浦和医師会では昭和53年(1978年)からこどもの感染症情報を28人の開業医さんから週報でもらい流行状況を調べています。 この情報をもとに 毎週水曜日に前の週の浦和における感染症情報をお知らせします。 |
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2005/10/24(月) |
第42週(10/16〜10/22)の情報 |
少しずつ冬型の感染症になってきましたが、一部に夏型感染症が混在する複雑な状況となっています。
微熱、咳、鼻水症状の普通感冒(軽い風邪)が急増。ウイルス性胃腸炎(吐く風邪)も徐々に増加し、一部保育園、幼稚園、小学校で集団発生している所も出てきました。昨年新聞紙上をにぎわせたノロウイルスによるものと考えられます。乳幼児は時に脱水を起こす事があるので要注意。ウトウト、グッタリは危険信号です。 夏かぜの1つ、手足口病が再び流行しています。もはや、夏だけの病気ではないようです。この病気は医学的には出席停止疾患ではないので本人が元気なら登園、登校は可能ですが、個々の園の方針で休むように指示される事があるようです。その際はその方針に従わざるを得ないでしょう(2〜3日程度)。 ○ 麻疹、風疹ワクチンの未接種のお子さんは早急に済ませて下さい。 ○ インフルエンザワクチン希望の方はお早めに各医療機関にお問い合わせください。 |
(文:浦和医師会) |
2005/10/17(月) |
第41週(10/9〜10/15)の情報 |
季節の変わり目で例年通り普通感冒増加。喘息も多く見られます。
ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)も気温の低下とともに増加傾向。一部の幼稚園、学校で集団発生している所も出てきました。ほとんどが2〜3日で治りますが、乳幼児では脱水を起こす事もあるのでウトウト、グッタリは要注意(特に頻回な嘔吐)!予防はうがい、手洗い。 ○ 秋のポリオは現在実施中(10月下旬まで) ○ インフルエンザワクチンご希望の方は年内に済ませて下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2005/10/11(火) |
第40週(10/2〜10/8)の情報 |
天候が不順なためか?普通感冒(軽いかぜ)が増加。その他の感染症では例年通りウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)が気温の低下と伴に増加してきました。ノロウイルスがその原因ウイルスと思われ家族内感染も多く見られます。予防はうがい、手洗です。
夏かぜの1つの手足口病が一部の幼稚園で流行しています。本来は夏に流行しますが、この10年程秋、冬にも流行するようになってきました。 口内炎症状が強い時は水分補給が不十分で食事も取れず、脱水症状となる事があるので注意が必要です。 溶連菌感染症、水痘は徐々に増加。マイコプラズマ肺炎は散発発生。 ○ 秋のポリオ実施中。 ○ インフルエンザワクチンもそろそろ始まります。各医療機関にお問い合わせ下さい。 ○ MRワクチン(麻疹、風疹混合)が来年4月から定期接種となります。 詳細は各医療機関にお問い合わせください。 ※注! 東南アジアで鳥インフルエンザの流行が報告され始めました。人から人への感染の報告がないのでまず心配はありませんが、万が一当地域からの帰国者でインフルエンザのような症状が出たら早急に医療機関を受診して下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2005/10/03(月) |
第39週(9/25〜10/1) |
び熱、咳、鼻水症状の普通感冒(軽い風邪)が明らかに増加。
ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症も増加傾向で、感染症も秋型になって来ました。感染症ではありませんが、気管支喘息、喘息性気管支炎などゼーゼー、ヒ−ヒーを伴うアレルギー疾患も急増しています。 ○ ポリオ実施中 ○ インフルエンザワクチン希望の方はかかりつけ医にお早めに ご相談ください。 インフルエンザワクチンには3つの型(A香港、Aソ連、B) が含まれていますが、今年はA香港型だけが昨年と異なって います。 |
(文:浦和医師会) |
2005/09/26(月) |
第38週(9/18〜9/24)の情報 |
気候の変わり目で、び熱、咳、鼻水症状の普通感冒(軽いかぜ)が増加。ほとんどが数日で治りますが、その中に声がかすれて、呼吸が苦しくなる事がある急性喉頭炎(仮性クループ)が含まれています。乳幼児は時に呼吸困難になる事があるので要注意!
その他ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)、流行性耳下腺炎が小流行。発熱、咳が長く続くマイコプラズマ肺炎も流行の気配。 感染症ではありませんが気管支喘息(ゼーゼー、ヒーヒーと呼吸困難)も増加傾向です。 ○ 秋のポリオ実施中 ○ インフルエンザワクチン希望の方はお早めに、かかりつけ医にご相談してください。 ○ 政府は来年度の医療費抑制を検討中。個人負担の増加につながらなければ良いが・・・。 定期予防接種の対象者の制限(BCG、MRワクチン=麻疹、風疹の混合)など一部にすでに その兆しあり。 |
(文:浦和医師会) |
2005/09/20(火) |
第37週(9/11〜9/17) の情報 |
新学期に入り3週間近くになり、運動会の疲れも出始め普通感冒(軽いかぜ)が増加し始めました。高熱の2〜4日続く夏かぜ、ウイルス性胃腸炎(吐くかぜ)、流行性耳下腺炎なども小流行。しかし、感染症全般的には相変わらず少ない状況は続いています。
これからは秋のポリオ、インフルエンザワクチンなど予防接種が控えています。体調を整えて早めに各医療機関にご予約下さい。感染症ではありませんが、気管支喘息が急増しています。季節の変わり目に毎年多く見られます。かかりつけの先生を受診して下さい。 ○ 定期予防接種の変更について(再々掲載) 来年4月1日からMRワクチン(麻疹、風疹混合)が定期接種になり、現在行われている麻疹、風疹の各単独ワクチンが定期接種から外され有料となってしまいます。 その内容 ○ 接種回数 2回(1期、2期) ○ 接種対象年令 (2006年4月1日の時点での年令) 1期 1才以上〜2才未満 2期 小学校入学前の1年間(5才以上〜7才未満) ● 2期の対象者は1期を受けた人だけに限定されます。 ● また、現在1才以上で、麻疹又は風疹ワクチン1つでも接種済みの人も対象から外され ます。 2005年8月3日 厚生労働省通知 とにかく、上記の対象者以外の人は2006年4月1日以降、総て有料となるので、現在1才以上〜90ヶ月の小児で麻疹又は風疹ワクチンの1つが済んでいる場合は残りの1つをできるだけ早く済ませて下さい。 |
(文:浦和医師会) |
2005/09/12(月) |
第36週(9/4〜9/10) |
こどもの感染症は相変わらず少ない状況が続いていますが、普通感冒(軽いかぜ)がやや増加。高熱症状が2〜4日続く夏かぜと流行性耳下腺炎の小流行は未だ続いています。これから冬にかけてマイコプラズマ肺炎が流行してきます。4日以上続く熱、頑固な咳に要注意。
定期予防接種の変更について(再掲載) 来年4/1日からMRワクチン(麻疹と風疹の混合ワクチン)が現在施行されている麻疹ワクチン、風疹ワクチンに代わり定期接種となります。 その主な内容 ○ 接種回数 2回 ○ 接種対象者 1期 1才以上〜2才未満 2期 小学校入学前の1年間(5才〜7才未満) ● 2期の対象者は1期を受けた人だけに限定されます。 ● 現在1才以上で、麻疹又は風疹ワクチン1つでも接種 済みの人も対象から除外されます。 2005年8/3日 厚生労働省通知 とにかく、上記の対象者以外は2006年4/1日以降総て有料となるので、現在1才以上90ヶ月未満の小児で麻疹又は風疹ワクチンを1つだけ接種済みの場合はできるだけ早急に残りに1つのワクチンを済ませてください。 |
(文:浦和医師会) |
2005/09/05(月) |
第35週(8/27〜9/3)の情報 |
こどもの感染症は少ない状況が続いています。高熱が2〜4日続く「夏かぜ」と流行性耳下腺炎が小流行。減少していたヘルパンギーナが、残暑のためか?再度増加傾向です。
秋から冬にかけて、ポリオやインフルエンザ等予防接種のシーズンとなります。未接種のワクチンとの関係を考えて、ご計画下さい。 ●●定期予防接種の変更について●● 2006年4月1日からMRワクチン(麻疹と風疹の混合ワクチン)が現在施行されている麻疹ワクチン、風疹ワクチンに代わり定期接種となります。 その主な内容 ○ 接種回数 2回 ○ 接種対象者 1期 1歳以上〜2才未満 2期 小学校入学前の1年間(5才〜7才未満) ● 2期の対象者は1期を受けた人だけに限定されます。 ● 現在1才以上で、麻疹又は風疹ワクチン1つでも接種済みの人も対象から除外されます。 2005年8月3日 厚生労働省通知 とにかく、上記の対象者以外は2006年4月1日以降すべて有料となるので、現在1才以上90ヶ月未満の小児で麻疹又は風疹ワクチンを1つだけ接種済みの場合は、できるだけ早急に残りに1つのワクチンを済ませてください。 |
(文:浦和医師会) |
2005/08/29(月) |
第34週(8/21〜8/27) |
2週間、感染症情報をお休みさせて頂き申し訳ありませんでした。
今週から再開いたしますので宜しくお願い致します。 猛暑と地震に悩まされましたが、楽しい夏をお過ごしでしたでしょうか。 そろそろ、規則正しい生活に戻して新学期に備えてください。 さて、こどもの感染症は流行性耳下腺炎と高熱の「夏かぜ」が少し見られる程度で、全般的に多くありません。 毎年8上旬から9月中旬までは感染症は少なく、運動会の練習等で疲れが出始める9月下旬頃から、風邪が流行し始めます。 感染症の少ない時は未接種のワクチンを済ませる絶好の機会です。 母子手帳を見て、各医療機関にご相談ください。 |
(文:浦和医師会) |
2005/08/08(月) |
第31週(7/31〜8/6)の情報 |
猛暑が続き、各地で熱中症が急増。日常、体をきたえていない人は特に注意を!人間の体は気温に適応するのに約10日かかると言われています。徐々に体を慣らして熱中症に備えてください。
感染症は子どもたちが夏休みに入り、全体に急減。大流行していたヘルパンギーナもほとんど見られなくなりました。高熱が2〜4日続く夏かぜと流行性耳下腺炎の流行が目立つだけで他の感染症は、ほとんどありません。 |
(文:浦和医師会) |