浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。 この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。 |
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2006/06/19(月) |
第24週(6/11〜6/17)の情報 |
典型的な夏型感染症の状況となってきました。1)高熱が2〜3日続く夏かぜ 2)高熱、口内炎症状のへルパンギーナ 3)3〜5日続く高熱、結膜充血(ない事もある)、咽頭扁桃炎症状の咽頭結膜熱(プール熱=アデノウイルス感染症)等が大流行。
これらの夏型感染症の他、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘、伝染性紅斑も流行。また、一部の小学校でマイコプラズマ肺炎も集団発生するなど多くの感染症が混在しています。まずは医療機関で診断を受ける事をお勧めします。 北海道、沖縄で季節外れのインフルエンザの流行が報道されていますが、浦和地区は5月下旬を最後に報告はありません。 ○ 今年4月から定期接種となったMRワクチン(麻疹、風疹混合) 6/2付で接種対象者に変更がありました。詳細は各医療機関にお問い合わせ下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2006/06/12(月) |
第23週(6/4〜6/10)の情報 |
毎年6月は多彩な感染症が混在します。高熱(38〜40℃)が2〜3日続く夏かぜ、発熱、口内炎症状のへルパンギーナ、4〜5日続く高熱と結膜炎症状の咽頭結膜熱(プール熱)、顔、手足に発疹が出る伝染性紅斑等の夏型感染症が増加。年間を通して見られる、ウイルス性胃腸炎、水痘も小流行。春、秋、冬の3回に流行のピークがある溶連菌感染症も大流行中。多くの感染症があるので、早めに医療機関で診断を受けておいた方が良いと思います。
○ 春のポリオは6月で終わります。お早めに各医療機関にお申し込み下さい。 ○ MR(麻疹、風疹)ワクチンについて 本年4月から1〜2才(1期)だけに定期接種として実施されていますが1〜2才児の麻疹、 風疹単独ワクチン、5〜7才児(2期)のMRワクチンも定期接種の対象となりました。 |
(文:浦和医師会) |
2006/06/05(月) |
第22週(5/28〜6/3)の情報 |
高熱(39〜40℃)が2〜3日続く「夏かぜ」が流行しています。
熱以外の症状がない為、風邪かどうか?迷う場合が少なくありません。へルパンギーナ、手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)等の他の「夏かぜ」も咳、鼻水などの風邪症状が少ないのが特徴です。ウイルスがのどを集中的に侵すためと言われています。これらの「夏かぜ」は水分補給さえ出来れば、こじらせる事はありません。 散発していたインフルエンザの報告はなくなりました。 その他の感染症では、ウイルス性胃腸炎(お腹に来るかぜ)、伝染性紅斑が小流行しています。 この時期は様々な感染症が見られます。先ずはかかりつけ医で診断して頂く事をお勧めします。 |
(文:浦和医師会) |
2006/05/29(月) |
第21週(5/21〜5/27)の情報 |
5月は冬型感染症、春型感染症、夏型感染症とが混在する月です。
冬型の代表、インフルエンザがいまだ散発的に発生、ウイルス性胃腸炎の流行も続いています。春型感染症の溶連菌感染症も流行。 夏型感染症の咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病、高熱症状だけが2〜3日続くかぜ等も増加中です。寒暖の差の激しい事が病気の誘因の1つと考えられます。毎日の健康管理を徹底して下さい。 ○ 春のポリオ 5月〜6月末まで。 お早めに各医療機関にお申し込み下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2006/05/22(月) |
第20週(5/14〜5/20)の情報 |
不安定な気候のためか?風邪をひくお子さんが増えています。また、毎年この時期は冬型の感染症と夏型感染症の混在し、感染症が多様化します。
5/9〜5/17にかけて、市内の高砂小学校の4年生1クラス6人と2年生クラス1人の計7人にインフルエンザが発生しました、。(A型2人、B型5人)。しかし他の小学校からの報告は全くありません。偶然の発生だったのでしょうか? 夏型感染症の咽頭結膜熱(プール熱)が大流行しています。症状は3〜5日続く高熱と目の充血(ない事もある)で、咳、鼻水はありません。39℃を越える発熱が3日以上続くので心配するご両親が多いですが、合併症も殆どなく、治癒するのでご安心ください。その他、手足口病、ヘルパンギーナ、高熱が2〜3日続くかぜ等の夏型感染症も徐々に増加にしています。 毎年春から初夏にかけて流行する伝染性紅斑、今年は2年ぶりに流行の気配。症状は頬、手足の紅色の発疹。小児では熱もなく元気で、他に症状はありませんが、成人では発熱、発疹、関節痛症状で関節リュウマチと間違える場合も少なくありません。この病気は学校の出席停止疾患ではなく、主治医の判断で登校も可能です。特効薬はなく、自然に治るのを待ちます。(数日で発疹消失) その他の感染症では、溶連菌感染症、水痘、ウイルス性胃腸炎が小流行しています。 |
(文:浦和医師会) |
2006/05/15(月) |
第19週(5/7〜5/13)の情報 |
天候の不順な状況が続いていて、風邪をひく子が多くなっています。
鼻かぜ、微熱、咳のかぜ、高熱が2〜3日続くかぜ、お腹にくるかぜ(ウイルス性胃腸炎)など様々です。うがい、手洗い、十分な睡眠、バランスの良い食事、ストレスをためない等々で予防して下さい。 咽頭結膜熱(プール熱)が全国的に大流行していると報道されていますが、浦和地区でも同様の傾向です。プールでは汚染した水から目を通して直接感染するか、タオルを共有する事で感染します。また、日常の生活でも飛沫感染や、手指を介しての経口感染の場合もあります。3〜5日続く高熱、目の充血(ない事もある)が主な症状で咳、鼻水等のかぜ症状はありません。熱が長く続く事で心配する方が多いですが、こじらせる事は殆どありません。 その他の感染症では溶連菌感染症、伝染性紅斑、ウイルス性胃腸炎、水痘等が小流行しています。また、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)や、高熱が2〜3日続く夏型のかぜも散見されます。この時期は様々な感染症が混在するので、十分な注意が必要です。 |
(文:浦和医師会) |
2006/05/08(月) |
第18週(4/30〜5/6)の情報 |
気温の変化の激しい毎日で体が適応できずに風邪をひくお子さんが増えてきました。栄養のバランスのとれた食事、十分な睡眠とストレスをためない事が大事です。万一風邪をひいた時は症状の出始めの1〜2日を無理しない事。薬も良いが、初日は寝るに限ります。
さて小児の感染症では普通感冒(軽いかぜ)とウイルス性胃腸炎が多く、溶連菌感染症、伝染性紅斑、水痘、流行性耳下腺炎が小流行。夏型感染症の咽頭結膜熱(プール熱)、へルパンギーナ、手足口病も散発的に見られるようになりました。この時期は多彩な感染症の流行する季節と言えます。自己診断も良いですが、できればしっかりと診断してもらった方が良いかと思います。 ○MRワクチン 1才になったらできるだけ早く受けて下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2006/05/01(月) |
第17週(4/23〜4/29)の情報 |
風邪が増加中。微熱、咳、鼻水症状や高熱が2〜3日続く夏型の風邪など、いくつかの風邪が混在しています。新学期から2週が過ぎ、そろそろ疲れが出始めたのでしょうか?
その他の感染症では溶連菌感染症、伝染性紅斑、水痘、流行性耳下腺炎が流行。また、咽頭結膜熱やヘルパンギーナなどの夏型感染症も増加してきました。様々な感染症があるので十分注意をして下さい。 これからお出かけの際は、常備薬のご用意を! |
(文:浦和医師会) |
2006/04/24(月) |
第16週(4/16〜4/22)の情報 |
4月に入り感染症の少ない状況が続いていましたが、新学期の疲れが出始めたのか?気候が不順なためか?風邪をひくお子さんが増えてきました。連休前にしっかりと治しておきましょう。また、家族旅行を計画の場合は常備薬をお忘れなく!
風邪以外の感染症では、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)が小流行中。 感染症ではありませんが、アレルギー疾患(気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、急性蕁麻疹等)が増加中。気温や湿度の変化などの環境的要因が関係しているものと思われます。かかりつけ医にご相談下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2006/04/10(月) |
第14週(4/2〜4/8)の情報 |
春休み中のためか?感染症は極めて少ない状況が続いています。その中で、微熱、咳、鼻水症状の普通感冒とウイルス性胃腸炎だけが小流行しています。あとは、溶連菌感染症、伝染性紅斑、水痘、マイコプラズマ肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)が散発的に見られる程度です。
●○本年4月1日から予防接種法が改正されました○● 従来の麻疹、風疹単独ワクチンに代わってMR(麻疹、風疹混合ワクチン)が定期接種となりました。しかも接種対象年齢が大幅に変更され、1〜2才と小学校入学前の1年間だけが無料となり、他の年齢のお子さんは当面、有料となりますので、ご注意ください。 ●○第6回「こどもサロン」開催のお知らせ○● 日時 5月13日(土) 午後1:30〜3:00頃まで 場所 すずき小児科「待ち合い室」 内容 紙芝居、手遊び、草花のお話 こども文化研究家 中平順子 最新ドクター情報 すずき小児科 鈴木邦明 詳細はすずき小児科待合室案内版の下の机上にある「お知らせ」をご覧下さい。 参加ご希望の方は机上の申込書にお名前をお書き下さい。先着30組までとさせて頂きます。 |
(文:浦和医師会) |