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燃える闘魂! サッカー命!
PIDEです。毎週金曜日に、このページに登場します。よろしくお願いします。
私は旧浦和市の某町に住んでいる熱狂的サッカーファンです。 子供の頃からサッカーに興味を持ち、今に至っています。スポーツはサッカーだけではなく、スキーなど、いろいろやっていますが、中心はやっぱりサッカーになりますね。 実はNPO 日本サポーター協会にも所属しておりまして、サッカーに関連するいろいろなことに首を突っ込んだりしています(^^ゞ。 このページで皆様とサッカーの話で盛り上がれればいいな、と思っています。

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本気モード
こんにちは。PIDEです。
めっきり寒くなってきましたね。冬です。スタジアム観戦も厳しくなってきました。Jリーグも終了し、残すところは天皇杯/高校サッカーですが、スタジアムへ行く時には暖かい格好で・・・

さて、今年もJリーグが終了しました。今年の優勝は、前回も書きました通り磐田。降格組は広島、札幌。昇格組は大分、C大阪となったわけですが、今回はシーズン終盤を「ある意味」一番盛り上げてくれる降格レースについて。

広島が降格しました。J1で優勝経験のあるチームが降格になるのは初めてだそうです。久保、藤本、下田の代表クラスの選手や森崎兄弟や駒野といった若手の注目株もいるチームの降格は、Jリーグが単なる個人のスキルだけで戦っていけるようなレベルではなくなった、とも言えるかもしれません。先日来日した「スーパースター軍団」レアルマドリッドでさえ、リーグで首位を走れているわけではありません。どんなに良い選手を集めても「チーム」として機能しなければなかなか勝てない。広島・札幌もチーム作りを大きく間違え、結果修正しきれぬままシーズンを終えたといった印象でしょうか。

そんな2チームが最終節。物凄い試合をやってのけます。結果から言うと5-4。ホーム札幌のVゴールでの勝利です。これにより、広島は既に降格が決まっていた札幌から引導を渡された形となりました。

同じく降格を争っていた神戸と柏はそれぞれ清水・G大阪に快勝。何とか残留を決めたわけですが、ちょっと気になったのは残留を決めた選手達の喜びようでした。TVで見ただけなので一断片でしかないのかもしれませんが、まるで優勝したかのようなはしゃぎように少々ビックリです。

と、言うのも残留を決めてホッとする事はあるにせよ、そこまで嬉しい事なのか?むしろ残留争いを演じてしまった事に対して、応援してくれたサポーターに対し申し訳なく思えないのだろうか?と思ってしまうのです。そんな中、カズが「降格を免れたってだけ」と現実をきちんと見つめた発言をしていたことに好印象を持ちました。

最終戦にあれだけの試合を見せることができる。なぜそういった試合をもっと早くから見せることができなかったのか?以前に、本気でなければおもしろくない。という内容のコラムも書きましたが、Jリーグに臨んでいる選手達の「本気度」が海外のリーグと比べ、いや国内でも磐田や鹿島に比べあまり感じられない=つまらない試合が多くなったように思います。結局降格レースがこれだけ興味深く伝えられるのも、その試合が作り出す「本気度」がわずかなニュース映像からであっても伝わるからでしょう。

今後も日本サッカーが強くなっていくためにはJリーグの盛り上げが第一です。「海外へ行かなければ成長ができない」というのはウソで、高原にせよ中田(浩)にせよ、小笠原にせよ、先日のアルゼンチン戦であれだけのパフォーマンスを見せてくれました。彼らのような選手が育つ土壌がある事をJリーグは証明してくれています。

もっと選手に厳しさを。後ろ向きなプレーにはブーイングを。日本がより良くなるための厳しさ。改めて考えてみたいものです。


**12月6日(金)掲載**
(PIDE)

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ジュビロ磐田のJリーグ完全制覇
こんにちは。PIDEです。
めっきり寒くなってきましたが、みなさんはカゼなどひいていませんか?僕は11月頭の3連休にひいたのに、続き今週もちょっとおかしかったです。電車の中のムンムンと、外気の差に体が敏感になっている最近です。

さて、レッズサポの方々には決して嬉しくない、いや悔しいタイトルですが、それでもまずは「おめでとう」と言いましょう!パチパチ
昨年年間勝ち点で圧倒的な差をつけながら、最後のチャンピオンシップで、年間王者の座を鹿島に譲った展開は、多くの物議を醸しだしました。今年はそんな悔しさがあっての完全制覇。Jリーグ始まって以来初の快挙です。

チャンピオンシップがなくなってしまった事で、収益面でのデメリットが指摘されていますが、「筋」から考えればそれもおかしな話。これまでどうしても1stステージのチャンピオンがモチベーションを落としがちだった2ndステージを見事に勝ち取った磐田の戦績は素晴らしいものだったと思います。

そして今週はいよいよ最終節。今年のJリーグもこれで見納めです。今度の週末はご家族、お友達みんなで観戦される方も多いことでしょう。(この季節昼間の観戦とはいえ、ものすごく寒い事もありますので、防寒には十分気をつけましょう。僕もそれでカゼをひいたみたいっす^^;)

最終節を前にして総括のようで変な話ですが、浦和レッズ。旋風を巻き起こしてくれました。まずは素直に拍手。そして勢いという糸が残念ながら切れてしまった後の連敗。こちらにはブーイングです。

1stステージの仙台・横浜・名古屋などもそうでしたが、すさまじい勢いで連勝を続けながら、その後続かないというのは特に今年のJリーグで顕著に見られたのかなと思います。「力がない」と言ってしまえばそれまでですが、負けるために試合をしている選手も当然、一人もいないはずですから、こればっかりはどう説明できるものなのか?なぜ浦和を始めとした各チームが勢いを持続できず、磐田は1シーズンを通して持続できたのか?それは「勢い」とは呼ばないものかもしれませんが・・・

とはいえ、今年も後は天皇杯を残すのみ。
各チーム来シーズンに向けての新人獲得/戦力外通告などオフシーズンの記事も増えてきました。試合をスタジアムで見られないのはちょっと寂しいですが、まだ1ヶ月以上は天皇杯、高校サッカーに楽しめます。天皇杯はトーナメント一発勝負。まだレッズにもタイトルの可能性がある訳ですね。何とか準決勝埼玉スタジアムに帰ってきてほしいものです。


**11月29日(金)掲載**
(PIDE)

元の文章を引用する

日本VSアルゼンチン inとある渋谷のクラブ
こんばんは。PIDEです。
今週はアルゼンチン戦が行なわれましたね。先のジャマイカ戦からは大きくメンバーを変え、ほとんどフルメンバーのアルゼンチンに対してどれだけの闘いができるのか?とても興味深い一戦でした。

僕はこの試合を渋谷のクラブで見ていました。W杯前からクラブでサッカー観戦というものが何度かありましたが、W杯が終わった後もこういったイベントが行なわれるのはいいものですね。最近、試合を一人で見る事が少なくなりました。家で一人で見るよりも、みんなでワイワイ大騒ぎしながら見る。スタジアムへ行けなかったサッカー好きのささやかな楽しみです。

試合自体は残念ながら完敗。日本も何度かよい形を作り出しましたが、ここ一番で決定力を欠き、一方でアルゼンチンは後半開始直後に「さっさと」2点取って試合を決めてしまいました。前半をよい内容で折り返しただけに後半開始すぐの失点は「何とかならんかったんかい!」と思い、また「アルゼンチンは勝負所をきちんと把握して、そして結果を出すんだな」と改めて、力の差を感じました。

そんな中、今回の試合で特に目を引いたのが鈴木と小笠原でした。
鈴木はゲンクでそれほど出場機会に恵まれている訳ではありませんが、これまでの特徴であった当たりの強さに加え、きちんとボールをキープし、サイドを何度か突破し、チャンスメークをするという形を見せてくれました。FWとして考えると、物足りなく思いますが、前半日本の攻撃が良かった原因の一つには鈴木の成長があったように思えました。

また、小笠原はJリーグと同じように淡々と落ち着いて仕事をこなしていました。見ていて安心できるというか、シンプルにつないでいくプレーには中盤を落ち着かせてくれていたのではないでしょうか?

前回のジャマイカ戦に比べ、結果は伴いませんでしたが内容的には良かったように思います。

ただ、気になったのはやはり中村の動き。
気負いが過ぎるのか、足元でボールを持つ事はできますが、それだけ。という印象しか受けませんでした。何か中村らしさがどんどんとなくなっているように感じます。「周りから期待されている」事が逆にプレッシャーになっていないか心配です。

レッズからは山田が途中交代で出ましたね(あまり活躍できませんでしたが・・・)坪井を呼んだのなら一度見てみたかったですが・・・

この時期の代表の試合は「目的」が何なのかはっきりと見てみたいですね。テストならテストで新しい選手をどんどん使う。所詮は「親善試合」なんですから・・・DFラインは本当にあのメンバーでいいのか?ジーコは「その時の最強チームを作る」と言っているようですが、都度最強と思われる個人を選んでもコンビネーションがうまくいかなければ守りきれないんじゃないだろうか?

サポーターの好き勝手な(しかし、楽しい)意見のぶつけ合いは終わりません(^^;


**11月22日(金)掲載**
(PIDE)

元の文章を引用する

ジーコ VS トルシエ ???
こんばんは。PIDEです。
あれだけ調子の良かったレッズがよもやの連敗・・・。メンタルなのか勢いなのか。サッカーってやっぱりよく分かりません。(気がつけば、1stステージ前半あれだ旋風を巻き起こしていた仙台が年間順位で下から数えた方が早い位置にいますしね・・・)

さて、今日はまた代表の話を・・・。
来週20日のアルゼンチン戦に向けて日本代表が発表されました。入ってきましたね〜、坪井!前回の選出を見送られていただけに「来たか!」って感じで嬉しかったです。代表の4バックがマンツーマンでつくことはないでしょうが、クレスポを抑える坪井、なんて「絵」を見てみたいですね。坪井の特徴は何より「クリーン」である事。あれだけ激しいポジションでこれができるのは素晴らしいと思います。ただ、どこかでそれを崩さなければいけない時が来たとして、それができるかどうかも見てみたいですね。

で、本題ですが、ジーコが就任して以来なぜかすこぶる評判がいい。そして、テレビや新聞、雑誌を見ていると非常にトルシエとの比較の記事を目にする機会が多いように思います。ひねくれた見方をすれば、「あぁ、マスコミは本当にトルシエが嫌いだったんだな」と。

例えば、
・トルシエは秘密主義だったが、ジーコは記者会見でスタメンまで話をする。
・トルシエは代表第一主義でクラブとの衝突もよくあったが、 ジーコはクラブの意見を尊重する。

特に2点目などは、今回名波、服部のジュビロ勢、中田、小野、稲本の欧州組の召集を見送りましたよね。

ジーコはマスコミを大事にする(トルシエは大事にしなかった)
ジーコはクラブを大事にする(トルシエは大事にしなかった)

ってな点が目に付くわけです。

で、じゃあどっちがいいんだ?日本にとって。と考えると単純に記事を鵜呑みにするのもどうかと思うんです。

ずっと以前にトルシエについて評価した事を書きましたが、日本史上始まって以来のW杯初勝利+ベスト16進出という好結果を残しながら、(Wユース準優勝、五輪ベスト8など実績を上げたらキリがない)なぜこうも批判されるのか?ジーコはトルシエ以上の結果を残せるのか?トルシエは初陣を白星で飾ったぞ。アルゼンチンが欧州のクラブに所属している選手をほとんど呼び寄せたのに、日本は主力の召集を見送ったぞ。などなど。4年もトルシエを見てくると、それに慣れてしまって逆にジーコ、本当に大丈夫か?埼玉でアルゼンチンにめちゃくちゃにやられちゃうんじゃないか?と心配にもなるわけです。秋田、松田、名良橋、中西で止められるんかいな???

某雑誌には昨年に行なわれたイタリア戦(トルシエ指揮下)と、この間のジャマイカ戦(ジーコ指揮下)での分析比較が掲載されていました。すでにW杯に向けてほぼ戦術面が固まっていた時期のチームと、初めて召集してシステムも大きく変更した時期のチームを比較する事にどんな意味があるのでしょう?

トルシエとの比較論の裏に、既に「神様」というサッカー界での圧倒的なブランド力を持つジーコへの根拠のない信頼・尊敬は、少し怖いようにも思います。そのブランド力はあくまで「選手時代」のモノ。「監督」としてのソレはまだないのですから・・・。

ともあれ、全ては「真剣勝負」の場で明らかになってくるでしょう。まずは来年のその時まで、あまり一喜一憂する事なく、1試合1試合が単純に「見ていておもしろいかどうか」という点で楽しめればと思っています。


**11月15日(金)掲載**
(PIDE)

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レッズ、涙の・・・
こんにちは。PIDEです。
ふ〜っ・・・3連休は何はともあれお疲れ様でした。私が浦和に住み始めてから約3年。これほど熱い空気が充満したのは初めてだったのではないでしょうか?
11月4日(祝)。金曜日の夜から体調を崩してしまった僕は、結局自宅のTVで試合を観戦していました。開始直前、映し出されるスタンドの雰囲気に仰天!日本語の実況でなければ、まるで欧州の試合を見ているようなその雰囲気。先日の埼玉スタジアムでもそうでしたが、何よりも相手を圧倒するサポーターの光景に、一サッカーファンとして隔世の感を感じます。W杯は世界最高レベルの大会の一つですが、スタジアムの雰囲気などは、やはり各国リーグ戦の方が素晴らしいのでしょうか?

「これが日本のスタジアムなのか・・・」
かつて欧州や南米など、海外でしか決して味わえないと思っていた興奮がレッズの試合にはある。敵/味方関係なく、レッズ戦が「熱く」なるのもわかります。試合をしていたのは選手達ですが、スタンドを埋め尽くした両チームのサポーターが主役以上に輝いていました(あの場にいたかった・・・)。

話は変わって、「やはりか・・・」悲しくも口に出てしまうこの言葉。「鹿島」と「磐田」。2002年においてこの2チームの力量は残りのチームをはるかに凌駕している。改めて実感させられた試合でした。

内容では決して見劣りするものではなかったと思います。

しかし、勝敗を分けたのは、キーパーと1対1になりながら点を取ることができなかった浦和と、枠に飛んでいなかったボールがDFに当たって方向が変わり、結果点が生まれた鹿島と。運・不運では片付けられない・・・これが実力差かと・・・

勝つことは難しい。しかし、勝ち続けることはなお難しい。とは、よく聞かれる言葉です。

長いW杯の歴史においても、優勝国は「ブラジル」「イタリア」「ドイツ」「アルゼンチン」「イングランド」「ウルグアイ」「フランス」の7カ国しかないという事実。そのどれもが過去に優勝経験があるか、もしくは開催国である国しか優勝できていない事実。

大きな大会になればなるほど明らかになる力の差。それは単純な戦力という意味ではなく、「勝つ力」。悔しいけれど、認めるしかない、でも認めたくない。理屈ではない、感情・・・

高みを保ち続けることは想像以上に難しいでしょう。しかし、一度堕ち始めるとこれがまた早い。過去、何年も築き上げてきたものがあっという間に崩れ落ちます。

盛者必衰

田中、永井、鈴木、平川、坪井、山岸エメもトゥットもまだ若い!

オフト体制1年目。まずは挑戦権を得た。次は挑戦者から勝者へ。そして更に高みへ。

まだ始まったばかりです。


**11月8日(金)掲載**
(PIDE)

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審判について
こんにちは。PIDEです。
いよいよ、今週末はナビスコ決勝戦!先日の借りをきっちり返して、浦和を真っ赤に染めましょう!

それにしても、パブリックビューイングまで開催されますね(^o^)
Jリーグでは初めてでしょうか?ここにもW杯で培った経験があった?という所でしょう!

国内のリーグ/カップ戦がいよいよ佳境を迎えている中、海外でもユース年代が激戦を繰り広げました。

19歳以下の日本代表が韓国代表を破り、見事ユース年代初制覇。小野や稲本、高原を擁し、ワールドユースで準優勝を成し遂げた年代でも叶わなかったアジア制覇をこの年代が成し遂げました。

惜しくも準優勝だったアジア大会の21歳以下代表も含め、若年層が確実に結果を出してきている現状は、日本の未来を明るく照らしてくれています。

さて、そんな激しい戦いが国内外で行なわれていますが、実力が均衡してくればくるほど、ちょっとした「運」が大きな流れを作り出してしまう。そんな時があります。それは狙い済ましたシュートがゴールポストに当たる、という時でもあり、また審判の微妙なジャッジにより大きく流れが変わってしまう事があります(これはどんなスポーツにも言える事でしょうが・・・)。最近の話で言えば、やはりW杯。韓国対イタリア戦でのトッティのシュミレーション(審判を欺く行為。わざとファウルを受けた振りをする事)による退場や、同じく韓国対スペイン戦のスペインの勝ち越しゴールがその前のセンタリングの時に既にゴールラインを割っていたとして無効になった点など、大きな物議を醸す事にもなりました(概して強いと思われていた国が弱いと思われていた国に負けた時や、後一歩で強国を倒す所までいった挑戦国がそのジャッジによって負けたと思われるような判定があった時に多いように思います)。

「審判の判定は絶対である」
とよく言われます。これはスポーツを行なう以上、絶対に守らなければならないルールです。どんなに納得がいかない判定であってもゲーム中はその判定に対する異議申し立てはすべきではありません。しかし、

「審判の判定は絶対に正しい」
かと言われると、人間がジャッジする以上それはありえないでしょう。

「審判の判定は絶対に尊重しなければならないが、その判定が必ずしも正しいものだとは限らない」のです。

Jリーグ発足以来、日本の選手達は急速にプロ化しました。一方で審判のレベルが上がったか?と問われると、もちろん上がってはいるのでしょうが、W杯で世界最高レベルのジャッジ(そうでない審判も一部いましたが・・・)を見た観客にとって、物足りなさもまたあるのではないでしょうか?

イタリア代表にインザーギというFWの選手がいます。インザーギのプレーはとにかく相手DFラインの裏を抜ける事に特徴があり、オフサイドを取られる事もしばしばです。

選手のレベルが上がれば上がるほど、本当にわずかな差が勝敗を分けます。そうしたレベルでのミスジャッジは本当に悔やみ切れないものでしょう。ここの所、Jリーグやユース年代のアジアでの大会を見ていて、審判のレベルが気になります。判定が絶対である以上、審判にはミスを最低限に抑える努力を常に怠るべきではないでしょう。最高の審判は「流れ」を作れる人だと言われます。やたらとカードを連発し、苛立たせる審判もいますが、単純にファウルをファウルと取るだけが審判の仕事ではないでしょう。やはりW杯ですが、大会最優秀審判にも選ばれたコリーナ主審が裁いた「イングランドvsアルゼンチン」は、試合前様々な因縁+フーリガンなど随分と物騒に報道されていた試合を見事にさばきました。
審判が「絶対」だからこそ、「俺の判定が絶対だ。文句あるならカード出すぞ」ではなく、「文句の出ない判定」を目指して欲しいです。また、審判の生の声を私たち観戦者が聞く機会はあまりないように思います。「なぜそうした判定を行なったのか?」を聞ける機会が欲しいです。仮にミスジャッジならば、ミスジャッジだった事を認めることも大事に思います(判定は覆りませんが・・・)審判の声が聞こえないために、偏った見方になっているかもしれませんし・・・。


**11月1日(金)掲載**
(PIDE)

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浦和駅前は11月4日、真っ赤に染まるのか???
こんばんは。PIDEです。
すっかり寒くなってきました。北の大地からは雪&高校選手権の代表決定のニュースが届く時期に・・・。いよいよシーズンも佳境に向かってきました。

水曜日の鹿島戦は残念でしたね。ただ、そうは言ってもまだ1敗。首位の磐田とは勝ち点差1。磐田もこれまでのように絶対的な強さは見られません。まだまだこれからです!

鹿島戦は仕事で見られなかったのですが、先週末の名古屋戦は現地で観て来ました。これまで無敗で迎えたホームゲーム。いつにも増してスタジアム全体の熱気は凄かったように感じます。

さて、肝心のゲーム内容ですが、永井を欠きながらも前半から終始、ゲームの主導権を握ります。特に立ち上がりは圧倒し、先制点は時間の問題か?と思わせるぐらい正に「勢いの差」を感じました。アジア大会帰りの田中、鈴木も大会で自信を深めていたのか、堂々としていました。

しかし、試合が進むにつれて名古屋の執拗なマンマークが自慢の3トップを襲います。MFの酒井を最終ラインに下げてまで3トップを抑えにかかった名古屋の守りが順応してきたようです。特にエメルソンが背後にピッタリとくっついた大森に手を焼くようになります(それでもゴールの臭いを感じさせてくれるのはサスガです^^;)。

一方、名古屋も調子を落としていたとはいえ、1stステージ後半はウェズレイ、ヴァスティッチの2トップもかなり強力です。ヴァスティッチが思いの他後ろ目にポジションを取っていたため、それほど脅威ではありませんでしたが、ウェズレイが坪井と激しいマッチアップを続けます。

エメルソンvs大森、坪井vsウェズレイ
とかく「組織」「ゾーン」がもてはやされてきた日本サッカーにおいて、「1対1」のおもしろさを局面局面で存分に楽しめた試合でした。

試合全体としては「攻める浦和」「守ってウェズレイ頼みの名古屋」という構図。しかし、攻めている時間が長ければ点を取れるとは限らないのがサッカーの難しいところ。ウェズレイ一本やりの名古屋がそのウェズレイで1チャンスを活かして先制点を奪います。

ここのところ、敵のエースを確実かつクリーンに抑え続けてきた坪井はこの日も素晴らしいプレーをしていたと思います。しかし、それでも前半開始からずっとウェズレイを抑え続けるのは、難しかったのでしょう、(それだけ素晴らしいFWだと思います)。ここ一番の決定力はサスガの一言。

しかも、名古屋はJ開幕当初からとにかく相性が悪い。連勝はいつかは止まるもの。様々な要因が嫌な方向へと連想させるような気になってきました・・・

しかし・・・、こっからですね〜。今の浦和は。これまでなら攻め込みつつも点を取れずにタイムアップ。ズルズルズルといってしまうのか・・・と思いかけた時、福田の同点ゴール。これまでマンツーマンで抑え込まれていた3トップではなく、その後ろの福田の上げた同点弾が会場の雰囲気を一変させました。

こうなれば追いついた方の勝ち。最後は延長にはなりましたが、これまで抑えられ続けたエメルソンがきっちり決めての逆転勝利!展開的に「マズイ!」と思われた試合を勝ち越せるのが今の浦和の強さだと強く感じた一戦でした。

最初にも書きましたが、鹿島に負けてもまだ勝ち点1差。ナビスコもいよいよ来週が決勝戦。街が赤く染まるのももうすぐです(^o^)


**10月25日(金)掲載**
(PIDE)

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真剣勝負のおもしろさ
こんばんは。PIDEです。
アジア大会は惜しくも準優勝でしたね。結果的にはつまらないミス(選手+監督?)の2点で負けてしまいました。決して負ける相手ではなかったと思いますが、ここで勝ちきれないのもまたサッカーなのでしょう(^^;それでも、0-2とされた後に1点を取り返し、なおかつ最後まで点を取ろうという気持ちを全面に押し出して戦ったU-21の代表メンバーには本当に素晴らしい結果を残してくれたと素直に拍手を送りたい気持ちでした(パチパチ)。

そして、いよいよ真打登場。W杯から早4ヶ月(ホント早いですね〜^^;)。「黄金の中盤」などと形容されるジーコジャパンの初戦が行なわれました。多くのサポが夢に描いていた「中田/小野/稲本/中村」の中盤が大きく取り沙汰され、小野の先制点のシーンでは正に理想的な展開となりました。しかし、これほどまでにトルシエに対する鬱憤がたまってたんでしょうかね〜。「組織」と「個」という格好の比較の材料を手に入れたスポーツ新聞各紙の見出しは一様にジーコを賞賛しているように見受けられました。

結果はここでは詳しく触れません。良かった悪かったという事をこの1試合だけで判断し、意見を述べるのはあまりにナンセンスだと思いますので・・・^^;

実はトルシエの4年間を経て、僕自身代表の試合を観る目が変わりました。どう変わったかというと、「タイトルのかからない親善試合は強化の進捗状況を確認するにあたって何の参考にもならない」という考えになったという事です。

かつて、トルシエジャパンについて書いた時がありましたが、その時に「タイトルのかかった試合でのトルシエの実績」について触れた事があります。初期の南米選手権を除き、最後のW杯ベスト16進出という結果にいたるまで、トルシエはほとんど全ての大会で満足すべき結果(内容ではない)を残しました。

一方で親善試合の「つまらなさ」という面では、トルシエは明らかに「テスト」と「真剣勝負」の場を切り分けて考えていたように思います。「テスト」ではメンバーをことごとく変え、「早く選手を固定した方がよい」との論調が目立ちました。一方「真剣勝負」では「なぜもっと積極的に選手交代のカードを使わないのか」という論調も多かったように思います。トルシエは親善試合では徹底的にテストを行ない、真剣勝負の場では徹底して勝負にこだわった。ベスト16進出に至るまでのプロセスは、完璧に近かったように思います。

つまりトルシエの時には親善試合の結果で一喜一憂しても意味がなかったんですね。結果論ですが・・・。どんなに親善試合がつまらなく、内容がないように思えても真剣勝負では確実に結果を残した。好き嫌いという好みの問題は別にしても彼の結果を出す為のアプローチ(情報統制含め)は十二分に評価されるべきものであると思います。

翻ってジーコ。先のロジックでいけば当面の結果に一喜一憂する必要はありません。彼が4年間監督を務めるのであれば、まずプロセスが評価されるべきは、来年のコンフェデ杯であり、アテネ五輪後のアジアカップという事になるでしょう。それまでは1試合1試合楽しめばいいのかな〜とお気楽に考えています。次のドイツへ行くためには「身も心もおかしくなるアジア予選」が待ち構えてますからね。今から気合を入れすぎても持ちませんし(^^;

最近ぜいたくになったのでしょうか?かつてであれば日本代表の試合はどんな試合であれ、「かかさずに観るんだ!」という意識が強かったのですが、試合を選別するようになりました。Jリーグもしかり。お祭り的要素の強い試合がつまらない。それなら、レベルは低くても真剣勝負をしている試合を見た方がおもしろいのです。

そんな真剣勝負。今ならJリーグでレッズの試合を見るのが一番。でも「代表の真剣勝負を」と希望されるのであればU-19アジア選手権。こちらでしょう。水曜日の深夜に中継された日本−サウジアラビア戦。場所はドーハ。そう、あの「悲劇」があった場所で今、U-19のワールドユースへの出場権をかけた争いが行なわれているんです。日本−サウジ戦は0-1の展開から逆転し、2-1で見事勝利。今なお先制されると「あぁダメか・・・」と思ってしまいがちな日本ですが、逞しくなってきています。また、この世代はタレントが揃っている。

GK:川島(大宮)
DF:永田(柏)、角田(京都)
MF:今野(札幌)、小林大(東京V)
FW:茂木(広島)、坂田(横浜FM)

といった既にJで試合経験を積んでいる選手達に

MF:菊池(清水商)、成岡(藤枝東)
FW:阿部(桐蔭)

ら期待の高校生が加わっている。タレントの質(これも前評判ですけどね・・・)では先のU-21より魅力的な名前が並んでいます(ああ、また谷間と呼ばれる^^;)。

彼らが2004年アテネ、2006年ドイツ更にその先に中心選手と成長していく過程を真剣勝負の場から見るというのも楽しんじゃないかと思います。夜更かししないといけないんですけどね(^^;

どうですか?U-19アジアユース選手権。ジャマイカ戦よりおもろいかも・・・です。


**10月18日(金)掲載**
(PIDE)

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U-21代表の成長に思う
こんばんは。PIDEです。

レッズの快進撃が止まりません。ナビスコの決勝戦のチケットがあっという間に完売のようですね。僕の周りの人も何とか試合を見ようといろいろとあたっています。Jリーグ開幕以来、初の戴冠に向けて盛り上がりは最高潮です!ジーコジャパンにも山田が選ばれました。坪井の選出が噂されていただけに彼が選ばれなかったのは残念でした(^^;

さて、そんなレッズからも田中/鈴木が参加しているアジア大会。昨日、いよいよ準決勝が終わりました。「谷間の世代」と言われ続けた彼らにも少し「ハク」がついたようですね。結局のところ小野の世代は世界大会で結果を残したから、黄金世代と呼ばれるようになったんだなと実感します。彼らとてU-19の準優勝がなければそこまで注目される存在にも、今の活躍もなかったはずです。

現在のU-21代表はU-17に出場できなかった。U-19には出場したが、予選で敗退した。こうした「結果」が彼らを「谷間の世代」と定義付けたのだとしたら、今回の結果はそれを覆すには良いものとなった事でしょう。「実」はともかく彼らにも一つ「ハク」がつきました。決勝戦はまだどうなるかわかりませんが、ここまで来たらやはり優勝しなければ!さらなる「ハク」をつけましょう(^o^)
鈴木啓太のロングシュートはお見事でした!

それにしても、彼らの試合を見ていて「自信」と「経験」というものが、サッカーにおいて本当に大切なものなのだなと実感します。先日の中国戦などは攻められる時間は長かったのですが、きっちりと数少ないチャンスを決め、この間の雪辱を果たしました。「負けて学ぶ」事ももちろんあるのでしょうが、やはり「成功体験」があってこそでしょう。この年代の選手たちはU-17で世界大会に出場できず、U-19では出場こそ果たしたものの、組合せの不運もあり(優勝/準優勝チームと同じグループでした)1次リーグを突破できませんでした。どちらも一つ前の世代が果たした成果を上回ることができず、結果それを「失敗」と位置付けられてしまったのでしょう。

また、前回のメンバーと比べユース育ちの比率が多いことも一つ原因があるのかもしれません。近年若年層における代表選手の所属チームが高校ではなくJクラブのユースである事が多くなっています。

一貫した指導を受けられる事や、初めからプロになる事を目標とする選手を選抜していますので、様々な目的意識を持った大所帯のサッカー部と比べ意識の高い練習は受けられるのかもしれません。

これまで高校時代に「勝つ事」を第一とされ「育成」がおざなりであったという反省の上、作られているのがJのユースでしょうが、最近そうしたユース出身の選手が増えた事で逆に「勝つ」という経験が軽視されてしまったのか。そんな疑問を持つことがあります。

「勝つ」事はかけがえのない経験である事は間違いありません。「成功体験」が人を大きく成長させるのであれば「勝つ」事は非常に重要です。ましてプロという現実が将来待ち受けている以上「負ける=職がなくなる」事を意味する訳ですから、勝利への執着を持つ事はむしろ必須であると思うのです。

高校の部活動で問題になったのは「学校の名誉」のために、将来ある選手がひどいケガをしていても出場したり、後先を考えない「勝利」を求めてしまいがちであった点であろうと思います。決して「勝つ必要がない」とは教えないでしょう。やるからには「勝利にこだわる」。これは当然だと思います。ただし、その「勝利」の意味をどこに置くか。所属選手に「成功体験」を与えるにはどうしたらよいかについて逆にクラブは考える必要があるのではないでしょうか?

そうして今回のメンバーを見てみると、一昨年の高校選手権で全国優勝した大久保。点に絡む、絡まないは別にして彼の「成功」経験値はこのチームの中においてやはり突出しているのかなと。彼は国見高校のキャプテンとして「勝っ」てきた選手ですから。

今回のアジア大会の経験がJで一回り成長した選手の姿を見せてくれるのではないか。そんな期待が持てる大会でした(決勝を前に振り返るのも変ですが^^;)


**10月11日(金)掲載**
(PIDE)

元の文章を引用する

ユース世代の育成強化
こんにちは。PIDEです。
最近はすっかり秋めいてきて、サッカー三昧の日々になりました(^^;
中でも今週は、レッズは2nd不敗。ナビスコは決勝進出。アジア大会では鈴木、田中のレッズ組が活躍中とレッズサポにとっても楽しい1週間だったのではないでしょうか?ここの所のレッズの好調は、やはりオフトの功績なのでしょうか?専門誌で特集を組まれる事も多く、昨日の新聞ではジーコが今週レッズの試合を観戦に来るという事で坪井の代表入り?なんて記事まで登場していました(真偽はともかく・・・)。いよいよ来週はジャマイカ戦の代表が発表されます。W杯が終わって、新体制での初戦。ジーコが誰を選ぶのか?注目が集まります。

さてさて、話を今回のテーマに戻します。現在行われているアジア大会。選手登録の大会規定ではオリンピックと同じく23歳以下+オーバーエイジ3名ですが、日本は21歳以下で参加しています。これは2004年に行われるオリンピックを最終目的としているとの事で、他の国よりも厳しい(年齢が若い)条件で大会に臨んでいます。

現在パルマの中田選手の年代が17歳以下の世界選手権を93年に戦って以来、95年のワールドユース、96年のアトランタ五輪。97年の柳沢、俊輔を中心にベスト8に進出したワールドユース。99年、小野、高原の準優勝とここ数年のユース世代の強化が代表に結びついてきています。

この10年ほどで日本でのサッカーを取り巻く環境が大きく変わり、かつてサッカーは学校(部活動)で行うものでしたが、最近はJの下部組織であるクラブチームでプレーするということも珍しくなくなりました。最近のユース年代の代表にはクラブチームに所属している選手の方が多くなってきています。

そんなユース年代にまた大きく体制が変わります。これまでトーナメント戦を中心としていた公式戦がリーグ戦に移行していきます。年に何回か開催されるトーナメント戦では、「負ければ終わり」という事で、試合ですぐに負けたチームは真剣勝負をあまり多くこなせないという問題がありました。リーグ戦を導入する事で、より多くの真剣勝負の場を提供していくというのも目的の一つのようです。また、高校の部活とクラブチームの交流というのも公式戦の場では中々ありませんでしたが、今後はその場もより増えていくようです。

ここ10年ほどの間、サッカー、とりわけ日本代表に対する関心が非常に高いという状況が続きました。先のW杯では参加2回目にしてベスト16に進出。ドーハの悲劇、またはそれ以前の代表/日本リーグをご存知の方にとって、現在の状況は先にも書きましたが、本当に信じられない状況だと思います。

ただ、日本開催のW杯が終わり、これからどこに目標を設定していくのか少し見えにくくなっている中で、今後も強い日本代表が見たい!という思いが強いのならば、こうしたユース年代に注目してみるのもおもしろいのではないでしょうか?


**10月4日(金)掲載**
(PIDE)

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