サンドブラストという言葉をご存じでしょうか? 被(き)せガラスという特殊なガラスにマスキングシートをかけ、その空いている部分にノズルで研磨用の砂を吹きつけ、表面に模様を作っていく工法です。普通のガラスでも十分楽しめますが、被(き)せガラスの美しさは格別です。また、ガラスだけではなく、アルミなどにも適用することができ、マスキングシートの形状を工夫することによって思い思いの形状を描き出すことができます。
さいたま新都心駅からも北与野駅からも徒歩圏にあるsand blast works Shutoは、サンドブラストで制作された作品が展示され、さらに体験教室によってその面白さや魅力を味わえるようになっています。
首藤(しゅとう)睦子さんが自宅の一部を工房として、サンドブラストの機材を導入し開業したのは2001年です。自作を家に飾っていたところ、知人の目にとまり、自然に売れるようになったことがきっかけだったと言います。
首藤さんは作品販売、文字入れ加工、体験教室の3本を柱に営業を続けてきました。作品は店内だけでなく、市内外のギャラリー等にも出品されています。首藤さんの作品はガラスの色を生かすために、複雑なステップを重ねて制作されています。サンドブラストは、単純に平面的な図柄を作っていくだけでも美しいですが、首藤さんの作品は素材である色ガラスの色彩感を芸術的に引き出し、さらに部分部分を段階的に削っていくことで立体的な形状を生み出しています。そうしてできあがった作品を手に取ってみると、ほれぼれと眺めてしまいます。細かい手作業を経て出来上がった作品はどれも一点もの。自分だけの特別なものにしたり、大事な人へプレゼントしたくなるでしょう。
結婚式のお祝いに名入りのグラスを希望するお客様や出産時の内祝いにと首藤さんの作品を大量に発注する人もいるそうです。首藤さんはアット・ホームなお店の運営をしていますので、興味のある方は一度お声がけしてみて下さい。予算等の条件に応じて優れた作品を手にすることができますよ。