PIDEです。毎週金曜日に、このページに登場します。よろしくお願いします。 私は旧浦和市の某町に住んでいる熱狂的サッカーファンです。 子供の頃からサッカーに興味を持ち、今に至っています。スポーツはサッカーだけではなく、スキーなど、いろいろやっていますが、中心はやっぱりサッカーになりますね。 実はNPO 日本サポーター協会にも所属しておりまして、サッカーに関連するいろいろなことに首を突っ込んだりしています(^^ゞ。 このページで皆様とサッカーの話で盛り上がれればいいな、と思っています。 |
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日本サッカーのカタチ6 〜プレーできる楽しみ〜 | ||
こんにちは。PIDEです。
改めまして100回目でございます。大きな区切りを迎える事ができ、本当に感謝、感謝です。今後とも皆様ご愛顧くださいませm(_ _)m さて「日本サッカーのカタチ」と銘打って話を続けて?います。今回からは「観戦」から「蹴る」方に話を向けていきたいと思います。 Jリーグができ、日本サッカーを取り巻く環境は大きく変わりました。一つは興行スポーツとして確固たる地位を築き、広く認知されるようになった事。もう一つはフットサルコートや芝生(人工芝含む)コートの普及により学生以外でも広くボールを蹴る場が増えた事です。 選手としては中学時代までで、高校以降ボールをまともに蹴っていなかった私が、ここまで多くボールを蹴る生活を送るようになっているとは夢にも思いませんでした。中学以降、今が一番多くボールに触っていると思います。これもフットサルの普及が大きかったと思います。 フットサルは1チーム5名、ゲームをするには10名揃えばよく、1チーム11名、ゲームをするには22名が必要だったサッカーと比べるとずっと人集めが楽です。また、サッカーコートは公営の所が多く、個人で予約して使うには倍率が高くて難しかったです。 これがフットサルコートが増えた事で、比較的楽にボールを蹴られるようになりました。都内ですとどこのコートも平日の夜や週末は混雑しています。 またこうして気軽に蹴る環境が増えた事で、僕のように元々プレーヤーだった人以外でも蹴る人が増えてきました。Jリーグが始まり、観る事からサッカーに関心を持った人や、お子さんがサッカーを始めたお父さん、お母さんなどなど。学生時代にサッカーをした事のなかった人が大人になってからボールを蹴ることを覚えるといった光景はこれまでにあまり見られなかった事だと思います。 今後の「カタチ」は、その蹴る環境について書いていきたいと思います。 **3月5日(金)掲載**
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日本サッカーのカタチ5 〜スタジアムで観る楽しみ4〜 | ||
こんにちは、PIDEです。この連載もカウントを見ると今回が99回目ですか・・・。次週は「なんとっ!」100回という事で自分自身もびっくししております。足掛け2年、W杯前から続いている連載がここまで続くとは・・・。これもひとえにマイタウン浦和のスタッフの皆様と、毎回つまらぬ話にお付き合いいただいております読者の皆様のおかげでございます。まだ「やめろ」という声は(直接)僕の所まで届いてこないので、しばらくは引き続きお付き合いくださいませm(_ _)m
さて、ここの所ずっと「スタジアム観戦」についてよもやま話を続けていますが、今回はそのスタジアムについて。皆さんはどんなスタジアムが好きでしょうか?何気に「スタジアム」とひとくくりにしがちですが、各地のスタジアムに足を運んでいるとその構造は様々。また、ハード的な面もさる事ながら、スタッフの方々の対応や料理といったソフト面でも「味のある」スタジアムはいろいろあるものです。スタジアムが主役。そんな楽しみ方もあっていいのではないでしょうか? 例えば誰かスタジアムへ行く事が始めての時。僕はスタジアムについても話をします。例えば横浜国際であれば「W杯決勝の地」ですとか、埼玉スタジアムであれば「アジア最大級のサッカー専用スタジアム」といった形ですよね。そうしたスケールの大きなスタジアムは初観戦者にとって「すっご〜いっ!」と思わせるのに効果があるように思います。 一方、選手の声や息吹、ぶつかる音など「リアル」さを求めるのならば「スタジアム」よりも「サッカー場」がオススメです。J1が開催されるスタジアムでは柏レイソルのホーム、「日立柏」またジュビロ磐田のホーム「ヤマハスタジアム」。J2や大学/高校サッカーまで広げれば「大宮サッカー場」や「西が丘サッカー場」などは本当に間近で選手のプレーを見る事ができます。 ソフト面という話であれば「レッズサポ」というのもある意味立派なスタジアムの一ソフトではないでしょうか?ゲーム内容は水物で、おもしろい試合になるかならないかは始まってみない事にはわかりませんが、レッズサポの応援を見る(邪道かもしれませんが^^;)という事は、始めての方にとって結構なインパクトのあるものだと思うのです。後、ソフト面では鹿島スタジアムの食事。どて煮などその場の炊き出しで出される料理の数々は暖かくて、ほのぼのとした気分にさせてくれます。スタジアムの料理は高くて、おいしくない、というイメージが(僕にとって)強く、スタジアムに入場する前にコンビニなどで食事を用意している身としては、鹿島は数少ない「飯でカネを稼げる」スタジアムだと思います。 スタジアム自体の構造を見るのであれば、仙台スタジアムと豊田スタジアムは外せません。どちらも非常に欧州のニオイがするというか、おそらくはスタンドの傾斜角による所が大きいと思うのですが、埼玉や横国とはまた違った圧倒感があります。どちらもウンチクがあるスタジアムではないですが、是非一度行く機会がありましたら体験してみてください。今年は浦和vs名古屋が豊田スタジアムでありますしね。埼玉の方ですと初めて豊田に行かれる方が多いのではないかと思います。アクセスは最悪、芝の養生も××、と問題の多いスタジアムである事もまた事実ですが、その迫力はお約束します。 私も日本全国のスタジアムに行っている訳ではないので、今回ご紹介したスタジアムも行った事のあるごく一部のスタジアムです。他にもいろいろな思い入れのあるスタジアムが皆さんそれぞれにおありになるでしょう。そんなスタジアムにまつわる話というのも案外、初心者の方にとってはおもしろいと思えるコンテンツなのではないでしょうか? 前回の記事で「フラッシュ」と言う点にフォーカスして書きましたが、誰もが最初は初心者なのですから、少しずつスタジアム観戦のルール/マナーといったものを覚えていっていただけたらと思います。 **2月27日(金)掲載**
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日本サッカーのカタチ4 〜スタジアムで観る楽しみ3〜 | ||||||||||
こんにちは、PIDEです。
今週水曜日からいよいよ2006年ドイツW杯に向けた長く厳しい戦いが始まりました。戦前の予想通り?初戦のオマーン戦は厳しいものとなり、サポーターからは前半終了時にブーイングが起こり、試合後のネット上では監督解任運動が始まってきているなど、約7年前、あのジョホールバルまで遡るアジア予選の緊張感がようやく出てきました。7年前と違いW杯出場はもはや「悲願」ではなく、「当然の責務」と考える人が大勢を占めるようになりました。 主力選手の大半が欧州でプレーをするようになり、チーム戦術を固める為の長期合宿が組めなくなっている現状など、日本サッカーも新しいステージに突入しているようです。 そんな中、先にも書いた水曜日のオマーン戦、スタジアムへ行ってきました。Jリーグとは違う雰囲気を感じました。Jリーグと比べ、あまり観戦慣れをしていないように感じるのです。これはJリーグに比べブランド/希少性といった要素が多く、普段Jリーグを観ていない人たちの割合が多いのではないか(何の統計的裏づけもありませんが・・・)と思うのです。 例えば僕が気になるのは「セットプレー時のカメラフラッシュ」。 前半PKのチャンスを掴んだ時、キックの瞬間に大変なフラッシュがたかれました。「PKは決めて当たり前」と思われますが、相手のGKと対峙すると以外にゴールが小さく感じる事があります。キッカーにとっては「決めて当たり前」というシチュエーションは大変なプレッシャーとなって襲い掛かります。 過去エース・キャプテンという重責を担ってきていた選手がPK戦でPKを外すというシーンは過去多く見られた事です。そうした思いのある僕としては、大事な先制点のチャンスというタイミングでのカメラフラッシュは選手の集中を削ぐ可能性がないか、何故わざわざ味方が自分達のチャンスを不利にするような状況を作り出すのか、という気持ちになるのです。この1点でW杯出場が決まる、といった時にもし同じような状況となったら・・・。カメラのフラッシュとPKの成否の因果関係など証明できるものではありませんが、万難を排して、この一瞬の為に、と考えると何かそういったものに責任転嫁してしまいかねない状況が起こりえると思うのです。 日頃見られない選手を生で見る絶好のチャンス。確かにそういう楽しみもあります。親善試合であればまだいい。W杯は4年に一度。だからこそ細かい所まで我々も意識をしていかなくてはと思うのです。 代表、7年ぶりのアジア予選、私たち観戦者も慣れていない状況なのでしょう。スタジアムに訪れる事、というのは私たち自身もゲームの一参加者である事を痛切に感じさせてくれます。 **2月20日(金)掲載**
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日本サッカーのカタチ3 〜スタジアムで観る楽しみ2〜 | ||
こんにちは、PIDEです。
先週から始まったフル代表、五輪代表の予選前の親善試合。思った以上にスタンドが埋まりません。ここ数年の日本代表の試合では考えられなかった事です。これは一体どうした事でしょうか? さて、前回の続きです。スタジアム観戦について。 約10年前、日本にJリーグができました。以降、スタジアムに足を運ぶ日本人が急増しました。Jリーグのおかげで、それまでプレーヤーが圧倒的だったサッカー界の構造が変わりました。日本サッカー協会はこれまでの登録制度を改め、新たに「サポーター」という枠を設けるそうです。日本サッカー界における観戦者、サポーターの位置付けが大きくなっている一つの証です。 Jリーグができ、テレビ中継が当たり前になりました。マスコミが騒ぎ、「一度見てみるか」とテレビをつける。テレビの向こうにはフィールドで行われるプレーに一喜一憂し、大騒ぎしている人たちが大勢いる。こんな風景日常ではありえない事だ。そんな非日常的な空間へ、いつか足を運んでみたいと思う。しかし、自分の周りにはそんな夢の空間に連れて行ってくれる知人はいない。そんな人たちに僕たちは「一緒に観よう!」と声をかけてあげたい。 スーパープレーを見る。何度も繰り返し流されるリプレイ。しかしスタジアムではリプレイはない。自らの脳裏に深く焼き付けるしかない。いつ起こるかわからないその「瞬間」の為に五感が研ぎ澄まされる。見逃したら一生後悔する。後で家に帰ってリプレイを繰り返し見ても後悔は増すばかり。そんな臨場感。それこそがスタジアム観戦の魅力。 海外でしか味わえなかった興奮を身近で感じる事ができる。スタジアムの興奮など日本で味わえるとは夢にも思わなかった。しかし、今その興奮は日常の一部となっている。週末になれば会社や学校へ行く事と同じように(むしろもっとウキウキして)スタジアムに足を運ぶ。浦和駅から駒場スタジアムへ歩いて向かう時の何ともいえない昂揚感は、何度同じ道を通っても変わることがない。 非日常的な空間が日常に変わる時が「好き」になった時なのではないか。メディアという媒体を通して見る先はやはりリアルではない。自らの五感のみで感じる事、それはリアルであり、ライブでしかその感覚を味わうことはできない。スタジアム観戦の醍醐味は、そうした所にあるのではないでしょうか? **2月13日(金)掲載**
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日本サッカーのカタチ2 〜スタジアムで観る楽しみ〜 | ||
こんにちは、PIDEです。
さて、このコラムを読んでいる皆様に質問! 1.「産まれて始めて生でサッカー観戦した試合を覚えていますか?」 2.「何故スタジアムへ行こうと思いましたか?」 3.「その後、はまった方へ。どうしてスタジアム観戦は楽しいのでしょうか?」 誰にでもある始めてのスタジアム観戦の瞬間。Jリーグが始まって10年が過ぎましたが、僕が小/中学生の頃は、まだ日本にプロリーグはありませんでした。僕は「キャプテン翼」を見てサッカー好きになった口ですが、当時日本のトップリーグの事など全く無知で、僕にとってのサッカーはプレーするものでした。 始めてスタジアム観戦したのは高校の時。忘れもしないJリーグ元年です。キッカケは何て事はありません。地元にプロができた、ただそれだけです。その試合、PKまでもつれ込む大接戦をホームが制しました。当時既にサッカーをやめてテニスに浮気していた僕にとって、Jリーグはもう一度サッカーの世界に引き戻してくれた大きなキッカケでした。 大学時代は静岡にいた事もあり、プロ以上に盛んかつ身近な高校サッカーにはまりました。当時は小野(当時清水商/現フェイエノールト)、高原(当時清水東/現ハンブルガーSV)、南(当時静岡学園/現柏)が1年生の頃からレギュラーで出場しており、観戦した人間にとっては非常によい時期を静岡で過ごすことができました。 サッカーは他のスポーツと比べ、点が入りにくいスポーツです。それ故に番狂わせが起こりやすいとも言われますが、おそらく始めてサッカーを観戦する人は、「スペースを作る動き」だとか「バランスを取る」だとか「ラインコントロールをする」といった事はわからないですよね?すると一番わかりやすいのはゴールが決まる事なのですが、そんな初観戦の試合は0−0のドローで終わった場合、その試合は観て楽しかったのか?始めて観戦した試合によってサッカー観戦の印象が随分と変わってしまうのではないか? 最近私の所属している日本サポーター協会(JSA)で実施している「観Ciao!(「みちゃおっ!」と呼びます)」という観戦ツアーは、初心者の方にスタジアム観戦を楽しんでもらいたい、との想いで企画しているのですが、試合内容という我々ではコントロールできない領域によってイベントの成否が決まってしまっては、何とも寂しい・・・。じゃあ、試合の中身ではない、テレビ観戦とは違うスタジアム観戦ならではの「何か」があるんじゃないか?でも、それって何なんだろう?と日々苦悶する訳です(^^; 次週へ続く・・・。 **2月6日(金)掲載**
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日本サッカーのカタチ | ||
こんにちは。PIDEです。
今週で1月も終わります。来月はいよいよW杯のアジア一次予選が始まります。98年フランス、02年ドイツに続く3大会連続でのW杯出場を勝ち取るべく、長い戦いが幕を開けます。02年は自国開催であった為、アジア予選を戦うのは実に7年ぶり。あのジョホールバルの死闘からもうそんなに経ったのかと思い、当時これほどまでに日本でサッカーを取り巻く環境が劇的に変わるとは思っていませんでした。 そんな厳しい戦いに挑む日本代表。ここ10年の躍進は今さら言うまでもない事で、次回W杯ではベスト8かと夢は膨らみますが、世の中全て右肩上がりに進む訳ではないという事もまた事実。これからの10年は、これまでの10年のような急成長を引き続き期待するという事には少し賛同しかねる所があります。 いつか日本代表がW杯で優勝する所を目撃したい そんな夢はいつも持ち続けていますが、W杯の長い歴史において優勝経験のある国は極々わずか。あのオランダやスペインでさえ、W杯での優勝経験はないのです。 一方、今回もしも日本代表がアジア予選を突破する事ができなかったとしたら、日本でのサッカー人気はまた凋落してしまう、と危惧する声も聞かれます。今回の予選はそういった意味からも97年当時とは違う意味合いがあると思います。日本のサッカーに対する成熟度が試されると思うのです。仮に今回は突破できたとしてもいつか敗退する時もあるでしょう。 7年前とは比較にならないほど日本サッカーの実力値は上がっています。当時海外で活躍する選手はゼロ。今は中田、中村、稲本、高原、小野、柳沢、鈴木、広山、川口、戸田と正に日本を代表する選手たちが海外で活躍しています(その活躍の幅はそれぞれ異なりますが・・・)。 これからの日本サッカーをどう考えていけばよいか。一サッカーバカとして、自分は何ができるのか?今回からはこの点をテーマにいろいろと書いていきたいと思います。 **1月30日(金)掲載**
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今年もJリーグは面白そうです! | ||
明けましておめでとうございます。PIDEです。本年もお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
みなさん思い思いの年末年始を過ごされた事と思います。私は実家に帰省し、高校サッカーと天皇杯を肴に完全な「寝正月」を過ごしておりました(^^; 今年の高校サッカーは平山選手の独壇場で終わりましたね。先のWユースでの活躍もあり、前評判も高かったですが勝ち残ると共に完全にスターダムにのし上がった感があります。終わってみれば今度は五輪代表候補に選出。 少し騒ぎ過ぎな所があると思いますが、決定力不足と言われて久しい日本サッカー界に現れた新しい風に僕も期待しています。 さて、Jリーグに目を移しますと天皇杯は磐田の初優勝(意外!)で幕を閉じました。ストーブリーグの注目は何といっても赤の2チーム、浦和と名古屋でしょう。 誰がどこへ移籍したといった情報は既にあちらこちらで見られますのでここでは割愛しますが、各ポジションに各年代の代表を集めた浦和がギド・ブッフバルト新監督の元、どのようなサッカーを展開するのか?リーグと平行して開催される五輪の影響やいかに?といった所でしょうか。 今年は例年になく、大物/主力選手の移籍が多く、移籍に対するマイナスイメージが随分と払拭されてきているように思います。 よく終身雇用に代表されるように、日本ではスポーツ界であっても1チームに長く在籍し続けることが第一、といった考えが根強かったように思います。しかしここに来て、一般企業も転職や派遣など労働力の流動化がごくごく当たり前(少なくても転職をマイナスイメージで捉える事はなくなっている)になり、また世界のサッカーシーンでの移籍情報を常に捉えているファン心理においても、移籍に対する意識が変わってきているようです。見る側にとっても新しい組み合わせ、それこそゲームの中でシュミレートするしかなかったようなメンバー構成をするチームが出てきた事は、今期のJリーグの新しい流れのように感じます。 とはいえ、よい選手を集めただけではよいチームとなりません。それは日本代表を見ていればよくわかる事でしょう(^^; 下馬評通りに行かない醍醐味(レッズサポとしては下馬評通りに進んで欲しい)を存分に味わえる、今がある意味一年で一番自分勝手な楽しみ方ができる時期なのかもしれませんね。 果てさて今年こそリーグ制覇を!シーズン開幕が待ち遠しいです・・・。 **1月23日(金)掲載**
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2003年あれこれ | ||
こんにちは、PIDEです。
いよいよ2003年も最後のコラムとなりました。毎週毎週お付き合いいただきました皆様ありがとうございました。やっぱり最後は今年一年間を振り返って終わりますね。 今年は何と言っても「レッズ初戴冠(ナビスコカップ)」でしょうね。あの国立競技場の雰囲気は最高でした。リーグと天皇杯はダメでしたけど、選手が各年代の代表に選ばれるようになったりと、飛躍の年だったのではないでしょうか?来年更なる高みに上がれるのか。契約更改/新入団選手の発表など来年の体制に向けて毎日のように流れてくるニュースに一喜一憂の毎日です。 新潟のJ1昇格も嬉しいニュースでした。ここ数年W杯絡みで何度か新潟に訪れ、いろいろな人たちと交流してきて、J1で早くやり合いたいな〜と思っていました。来年サイスタ(になるかどうかはわかりませんが・・・)ビッグスワンで赤とオレンジに染まった、これまで見た事のないスタジアムの雰囲気が醸し出されるのではないかと期待しています。Jリーグ全体でも1、2を争うであろうサポーター同士のぶつかり合いは今から楽しみです。 横浜の年間王者も「時代」を考えた場合意義ある結果だったのではないでしょうか?天皇杯はまだ結果が出ていませんが、これまでタイトルを総なめにしてきた磐田/鹿島の2チームが無冠に終わりました。引き分け制の導入もあり、2ndステージの大混戦の中、磐田/鹿島に競り勝っての最終節優勝は新たな時代の到来を予感させます。また昨年の磐田に続いて1st/2nd両ステージ制覇は2ステージ制の意義を改めて問いかけ、05年からの1ステージ制への引き金となったはずです。 高校生の年代でリーグ戦が開始された事も大きな出来事でした。これまでの学生スポーツは基本的にトーナメントが主。公式戦の回数が少なく真剣勝負の場をあまり多く用意できていなかった所に風穴が開きました。まだ1年目。いろいろな問題点も出ているでしょうが、あと数年経つとこの効果は出てくるのではないでしょうか? 日本代表については取り上げる回数も多かったので特に触れません。来年からいよいよW杯予選。97年からおよそ6年振り。どんな航海をジーコジャパンは見せるのか。大きな期待と不安が錯綜する中06年へのキップを取りに行きます。その主力メンバーとしてレッズの選手が数多く入ること。来年はそんな初夢を見てスタートしたいと思います。 今年も一年間ありがとうございました。よいお年をm(_ _)m **12月26日(金)掲載**
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シュミレーション | ||
こんにちは。PIDEです。
すっかり忘年会シーズンになりました。毎日のようにお酒が入り、楽しいような、苦しいような(^^; 日本のサッカースケジュールもいよいよ天皇杯のみとなりました。市立船橋高校がJ1王者の横浜FMに「あと一歩」の所まで追い詰めるなど天皇杯ならではの戦いが続いています。 代表は既にスケジュールを終了し、結局東アジア選手権も勝てずに終わりました。前半早い時間で退場者が出て、残り10人で戦わなければならなかったというハンデももちろんありましたが、それでも何かすっきりしない終わり方です。今回は「内容」よりも「結果」すなわち「勝つ=優勝する」事が求められていたはず。結果として「得点差1」で韓国に優勝を与えてしまった事は「取るべき時=香港戦」で得点を挙げられなかった事が後々に響いてくることを、何年も前から言われ続けている事の繰り返しでしかない事実を突きつけた格好となりました。 さて、そんな韓国戦で大久保選手がシュミレーションで2枚目のイエローカードを受け、退場となりました。判定の厳しさに試合後ジーコ監督も怒りを露わにしていたという事ですが、やはり最近のシュミレーションに関する判定は厳しいと感じます。 シュミレーション=審判を欺く行為=反則を受けていないのに反則を受けたようにみせかける事、だいたいこんな意味でしょうか。ここ数年でやたらと聞く様になった言葉です。確かに審判を欺く事はフェアプレーの精神からしても許される事ではありません。しかし、これだけディフェンスが組織化されている現在、きっちりと守っている相手を崩して点を取ることはすごく難しくなっています。先日のトヨタカップ(ACミランvsボカジュニアーズ)は正にその典型で、お互いがきっちりと守りから入る=負けないサッカーをするとあのレベルになるとまず点が動きません。 そうしたディフェンスをかいくぐり得点を決めるために、ペナルティエリアの中や付近でファウルをもらいにいくプレーというのは、おそらくどんなスポーツでもそうですが、それはあるはずです。ただし、ファウルを受けていないのにファウルを受けたように装う事はNGですよと、そういう話です。その「ファウルをもらいにいくプレー」と「ファウルを装うプレー」をどう判断するか、それはプロになればなおさら難しい紙一重の所だと思います。ただ最近はあまりにシュミレーションで笛を吹かれるケースが増えすぎてゲームが崩れていくケースをよく見かけます。 警告を乱発する審判もいますが、レフェリングは単にファウルを全て見逃さない、取り締まりをする役目でもありますが、それ以上に試合全体の進行をスムーズにする、という役目の方が大きいと思っています。警告の連発が逆に選手のイライラを増大させる事もあるのではないでしょうか? 今回の大久保選手の退場は不運な面もあったかと思います。しかし、それ以前のプレーから既に審判に目を付けられてしまっていた点もあったかもしれません。そこは深く反省する点としても、別の面からみるとレフェリングの再考という話もここ最近の試合を見ていて、ちょっと検討してもらえればなと思います。 **12月22日(月)掲載**
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ストーブリーグ | ||
こんにちは。PIDEです。
Jリーグも終わり、今年もあとわずか。2年連続でのチャンピオンシップ中止は、最後の盛り上がり的にどうか?という気持ちはありつつも、1ステージ制への流れとしては「いよいよか」と考えさせられる、ちょうどよいきっかけとなっているのではないでしょうか。 今年も残すところは天皇杯のみ。今年も市立船橋高校がザスパ草津を破るなど、プロとアマチュアの垣根のない天皇杯ならではの波乱が起きています。今週末からはいよいよJ1チームの登場。最後のタイトル目指して各チーム動き出しています。 一方でこの時期大きな話題となるのは、毎年恒例ストーブリーグ。リーグ終了後から続々と戦力外通告のニュースが飛び込んできています。 今年は何と言っても秋田、中西といったチームの看板選手、しかもついこの間まで日本代表にも名を連ね、「衰えた」という印象を受けない選手が「戦力外」とされた事でした。金銭面、若手への若返りなどなど、様々な事情がチームにはあろうかと思います。 選手の流動化が一般化し、移籍をネガティブなイメージだけで取られない時代になってきたのも一因でしょう。今週末に日本にやってくるイタリアACミランでもブラジル代表の10番(エース)であるリバウドが全く出場機会がなく移籍先を探している(日本に来るなんて話もありますが・・・)事もあります。秋田、中西などまだまだ「欲しい」と思っているチームは多いはず。新天地での活躍を祈るばかりです。 むしろ気になるのは入団1年で解雇を告げられる選手たちがいる事です。高校卒業後、夢にまでみたプロの世界に入ってみたものの1年でクビになる。その先どうなるのか。現実との落差は想像しようもありません。近年、大学からJリーグに入るケースが一時期より増えてきました。一旦は大学サッカーの存在意義を問われた時期もありました。良い選手は高校卒業後すぐプロになるケースが増えたためです。 しかし、一時期のサッカーバブルも落ち着き、各チーム地に足の着いた経営を、し始めています。プロになる選手も、将来ずっとサッカー界で生きていける選手は極々わずか。多くの選手はセカンドキャリアとしてサッカー界とは別の世界に進みます。その時に、大卒である事。サッカーだけでなく何かしら教養を身につけておくこと。それが、これから先、現実を見据えたプロを目指す選手達のあるべき姿なのかもしれません。 **12月12日(金)掲載**
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