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調神社の程近く、「楽風」という日本茶喫茶があるのをご存知だろうか。
「知る人ぞ知る」の部類に入るであろうこの店は、浦和の中心部にひっそりと存在する。太い梁(はり)とひんやりした土壁をもつ納屋は、明治24年に建てられたものだ。
ここでは、玉露や煎茶など7種類のお茶とともに、時間を楽しむ。喧騒やしがらみを忘れて、心を開放するひととき。青山守一オーナー以下、スタッフもすべてを心得ていてくれて、余計な演出や装飾は一切ない。
また、2階はギャラリーになっていて、様々な展示会が行われている。座った目線に作品がおかれ、個性ある作品と対話ができる空間が作られている。陶器などは、展示会が縁で1階のコーナーで販売したり、実際に喫茶で使われることもあるということなので、足を運んでチェックしてみよう。この日はガラスのカップが、涼しげにおかれていた。
今日、「楽風」で頂いたのは冷やし煎茶。「お茶は甘い」ということにまず驚く。そして、さらに抹茶の香りの高さに感動する。からだの隅々までお茶のさわやかさが行き渡るようだ。和菓子や洋菓子のセット(700円)でどうぞ。
「楽風」は、実は青山茶舗という5代続くお茶屋さんが経営しているため、ここで頂くお茶の葉は「楽風」店内はもちろん、隣り合わせている青山茶舗でも購入できる。
残念なことだが、最近、日本人であるにもかかわらず、日本茶を飲む機会が少なくなったように思う。同じようにはいかないが、ここで茶葉を購入して、いつもより丁寧にお茶を入れてみよう。テレビも消して、日本茶との対話を楽しんでみよう。
久しぶりに子供のころの夏休みの思い出が、よみがえってきそうな気がした。
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