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2001/06/08(金) |
目的 |
私の好きな歴史上の人物に、大黒屋光太夫という人がいます。土佐の漁師でした。江戸時代の半ば、海上で大時化に遭い、漁師多数と遙か彼方のカムチャッカに流れ着きます。さらに彼とその一行は異国ロシアに渡り、帰国のための活動をし続け、ペテルスブルクにまで足を運びます。もちろん、江戸時代ですから、旅行気分で行くのではありません。命がけです。彼らは日本に帰国するために必死の努力をします。光太夫は努力の甲斐あってロシアの大君主であるエカテリナ2世にまで謁見を許されます。
そうした努力が実り、光太夫は無事帰国を果たすわけですが、彼のすばらしさは、周囲に常に強い目的意識を持たせ続けたことです。仲間の脱落はあれど、光太夫の一行は烏合の衆にはならずにすんだのです。彼は求心力を保ち続けたのです。 どのような集団や組織であれ、それをまとめていくのは大変難しいことです。ともすると人間は易きに流れ、目的意識を失います。そうなりますと、集団や組織を維持することはできません。たちまち崩壊してしまいます。それをくい止めるのは、やはり強力なリーダーシップしかありません。しかし、何をもってリーダー足り得るか、という問題があります。それは目的を明確にし、それを達成するよう鼓舞し続けることだと私は思います。自分に対しても目的を見失わないよう、常に意識したいものです。これが結構難しいのも事実ですね(^^ゞ。 |
(文:忍者の弟子) |
2001/06/07(木) |
アイディアはどこで? | ||||||||
私は長年、いろいろなところで会議をやっていますが、イベントなどの企画について「何かいい案はありませんか?」としゃちほこばった会議の席上で聞いてもいいアイディアが出てきたことはほとんどありません。そういう経験を持つのは私だけかもしれませんが、古来、アイディアが湧き上がる場所は厠であるとか、布団の中とか、馬上であるとか言われています。要するに堅っ苦しい場所ではよいアイディア、面白いアイディアは思いつかないということですね。会議室はどうもよい場所ではなさそうです。
私がいろいろ思いつくのは、お昼ごはんを食べて、トコトコと職場に帰ってくる道すがらです。お腹が満たされ、コーヒーを飲んで落ち着いたところで誰かと馬鹿馬鹿しい話をしていると、ふと「そうだ!そうしよう!」と何かアイディアを思いつくことが多いのです。私は数年前我ながら会心のアイディアを思いついたことがあります。それは、近所の定食屋でメンチカツ定食を頼み、そのメンチカツをガブリと口にくわえた瞬間でした。何とも奇妙ですが、これまた普通の机上ではありません。 そうなりますと、普段机に向かって考え事をしている自分は、ものを考える環境としてはあまりふさわしくない場所にいるのではないか、と危惧されます。皆さんはどうですか? 私はこの際ですから、思い切りリラックスした場所で企画会議などをやってみたいと思っています。「脱会議室宣言」とでも名付けましょうか? ご賛同いただける方はぜひリラックスできる場所を教えてください。
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(文:忍者の弟子) |
2001/06/06(水) |
どうしてそうなるの? |
「お客さん、困るんですよねー」。タクシーに乗ってこんなことを言われた経験はありませんか? タクシーに飛び乗って、いざ料金を払おうとすると1万円札しか持っていません。それを渡すと露骨に嫌な顔をされます。私はしかたなく自分で1万円札を崩してもらったこともあります。
「タクシーというのはそういうものだ」と私は諦めていたのですが、ふと考えてみると、お客が釣り銭を用意していなければ嫌な顔をされるという商売は極めて珍しいですね。1日何件も回っていると想像される新聞の集金でもしっかり釣り銭を持っています。1万円札を出して「困るんですよねー」などと言われたことは一度もありません。私が営業をやっていたときでさえ、小銭は常備していました。お客様のことを考えればごく当たり前のことだからです。 多分、タクシーの運転手が釣り銭を用意していないのは、事務所が頻繁に売り上げを回収しているからではないかと私は勝手に想像しています。あの空間に釣り銭を用意しておけない理由はありません。運転手が釣り銭を払いたくても払えないような構造的要因があるはずです。もし本当にそうなら、業界を上げて改善の努力をお願いしたいところです。 |
(文:忍者の弟子) |
2001/06/05(火) |
「日曜の朝症候群」 |
日曜日の朝、テレビでは子供向け番組が放送されている。子供が朝早く起きるために朝早くから放送されているのだろう。その趣旨には賛同できる。が、困ったこともある。最近のテレビには、ヒーローが、続々登場する。そしてその都度ヒーローのキャラクターが発売されるのだ。このような現実を「いかがなものか」と疑問に思っているのは私一人だろうか。
疑問は、続々発売されているキャラクターについてである。親はその都度「パパ、買って」の一言で痛い出費をするはめに陥っている。親は「この前買っただろう」と言うが、倅は「パパ、ここが違うんだよ。だから買って」とせがむ。そのため、親は次から次へと散財させられている。中には、キャラクターの形はそのままで、単に色を変えただけで発売されるキャラクターもある。「商魂たくましい」と評する人もいるだろう。時に親は、テレビのヒーローに悪意まで感じてしまう。 「パパ、また新しいヒーローが誕生したよ」と嬉しそうに語りかける倅を見ながら、パパは、「また、出費がかさむ」と倅の無邪気な気持ちより、その後に控えているお金のことを考えてしまう。このような親の状況を「日曜の朝症候群」と名付けたい。症状は、「後のリスクを考えて、目の前にある素直な気持ちを理解できないこと」である。ぜひ「忍者谷医療用語辞典」に載せたい。 |
(文:忍者の元締) |
2001/06/04(月) |
インターネットの双方向性 |
インターネットが普及し始めたとき、「インターネットの特徴は双方向性があることだ」と言われていました。それまであったメディアとは根本的に違うとされていたはずです。ですが、公的なホームページになればなるほど双方向性はありませんね(◎-◎)。どこを探してもメールアドレスが記載されていないホームページは悲しいほど数多くあります。それも、1日の利用者が「万」を確実に超えていそうなホームページでもそのような惨状だったりします。
メールが来ると、その処理に追われてしまうから一方通行にしたのでしょうか? おかしな話です。もしそうであれば、そもそもホームページを立ち上げた意味はないのでは? 一体この世はどうなっているのか、と私は訝っています。そもそも制作者は何をしたくてホームページを作成したのでしょう? 利用者や読者との交流・意見交換・きめ細かな対応などをしたいからではなかったのでしょうか? そうして制作者側の「顔」が見えなくなるのは、いくら電脳世界だからとはいえ、恐いものです。 であれば、せめて「マイタウン浦和」くらいは徹底的に双方向性を追求してみたいと思います。いろいろな情報が「マイタウン浦和」上に掲載されていますが、現時点では供給者からの情報がほとんどです。これではいけませんね(^^ゞ。というわけで、利用者が気楽にメールを書いたり、書き込みができるように大規模な改訂作業をしたいと思います。多分あと1ヶ月から2ヶ月くらいでその作業が終了すると思いますが、その時には「マイタウン浦和」はかなり使い勝手が良くなると私は確信しています。この「忍者のつぶやき」にも1回ごとに書き込みができるようにできるかもしれません。そうすれば、もっと私ども制作者側の「顔」が見えるようになるでしょう。一刻も早くそうしたいものです。 |
(文:忍者の弟子) |
2001/06/01(金) |
前例 |
5月9日の「つぶやき」で、私は後醍醐天皇が公卿どもの言う「前例」を打破する気概を示していたことを書きました。
あの文は前例に従うという安易な道を選びがちな自分を戒めるために書いたのですが、考えてみると、日々の業務は「前例」との戦いであるような気がします。 何か新しいことをしようとすると、必ず「前例がないので...。」という答えが周囲から返ってきます。 特に私どもの担当するインターネットの仕事は「前例」が著しく欠けているために、周囲の理解を得にくい、という困った側面があります(^^ゞ。新しいことをしようとしても「前例なし」の壁、ルーティンの仕事を変えようとしても「なぜ前例通りにしないのか?前例の通りでいいではないか?」となってしまいます。 それゆえ、「忍者の元締」が調整作業に没頭するわけですが、これは世の中のネット担当者の一般的な姿であるようです。 某コンサルティング会社によれば、ネット担当者の仕事の7割は根回しなどの社内調整に費やされているとか。本来は外に向けて使われるべきエネルギーが内向きに使われるのは本意ではありませんが、組織の中で仕事を行っている以上、それも仕方ないのかもしれません。 しかし、すべてを「仕方ない」ですましてしまいますと、それも「前例」となり、またよけいな仕事を抱え込むようになります。 一体どうしたらよいものか、時々途方に暮れてしまいます。 |
(文:忍者の弟子) |
2001/05/31(木) |
通勤電車 その3 アナウンス |
毎朝、「本日も○○線をご利用いただきましてありがとうございます」と機械的な人間味のないアナウンスが流れる。感情のない声に、おいおい、朝一番からこれはないだろうと憤慨するのは私一人であろうか。
毎日同じ文言なので、おそらくマニュアルが作成されているのだろうが、それをただ単に棒読みをするのでは、聞いてる人は飽きてくる。 寝ている人がいるので仕方がないという声も聞かれるが、寝ている人は寝ているので聞こえていない。折角、アナウンスをするのなら、マニュアルに書かれていることは最低限話すとして、それ以外はアドリブを聞かせて自分の言葉で話をする人がいても良いのではないか。訛りをいれてお国柄を出す人がいても良いのではないか。 そうすれば、聞いている人も楽しんで聞けると思いませんか。そして、その特徴あるアナウンスを行う人にファンクラブができて話題になる。 楽しいアナウンスをする人が一人でも増えてくれれば、毎朝の辛い通勤に楽しみが増えて、少しは心休まると考えるのは私一人でしょうか。 |
(文:忍者の元締) |
2001/05/30(水) |
携帯でインターネット? |
日経情報ストラテジー7月号に意外な記事が載っていました。306ページにはこうあります。
「携帯ネット接続はパソコン派に不評。パソコンとインターネット接続携帯電話の両方を持つ人の半数は携帯電話のネット接続機能を使ったことがないと回答している。実際にインターネットを利用している人も、つながらないといった不満を抱えているようだ。」 意外ではありますが、私はこの記事を読んでちょっと安心しました。私も携帯(i-mode)を持っていますが、これでインターネット接続を行ったことは一度もないのです。電話は会話ができれば十分と考えているからです。 また、視力が特に弱い私は、あのような小さな画面でインターネットを利用することに大きな抵抗を感じます。 しかし、世上ではジャーナリズムによって、i-modeの登場でインターネット利用者が爆発的に増えているように喧伝されています。 私も「マイタウン浦和」のi-mode対応をすべく、「まずは自分から携帯を利用しておかねば」、と思い半ば強迫観念から携帯を買ったわけですが(^^ゞ、その私ですら携帯ではインターネットに接続する気になれないのです。 何だか笑えますね。皆さんはいかがですか? ネット接続可能な携帯をお持ちの方はこのページの読者にも大勢いらっしゃるはずです。どうです? ネット接続してインターネットの画面をご覧いただいてますでしょうか? 今後の開発のためにもぜひ実態を詳細に知っておきたいものです。 |
(文:忍者の弟子) |
2001/05/29(火) |
最近「仮面ライダー」が人気らしい。 |
今もリアルタイムで新しい仮面ライダーを放映しており、子供ばかりでなく親まで夢中になっているようだ。
今の仮面ライダーは、明らかに「子供番組」ではない。 恐らく、制作者側の、思い入れの強さがそうさせているのだろうが、もはや「ドラマ」と言えるものとなっており、映像も凝っているので、大人の鑑賞にも十分堪えうるものといえる。 撮影場所も、昔は岩山のような所が多かったように記憶しているが、今は町中での撮影が多く、埼玉県内での撮影も多いようだ。 「さいたまスーパーアリーナ」周辺での撮影も頻繁にされているようで、見知った風景が画面に現れることも多い。 ところで、いまだに仮面ライダーやウルトラマンが人気を保ち、新作が作られ続け、逆に新しい物があまり出てこない(アニメでは「ポケモン」等があるが)のは何故だろう? それだけ強烈なキャラクターだということや、親子で共有できるという部分もあるだろうが、そろそろ全く新しいヒーローが出てきても良いのではないか? ただでさえヒーロー不在の世の中で、20年以上前に生まれたヒーローが今も生き続けている事に対し、複雑な心境ではある。 いっそうのこと、私が新ヒーローにでもなろうか? 「へん〜しん!!」 |
(文:ゴルゴ) |
2001/05/28(月) |
冷蔵庫 | ||||||||
日曜日に冷蔵庫の掃除につきあった。よくぞここまで賞味期限切れや腐っているものをしまっているのかと頭にきながらかたずけた。「俺の給料が消えていく」とゴミ袋をみながらプンプン(同感のサラリーマンの方もいらっしゃるでしょう!)。
妻らから<B>「どうしたら腐らせないかな」</B>と聞かれた。冷蔵庫はドアで内側が見えないから、中に何が入っているかわからないので、つい忘れて腐らせてしまうのではないかと考え<B>「ドアが透明な冷蔵庫を買ったら」</B>と話す。<B>「そんなのあるわけないでしょ!」</B>と今度は妻が怒り気味(噂では電機メーカーではすでにドアが透明な冷蔵庫は開発されていると聞く)。 「それならお店でもらったレシートを冷蔵庫に貼って、使ったのもは消し込んだらどうだ」と答える。毎回買い物をしたときのレシートで、中の見えない冷蔵庫の中を管理する。企業の在庫管理もこのような形で、実際の在庫を紙ベースで管理して、年に何度か「棚卸」で実際の商品の数を確認していますよね。それと同様の考え方で妻に話をした。 <B>「レシートを消し込めなんて、あなたはせこい人」</B>と話の趣旨からどんどん離れていき、ついに、<B>夫婦喧嘩</B>に発展したのであった。 ここから先、恥ずかしくて書けませんが、これからの季節、食中毒等食品の取扱には充分ご注意いただくようご案内申し上げます。
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(文:忍者の元締) |