さいたま市では、市内の医師会と医療機関の協力を得て、感染症の流行状況を調べています。 この情報をもとに、さいたま市健康科学研究センター(感染症情報センター)で流行状況をまとめています。 当欄では、この情報の要約を毎週木曜日に掲載していきます。 なお、グラフ等・集計データを含んだ各回の詳細情報は、 さいたま市感染症情報センターホームページ を併せてご覧下さい。 |
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2011/07/28(木) |
手足口病が流行警報レベルとなっています!(第29週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第29週(7月18日〜7月24日) ★O157などの腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう! ■全数把握対象疾患(結核を除く) 一〜五類感染症の報告はありませんでした。 ★手足口病が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たりの報告数は先週の5.56人から8.35人と大きく増加し、流行警報開始基準値(定点当たり5人)を超えています。過去5年の同時期で最も報告の多かった2010年のピーク時(定点当たり6.58人)を超え、かなり多い状況で注意が必要です。 国立感染症研究所週報第27週によると、「国内の手足口病は、1982年に調査が開始されて以来最多の報告数となり、コクサッキーA6が患者から検出されたウイルスの半数以上を占めている」とのことです。 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、流行警報終息基準値(定点当たり1人)を下回りました。しかし流行は継続しており、引き続き注意が必要です。 ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)の報告が増加しました。 咽頭結膜熱(プール熱)の報告が多い状況が続いています。 無菌性髄膜炎の報告が1人(成人)ありました。 夏型感染症の報告が増加しています。予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共用は避けましょう。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/07/22(金) |
O157 などの腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう!(第28週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第28週(7月11日〜7月17日) ★O157 などの腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう! ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症2人(病型:患者2人、血清型:O26 1人、O157 1人)の報告がありました。予防のため、肉を焼く際は、焼く前後の肉を扱う箸・トングは分けるなど、取扱いには充分注意してください。 五類感染症の後天性免疫不全症候群2人(病型:無症状病原体保有者 2人)、梅毒1人(病型:無症状病原体保有者)の報告がありました。 ★手足口病、伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たりの報告数は5.56人と増加し、流行警報開始基準値(定点当たり5人)を超えました。大流行年となった2010年に次ぐ状況で、注意が必要です。 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、流行警報終息基準値(定点当たり1人)を超えています。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症は、例年冬季に報告が増加しますが、2011年第26週以降、報告が増加し、注意が必要です。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が多い状況が続いています。 夏型感染症の報告が増加しています。予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共用は避けましょう。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/07/14(木) |
O157などの腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう!(第27週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第27週(7月4日〜7月10日) ★O157などの腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう! ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症3人(病型:患者3人、血清型:O157 2人、O121 1人)の報告がありました。牛などの反すう動物は、健康であっても一定の割合で腸管出血性大腸菌を保菌しています。 食品の取り扱いや手洗いには充分注意しましょう。 五類感染症の麻しん(はしか)1人(病型:臨床診断例)の報告がありました。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、先週の2.00人から2.27人となり、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超えています。大流行年となった2006年に次ぐ状況で、注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)の報告が増加しました。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が多い状況が続いています。 百日咳の報告が1人(乳児)ありました。 夏型感染症の報告が増加しています。感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共用は避けましょう。 【さいたま市麻しん発生状況】 平成23年第27週(7月4日〜7月10日) さいたま市麻しん(はしか)発生状況について、診断日で集計しています。 麻しん患者の報告が1人(病型:臨床診断例)ありました。 2011年第1週から第27週までの麻しん累積報告数は5人(取り下げ例を除く)です。 麻しんはワクチン接種が最も有効な予防手段です。定期予防接種の対象年齢は、第1期(1歳)、第2期(平成24年4月に小学校に入学されるお子さん)、第3期(中学校1年生)、第4期(高校3年生相当)となっています。なお、平成23年度の特例措置として、新たに学校行事として海外へ行く高校2年生相当の年齢の方も第4期対象者となりました。 対象年齢の方には、早期のワクチン接種の勧奨をお願いします。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/07/07(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第26週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第26週(6月27日〜7月3日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 一〜五類感染症の届出はありませんでした。 ★ 伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、先週の4.08人から2.00人となり、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超えています。大流行年となった2006年に次ぐ状況で、注意が必要です。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)の報告が増加しました。 国立感染症研究所週報第24週によると、「臨床現場からは本年の手足口病は、従来の典型例と比べて発疹が大きく、四肢末端に限局せずに広範囲に認められる症例が目立つとの情報も寄せられている」とのことです。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、水痘(みずぼうそう)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が多い状況が続いています。 百日咳の報告が1人(15-19歳)ありました。 無菌性髄膜炎の報告が1人(成人)ありました。 夏型感染症の報告が増加しています。感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共用は避けましょう。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/06/30(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第25週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第25週(6月20日〜6月26日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 五類感染症のアメーバ赤痢1人(病型:腸管外アメーバ症)、急性脳炎1人(病原体:不明)の報告がありました。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、先週の1.38人から4.08人と大きく増加し、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超えています。大流行年となった2006年のピーク時(第25週の定点当たり3.96人)を超え、過去5年の同時期と比べかなり多い状況で注意が必要です。 なお、感染症情報センターホームページにコンテンツ「伝染性紅斑(りんご病)」を掲載しています。随時ご活用ください。 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が多い状況が続いています。 百日咳の報告が1人(乳児)ありました。 無菌性髄膜炎の報告が1人(成人)ありました。 感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共用は避けましょう。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/06/23(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第24週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第24週(6月13日〜6月19日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 五類感染症の後天性免疫不全症候群2人(病型:無症状病原体保有者1人、その他/指標疾患以外の症状を認める者1人)、梅毒1人(病型:早期顕症梅毒U期)の報告がありました。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 伝染性紅斑(りんご病)の定点当たりの報告数は、先週の2.15人から1.38人と減少しましたが、引き続き、流行警報継続基準値(定点当たり1人)を超えていて、注意が必要です。 手足口病、ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が増加しました。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、水痘(みずぼうそう)の報告が多い状況が続いています。 百日咳の報告が1人(成人)ありました。 感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共有は避けましょう。 ★日本脳炎定期予防接種の「平成17年の積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃がした方」への特例措置が設けられました。詳細は、さいたま市ホームページの「日本脳炎定期予防接種のお知らせ」をご覧ください。 http://www.city.saitama.jp/www/contents/1117623421076/index.html ★感染症情報センターホームページにコンテンツ「日本脳炎」を掲載しました。随時ご活用ください。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/06/16(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第23週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第23週(6月6日〜6月12日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 五類感染症のウイルス性肝炎1人(病型:B型)、風しん1人(臨床診断例、成人)の報告がありました。 風しんはワクチン接種が最も有効な予防手段です。対象年齢の方には、予防接種の勧奨をお願いします。 ★ 伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 伝染性紅斑(りんご病)は、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超え、大流行年となった2006年に次ぐ状況で、注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、手足口病、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が増加しました。 水痘(みずぼうそう)の報告が多い状況が続いています。感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。また、タオルの共有は避けましょう。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/06/09(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第22週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第22週(5月30日〜6月5日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 一〜五類感染症の報告はありませんでした。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 インフルエンザの定点当たりの報告数は先週の0.54人から0.36人となり、2週間連続して流行の指標となる定点当たり1人を下回りました。 伝染性紅斑(りんご病)は、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超え、大流行年となった2006年に次ぐ状況で、注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が増加しました。 百日咳の報告が1人(乳児)ありました。 感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/06/02(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第21週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第21週(5月23日〜5月29日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 一〜五類感染症の報告はありませんでした。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 インフルエンザの定点当たりの報告数は先週の1.23人から0.54人となり、流行の指標となる定点当たり1人を下回りました。 伝染性紅斑(りんご病)は、流行警報継続基準値(定点当たり1人)を超え、大流行年となった2006年に次ぐ状況で、注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。 |
(文:さいたま市 提供) |
2011/05/26(木) |
伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています!(第20週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
平成23年第20週(5月16日〜5月22日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 五類感染症のアメーバ赤痢1人(病型:腸管アメーバ症)、ウイルス性肝炎1人(病型:B型)、後天性免疫不全症候群1人(病型:無症状病原体保有者)の報告がありました。 ★伝染性紅斑が流行警報レベルとなっています! ■定点把握対象疾患 インフルエンザの定点当たりの報告数は先週の1.08人から1.23人となりました。詳細は下記「さいたま市インフルエンザ情報」をご覧ください。 伝染性紅斑(りんご病)は、流行警報開始基準値(定点当たり2人)を超え、大流行年となった2006年に相当する状況で、今後の動向に注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、手足口病、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 水痘(みずぼうそう)の報告が多い状況が続いています。 感染症の予防のため、手洗い、ウガイ、咳エチケットとともに充分な休養の推奨をお願いします。 【さいたま市インフルエンザ情報(速報)】 2010-2011年シーズン、第20週(5月16日〜5月22日) T インフルエンザ患者報告状況 1 感染症発生動向調査による市内定点医療機関からの患者報告状況 定点医療機関からの患者報告数は48人、定点当たり報告数は先週の1.08人から1.23人となりました。流行は終息に向かっているものの、流行の指標となる「定点当たり1人」を上回っている状況で、継続しています。引き続き注意が必要です。 年齢階級別報告割合は、0〜9歳(先週71.4%→今週85.4%)、10〜19歳(11.9%→10.4%)、20歳以上(16.7%→4.2%)でした。 予防及び感染拡大防止のため、手洗い・ウガイ・咳エチケット、体調の悪いときは早めに休むなどの対策の徹底をお願いします。 2 インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等 第20週は、学級閉鎖2学級(2校)の報告がありました。 U 市内病原体定点等からのインフルエンザ検体ウイルス検出状況について 市内で直近の4週間(第17週〜第20週)に採取された2件中、B型が2件検出(PCR検査)されました。 国立感染症研究所ウイルス分離・検出速報(5月24日作成版)によれば、第15週〜第19週に、全国で検出されたインフルエンザウイルスは、AH3亜型(香港型)が138件(35.2%)、H1N1 2009が4件(1.0%)、B型が250件(63.8%)です。 ★この情報は平成23年5月24日午後5時現在の速報です。後日データの修正をすることがあります。 |
(文:文:さいたま市 提供) |