1日がかりで、お断りの電話をしたと聞いています。来シーズンはこのような事態を起こらないように関係者の連絡を蜜にしなければと猛省しています。

 さて、感染症ですが、インフルエンザ流行しそうで、しない状況が続いています。浦和地区は散発のままです。何とか、年末年始の流行だけはあって欲しくないと思います。

 感冒性胃腸炎の大流行が続いています。12/21日(日)の浦和休日診療所の受診患者さんの多くがこの病気だったとの報告がありました。その他、水痘、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症(別名、プール熱)の流行も続いています。
(文:浦和医師会)

2003/12/16(火)
第49週(12/7日〜12/13日)の情報
 12月に入ってから例年になく雨が多いように思います。感染症は天候、特に気温、湿度に左右されます。インフルエンザや普通感冒などは、雨が降ると一時流行が止まる事さえあります。

 そのインフルエンザ、年内流行の可能性が強くなって来ました。さいたま市内12/15日(月)今冬、初めてに学級閉鎖の報告が市教育委員会からありました。浦和地区北西部の2つの小学校5年3クラス、2年1クラスです。これから、2学期終了まで要注意。うがい、手洗い、充分な睡眠、ストレスをためない等に気をつけて下さい。今年はワクチンの不足で医療機関は大混乱。患者さんに御迷惑をおかけ致しました。医療機関の中には、予約をうけてもワクチンが手に入らず一日がかりで予約お断りの連絡をした所もあったと聞いています。何とか、小規模の流行で終わって欲しいものです。

 その他の感染症では、相変わらずウイルス性胃腸炎の大流行が続いています。乳幼児では脱水症状に注意が必要。水痘、溶連菌感染症、普通感冒(軽いかぜ)、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症(赤ちゃんの気管支炎、肺炎を起こす感染症)などが小流行しています。
(文:浦和医師会)