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燃える闘魂! サッカー命!
PIDEです。毎週金曜日に、このページに登場します。よろしくお願いします。
私は旧浦和市の某町に住んでいる熱狂的サッカーファンです。 子供の頃からサッカーに興味を持ち、今に至っています。スポーツはサッカーだけではなく、スキーなど、いろいろやっていますが、中心はやっぱりサッカーになりますね。 実はNPO 日本サポーター協会にも所属しておりまして、サッカーに関連するいろいろなことに首を突っ込んだりしています(^^ゞ。 このページで皆様とサッカーの話で盛り上がれればいいな、と思っています。

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コーチングライセンス取得に行ってきました
こんにちは。PIDEです。
朝起きたら一面銀世界。天気予報を見ていると明日も降りそうな予報。明日のJリーグ開幕は各地で雪の中行なわれるのでしょうか?3月になってからの大雪。プレイする人も応援する人も大変です・・・

さて、今週は日本サッカー協会のコーチングライセンスについて。先週「JFA公認D級コーチライセンス取得講習会」に参加してきました。土日2日間のプログラムで講義と実習を行ない、試験にパスするとめでたくライセンスが取得できる訳ですが、いろいろと専門知識を学べる貴重な体験でした。

小さい頃からサッカーを続けてきて「サッカーの事はよく知っている」とついつい思いがちになるのですが、そんな強豪でもない田舎でただボールを蹴って遊んでいた僕にとって「一つ一つの練習に目的を持ってプレーさせる」という指導の仕方などはとても新鮮でした。後あまり怒らないんですね。頭ごなしに。後はプレーヤーに考えさせる。教本の中にも「指導者はこの判断ができる選手かつ、判断をもとに技術が発揮できる選手、すなわち、クリエイティブでたくましい選手を育成することを心がけなければなりません」と書かれています。とかく現在の日本代表で課題とされている部分を明確に認識し、幼い頃からの一貫指導(小/中/高と学校/クラブが変わるたびに根本にある思想が異なってしまい、プレーヤーが混乱する事を防ぐ。成長の妨げにならないようにする)をしよう、とプロ/アマ問わず誰でもが教育を受けることができる環境が整備されているという事は素晴らしい事だなと思います。

今回僕が取得したものは「D級」。これはサッカーの導入部分。主に小学生を対象とした指導者に対しての資格になります。このD級を出発点にC−B−A−Sとそれぞれコーチングライセンスがあり、S級資格者はJリーグで監督をする事ができます。つまりは僕であってもJリーグで監督をする可能性はゼロではない、という仕組上はそうなっています(^^)

僕が小さい頃はそんな資格もなく、サッカーを知らないけど若い先生が監督だったりしたな、と思い出しました。きちんとサッカーをしていた人が理論も学び子どもたちに接して行く。こうした地道な草の根レベルの普及こそが最終的な代表強化、日本サッカーの発展につながっていくのだと思いました。


**3月4日(金)掲載**
(PIDE)

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第149回 さいたまレイナスが浦和レッズに???
こんにちは、PIDEです。
今週末はゼロックススーパーカップが開催されます。来週からはもうJリーグ開幕ですね。レッズの開幕はホームの埼スタでアントラーズ。何事も始めが肝心。念願のリーグ制覇の為にもホームでよいスタートを切りたいですね。

さて、今週は「レイナスが浦和レッズに?」という記事が出ていました。
東京ヴェルディと日テレベレーザというケースはありましたが、「浦和レッズ」という同じクラブ名で男女のチームができるとしたらこれはとても画期的な事だと思い、ちょっと書いてみました。

もともと、地域密着を謳っているJリーグにおいて性別や種目を越えた、地域のアイデンティティとしてのクラブの存在は欧州のクラブがそうであるように、一つの理想的な姿としてあると思っていました。

日本においても新潟などはバスケットチームを持っています。何もサッカーという枠にこだわらなくても一つのクラブを応援する姿勢が、その地域の想いを強くさせる一つの効果があると思うのです。

そういった意味で以前から期待していたのが二大プロスポーツである野球とサッカーの融合。元々古くから根付いている阪神タイガースや中日ドラゴンズがガンバ/セレッソ大阪や名古屋グランパスと一つのクラブとなる事は何かと難しい問題も多くあるかなと思っていましたが、昨年北海道に移転した日本ハムや今年新球団として立ち上がる楽天などは、クラブ名を統一(必ずしもコンサドーレやベガルタである必要もないと思いますが、それでも思いのある人にとっては大事でしょう)して盛り上げるという選択肢が全くなかったのかと思うとちょっと残念だったりします。

オリンピックなどで様々な種目が注目を集めるように、どれか一つの種目を特別視または敵視する必要はないと思っています。「おらがむらのチーム」こそがJリーグの掲げる地域密着というコンセプトと一致するのであれば他のプロスポーツとの統一クラブの設立は話題性も高くそれほどデメリットのある話だとは思えないのですが・・・。

そんな中、埼玉で男女のサッカーが一つの「浦和レッズ」というブランドの元に統一されたとしたら、レッズサポがLリーグの名物になる、という事も十分にあり得ることだと思うのです。地域の象徴として益々の発展を・・・。こうして欧州のクラブのような伝統が少しずつ作られていけたらなと思います。


**2月25日(金)掲載**
(PIDE)

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第148回 Jリーグもまもなく開幕しますね
こんにちは。PIDEです。
2月も中旬になり、日によってはポカポカ。しかしまだまだ寒い日も多く私の周りでは風邪が大流行です。いろいろな予定が風邪でキャンセル続出。私自信はピンピンしているのですが、何とも寂しい話です(^^; 皆さんも風邪にはお気をつけ下さい。

さて、日本代表が始動したのに続いてJリーグの各クラブもキャンプの真っ最中。各地で練習試合/プレシーズンマッチが組まれ、今年一年間を戦い抜くための基礎作りに頑張っています。

今年のJリーグ。昨年のチャンピオンシップを戦った横浜/浦和を筆頭にどのクラブが優勝してもおかしくない、混戦となりそうな気配が漂います。何より大きな変更点といえば「1ステージ制への移行」と「J1参加クラブが18に増加」の2点でしょう。これまで15試合で優勝が決まっていた所が17試合×2(ホーム&アウェイ)=34試合で優勝を決める事になりました。「これでようやく普通になった」とも見えますが、これまで年間最高勝点のクラブが必ずしもリーグ制覇をしていないという状況から見ると、昨年までの実績はあまりアテになりません。これまではスタートダッシュに失敗するとそれだけで優勝争いから脱落してしまう、ある意味スロースタートのクラブには不利であったレギュレーションが大きく変わります。この変化をうまく活用できるクラブはどこか?浦和であって欲しいなと・・・思います。

今年のオフの補強は比較的静かでした。その中で特に目立ったのは磐田。崔、村井、茶野という代表レベルの選手を3人も獲得。かつての輝きを失いつつあった磐田が再び輝きを放つのか?注目ですが、個人的には生え抜きの若手が伸び悩んで見える点が気になります。

それ以外はそれほど話題なかったですね。浦和も補強は若手メインでした。各選手の上積みがどれだけなされているかがポイントとなりそうですが、ケガの話も出ておりちょっと心配です。

もうすぐ春。代表もいいけどやっぱりオラが街のクラブの勇姿が第一!開幕が待ち遠しいですね。


**2月18日(金)掲載**
(PIDE)

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第147回 何とか初戦で勝点3を取りました・・・
こんにちは。PIDEです。
やってきました最終予選。水曜日に埼玉スタジアムで行なわれた北朝鮮戦。戦前の異常なマスコミの煽りにも負けず?両国サポーターの熱の入った応援の元、結果として我らが日本代表は良いスタートを切りました。同じグループのイランとバーレーンは引き分けに終わり、混沌とした、最後の最後までわからない最終予選の幕が切って落とされたわけです。

水曜日の試合を改めて振り返ってみると、中々に興味深いテーマがいくつも転がっています。

1.立ち上がり傍目にもわかる過緊張であった北朝鮮代表。ボールタッチも 危なっかしく、小笠原選手の非常に早い時間帯での先制点もあった事から「これは楽勝か?」と思ったら最後の最後まで縺れ込んでしまいました。最終予選のプレッシャーと、メンタル面がプレーに及ぼす影響が本当に露骨に出てしまったなと思います。

2.北朝鮮のよく組織されたディフェンスとダイレクトでの早いボール回しは何度か日本を危機的状況に陥れました。特に得点の入った場面でのボール回しは得点の臭いを予感させ、(GKの動きを見て狙った?)シュートはその判断力、正確性どちらもスーパーなプレーでした。そして何よりフィジカル面の強さ。ボールの球際のぶつかり合いでバランスが崩れない。基礎的な技術は日本が上かもしれませんが、局面局面では体を張ったナイスプレーをしていました。

3.後半途中から投入された高原/中村両選手の活躍。それまでの停滞していた流れを完全に引き戻してくれました。結果的に交代の順番もこれでよかったのかもしれません。先発で両選手が出て活躍できなかった時に他の選手が交代して入ってくるのと、これだけのビッグネームが控えて出てくるのとでは相手にかけるプレッシャーも随分と違うはず。日本にはまだ中田/小野/稲本/大久保選手などがおり、その選手層は対戦相手にとって非常に厚いと感じていることでしょう。

4.昨年のオマーン戦からアジアカップを経て繋がっている無類の勝負強さ。引分、勝点1で終わるのかと思った最後の最後で勝利を呼び込む強さ。「日本とは良い勝負はできるけれども結局はまた負けた」と相手に思わせるにはこちらも心理的に非常に優位に立てます。

試合の中でのメンタルの変化から長いスパンで見た時の勝負強さに関わるメンタルまで、相手との駆け引きも含めどれだけ冷静に自分自身の力、パフォーマンスを与えられた時間で発揮できるのか。それを少しでも高めるのが経験の成せる技であり、ここ数年急速に日本がつけてきた実力であり、ほとんど国際舞台での試合をこなしてきていなかった北朝鮮との近くて遠い実力差につながった。。。そんな印象を持った第一戦でした。


**2月14日(月)掲載**
(PIDE)

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第146回 日本代表を取り巻く環境の変化
こんにちは。PIDEです。
ここ数日もの凄く寒い日が続いています。Jリーグやプロ野球がキャンプをしている九州でも雪が降っているとか・・・今年は暖冬だと言われていましたが寒い日が続いているおかげ?で過去最大級の花粉が飛ぶと言われている影響をまだ受けずにすんでいます。

さて、先週の土曜日とこの水曜日に日本代表はカザフスタン、シリアと強化マッチを行ない、来週水曜日の北朝鮮戦に備えた最終調整を行いました。結果もさる事ながら中々(意外に?)内容もあった試合となり、楽観はできないけれども悲観もする必要がない、安心感を持って予選を迎えられそうです。この後、海外組も加わり本番に臨むわけですが、その選手起用には大変注目が集まります。宮本選手と松田選手の争い。そして得点を取った鈴木/玉田両選手と高原/大久保選手の争い。更には起点として非常にキレのあるプレーを見せた小笠原選手に対し中村/中田の両看板ははたして・・・古くは海外組と国内組、最近では先発組と控え組の不調和を指摘する声もありましたが、結果としてみると両サイド以外、どのポジションもポジション争いが熾烈であり、誰が出ても一定レベル以上のパフォーマンスを発揮できるチームとなってきているのかな?と、全てはこれからの結果次第ですが、感じられるようにはなりました。

そんなピッチ内の変化も非常に大きかったですが、ピッチの外も意外と変わってきているのかなと最近感じています。97年のW杯予選の頃から02年のW杯までの間、日本代表のチケットはプレミアチケットとなり、例え親善試合であれ、とにかく入手する事が困難になりました。

それが今回の親善試合ではチケットが売り切れとなっておらず、空席もテレビを見ていて確認することができました。サポーターの人たちもただ「日本代表だから」ではなく、「この試合」を選ぶようになってきたという事なのでしょう。Jリーグと比べかなり割高で設定されていた代表のチケット販売も今後はその大会の位置付けに合せてうまく設定していかないとスタンドがガラガラで試合をする事もあるかもしれません。

パッと見ではまた冬の時代に突入か・・・と思わせる出来事なのかもしれませんが、何でもかんでも無闇にチケットが売れ、ネットオークションで高値で売買されるというのはバブル以外の何物でもないでしょう。そうした傾向に歯止めがかかりつつあるという事はサッカーに対する見方が成熟してきている、その一つの兆候なのかもしれません。

何はともあれ、無事に(できれば軽〜く)最終予選を突破してくれる事を期待しています。来週はスタジアム観戦なのでその時の様子などここで書ければいいかなと思います(^^)


**2月3日(木)掲載**
(PIDE)

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第145回 移籍制度
こんにちは。PIDEです。
日本代表に続いてJリーグの各クラブも始動しました。先週末横浜でフットサルをしていたのですが、同じコートで僕らが終えた後、横浜FCが練習をしていました。間近で見るプロの選手はやはり体が大きく迫力がありました。ただ僕らと同じコートで練習をしているという現実もまたJリーグクラブの環境がまだまだ厳しいのだと再認識しました。

さて、そんな新しいシーズンを迎える直前、移籍も大方落ち着いてきたなと思ったら、最後に大きな移籍話が待っていました。

浦和から山瀬選手が横浜FMに移籍。「今年の補強は山瀬と坪井」と社長自身も話をしていたくらいですからこの移籍は急転直下、誰にとっても意外な移籍であったと思います。

また、鹿島からは中田(浩)選手がマルセイユへ移籍。トルシエジャパンの中心選手としてほとんど全ての代表戦に出場してきた中田(浩)選手はトルシエ監督にとっても願ったり叶ったりなのでしょう。。。

とはいえ、今回の移籍話はこれまでの海外移籍とはちょっと事情が異なりいろいろと議論になっているようです。

「ゼロ円移籍」要は移籍金が発生しない移籍。所属していたクラブにとっては「ここまで育ててきたのに・・・」という気持ちもあり複雑な気分でしょう。

しかし、何より驚いたのは95年のいわゆるボスマン判決以降ヨーロッパで当たり前になっていた移籍制度と日本の制度が異なっていたという事実です。中田(英)がイタリアに移籍した98年以降何人もの選手が海外に移籍(完全/レンタルの違いはありますが)してきていたにも関わらず何ら見直しがされていなかったというのは意外でした。

今後の日本人の海外移籍をJリーグとしてどう考えなければならないのか。
その問題を表面化させた移籍でした。


**1月28日(金)掲載**
(PIDE)

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第144回 アジア最終予選
こんにちは。PIDEです。
冬の選手権も終わり、日本サッカー界も少しお休み。とは言え既に06年ドイツW杯のアジア最終予選に向けて代表選手たちは合宿を始めています。来るべき最終決戦に向けて万端の準備を終えて本番に臨んでほしいと思います。

さて、そんなアジア最終予選の初戦はご存知の通り北朝鮮。情報も少なく、日本と対戦するのも93年のアメリカW杯予選の時以来という相手に日本のマスコミも四苦八苦といった状況でしょうか。何とか情報を得ようと動き、ちょっとした事も大きく取り上げるといった報道が多いように思います。

今回のドイツW杯へのアジア地域出場枠は4.5国あります。これは前々回のフランスW杯の時と比べると(当時3.5国)、枠が増えている。また当時の日本(W杯未経験)と現在を比べると(W杯2回出場、最高位ベスト16)、日本のレベルアップも確かであり、よりハードルは低くなっていると考えるのが贔屓目でなく正当な現在のポジションではないかと考えています。

先のアジア大会でも優勝し、順当に力を出して戦えば行って当然とも言えるでしょう。どの国も日本は行くだろうという意識は強いと思います。

そういった状況下で北朝鮮を考えた場合、確かに情報は不足していますが、信じがたい秘密兵器があるようには思えません。世界大会を多く経験した事で感じるのは、何よりその国際大会での経験値です。近年日本がアジアの中でより質の高い経験を多く積んできた国の一つである事は間違いのない事実です。

とは言え、予選は何が起こるかわかりません。欧州においてフランスやイングランド、オランダといった強豪国がW杯に出場できないという事はまま起こりますし、相手に研究され、露骨な時間稼ぎをされるなど通常では考えられない事が起こるのがこの予選である事は一方でまた事実です。

そんな中で一番大事な事は冷静に星勘定をしていく事だと思います。目の前の一試合一試合に勝ちにいく事は何より大事なことですが、仮に勝点を落としたとしても変に落ち込むことなく次に切り替える事。これは選手だけでなく我々サポーターにも言えることです。マスコミの煽りに煽られることなく、結果として突破を決めることができれば1位でなくてもよいのです。仮に初戦の北朝鮮に負けたとしても突破の可能性は十分にある訳ですから。

「絶対に負けられない戦い」というキャッチがやたらと聞かれますが、その試合試合に負けられないのではなく、結果としてW杯に出場する事が「勝ち」出場できない事が「負け」と捉えていればよいのだと思います。トーナメントではなく、リーグ戦。一戦一戦でやきもきしない。そんな余裕な見方が・・・本番当日になったらできないのでしょうね(^^;


**1月21日(金)掲載**
(PIDE)

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高校サッカー総括
こんばんは、PIDEです。
今年の高校サッカー選手権は鹿児島実業高校の2度目(単独では初)の優勝で幕を閉じました。ここ数年高校サッカーをリードしてきた国見、市立船橋の二校が敗れたという結果は新たな時代の始まりを予感させるものです。今回の選手権を見て改めて日本代表が行なっているサッカーが大なり小なりその下位のカテゴリーにも普及しているのかなと思いました。

<良いところ>
一試合をどう戦うか、というプランを持ったチームが(特に上位に進出したチームにおいて)多かったように思います。勝つ為に戦略を変える、特に顕著だったのは準決勝でただただボールを蹴りこんでいた鹿児島実業が決勝ではつなぐサッカーの意識を見られた点です。自分たちのスタイルはこれだ!という一本調子のものではなく、戦う相手や状況に応じて柔軟にスタイルを変更できる戦術理解力の高さがあるのかな、と。

また、最後まであきらめない。準決勝で星陵が最後の最後で追いついた試合などその典型ですが、これらの点がアジアカップなどで見られた日本代表の試合とオーバーラップしているように見えました。

<悪かったところ>
突出した個人が少なかった事もあるのでしょうが、組織力の強化をはかり何とか強いチームを作ろうとしていたチームが多かった事。これは一概に「悪い」と決め付けられるものではないと思います。優秀な個がユースに流れる傾向が強くなりつつある現状において「勝つ」為には仕方のない事かもしれません。ただチーム戦術を意識する余り積極的なリスクチャレンジを行なわないような、もしくはそれを徹底して何ら創造性のないプレーに終始するだけではサッカーというスポーツそのものを楽しめないのでは?と思ったりもしてしまいます。

5年後、10年後の日本サッカーを予想する一つの指標となる高校サッカー。だからこそ選手の個を磨く場であって欲しいと願うのですが、そうした事を重視していたと思われる静岡勢がここの所全国で勝てない結果を見ているとなんだか少し先行きに不安を持ってしまった今大会でした。


**1月14日(金)掲載**
(PIDE)

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第142回 プレッシング
こんにちは。PIDEです。
2005年明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって素晴らしい1年になりますよう。。。

年末年始はサッカーファンにとって最後のイベント、天皇杯と高校サッカーがありました。元旦の天皇杯は東京Vの優勝で幕を下ろしましたが、30日から始まった高校サッカーは10日の決勝戦まで熱戦が繰り広げられます。国見、市立船橋、鹿児島実の伝統校に初のベスト4を決めた星陵とチームも個人も見所一杯の4チーム。準決勝からは夢の国立です。8日(土)の準決勝、10日(祝)の決勝とお時間があれば足を運んでみては?

さて、そんな高校サッカーですが、先だって準々決勝の星陵vs前橋商業(in駒沢競技場)へ観戦に行ってきました。この試合でちょっと気になる事があったのです。

現代サッカーの特徴の一つとしてDFラインを高く設定し、FWからどんどんとプレッシングをするいわゆる「ゾーンプレス」という戦術がその程度は別として多くのチームで行なわれています。日本でも元代表監督の加茂監督の代名詞として世に広まり、呼び名は変われどトルシエ監督の掲げた「フラット3」という戦術も考え方の根本は似たものであったと思います。

そんなプレッシングサッカーがここに極まれり!といった試合がこの準々決勝で展開されました。両チームとも非常に高くDFラインを設定し、中盤でボールを持とうとすればあっという間に複数のDFに囲まれてしまう。ゴールキックの時などはセンターラインを中心に両チームの選手が15mほどの間でしょうか(正確な距離はよくわかりませんが・・・)、その狭いエリアの中に密集しているという状況が何度も見られたのです。

そんなプレスをかいくぐって攻められるか?というとこれがうまくいかず、結局は後からロングボールを前線に放り込む傾向が強くなり、中盤はプレスがきついからボールをつなげない。かと言ってロングボールを放り込んでも相手のDFに跳ね返される・・・とまるでピンボールのような試合に終始している印象を受けました。

プレッシングは現代の流れ。特に個人技で劣る日本人にとって数的優位を作り出すための策として適しているのかもしれません。しかし高校年代でそれほど(トップレベルと比べ)高いスキルを持っていない選手たちがただただお互い思い通りにプレーさせないように厳しいプレッシャーゾーンを作って蹴りあうサッカーははたして日本のためになるのでしょうか?

「日本の選手は急ぎすぎる。始めはもっとゆっくりとしたスピードでいいので正確にプレーする事が大事だ」といった意見(確かジーコ監督のコメントだったと思うのですが、間違っていたらすみません)を雑誌で見たことがあります。そんなコメントとこの日見た試合の内容がすごくリンクしてきてしまいました。

世界に通用する個は「激しく厳しい環境下に身を置く事で産まれる」のか、はたまた「できる事をできるレベルで積み上げていった結果として産まれる」ものなのか、どうなのでしょうか?


**1月7日(金)掲載**
(PIDE)

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第141回 優勝パレード
こんにちは。PIDEです。
今年も残り10日を切りました。毎年この時期になると1年を振り返りますが今年は何と言ってもレッズサポにとって昨年に続き嬉しい年となりました。昨年のナビスコ制覇に続き、今年はリーグ2ndステージ制覇。チャンピオンシップは残念ながら敗れ、年間王者の座を獲る事はできませんでしたが、一つ一つ階段を上り、いよいよ一時代を気づき始めたか?と思わせるに十分なパフォーマンスを見せてくれました。今年はまだ天皇杯も残しており、正月元旦を国立競技場で迎えるというサポにとってこの上ない新年を迎えさせてくれる事でしょう。

さて、昨日の祝日には埼玉県庁から中山道を通り市役所までの優勝パレードが盛大に行なわれました。新聞記事などでは6万人という観衆の数。旧浦和市の人口から考えると約10人に1人がパレードを見に集まったという大変な盛り上がりを見せました。今までプロ野球などではよく見られたパレードがこの浦和の地で行なわれた事についてただただ嬉しい!という気持ちでいっぱいです。正に街中がこの日を待っていた。今年は代表のアジア一次予選やアテネ五輪などもありましたが、年の後半になるにつれ圧倒的にサッカー界はレッズを中心に盛り上がりを見せました。

スタジアムにも何度も足を運びましたが、昨年と比べ「魅せて勝つ」サッカーが展開され単純に見ていておもしろい、また見に来たくなるゲームを数多くみせてくれました。玄人好みの「通な」プレーばかりでなく、誰でもがわかりやすいのはやはり「前を向いて」「ゴールを積極的に狙う」プレーです。そうした試みがなされるからこそ先日のチャンピオンシップのように積極的な守備もまた見栄えがする事になる。お互いがただただ長所を消しあい守備から入るような試合は、勝つためには必要かもしれませんが、長いスパンで考えれば決して観客にとっておもしろい試合ではありません。どんどんとリスクにチャレンジし、失敗してもまた繰り返す。そして常人ではありえないプレーを目にした時、人は驚きと興奮を得るのだと思います。以前書いた事もありますが、やはり「勝つ事」が絶対的判断基準である代表とJリーグは意味合いが違う。勝つ事ももちろん大事ですが、常に観客に満足してもらえるようなプレーを見せる事が何より必要でしょう。

そういった意味ではレッズのようなチームが(2ndステージとはいえ)リーグを制覇した事は、今後の他のチームが同じようなチーム作りを目指すためのよい手本となりえるのではないか。レッズのようにどんどんと攻めるチームが増えてくればスリリングな試合も増え、リーグ全体がより活気を持ってくる、そんな元気なJリーグを来年以降もレッズが中心となってみせてくれたらと思います。


**12月24日(金)掲載**
(PIDE)

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