PIDEです。毎週金曜日に、このページに登場します。よろしくお願いします。 私は旧浦和市の某町に住んでいる熱狂的サッカーファンです。 子供の頃からサッカーに興味を持ち、今に至っています。スポーツはサッカーだけではなく、スキーなど、いろいろやっていますが、中心はやっぱりサッカーになりますね。 実はNPO 日本サポーター協会にも所属しておりまして、サッカーに関連するいろいろなことに首を突っ込んだりしています(^^ゞ。 このページで皆様とサッカーの話で盛り上がれればいいな、と思っています。 |
全320件中 新しい記事から 211〜 220件 |
先頭へ / 前へ / 12... / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 24 / 25 / 26 / 次へ / 最終へ |
いい選手を集めるだけでは・・・ | ||
こんにちは、PIDEです。
まだ5月だというのに、梅雨っぽい日が続きます。 さて、欧州の各国リーグやチャンピオンズリーグが佳境を迎えました。今シーズン当初大型移籍で話題を集めたスペインのレアルマドリッド,、イングランドのチェルシーがリーグ制覇を逃し、チャンピオンズリーグではビッグチームがことごとく敗退する意外な結果となりました。 タイトルを取ったのはスペインはバレンシア、イングランドはアーセナル、そしてチャンピオンズリーグ決勝はフランスのモナコ、ポルトガルのポルト。これらのチームのタイトル獲得は欧州のこれまでのトレンドを変える大きな出来事であったように思います。 ここ数年、テレビの放映権料のバブル化、大物資産家の資本参加などで選手の移籍金が高騰し、ビッグクラブとその他のクラブとの間で圧倒的な戦力差、要は資本に恵まれたチームが一層富み、そうでないチームは経営が難しくなる、といった状況が生まれました。 特にレアルマドリッドのここ数年の補強とタイトル獲得数はその象徴であったと思います。そんな中今年は地味ながらも着実にチーム力を向上させたチームがタイトルを獲得しました。もちろん運/不運もあると思いますが、それでもただ名前の売れたスター選手ばかりを集めただけでは強いチームとなり得ないという事を強く感じさせてくれました。これは洋の東西を問わず、スポーツのジャンルも問わず普遍なものであると思います。 一方、プロは「ショービジネス」的要素も多分に含まれます。どんなに質が高くても「地味」だと多くの集客/グッズ販売を見込めない。日本でも開幕当初話題に昇った「イルハン」獲得の神戸。開幕戦チケットが完売になるなど短期的な効果ははっきりと現れました。新潟、仙台、かつての浦和(^^;のように強いチームである事が必ずしも集客力と比例しているとは限りません。 チームの運営側と現場とサポーター、それぞれの思いがあると思いますが、個人的には今回の欧州シーンの結果は「判官びいき」な僕にとって痛快なものでした。 それにしてもレアルやアーセナルの監督が日本で指揮していたんですね。 びっくりです・・・ **5月21日(金)掲載**
|
J最年少ゴール | ||
こんばんは、PIDEです。
GWはみなさんゆっくり休まれましたか? 僕は30日/2日/3日/4日/8日/9日とひたすらボールを追いかけていました(^^; 近場で楽しく余暇を過ごせる、久しぶりにのんびりした休日でした。 このGWサッカー三昧だった僕にとって何より衝撃的だったのは、若干15歳の東京V森本選手がJリーグの舞台で最年少得点記録を大きく更新するゴールを決めた事でした。3月にJリーグデビューを遂げた時にはまだ中学生。その後わずか2ヶ月足らずで偉大な記録を作ってしまった彼の将来に大きな期待が注がれることになりました。決定力不足が課題と言われて久しい日本サッカー界に希望の新星が現れた。そんな所でしょうか・・・ と、いうのが一般的な論調のようです。ついこの間まで平山選手一色だったマスコミも新たなヒーローの誕生に移り気の様子。平山選手が大学で戦っている間に露出度もレベルの高いJリーグでプレーする森本選手に、気がつくと立場が変わっているかもしれません。 古今東西、常に話題となる「期待の新星」。これまでも幾多の選手が騒がれ、消えていきました。若さという圧倒的な魅力を武器に注目を浴びる選手達。それは好むと好まざるとに関わらずやってきます。その時に舞い上がることなくどこまで自分のスタンスを貫き通すことができるのか。 その点がその後の選手(人間)の成長に大きく関わっているように感じます。 極々一部のスーパースターを除き、優れたプレーヤーは人格的にも優れた人が多いように思います。一時の熱狂に踊らされないよう「期待の新星」クン達にも頑張って欲しい。 冷静に考えてみて今の彼らが「日本代表の決定力不足解消」の切り札になるのか?具体的に言えば、次のW杯予選のインド戦に呼ばれ、出場し得点を決める事ができるのか?その確率は極めて低いでしょう。 彼らにとっての今の評価のモノサシが「年齢」になっています。 「その年齢にしてはスゴイ!」といった表現ですよね。しかしプロは違う。年齢という属性は全く意味をなしません。何歳だろうと同じフィールドの上でどれだけのパフォーマンスが見せられるのか?評価はそこでされるべきです。 翻って、話題に上っている選手がJリーグでどれだけの実績を残しているのか。年齢制限のないフル代表の試合でどれだけの実績を残しているか。 その点を冷静に見ていけば、騒ぎすぎだとわかるはずです。騒がれる選手が悪いわけではありません。騒がれるには騒がれるだけの理由があり、それはその選手に大きな魅力があるからです。 今回の最年少ゴール記録の更新は何よりも嬉しく、素晴らしい出来事ですが、今後の活躍を冷静に、かつ暖かく見守りたいと思っています。 **5月14日(金)掲載**
|
観る者を熱くさせるモノ | ||
こんにちは。PIDEです。
先週取り上げた女子日本代表ですが、見事北朝鮮を3-0で破り、アテネ五輪出場を勝ち取りました。当日は3万人以上の観衆で埋まり、その声援が大きな後押しとなった事でしょう(^^) それにしても、今回のアジア予選で女子の試合を始めて見た方も彼女たちのスキルの高さに驚いた方も多かったのではないでしょうか? また、そのひたむきな姿勢は彼女たちの置かれている環境を如実に現していたように思います。 Jリーグ開幕元年。間違いなく今のリーグよりはレベルが落ちていたはず。それでも見ていて非常におもしろく感じられたのは何故か? かつてLリーグも華やかな時代がありました。しかし、今はプロとして活躍している選手は極々わずか。ほとんどが仕事をしながらプレーしているアマチュア選手です。そんな彼女たちが自分達をアピールする絶好の機会。おそらく五輪出場を逃せば、またしばらくマスコミに取り上げられる事もほとんどなくなっていたはずです。 おそらくJリーグ元年の選手達が感じていた「このチャンスを逃したくない」という気持ち。一般のハングリー精神と呼ばれる気持ち。そうした気持ちが強く感じられたからこその感動であったと思います。 ひるがえって今のJリーグがどうか?男子の日本代表はどうか?人を強く感動させられているか? 必死にやっていると誰もが言います。おそらくその言葉は正しい。しかし、その必死さの深さを考えると、きっと今は女子選手たちの方が強いと思うのです。本当にギリギリの所で戦っているか?戦えるか?そこまで来て強い自己主張も生まれてくるはずです。「自分はこれだけやっている」という自負があれば、その行動に対してやっている様々な異論についても胸を張って自分の主張を述べる事ができるはず。 日本代表に選ばれる事は確かに「名誉」なことです。しかし、その「名誉」だけではたして人間は動き続ける事ができるでしょうか? プロである以上「実利」を追いかける事こそが一番であるはず。その「実利」を産み出すJリーグがひどく退屈に思われる試合を続ける限り日本サッカーのこれ以上の進歩はないでしょう。 女子代表の「ひたむきさ」に改めて考えさせられました。 **4月30日(金)掲載**
|
女子代表の応援に行こう! | ||
こんにちは、PIDEです。 もうすぐゴールデンウィークですね。
春が過ぎ、あっという間に初夏のような陽気になってきました。今年は比較的長期休暇が取りやすいようですね。どこに行っても混むこの時期、身近な場所でサッカーをして汗をかいて楽しもうと考えています。 さて、3月にU-23五輪代表がアテネ五輪本番への切符を手にしましたが、現在女子代表が出場権をかけて戦っています。 女子の場合は男子と違い、年齢制限がありません。予選大会は11カ国が3つのグループに分かれてグループリーグを戦い、各グループの1位と2位となったチームの中で一番成績の良かったチームの4チームで決勝トーナメント。決勝に残った2チームが五輪への出場権を獲得します。 そんな予選大会、日本女子代表は4月18日(日)に行われた対ベトナム戦を7-0。22日(木)に行なわれた対タイ戦を6-0と連勝し決勝トーナメントに進出。いよいよ明日24日(土)19:20から北朝鮮との決戦に臨みます。 バスケットやバレー、ソフトボールと比べ女性のサッカーに関してはそれほどマスコミの注目を浴びる事はありませんでした。Jリーグのスタンドには男性だけでなく多くの女性も訪れますが、いざプレー人口という事になると極端に少なくなります。小学校の時にはプレーをしていても中学入学と同時にやる環境自体が極々限られてしまうという現状もあるようです。しかし、今年に入り日本サッカー協会も女性のプレーヤー層の拡大に力を入れつつあるようです。 今回の予選はテレビでも大きく取り上げられ、関心が高まりつつあることを感じさせます。準決勝の相手の北朝鮮はアジアでも一番実力のあるチームと言われているようです。この試合勝たなければアテネの土を踏むことはできません。 是非この試合スタンドを青く染めて選手達の後押しをしませんか? **4月23日(金)掲載**
|
Jリーグ VS ナビスコ杯 | ||
こんにちは、PIDEです。
暖かくなったと思ったら、急に寒くなったりと朝/晩、一日一日の寒暖の差が激しい日がありますね。皆様、体調など崩されませんよう、お気をつけ下さい。季節柄、歓迎会などでお酒を飲まれる方も多いと思います。ご自愛を(^^) さて、先日の「日本サッカーのカタチ7」(実は2つ同じタイトルになってましたね、失礼しました)にレスをいただきましたので、少し。 サッカー小僧さん、こんばんは。レスありがとうございます。おっしゃる事、ごもっともです。僕も全く同感です。だからこそ、自分でできる事をやっていこうと思ってるんですよね。僕は決して選手としてサッカー界に多大な貢献をした人間ではないし、おそらく(というか間違いなく)今後もサッカー界に多大な影響を与える人間ではないと思ってます。前回のコラムにも書きましたが、僕にとっての最終形は「日本代表がW杯で優勝する」事ではないんですね。誰もが自分の好きな「カタチ」でサッカーに関われる。身近に感じられる。そんな生活を送れる事です。 今年からサッカー協会にも選手以外のカタチで登録できる制度が作られました。制度に対しての意見はおそらくいろいろとあるかと思います。しかし、そうした協会の意識をカタチにした事は評価したいと思います。今までは完全にプレーヤー中心であった登録制度にサポーターという枠が加わった。この事はその制度に入る/入らないはともかく「ある」事自体が一つの発展だと思います。やれる事はたかが知れてます(^^;その中で自分が一番良いと思われることをできる範囲でコツコツやっていく事。それが重要ではないでしょうか? さて、連載形式で書いてみましたが、連載になっていない(話がつながってない)カタチになってしまってるような気がします(^^;文才などなくその時その時に思いつくままに書いているものですから・・・申し訳ないです。なので、ちと(疲れたので^^;)また元の形に戻します。一応前回までで一通り結論付けてみた(はず)ですので、ご容赦ください。 最近ちょっと思う事。 「何故Jリーグだと客が入って、カップ戦になると途端に集客が減るのだろう?」 という事です。プレシーズンマッチなら公式戦でないのでわかります。水曜日開催ならば「平日」という理由でそうかな?と思います。しかし、公式戦で土日開催でやったカップ戦で入らない。「カップ戦」にはあまり重きをおかないのでしょうか? 個人的な感覚ですが、「タイトルの重み」という切り口で並べてみると、「Jリーグ」>「ナビスコ杯」>「天皇杯」と感じる人が多いのでは?そうした大会の格付けが集客に影響を与えるのでしょうか?それともマスコミの扱いがとたんに小さくなるからでしょうか?逆に人気がないからマスコミの扱いが小さいのでしょうか? 天皇杯については、既にシーズンオフ、契約更改と平行して行なわれ、出場選手で来期の契約更新がされない選手がいるなどモチベーションの持ち方が難しいのでは?という話も聞きます。ではナビスコは? 普段のレッズ戦で「Jリーグは行くけど、ナビスコは行かない」とか、「ナビスコは行くけど、Jリーグは行かない」といった方などいらしたら何故そう思うのか?という点について意見交換できればなと思います。 いかがでしょうか? **4月16日(金)掲載**
|
日本サッカーのカタチ9 〜プレーできる楽しみ5〜 | ||
こんにちは、PIDEです。
今週はヨーロッパで行なわれているチャンピオンズリーグでレアルマドリッド(スペイン)、アーセナル(イングランド)、ACミラン(イタリア)といった日本でも人気のあるチームが 、まさかまさかの敗退劇がありました。それだけどのチームも実力が拮抗しているのでしょうが、こうしたチームを日本で見られないかと思うと寂しく思ってしまうのは、やっぱりミーハーだからでしょうか・・・(^^; さて、ここまで「プレーをする」事をテーマに書いてきました。Jリーグ効果によるサッカー関心層の増加とフットサルコートの普及がよりサッカーを身近なものとして感じられるようになった中、次の10年、日本サッカーはどのように進んでいったらよいのか? これまでの話の中で僕の結論は「プレーする楽しみ」をより多くの人に知ってもらえる活動をしていく事。要はより多くの人とボールを蹴って遊ぼう、という事です。サッカーを観る楽しみだけで片付けてしまうといずれ代表人気が薄れ、テレビで扱われる事も少なくなると日本サッカーも衰退の途に入ってしまうのではないか、そうした危機感をこの所強く思うようになりました。 Jリーグバブルも、はたまたヨーロッパでのサッカーバブルも崩壊しつつあります。ビッグクラブであっても経営危機が騒がれ、以前のような移籍金で選手がクラブを行き来する事は、随分と少なく、また金額も低くなりました。 サッカーを愛する一人として、まず僕自身がこれからの将来、どうやってサッカーを楽しんでいったらよいのかを考えました。その答えは好きな時に観て、蹴って、語る。毎日がサッカーの話題になる。そんな人生を過ごすことができたらきっと幸せな人生だったと振り返る事ができるのだろうなと思うのです。 元々プレーヤーだった(今もですが・・・)僕にとって、ボールを蹴ってさえいればそれが楽しいのです。それはおそらくJリーグができる前、どちらかといえばサッカーは観るよりも蹴る機会の方が多かった時代を過ごしてきた方々にとって共通する事ではないでしょうか?僕たちはサッカーというスポーツを自分自身でプレーすることに何よりも楽しみを見出していた。僕たちは例え、日本から日本代表が、Jリーグがなくなったとしてもどこか場所とボールさえあればサッカーを楽しめる。自分たちで体を動かすことでサッカーというスポーツを創る事ができるのです。 これは何もサッカーに限った事ではないと思います。自分自身がモノの作り手になる事で半永久的に楽しめる。作られたモノをただ消費するだけでなく、自分たちで作り出す楽しみを是非感じて欲しいと思っています。 **4月9日(金)掲載**
|
日本サッカーのカタチ8 〜プレーできる楽しみ4〜 | ||
こんにちは、PIDEです。
例年以上に早かった桜の開花も、その後の寒の戻りでまだ今週末も花見が楽しめそうです。外で過ごす事が気持ちのいい季節に なってきました。是非みなさんもスタジアムに足を運んだり、 実際にボールを蹴ったりしてみませんか? さて、草の根レベルで楽しめるサッカーの普及をテーマに していますが、今回は「大人の初心者」についてです。 現在環境が整備されて子どもたちが質の高い指導を受けられる機会が 多くなった事は皆さんも実感されている事だと思います。 が、以前からも何度か書いていますように大人になってから、一からサッカーを教えてくれる場というものは少ないように思います。 僕もいろいろと指導法について本を読んだりして勉強していますが、基本的には子どもに教える事を念頭に書かれているものが多いのが現状です。最近子どもたちへは「教え過ぎ」で自分達で考えることができない、という弊害を指摘する声もちょこちょこと聞かれるようになっていますが、実際に現場で初心者の大人の方とボールを蹴っていて、子どもたちに対する教え方のまま、大人の人に教えるとちょっと違和感を感じることがあります。 子どもたちに対しては「教え過ぎ」ないよう、逐一説明をせずにとりあえずボールを蹴ってみる。それを見よう見真似でやらせてみる、という事もあるのでしょうが、大人の方にとっては逐一の説明が逆に効果的であったりする事もあります。インサイドキックの蹴り方のコツなりを一言アドバイスをしてあげる事で見違えるように変わる事があります。 そうした「初心者−大人」という層に対しての指導といったものがどれだけ体系立てて作れるものなのか。こうした方々は楽しむ事が何より重要でうまくなる、強くなる事が第一ではないのでそのモチベーションの維持の仕方も考えなくてはいけません。 そうした活動を続けながら、自分なりの指導法を研究している毎日です。 **4月2日(金)掲載**
|
日本サッカーのカタチ7 〜プレーできる楽しみ3〜 | ||||||||||
こんにちは、PIDEです。
先週のレッズの試合は見ていて爽快でしたね。今年はこんなゲームがたくさん見られるのでしょうか?楽しみです。 さて、先週は五輪代表について書きましたが、また元のテーマに戻ります。フットサル場の普及が僕たちのサッカーライフを変えつつある事を書きました。簡単に言うと「サッカーが『競技』から『娯楽』になりつつあるのではないか?」と思うんです。 小学生の頃からやってきたサッカーは「勝つ」「うまくなる」事が目的で、「楽しい」が前面に出る事は少なかったように思います。(それでも楽しんでいたんでしょうけれど・・・^^;)もっと気軽に「楽しめる」環境は少なかったのではないでしょうか?「競技志向」ではどうしてもウマイ、ヘタが出てきてしまいます。そうなるとヘタな子は楽しめなくなる。 どんなスポーツでもそうだと思いますが、一番楽しいのは対戦相手とのレベル(技量)が拮抗している場合。明らかにレベルの違う相手との試合は、強い側も弱い側も非常に退屈にさせてしまいます。 これまでは自分たちのレベルに合わせた相手と試合をする、という意識は少なくとも「競技志向」の観点からするとあまりなかったのではないでしょうか?少しでも上に、強く、強く。そうした向上心を決して否定するものではありません。ただし、行き過ぎた「競技志向」は逆に反発とやる気をなくさせてしまう事もあったはずです。そうした選手と一緒にプレーする事は、逆に上を目指したい選手の足を引っ張ってしまう事にもなります。 本当に必要なのは自分にとって楽しいレベルの場を見つける事。 様々なレベルで楽しめる場を提供する事。 ここ数年のフットサル場の普及はそうした環境を整えてきました。各フットサル場では毎月様々なレベルの大会が行なわれます。「スーパービギナー」「ビギナー」「オープン」「ミックス(男女混合)」この間僕のチームもミックス大会に参加してコテンパンにやられてきました。それでも試合をする事自体が楽しい、そんなメンバーの様子でした。 日本代表が強くなる為に、各年代での強化は確かに必要です。しかし、プロになれる選手、日本代表になれる選手はほんの一握り。そうした選手を、日本サッカー協会を支えるのは僕たち一般のサッカー好きです。そんな底辺の拡大が結果として日本代表の強化につながる。底辺のサッカー人口が増えれば、当然日本代表へ上り詰める確立が低くなる。低くなれば競争が激しくなる。結果よりレベルの高い選手が日本代表になる。一方で日本代表になれない選手もより増える。そうした選手がサッカーを生涯スポーツとしていくつになっても楽しめる環境を整えて行く。それこそがJリーグも提唱している「100年構想」だと僕は捉えています。 **3月26日(金)掲載**
|
祝!五輪出場(^^) | ||
こんにちは、PIDEです。
ここのところ、連載という形で書いてきましたが、流石に今日は番外編という事で、五輪代表の試合を取り上げたいと思います。 昨日のUAE戦。日本代表はこれまで一番素晴らしい、安心して見ていられる試合を最後の「ここ一番」の試合を見せてくれました。3週間で6試合。中一日でのスケジュールは選手にとって非常にハードであった事と思います。 最初のUAEラウンド。初戦のバーレーン戦を引き分けた後の2戦をきっちりと勝ちきる事ができた。その後の日本ラウンド。やはり初戦にまさかの敗戦を喫しながらも最後にはきっちりと終えることができた。先制点を取った時間、前半の間に2点目を加えられた事はその後のUAEの戦意を喪失させるのに十分だった事でしょう。UAEラウンドでの面影がまるで見られなかったUAEに、日本を止める力は残っていませんでした。 久しぶりに予選を見る事になりました。先日のフル代表のオマーン戦もそうですが、やはりアジア杯や東アジア選手権、コンフェデ杯などの公式大会と比べてもアジア予選の緊張感は全く違うものがありました。日本の戦いを徹底的に研究し、これでもかこれでもかと仕掛けてくる時間稼ぎ。全てが勝つために仕組まれた挑発です。正攻法で戦えば十中八九勝てると思える相手が、徹底的に日本の長所を消す戦い方に終始する。五輪代表より下のカテゴリではお互いがまだ長所を出し合えるケースも多いでしょうが、これがフル代表になると相手の長所を消し合う試合が圧倒的に増えてきます。格下の相手にどう戦うか。日本もアジアにおいてはそういった立場になった事を実証しています。 日本でもブラジルに勝ててしまう(アトランタ五輪)おもしろさ/恐怖がサッカーにはあります。これは得点があまり入らない、また手でなく足で行なうスポーツである点が、他のスポーツと比べ番狂わせを起しやすいスポーツとしてサッカーを位置付けています。 今回の経験は選手達の非常に良い経験となるはず。コンディションの良い選手は、今週土曜日のJリーグに参加する事もあるでしょう。平山選手は来週23日に行われるユース代表の日韓戦に出場するかもしれません。今回の経験をJリーグ/ユースでどのように生かすのか。夏のアテネに出場する為には、これから夏までの間にも成長と競争が不可欠となるでしょう。アテネ五輪ではオーバーエージ枠の採用もありえます。ポジション争いは益々熾烈になります。そうした健全かつ厳しい競争の中で選手がどのように成長していくのか?今後のJリーグ、そうした観点で観戦されるのもまた楽しいのではないでしょうか? 何より日本五輪代表、アテネ出場おめでとうございます(^^) **3月19日(金)掲載**
|
日本サッカーのカタチ7 〜プレーできる楽しみ2〜 | ||
こんにちは、PIDEです。
今週末からいよいよJリーグが始まりますね。今年こそは優勝を!何度この思いをいだいてシーズン開幕を迎えた事かっ!開幕前夜のこの昂揚感が何ともたまりませんね。 皆さんはサッカーを「観る派」ですか?それとも「蹴る派」ですか?もしも、どちらかだけ、だとしたらそれはきっともったいない事だと思います。特に「観る派」の方、是非一度でいいからボールを思いっきり蹴ってみてください。きっと新しいサッカーの魅力に取り付かれるはずです。 サッカーに限らずスポーツは、自分自身体を動かして楽しむ事が一番だと僕は思ってます。もちろん運動が得意の方、そうでない方いるでしょう。でも、ヘタクソだっていいんです。どんなにウマイと思っている人でもその人よりもウマイ人はやまほどいます。逆に自分よりヘタな人だってやまほどいるんですから・・・。 学校の体育はどちらかというと身体能力の向上だとか、教育といった点が主眼におかれ、やりたくないものをしたり、人とどちらがうまくできるか競争したり、そういった所ばかりに目がいきがちだったのではないでしょうか?(最近の学校体育については詳しく知りませんが・・・) でも、体を動かすこと自体は元来人間にとってごく自然な活動ですし、何より皆さんが好きなサッカーです。好きな事なら例えヘタクソであってもどんどんやってみてください。最初から上手にできる人なんてほとんどいません。少しずつできない事ができるようになってくるとドンドン楽しくなるはずです。 とはいえ、これまでですとどんなにサッカーをやりたいと思っても、学校を出てしまうとほとんど蹴る事のできる環境がなかった事は事実でしょう。特に学生時代にプレーしていた経験のない人にとってはテニスやゴルフ、スキーのように大人になってから始める事は決して身近ではなかったと思います。 それが前回も書いた通り、フットサルの普及で、ここ数年大きく変わってきています。比較的簡単にボールを蹴る場所を確保できるようになってきているのです。 **3月12日(金)掲載**
|
全320件中 新しい記事から 211〜 220件 |
先頭へ / 前へ / 12... / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 24 / 25 / 26 / 次へ / 最終へ |