「整理・収納 plus お掃除で 〜 めざせ!スッキリそう快生活」 さいたま市浦和区在住の整理収納アドバイザー、「快適空間づくり支援会社」株式会社ケイハート代表の北川です。 このページでお会いするあなたへ暮らしに役立つ「ちょっといい話」をお伝えできればと思います。 「手間をかけずにキレイに暮らしたい!」その願いちょっとだけ叶うかも。 一緒に考え一緒に学びましょう! 隔週水曜日更新です。どうぞよろしくお願いします。 |
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2014/09/04(木) |
★第159回 最近のキッチン収納★ |
「収納で悩む場所」のベスト3に常に入っているのが、キッチンとリビング。
どちらもモノが集まりやすい場所ですね。 キッチンは、小物がやたら多いし出し入れの回数も半端じゃないので、収納べたさんには特に苦手な場所ですよね。リビングは、家族全員が様々なモノを持ち寄る部屋ですので、必然的にモノが多くなってしまいます。最初に目に入る場所ということもありますが、「いつもスッキリ片付けておきたい場所」ということでも常に上位にあげられます。 ということで、今回はキッチン収納についてちょっと触れてみたいと思います。 家の中で、機能性が最も重視される場所といえば・・・やはりキッチンです! 最近は、機能性だけでなく、見た目も重視されるようになりました。昔の「台所」のように閉ざされた空間ではなく、開放的なキッチンスタイルが定着してきたからでしょうか。キッチンは、ダイニングやリビングと同じように、常に家族が出入りする場所になりましたよね。だから、いつも快適に過ごせるようにしておきたいと誰もが思っています。 独立型キッチンであれば、多少散らかっていたところで使い勝手が良ければ問題なかったのですが、開放的になった分、今まで見えていなかった所があらわになってしまいました。 ちょっとしたゴチャつきさえも目立ってしまいます。オープンなキッチンでは、見せるモノと見せないモノのメリハリをしっかりつけて、出しっ放しが逆におしゃれに見えるような工夫をしたいものです。 ダイニング、リビングと空間的につながることで、最近のシステムキッチンはインテリアの要素も重要なポイントになってきていますよね。 高級家具のような扉材のものから、半透明素材で圧迫感を感じさせない扉材など、デザインもカラーも素材も様々です。中には周辺ユニットとコーディネートできるタイプのものまでありますので、組み合わせしだいで自由に空間を楽しむことができそうです。 ユニット収納を組み合わせて、まるで壁面のように天井までの引き戸にして収納力を確保するもよし、飾り棚と照明で「見せる収納」を楽しむのもいいですね。 余談ですが、先週末、あるメーカーさんのショールームに行く機会がありました。 最近のシステムキッチンやバスルームは実によくできています。 細部まで工夫されおり嬉しくなりました。見ているだけでもワクワクしちゃいます^^ 既存のキッチンも工夫しだいで最近のキッチン風に変身できるんですよ。 まずは、不要なモノを処分することから・・・ということになってしましますが^^・・・ダイエットが進んできたところで・・・例えば、バラバラの容器で出しっ放しにしていたスパイス類を、同じ容器に入れ替えて並べるだけで雑然とした感じがなくなります。これだけでも統一感が生まれて十分おしゃれなキッチンに変身します。 リビングやダイニング、各お部屋にも言えることですが、「色」「素材」「レイアウト」をちょっと工夫するだけで、スッキリおしゃれな空間になります。是非いろいろ試してみてください。 |
(文:北川 登美代) |
2014/08/20(水) |
★第158回 老前整理のススメ★ |
12日から17日まで、夏休みは実家のある大分で過ごしました。今年は、父の17回忌の法要と義兄と叔父の新盆供養がありましたので、親戚大集合の賑やかなお盆休みとなりました。生前の功績に感謝しながら、涙あり笑いあり。いつまでも話は尽きませんでした。
義兄は元々几帳面な人でしたが、残された家族が困ることのないよう何もかもがキチンと整理されていたのには本当に驚きました。姉も感心していましたが、ひごろからモノの整理をちゃんとやるって大事なことなのだと改めて感じました。 最近、メディアでも頻繁に取り上げられていますが、働き盛りの若いうちから取り組めば、より高い効果が実感できるということで、「老前整理」という考え方が話題になっています。元気なうちに不要なものを捨ててしまいましょう!ということですよねー。 「老前整理」、「遺品整理」と「生前整理」など・・・いろいろと話題になっていますが、遺品整理は、本人が亡くなった後に家族や親族が遺品を始末すること。生前整理は、自分の死後に残された家族が相続問題などで苦労しないよう、本人が財産や持ち物を整理しておくこと。いずれも残された人に迷惑をかけないということが主な目的ですが、老前整理というのはちょっと意味合いが違って、自分がこれから生きていくための整理です。 年齢を重ねるにつれて、気力も体力も減退する一方、モノの量は整理しないと増えていきますよね。体力の低下に備えて、元気なうちに不要なモノを捨てて整理することは、暮らしやすい生活空間をつくるだけでなく、心も軽くなります。正に自分が快適に生きていくための整理なので、働き盛りのビジネスパーソンにとっては勿論、定年退職後の第二の人生に合わせてスタートしても、かなり価値は高いと思います。 自分がこれからどれだけやれるかということにこだわるのではなく、徐々にでも着々と進めることが大事! サラリーマンが60歳で定年を迎えても、人生はそれから20年30年と続きますよね。 今後の人生を快適に元気に過ごすためにも、「老前整理」を是非意識してみてください。意識するかしないかで、今後の人生が変わることは間違いなさそうです。 決して早くないです!遅くないです!ボチボチ始めませんか^^ |
(文:北川 登美代) |
2014/07/30(水) |
★第157回 金沢が今、アツイ!♪★ |
金沢に行ってきました!
2015年春の北陸新幹線金沢開業を目前に、駅周辺は整備されすっかり様変わりしていました。着いてまず驚いたのは、2005年に完成したという東口正面の「もてなしドーム」と木製の「鼓門」の構造美。 巨大な総ガラス製のドームは壮大で、鼓門は金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージした2脚の柱に緩やかな曲面を描いた格子状の屋根をかけたもの。 「伝統と革新」が共存する金沢の街を象徴する門となっています。構造美もすごいですが、コンセプトがまた素晴らしい!そのコンセプトとは、「雨風をしのぎ、金沢を訪れた人々にそっと傘を差し出す金沢人のやさしさ、もてなしの心を表す」だそうです。 石川県人の温かさを感じますね。金沢駅は、「世界で最も美しい駅」14駅の内の1つに選ばれたそうですが、うなずけます!本当に美しい。 タクシーに乗れば、ドライバーさんが金沢の最近の様子や歴史を説明してくれ、寿司屋に入れば、高級店からB級グルメまで金沢の「美味しいどころ」を紹介してくれる。 街中がおもてなしの心であふれていました。 美味しい話題、楽しい話題がいっぱいで、正に、県民市民が一丸となって街を盛り上げているという感じです。街に活気があるって、本当にすばらしい。 金沢市は、景観を損なわないよう周辺の街並みと調和した美しいまちづくりのための助成制度を充実させていると聞きました。 闇雲に突っ走る進化ではなく、「伝統と革新」が上手く共存するまちづくりをしているということですね。また、公共交通の利便性がますます重要になってくるとのことで、地域の関係自治体、交通事業者、住民その他地域の全ての関係者が連携し、交通の面でも新しいまちづくり計画が進んでいるそうです。 県民市民が、具体的な行動計画に沿って同じ目標に向かって進むということが、こんなにも街全体を元気にするんですね。 いやー、今回の金沢では沢山良い刺激をいただきました。本当に感謝、感謝です!次回訪れるのがすごく楽しみな金沢でした。 何事も目標を持って行動計画を立て、ベクトルを合わせて一つ一つ着実に現実のものとしていくって大事なことです。むりやりまとめてしましますが^^ 掃除や片付けについても、全く同じことがいえますよね。頑張りましょう! |
(文:北川 登美代) |
2014/07/17(木) |
★第156回 寝具のお手入れ★ |
寝具のお手入れ、まめにしていますか?
寝具が汚れていたり傷んだりしているとぐっすり眠れなかったり、肌荒れの原因につながったりします。毎日心地よい眠りにつけるよう、まめなお手入れでいつも清潔にしておきましょう。 布団を干す頻度やカバーやシーツを洗う頻度は、週に1回程度という人が多いと思いますが、小さいお子さんのいるご家庭ではもう少しサイクルを短くした方がいいかもしれません。天気の良い日は、しっかり寝具を干して、こもった湿気を逃がしましょう。 時間的には、午前10時頃から午後2時頃までの間の約2時間がベストです。 取り込むときには、ホコリを払う程度に軽くたたきます。たたき過ぎはいけませんよ! 寝具の繊維が傷んでしまいますので要注意です。仕舞うときは、重いものが下になるように。マットレスや敷布団は下の段、毛布や掛布団は上の段というように分けて収納しておくと、上げ下ろしがラクです。 羽毛ふとんは吸湿と放湿性にすぐれているので、月に2回程度風通しのよい日陰に干すだけで十分です。干す場合は必ずカバーをつけましょう。 仕舞うときは中の羽が均一になるように手で軽くなでるように整え、一番上に収納します。片寄りがちな中の羽毛が平均化されることによってますます寝心地がよくなりますので、お休みになる前にも軽く整えるといいですね。 汚れたときは、ぬれタオルで軽く拭いて汚れを落としましょう。ひどい汚れは、クリーニング屋さんに相談してください。 真綿布団の場合も、使用するときは、傷み・汚れ防止のために必ずカバーをかけましょう。真綿は放湿性にすぐれていますが、意外と日光には弱いデリケートな素材です。 風通しのよい日陰にカバーを掛けて干しましょう。 取り込むときは、ブラシなどで軽くホコリを払う程度で十分です。強くたたくと、わたの繊維を傷めてしまいます。 毛布もいろいろですが、ウール、アクリル、シルク共に、普段はときどき風にあてるだけで十分。ウォッシャブルタイプは家庭で、それ以外はドライクリーニングがオススメです。シーズンオフ時は、風通しのよい日陰でよく乾かした後、軽くブラッシングをして通気性の良いケースに入れて収納しましょう。 ウールやシルクなどの天然素材の毛布には、防虫剤を入れて湿気の少ない場所にしまってください。使わないからと、長期間圧縮すると寝具のボリュームが損なわれてしまうこともありますので要注意です。圧縮期間はできるだけ短めに! シーツ類や綿毛布などは、洗濯機で丸ごと洗えますので、まめに洗って清潔を保ちましょう。枕も布団同様、常に湿気をとるよう心がけましょう。 素材によって手入れ方法が違いますので、取扱い絵表示をよく見て正しく手入れしてくださいね。夏場は特に汗をかきますので、ピロケースは毎日取り替えたいところですが、少なくとも3日に1度は交換することをオススメします。肌のためにも^^ これでお手入れ完璧!今夜から心地よく眠れそうですね。 |
(文:北川 登美代) |
2014/07/03(木) |
★第155回 特別支援学校見学会で学んだこと★ |
先日、特別支援学校主催の学校見学会に参加しました。
多くの企業が特別支援学校の様子や生徒を知り、今後、企業と学校が相互に取り組む障がい者雇用を共に考えましょう!とういう目的を持って開催された見学会です。 名刺交換、趣旨説明の後、早速、教室・教場を見学させていただきました。 学校の現在学級数は30クラス。教室が足りないということで、以前家庭科実習室だった部屋を学級用に使っている教室もありましたが、各教室・実習室とも整理整頓が行き届いていて素晴らしい環境でした。 教材はもちろんですが、ほとんどのアイテムがシール管理されており、何がどこにあるのかが一目瞭然です。 そういう環境の中で、生徒さんと先生方が互いにアイコンタクトをとりあいながら、のびのび楽しそうに学習しているのがとても印象的でした。主に3年生の生徒さんたちの作業の様子を見学させていただいたのですが、その器用さには雑帽です。 厳しさの中にも大きな愛情を持って生徒さんと向き合っている先生方、そして真剣に実習に取り組んでいる生徒さん。 どこの教室にも、思いやり、助け合い、そして愛があふれていました。決して毎日が平穏なわけではないと思いますが、信頼でつながっているからこそ、みなさんがこんなに優しい目をしているのだなと感じました。 学校では、生徒さんの卒業後の社会自立に向けて、職場見学、校内実習、一日職場体験、職場体験実習など、様々な取り組みをしているそうです。そして、卒業後も地域の支援機関と連携しながら就労を応援しているとのことでした。 「ピュアなところが彼らの一番の武器です!」と、おっしゃる先生方の熱い気持ちがジンジン伝わる感動的な見学会となりました。 まずは、自分が出来るところから始めようと改めて思った私です。 今回はいつもとちょっと違った話でしたが、いろいろな施設を訪問することで学ぶことは多いです。 自分を振り返ることができたり、今後がみえてきたり、「なるほど、そうなのかー」と納得する場面に遭遇したり・・・・・・何よりも人との出会いが素晴らしいですね。 そうそう、もちろん「収納」の勉強にもなりましたよ^^ |
(文:北川 登美代) |
2014/06/19(木) |
★第154回 片付け上手になる夏休み★ |
ランチタイムのファミレスはママ友でいっぱい!皆さん、とても楽しそう^^ ある日のママ友の会話です。
Aさん:また夏休みが来ちゃうね〜 Bさん:ね〜、朝から晩まで食事の仕度と片付けで終わっちゃうのよね〜 Cさん:ほんと、ほんと。子どもを叱りたくはないんだけど、つい言っちゃうよね。 「早くしなさい!」、「片付けさない!」・・・一日中怒ってる日があったりする^^ Aさん:こないだ○○さんちにおじゃましたんだけどね、○○ちゃんって、ママが何も言わなく てもちゃんと自分でお片付けしてるのよ。どうしたらあんないい子が育つのかしら〜 うちの子なんか、何回注意したって右から左だわ(汗) Cさん:女の子は結構やれるみたいよ。男の子は叱ってもダメなのかな〜? Bさん:あ〜、ヤダわ〜、夏休み来ないでほしいよ(涙^^) つい、昔を思い出してしまいました^^暑くなると、確かに片付けも面倒くさくなってしまいます。それに、今時の子どもたちは忙しいですから・・・大袈裟かも知れませんが、片付けるゆとりがないのかもしれませんね。少子化で子育て(教育)にも力が入ってしまうのでしょうか、公園に子どもがいないことに驚きます。スイミングにピアノ、体操教室に塾、本当に忙しい子どもたちですが、何とかキレイな状態を長く維持できないものでしょうか? ということで・・・「キレイ」を維持するために、まずは、普段の行動を見直すことから始めましょう。・・・叱っても、怒っても、すぐにやろうとしないので、大人がパパッと片付けてしまってないですか?気持ちは分かりますが、自分で片づけないと何がどこにあるのか分かりませんので、よけい片付けることを面倒くさがります。大人だって同じですよね。何処に何があるか分からないからしまわない⇒しまわないから散らかる。悪循環が続きます。 この夏休みに、片付けを知る機会を5回くらいつくってあげましょう!そして、大人も一緒に学びましょう。 その前に、上手に片付けられるように、子供部屋の収納を見直してくださいね。「収納」の位置は身長に合っていますか?子どもの身長は年々変わりますので、高さを定期的に見直す必要があります。高さが合っていないと面倒なだけでなく危険だったりもしますので、必ずチェックをしてくださいね。収納の基本は、「使う部屋に使うモノを収納」すること。スペースが取れない場合は、できるだけ距離をあけないようにしてあげましょう。後は、片付けの機会の回数を重ねること。ここがポイントです! 「部屋をキレイに片づける能力を身に付けると、記憶力も良くなる」という話を聞いたことがありますが、たぶんそれって、頭の中を整理整頓する能力が身につくのだと思います。頭の中が整理整頓されていれば、どの引き出しに入れたのかを直ぐに思い出すことができますよね。覚えた知識の出し入れが容易だということは、忘れにくいということです。整理整頓されて記憶することができるようになれば、学力だってアップするかも知れません^^ 夏休み、お子さんと一緒に楽しんでくださいね! |
(文:北川 登美代) |
2014/06/05(木) |
★第153回 新築・リフォームの前に収納について考えよう!★ |
収納力は多いに越したことはないけれど、「容量」よりも「取り出しやすく、しまいやすい」ことが大切です。使う場所と収納する場所が違うと、使ったものをもとの位置に戻すのが面倒になり、つい出しっぱなしになってしまいがち。家族が集う場所であるリビングやダイニングは、それぞれがいろいろな目的を持って使うスペースなので、特に散らかりやすい場所ということになります。家を新築する場合もリフォームする場合も、どの部屋に何を置くかを家族で話し合い、事前にしっかり書き出しておくという作業が必要です。書き出すことによって、どういった収納が必要なのかがはっきりしますので、無駄なスペースがなくなります。
収納スペースがたくさんあっても使いにくい(出し入れしにくい)のでは、片付かない家になってしまいます。そこで大事になってくるのが、高さをどうするか、奥行をどうするかということです。ここを慎重に決めないとデッドスペースができてしまいます。「しまうモノに合った高さと奥行を確保する!」この作業がうまくいけば、使ったモノが自然ともとに戻る家になります。間取りの事情によって、希望通りの収納スペースが確保できない場合もあると思いますが、そういう場合は、可動式にしたり、キャスターを使ったり等、モノの管理がしやすいよう工夫をしましょう。 ジクソーパズルの用に、ピタッ、ピタッと、モノがスッキリ収まっていくのって気持ちいいですよね。そして・・・「スッキリキレイ」を保つことができれば最高です。自然と片付くはずの家をつくったつもりでも、「使ったら戻す」を徹底しないと、やはり散らかってしまいます。家族全員で、「出しっぱなしはNG」を心がけ、しっかり習慣づけるようにしましょう。 子どもの成長等、生活スタイルの変化などによって、収納するモノや量も変化していきますが、基本「使う場所に使うモノを仕舞える収納」にしておけば、片付けはスムーズです。 最近売り出されているマンションは、収納アイデアがいっぱいですね!仕事柄、モデルルームを内覧することが多いのですが、少しのスペースも無駄にしないよう、壁に埋め込み収納を設けている等、生活スタイルの変化にも柔軟に対応できるようなつくりになっています。棚の可動も自由自在って感じですし、ウォークインクローゼットはキャスターを多く使っていて前後の管理がラクにできるようになっています。 「収納」も時代とともに変化しています。ただモノを収めるだけでなく、演出を楽しむ空間に移行しているようです。「所有するモノは、本当に必要なものと大好きなモノだけ」、そして、ゆとりのあるスッキリした空間(部屋)が好まれているようです。 ストレス社会ですから、我が家の中に、一室だけでも癒しの空間があると幸せですよね^^ |
(文:北川 登美代) |
2014/05/23(金) |
★第152回 冷蔵庫が危ない!★ |
またまた梅雨がやってきますね〜。カビの季節!食中毒の季節、バイキン君が大好きな季節です。「エッ、まさかこんなところに?」と思うような場所でカビを発見したことはないですか?実は冷蔵庫もその一つ!「低温だから大丈夫」と思っている人も多いと思いますが、低温でもカビ菌は活動していますので注意が必要です。
カビは気温20度以上で湿度が60%以上になると発生しやすくなります。低温の場合、確かに活発ではないけれど、条件さえ揃えばいつでも発生してしまいます。食べ物が傷みやすい梅雨時は、特に念入りに冷蔵庫内のカビ対策を行いたいものです。 冷蔵庫のカビ対策として欠かせないのが、食品のチェックと掃除。奥で眠っている食材はないか、賞味期限切れの食品はないか、定期的にまんべんなく見渡しましょう。野菜や使いかけの食材は特に傷みやすいので、マメなチェックが必要です。傷んでいるもの、賞味期限の切れたものを見つけたらスパッと処分しましょう。 ふだんチョコチョコ拭き掃除をしていても、コーナーや奥の方は意外と拭き残りがあったりしますので、たまには大掃除が必要です。その際、一度食品を全部出した方が効率よくスッキリ洗えます。取り外せるパーツを全て外して、重曹水でジャブジャブ水洗いをしましょう。スッキリして気持ちいいですよ。 掃除以外のカビ対策としては、詰め込みすぎに注意すること。詰め込みすぎは、冷気の循環にも悪影響ですし、出し入れに時間がかかりますので消費電力が当然アップします。管理がしにくいということは、無駄な買い置き品や賞味期限切れ食材を増やすことにつながりますよね。冷蔵庫の中身は、常に容量の7割〜8割くらいに抑えるようこころがけましょう。 定位置を決めることで、量の把握もしやすくなります。梅雨に入る前に、「ドアを開けたらすぐ見える、すぐ取れる冷蔵庫」にしておきましょう。 冷蔵庫の「整理・収納」で、カビも食中毒も怖くない!^^5月のうちにやっちゃいましょう!! |
(文:北川 登美代) |
2014/05/08(木) |
★第151回 「人生の整理整頓」って、やっぱり必要だ〜★ |
先日、親戚に不幸があり、九州の大分へ帰りました。大型連休で楽しく過ごしている人たちをみながら、元気でいられる時間の大切さを改めて感じました。父似の私ですが、父より少なくとも10年は長く生きて人生を味わいたいと思っています。しかし、人生何が起こるか先のことはわかりません。思ったより時間がないかも知れなし、100歳まで長生きできるかも知れません。
どんなに整理べたな人でも「モノ」のように量がはっきり見えるものについては、収納スペースに合わせてどうにか片付けることができますが、時間はどのくらいのスペースに収めたらいいのかよくわからないですよね〜。どのくらい片付いているのか、散らかっているのかも見えにくい。人生の整理、時間の整理、心の整理・・・目に見えないものの整理って、本当に難しいです。 時間の中に入れられるものと入れられないものがはっきり見えないのなら、『整理の必要もない』と思うか、『見えないからこそ何を組み込んでいくのかを決めた方がいい』と思うのか・・・。要は、行き当たりばったりの人生を選ぶか、プランを立てて無駄のない人生にしたいのか、あなたはどちら?ということなのですが・・・。どちらが自分らしいか、今後どうありたいかを考えた時、その選択によって自分の人生が変わってくることは明らかです。 因みに私の場合は、行き当たりばったりではないですが、少し無駄があるくらいが楽しいかなと思っています。あまりガチガチにならない程度の大ざっぱなプランは必要だと思っているので、年に一回は整理をしてプランを見直します。ちょっとゆるめですが^^少しゆるめなプラン(目標)だからこそ味わえる達成感がモチベーションに繋がっている気がしています。 頭の中も、モノも結局は同じです!整理ができていなくてガラクタでいっぱいになってくると気分よく毎日を過ごすことが難しくなります。人生の整理って、モノの整理・収納をするように、人生のプランの整理をすることですよね。持ち物を整理したり、保険を見直したり、遺言書を見直す人もいるでしょう。一週間の整理、一ヶ月の整理、半年、一年と、期間によって整理する「事」と「モノ」は違ってきますが、定期的な整理がやはり必要だと思います。年齢のせいですかね〜^^とても時間の重要性を感じている今日この頃です。 |
(文:北川 登美代) |
2014/04/24(木) |
★第150回 本と本棚の掃除★ |
普段は「ホコリ払い」程度で済ませる本棚の掃除ですが、年に1回くらいはちょっと時間をかけて大掃除(整理)をしたいものです。前々回(147回目)の「片付けベタさん・・・」で、「定期的に本の移動と整理をしましょう!」というお話をしましたが、カラッと晴れた日にはパーッと窓を開けて、積もったホコリやカビ臭さを取り払いましょう。「春の気配」を感じる頃から、確実に虫も活発になってきますので、やるなら梅雨前がオススメです。
定期的に中身の移動がある本棚ではあまりお目にかかることがないかも知れませんが、クローゼットに入れっぱなしの本や部屋の隅っこに束ねたまま放置してある古本、長い期間取り置きしているダンボールなどには特に虫が発生しやすいので要注意です。本につく虫として有名な「シミ」や「シバンムシ」は、一匹見つかると大量に発生している可能性があると言われています。発生を防ぐためにも、こまめな掃除と湿気対策が必要です。 本と本棚の掃除に必要なグッズは、ハンディーモップ、雑巾(水拭き用、から拭き用)、住まいの中性洗剤、レジャーシート、掃除機、あればダクトブラシ(本用)。 まずは、積もったホコリを掃除機で吸い取ります。掃除機は「弱」にしてノズルを上手く利用しましょう。掃除機で吸い取りにくいところはブラシを使ってホコリを取り除きます。次に、日当たりのいい床やベランダなどにレジャーシートを敷いて本を広げ、虫干しをします。ついでに、不要な本に気づいたら処分しちゃいましょう。空っぽになった本棚は、住まいの中性洗剤で水拭きをします。本棚の湿気がなくなってから本を戻します。左右にスペースができるようなら、ブックエンドなどを使って見栄えよくディスプレイしましょう。 最後に「本の正しい管理方法」をご紹介します。 1、平積みにしない。 本を寝かせて上に積んでいくと、本に無用な圧力がかかり、ページがくっついたり、変形したりする原因になるので書棚に立てて収納しましょう。 2、本棚に詰め込まない。 本が引き出せないほどギチギチに詰めて収納すると、出し入れする際に傷つけたりすることがあるので、多少ゆとりをもって仕舞いましょう。 3、スカスカの斜め置きもNG。 斜めにして収納すると、背に変な力が加わるので、変形や破損の原因になります。ブックエンドや重みのある辞書などでズレを防ぎましょう。 4、高温多湿を避ける。 高温多湿はカビが生える絶好の条件です。本の劣化も進みますし、シミの原因にもなりますので「湿気とり」などを常備しましょう。一般的には20度前後で湿度50%が目安と言われています。 5、直射日光は避けましょう。 直射日光は紙やインクの劣化を早めますので、虫干しの際にも日に当てすぎないよう注意が必要です。なので、本棚を日の当たる場所に置く事は望ましくありません。 6、時々広げてあげましょう。 何年も読まずに放っておくとよくないです。時々ぱらぱらっとページをめくって空気を入れてあげましょう。同時にホコリも落としてあげるといいですね。 7、虫に用心! 本が大好きな虫がいます。特にインク部分が大好きで、文字の形に沿って穴を空ける虫もいるくらいです。虫よけには防虫剤を使うのが一般的ですが、化学反応をおこしてシミを作ってしまうものもあるので注意書きをよく読んで買い求めましょう。 8、ケースがあるならケースに保管する。 高価な本にはほとんどケースがついています。読み終えたら面倒でもケースに入れて保管しましょう。 9、汚さないこと。 食べかすなどが本に挟まっていたりするとシミの原因になりますし、虫を呼び寄せたりします。できるだけ汚さないように気をつけましょう。 10、劣化は避けられない。 劣化は避けられませんが、環境を良くしてあげることはできます。上記の注意点を意識して良い状態を保てるよう心がけましょう。 (参考:日宝綜合製本「本の豆知識」) |
(文:北川 登美代) |