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燃える闘魂! サッカー命!
PIDEです。毎週金曜日に、このページに登場します。よろしくお願いします。
私は旧浦和市の某町に住んでいる熱狂的サッカーファンです。 子供の頃からサッカーに興味を持ち、今に至っています。スポーツはサッカーだけではなく、スキーなど、いろいろやっていますが、中心はやっぱりサッカーになりますね。 実はNPO 日本サポーター協会にも所属しておりまして、サッカーに関連するいろいろなことに首を突っ込んだりしています(^^ゞ。 このページで皆様とサッカーの話で盛り上がれればいいな、と思っています。

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継続は力なり
こんにちは、PIDEです。
今週末はいよいよナビスコ準決勝。苦手の名古屋戦ですが、リーグの勢いで突き進むことができるのでしょうか?ただ、名古屋のホテルはF1の鈴鹿グランプリで満室のようでせっかくの3連休宿泊して楽しむ事はちょっと難しそうですね。
代表はいよいよ来週オマーン戦。この試合でひょっとしたら日本代表が早々とアジア予選を敗退するかも・・・
前回のインド戦と同じように今回も成田で合宿し、直前に現地入り。過去の代表では早くに現地入りして時差調整含め準備をして試合に臨むケースが多かったですが、主力の欧州組が直前の合流でチームとして習熟する時間が少ない現在のチームにとって体が時差を感じる前に行って帰ってきてしまう、というような今のやり方が吉と出るのか?一抹の(たっぷりの???)不安を重ねながら決戦を待つ心境です。

さて、そんなフル代表とは別に来年のワールドユースを目指す19歳以下日本代表が見事出場権を勝ち取りました。カタールとの準々決勝は先日のアジアカップを見ているかのような中東新興国とのギリギリの戦いでした。その試合をPKで勝ち抜き、昨夜行なわれた韓国との準決勝もPK戦で敗れたものの後半/延長後半にギリギリ追いつくという粘り強さを見せてくれました。

実は先日の17歳以下日本代表が世界キップを逃した試合など見ていて若年層の強化に少し不安を感じていました。アジアカップで見られたようにこれまで弱小国とされていた中東の国々が戦術的に整備され、日本を非常に苦しめるようになってきました。これまでは個人技はあるけれども戦術で上回る日本がパスワークと組織力で比較的楽に、仮に結果は1−0であったとしても勝ってきました。

しかし、アジアカップ以降、オマーン、バーレーン、ヨルダン、今回のカタールといった国々と日本の試合を見ると、試合内容では相手の優勢な場面が多く、最後はフィニッシュの精度と経験で何とか日本がかわした、そんな試合ばかりであったように感じます。これは2000年のアジアカップを決勝以外、圧倒的な差で勝ち抜けた日本と他国の関係から大きく他国の戦術的な整備が進んだのだと思います。逆に言えば当時の日本代表が個人のスキルも戦術レベルも非常に(アジアレベルで)突出していたという証拠でもあろうと思います。

そんな中、ワールドユースへの出場権を勝ち取りました。欧州、南米と比べ世界トップレベルの国際経験を日常から得にくい環境にいる日本/アジアにとってこの大会に参加する意義は大きい。ワールドカップはまだ2回ですが、この大会に95/97/99/01/03年と継続して出場し続けているこの年代の実績を今回も絶やすことなく続けられた事は、一試合一試合の内容とは別の次元で非常に価値がある事だと思います。特に今回は非常に厳しい中勝ち抜けた。これまでどちらかと言えば1点先制して試合終盤攻めに攻められながらもなんとか守り勝ちする、もしくは終了間際で同点/逆転される、といった過去何度も目にしてきた光景ではなく、逆にギリギリで同点に追いつけた。最後は勝ちきれなかったけれどもそれでも追いついた、PKまでもっていった。そうした精神力は継続してきた中で日本サッカー全体に培われ初めてきたのかもしれませんね。


**10月7日(木)掲載**
(PIDE)

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最近の楽しみ
こんばんは、PIDEです。

猛暑も終わり、いよいよ秋。川崎FのJ1昇格が決まり、天皇杯が始まるなど今シーズンも終盤戦に差し掛かりました。

レッズはFC東京に惜敗するも、次のガンバ戦をモノにし、首位をキープ。山瀬、長谷部の抜けた穴をどのように埋めるのか?正念場が続きます。以前、磐田/鹿島の2強時代に陰りが見えて来たという話を書いた事があります。ここにきていよいよその傾向が強まってきました。次の5年の覇権をどこのチームか。来期からの1シーズン制に向けてどういった展開が予想されるか?そんな点をポイントにJリーグを見ています。

理想論を言えば、常にベテラン、中堅、若手が各ポジションにバランスよくいるチーム。常に間近の勝利と、長期の強化が視野に入っているチームが常勝であり続けるのだろうと思います。しかし、それはあくまで理想論。盛者必衰の言葉のように永続的に勝者ではありえません。頭ではわかっていても強くいてほしいひいきなチームを持つ人にとってはイライラも募る事でしょう。スポーツって不思議なものでつまらない試合があっても、見に来て損したと思ってもまた応援したい気になりますよね?ある試合で二度と見られない感動的な試合をスタジアムで見る事ができたら・・・それは一生の語り種になるでしょう。97年、ジョホールバルで日本のW杯初出場の瞬間を見届けた人たちには羨ましさすら感じます。

ひょっとしたら史上初、これから歴史上二度とおこらないレッズのJリーグ初栄冠の瞬間を見られるかもしれない。その貴重な瞬間の生き証人となるべく、今日もスタジアムに足を運ぶ・・・そんな楽しみを胸に毎日生活ができる事ってきっと幸せなんでしょうね。


**10月1日(金)掲載**
(PIDE)

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ファンと選手と経営者と・・・
こんにちは、PIDEです。
ここまで1試合平均4点以上と破壊的な攻撃力で連勝を続けてきたレッズが無得点で敗れました。今後は競り合いの展開でどのように勝ちを拾っていけるのかが、優勝に向けてのポイントとなりそうです。
今後強豪相手との戦いが続きます。どう乗り切るのか、期待しましょう。

さて、話はサッカーから離れますが、日本全体を大きく騒がせていたプロ野球近鉄とオリックスの合併話に端を発した労使交渉が今週末のストを回避し、来期もセリーグ6、パリーグ6(新規球団参入)で開催できるよう進めるという形で合意に達しました。

今回の騒ぎを見ていて、かつてサッカーバブルが崩壊し、清水エスパルスの経営危機、横浜フリューゲルスの消滅、といった頃を思い出していました。70年の歴史を誇るプロ野球とJリーグの問題の中身は違うのでしょうが、どちらもファンの力がその後の方向性に大きく左右させるのだという事を強く感じさせられました。

先日Jリーグから発表された各クラブの収支状況。黒字クラブは02年度では17クラブでしたが、03年度には23に増えたようです。「身の丈経営」が徹底されてきているとの話であり、いまだ有料入場者数をどんぶりでしか発表しないプロ野球と財務状況に関する意識も大きく隔たりがあるようです。

不思議なのは長年赤字を垂れ流し続けていた(誰もがわかっていたはず)のプロ野球(特にパリーグ)がなぜ今まで問題にならなかったのかという事です。親会社からの補填に甘えて何らの経費削減努力をしなかったのでしょうか?もしくは一部の金持ち球団に優秀な選手を高額な金額で持っていかれないよう選手の年俸/契約金を上げざるを得なかったのでしょうか?選手側もこれまで球団経営が大赤字であった事を知らなかったのでしょうか?自らの年俸について過去どれだけ考えてきたのでしょうか?サッカーと比べ遥かに高い年俸をもらっている選手達の事を考えると、選手側にももっと考えるべき事があったのではないかと思います。

いずれにせよ、Jリーグにも同じことがまた起こらないとは限りません。昨年神戸が経営破たんをしたようにJ2鳥栖の問題も残っています。今回のプロ野球の問題も「関係ない」と思わずにJリーグにも存在する問題点を注意深く追って行く。そんな気持ちを我々ファンも持っておく必要があるように思います。ストは回避され、来期からも12球団で実施する事がほぼ決まったようですが、近鉄バッファローズという球団が消滅するという事実は変わりません。その球団を長年愛してきた人にとってこれほどの寂しさ、悲しさ、悔しさはないでしょう。


**9月24日(金)掲載**
(PIDE)

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ちょっといい特集記事がありました
こんばんは、PIDEです。
Jリーグでは浦和レッズ、絶好調ですね。1stステージでは代表召集の絡みで中々ベストメンバーを組めない事がありましたが、この2ndステージは恐ろしいくらいの攻撃です。DFに不安定さを感じるものの今の勢いを大事に、守りに入らずに突っ走って欲しいものです。ナビスコ杯も順当に勝ちあがり、べスト4。2年連続の優勝を目指してこちらも視界良好です。

さてさて、ここの所、日本サッカーの今後の方向性、目指すべき道、が(僕にとって)見えにくくなっているな、といった思いから書いたコラムが何本かありました。「日本サッカーのカタチ」と銘打って何週かにわたって書いてみた事もその流れからでした。日本サッカーのスタイルとは何か、トルシエの目指した方向と、ジーコの目指す方向の違い、トレセン制度などによる若年選手の平均的な競技レベル向上と、一方で画一化したメニューによる独創性(個性)のある選手があまり見られなくなったのではないか?との危惧。いったいこれからどうしたらええんやろ?と漠然と思っていたところに、サッカー批評(双葉社刊)の最新号がズバリ「日本のサッカースタイルとは何か?」という見出しで発売されました。

このサッカー批評という雑誌はあまり馴染みがないかもしれませんが、「批評」という言葉の示すとおり、他のサッカー雑誌とは違い、より読み応えのある、考えさせられる内容を取り上げています。
(その分マニア向けですが^^;)

近年、4−4−2、4−2−3−1、3−5−2などやたらとシステム(選手の基本的な並び位置)で語るサッカー論が非常に多いように感じます。しかし、同じシステムを使っていてもブラジルの4−4−2とイングランドの4−4−2は全く別の試合運びを見せるように、システムに加えその国々のサッカーを形作るスタイルがある。「日本のサッカースタイルとは何か?」そのタイトルは最近ずっと思い悩んできた僕のテーマであり、高い関心を持って特集記事を読み漁り、その考えが随分と整理されてきました。

今の日本サッカーに悶々とした思いのある方々がいらっしゃれば是非一読をオススメします。その記事を見てどう感じたかについてはまた後日・・・


**9月17日(金)掲載**
(PIDE)

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本当に大丈夫?
こんにちは。PIDEです。
今年はトコトン代表の試合が続きますね。アジアカップとアテネが終わったと思ったらもうW杯予選です。欧州でもW杯予選が行なわれ、激しい戦いが繰り広げられています。いよいよ06年W杯に向けた本当の戦いが始まる!といった感じですね。

そのアジア一次予選、インド戦が終了しました。結果は皆様もご存知の通り、4−0。ここまで負けなしの首位と順当です。まさかハーフタイムに停電して後半開始が遅れるとは夢にも思いませんでしたが・・・。

それにしても今回の代表は我々見る者にも我慢を要求させますね・・・。心の中でインドを格下と見下しているからか、前半終了間際まで点を取れない代表にイライライライラ。いや、格下でしょ?勝って当たり前の相手でしょ?相手の選手の名前、誰一人覚えていないでしょ?それすらもW杯予選で楽に勝たせてくれる相手はいない、と謙虚に話を進めなければならないのでしょうか?

アジアでは勝って当たり前の空気、もはや負けは許されなくなりました。W杯出場は悲願/夢ではなく、最低限のノルマとなってしまいました。これでW杯出られなかったらどうなるんだろ???

どうして勝ってるのにこんなに不安なんでしょう?今の代表は?何か最後の最後でコロっと負けて本戦出場を逃したりしないだろうか?今テンションが上がらないのは、その時に「やっぱり・・・」と「俺はわかってたんだよ、今のやり方のまんまじゃ最後でミスるって・・・」と失敗に終わった時のショックを今のうちから和らげておこうという自己防衛本能のなせる業ではないかと思えてなりません(^^;

やるだけやってそれでもダメなら、選手達からその頑張り/くやしさが伝わるならいいんですけどね・・・。どこかタンタンと終わりそうな、ドーハの時のようなにじみ出るくやしさを感じるのでしょうか?

なんかすっきりしないですねぇ、勝ってるけど・・・。


**9月10日(金)掲載**
(PIDE)

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アテネ終わって・・・ その2
アジアカップは劇的な優勝で幕を閉じましたが、日本サッカーはここ何年かが一番の転換点だと思っています。それはこの10年かつての高度経済成長を髣髴とさせるような日本サッカー界の大発展/躍進ぶりからトレンドがかわってきている事に気づくことにあると思うのです。

要は、仮にW杯に出場できなくても、出場したとして全敗であったとしても、それでも多くの日本人は興味を持ち続けてくれるのだろうか?かつてのメキシコ五輪銅メダル後の長くツライ時代にまた戻ってしまうのではないか。そうならない為に私たちができる事は何だろうか?何なのでしょうか?

かつて経済もバブルが崩壊し長い低迷の時代を迎えたように、いつまでも右肩上がりで成績が良くなる訳では必ずしもありません。あのフランスですら94年のアメリカW杯では予選で敗退し、02年の日韓W杯では1点も取れずにグループリーグで敗退。今年のユーロも敗退と常に王者でい続ける事はできません。オランダ、チェコ、スペイン、ポルトガルなどの国はW杯で優勝をした事はこれまでありません。高い目標を持つことは必要ですが、02年はベスト16だったのだから06年はベスト8、10年はベスト4、14年は準優勝で18年には日本W杯初優勝!などというような単純な右肩上がりにはなりえないはずなんです。

折りしも今の日本代表は組織よりも個人を大事にしているように見られます。その「個人」はたかだかオマーン、ヨルダンなど中東の小国がきちんとした組織力を身に付けてくれば、それを凌駕できる1対1で勝てるだけの力は持っていない事は先日のアジアカップが証明してくれました。まだまだ日本人の個人能力はその程度。アルゼンチンに1点差の試合をできたとしても、それはオマーンが日本相手に1点差の試合をやった事で、日本とは大差ない!と勘違いしてしまうのと同じ事でしょう。

個人のスキルアップが必要なのは間違いない。スキルとは単純なテクニックだけでない、そこには戦術眼といった頭の部分であったり、またフィジカル的な要素も含まれています。世界と伍して戦う、しかも(サッカーにおける)世界の中心から遠く離れた極東地域に住んでいるという地理的ハンデを持つ国で彼らに追いつき追い越すためには、都度都度の代表の成績に左右されるのではない継続的なJリーグの盛り上がりが必要不可欠です。

幸い、浦和には「レッズ」という日本でも観客動員数でトップレベルのクラブがあります。僕の知り合いにも代表には興味ないけどレッズは大好き、という人が何人かいます。街で会えばレッズの服に、レッズのカバン(試合日でなくても^^;)どこのスタジアムへ行ってもホームより目立つアウェーサポーター。素晴らしい「文化」が根付きつつあるように思います。

また、元々サッカー王国であるという歴史もあり、週末になると大人からこどもまで様々な場所でサッカー/フットサルをしている光景を見られる(こんな土地は後静岡くらいでしょう)、そうした土壌が浦和にはある、ということは非常に大きな財産なのだと実感します。

冒頭の審判の話からどんどん話が飛躍しましたが、日本代表を世界基準のチームにするためには、世界基準のインフラ(バックグランド)が整えられないとなりえません。代表だけが強いなんて事はありえないです。

Jリーグ、いろんな角度から関心を持って、支えていきましょう。


**9月3日(金)掲載**
(PIDE)

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アテネ終わって・・・その1
こんにちは、PIDEです。
連日熱戦を繰り広げてきたアテネ五輪もいよいよ終盤戦となりました。4年に一度の祭典も始まってみればあっという間。サッカーは男女とも後一歩の成績で終わってしまいましたが、それぞれ今後の更なる飛躍を目指して新しいステージが始まります。

男子にとってはいよいよ年齢制限の枠のない、フル代表の戦いとなります。「アテネ経由ドイツ行き」と言われた山本ジャパンのメンバーの内、はたして誰がフル代表の座を射止めるのか。9月には早速W杯アジア一次予選が開催されます。いよいよW杯ドイツ大会への出場を目指し、本当の真剣勝負が再開します。

一方、国内では2ndステージが開幕。先日の東京V戦では永井、山瀬のダブルハットトリックなど7−2で圧勝したレッズが2節終了時点で首位となりました。レッズにとって1stステージはフル代表や五輪代表に主力を取られ、なかなかベストメンバーを組めなかったレッズですが、横浜FMの4ステージ連覇を止め、昨年のナビスコに続く栄冠を勝ち取る為の勝負のステージです。

さて、ここの所、国際試合が非常に多くて国内のネタがあまりありませんでした。久しぶりにJリーグに話をあてていきたいと思います。

先日のレッズ戦もそうでしたが、ここ最近審判の判定をめぐるイライラが非常に多いように感じます。先のアジアカップもそうですが、Jリーグでも基準がよくわからない(ように思える)判定がやたらと目立つのです。

私も(多少ながら)4級審判資格者として、審判の難しさはわかっているつもりです。また人間のやる事ですから誤審も当然ありえる事で、100%間違いのないジャッジをする事は不可能だと思っています(そんな審判の判定さえも一つのドラマになります。かつて「神の手」と呼ばれたアルゼンチン代表マラドーナのゴール。先日のアジアカップでも似たようなシーンがありましたね)。ただし、誤審を極力なくす努力は続けなければならないし、それでも出てしまう誤審については試合終了後、きちんと検証をし、間違いであればそれは間違いをして認める(もちろん試合結果は覆る事はありませんが・・・)といった行為は必要ではないかと思うのです。

よく国際試合になると日本人のフィジカルの弱さを指摘する声があります。また、代表として海外に遠征した選手たちが国内に戻り、Jリーグに出場した時に国際試合ではファウルを取られないボディコンタクトにファウルを取られることがあるなど、その基準が統一されていない事による弊害もあるように聞いた事があります。国際基準の当たりの強さに慣れるためにはそういったレフェリングレベルの統一/均質化もあってしかるべきです。ファウルを推奨している訳でも、荒れた試合を望んでいる訳でもないのですが、日常、厳しいボディコンタクトの中でプレーをしている選手と、そうでない選手に違いが出てきてしまうのは当然だと思いますし、地理上欧州で戦う経験を積む事が圧倒的に少ない、日常的にそういった環境で鍛えられない、日本/Jリーグ所属の選手たちにとって、Jリーグを様々な意味で世界基準に上げていかないことには、どれだけ代表で遠征をしたとしても経験不足は否めないのではないでしょうか?


**8月27日(金)掲載**
(PIDE)

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勝者のメンタリティ
こんばんは、PIDEです。
連日(連夜)のアテネ五輪中継に寝不足の毎日が続いています。
今年の五輪は凄まじいメダル奪取で非常に盛り上がっていますね。
一方でバレー・ソフト・野球など団体競技の不振が気になります。
サッカーも男子は予選敗退。女子は決勝トーナメント進出も初戦の相手がアメリカと、強豪との対戦が待ち受けます。
是非、一つでも上を目指して頑張って欲しいものです。

さて、36年ぶりのメダル獲得が目標に掲げて出発した男子五輪代表。
初戦のパラグアイ戦に3−4。二戦目のイタリア戦も2−3と早々に予選敗退が決まってしまいました。三戦目のガーナ戦では1−0と意地を見せてくれましたが、終わってみれば1勝2敗のグループ最下位。
結果だけを見れば2001年のワールドユースと同じとなってしまい、「やっぱり谷間の世代が・・・」といった声も・・・
最後のガーナ戦の内容を見ると、「何故初戦からこうした戦いができなかったのか?」と悔いが残る結果となってしまいました。

毎回毎回ここ一番での勝負弱さを指摘される日本サッカー界。
一方で世界の第一線で戦い続けるスポーツ選手が日本にもたくさんいます。
今回のアテネ五輪でも柔道、水泳で素晴らしい活躍を見せてくれている選手たち。
勝者である事を常に求められる人のプレッシャーは想像以上のものでしょう。
「勝って当たり前」と周囲から見られる中、勝ち続けなければならないのですから。
「柔道は日本のお家芸だから」と言われる方がいるかもしれません。
しかし、サッカーの母国イングランドが常に世界一でいる訳ではありません。
そういった「勝って当たり前」の選手たちのトレーニングについてもっと関心を持って、学ぶべき点を吸収する必要があるのではないでしょうか?

アジアカップを戦った日本代表は「勝って当たり前」の環境下、勝ちました。
しかし、世界に出ればまだまだチャレンジャーです。しかし、善戦で許される時代ではなくなりました。この10年で一番大きな変化は我々サポーターの日本代表に求める要求レベルの上昇であるのかもしれません。
贅沢な時代になったもんです・・・


**8月20日(金)掲載**
(PIDE)

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代表戦×3
こんにちは、PIDEです。
アジアカップは劇的なドラマを続けながら決勝に勝ち上がった日本がホスト国中国を見事下して連覇を遂げました。

昨日は全種目のトップを切って女子サッカーが始まり、なでしこジャパンが強豪スウェーデンに1−0と見事なアップセットを演じました。試合内容も結果以上に完勝と言えるもの。大会の組合せの妙もあり、早メダル見えた!との見出しが躍っています。

そして今朝、男子サッカーが対パラグアイ戦から始まりました。睡眠時間を確保するのが難しい時間ながら期待がかかります。同じ時期にいろいろなカテゴリの代表を同時に見られるというのはなかなかある事ではないので、いろいろと比較ができておもしろいです。

そのパラグアイ戦。前半は全くいい所のないまま終えてしまいました。イージーミスから先制点を許し、同点に追いつきながらも左サイドから崩されリードされて終了します。トップ下の位置に入った小野との絡みも今ひとつ。これまで山本ジャパンが見せてきたチームとは別物に見られました。あれほど激しい闘志を前面に押し出していた大久保、闘莉王からもそれが伝わってきません。先のアジアカップで画面からヒシヒシと伝わってきた気迫が感じられない、なんともしまらない内容です。

これが後半になって流れがガラリと変わります。小野の位置をボランチに下げ、トップ下に松井。ボールがつながるようになり、早い時間帯で1点を返します。よいイメージでゲームを動かし始めますが、またしてもミスがらみのワンチャンスをものにされ2点差。1点差まで追い詰め最後まで攻め続けましたが、最後は3-4で終了。勝点を上げる事ができませんでした。

大会のレベルはそれぞれ違います。アジアでは相手がミスをして外してくれても世界大会では一つのミスが致命傷です。内容的には決して劣っていないように思います。後はディテールの差。わずかなミスを見逃さない、少ないチャンスを確実にものにする。そうした精度を高めていかないと勝てない、昔からよく言われ、頭ではわかっていても詰め切れない、それがアジアレベルで他国にフル代表が見せつけた経験値ではないかと思います。

まだ初戦。残り2戦勝てば決勝トーナメント進出もありえます。期待しましょう。


**8月13日(金)掲載**
(PIDE)

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奇跡×2
こんにちは、PIDEです。

アジアカップもいよいよ大詰めです。前回のコラムでイラン戦までについて触れましたが、その後の決勝トーナメントではいっそうのドラマが待っていました。

準々決勝のヨルダン戦。PKまでもつれたこの試合で考えられない奇跡が起こりました。PK戦途中でのコートチェンジ。そして0−2からの大逆転。ここまで長い間サッカーをし、また見続けていますが、こんな試合は記憶にありません。

今回はそれだけに留まりませんでした。続く準決勝バーレーン戦。先制を許し、不可解な判定で遠藤を退場で欠き、前半から数的不利に立たされた日本。その後2−1と逆転に成功するも後半40分には再度逆転される2−3の展開となり、残り時間を考えても「もうダメだ」と誰もが思ったそのロスタイムにDFの中沢の値千金どころじゃないスーパー同点ダイビングヘッド!そして延長での玉田の逆転ゴール。これだけ見ていて鳥肌が立ったのは97年のアジア予選のジョホールバル以来だったと思います。

W杯はまだチャレンジャーとして臨む大会。「絶対に負けられない」を繰り返す某テレビ局のコピーは別としても王者として臨んだこの大会でこれまでアジアをリードしてきたサウジ/韓国/イランといった国が次々と大会を後にする中、決勝まで到達した日本は素直に評価してよいのではないでしょう。あれだけの激しいブーイングの中、テレビを見ているだけの僕もイライライライラ・・・それに加え中東勢特有の露骨な時間稼ぎと訳の分からないレフェリングにイライライライライラ。当事者の選手たちはもっと「こんなくだらん試合意味ない!」と投げてしまいそうな、そんな展開にも冷静に気持ちを切らすことなく最後の最後の瞬間まであきらめない姿勢を貫き通せるその精神力にはただただ感服するばかりです。ひどくマンガ的な戦い方。しかし、「事実は小説よりも奇なり」の言葉の通りその試合の質/レベルといった観点ではなく、「戦いに勝つ」その気迫に親善試合では感じられない興奮を覚える訳です。

今回のアジアカップを経験した選手たちはきっと素晴らしい成長を選手として、人間として遂げているのでしょう。自分にはできないだけに羨ましく、尊敬します。


**8月6日(金)掲載**
(PIDE)

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Re: 奇跡×22004/08/09 21:23:24  
                     同感

 
中国での試合。60年前の歴史の後始末を
日本政府がきちんとしてこなかったつけがまわった。
とくよくよ考えていましたが、選手たちが非常に淡々と
試合を進めていたので、彼らの精神の強さと割り切り様に
感動しました。そうだよ、昔のことにこだわったって
しょうがない。これからだ。と思いなおしました。
たぶん日本の選手から中国の人もたくさんのことを
学ぶでしょう。
 

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