さいたま市では、市内の医師会と医療機関の協力を得て、感染症の流行状況を調べています。 この情報をもとに、さいたま市健康科学研究センター(感染症情報センター)で流行状況をまとめています。 当欄では、この情報の要約を毎週木曜日に掲載していきます。 なお、グラフ等・集計データを含んだ各回の詳細情報は、 さいたま市感染症情報センターホームページ を併せてご覧下さい。 |
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2019/10/17(木) |
インフルエンザ定期予防接種が実施されます!(第41週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第41週(10月7日〜10月13日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の細菌性赤痢1人(病型:患者、菌種:S.sonnei、推定感染地域:バリ島)の報告がありました。 五類感染症のクロイツフェルト・ヤコブ病1人(病型:孤発性プリオン病)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1人(血清群:G群)、侵襲性肺炎球菌感染症2人、梅毒1人(病型:早期顕症梅毒U期)、百日咳3人(年齢:7歳1人、30歳代1人、40歳代1人)の報告がありました。 ■定点把握対象疾患 インフルエンザ、手足口病の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 マイコプラズマ肺炎の報告が5人(5-9歳4人、10-14歳1人)ありました。 インフルエンザによる入院患者の報告が1人(1-4歳、A型)ありました。 感染症予防のため日頃から、流水と石けんによる手洗い、ウガイ、咳エチケットを励行しましょう。 ☆海外旅行では生ものに注意! 細菌性赤痢は、上下水道が整備されていないなど、衛生状態の悪い地域で多くみられます。こういった地域では、生水、氷、生の魚介類、生野菜、カットフルーツなどの食事は避けましょう。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/10/10(木) |
インフルエンザ定期予防接種が実施されます!(第40週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第40週(9月30日〜10月6日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症1人(病型:無症状病原体保有者、血清型:O157)の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は26人となりました。 五類感染症のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症1人(菌種:Enterobactercloacae)、水痘(入院例に限る)1人(病型:検査診断例)、梅毒1人(病型:早期顕症梅毒T期)、百日咳2人(年齢:3歳1人、9歳1人)の報告がありました。 ■定点把握対象疾患 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、水痘(みずぼうそう)、手足口病、伝染性紅斑(りんご病)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 感染症予防のため日頃から、流水と石けんによる手洗い、ウガイ、咳エチケットを励行しましょう。 ☆インフルエンザ定期予防接種が実施されます! 高齢者等のインフルエンザ定期予防接種が10月20日(日)から実施されます。インフルエン ザワクチンは重症化や合併症の発生を予防する効果が期待できます。 対象者など詳細は、さいたま市HP「2019年度インフルエンザワクチン定期予防接種のご案内」をご覧ください |
(文:さいたま市提供) |
2019/10/03(木) |
梅毒にご注意を!(第39週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第39週(9月23日〜9月29日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症1人(病型:患者、血清型:O26)の報告がありました。 腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は25人となりました。 五類感染症のアメーバ赤痢1人(病型:腸管アメーバ症)、急性脳炎2人(病原体:不明2人)、梅毒2人(病型:晩期顕症梅毒1人、無症状病原体保有者1人)、百日咳2人(年齢:0歳1人、10歳代1人)の報告がありました。 ☆梅毒の報告が増加しています! さいたま市の今年の梅毒の累計は59人となり、2006年以降最も報告の多かった昨年2018年を上回るペースでの報告数となっています。 梅毒は、性的な接触(粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。早期に治療しないと心臓、血管、脳など複数の臓器の障害につながることがあります。感染が疑われる場合は、早めに受診しましょう。 ■定点把握対象疾患 水痘(みずぼうそう)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が増加しました。RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(10-14歳)ありました。7週連続の報告となります。 感染症予防のため日頃から、流水と石けんによる手洗い、ウガイ、咳エチケットを励行しましょう。 ≪インフルエンザ情報≫ 市内で39週に患者から採取された1検体から、AH1pdm09が1件検出(PCR)されました。 市内でのインフルエンザウイルスの検出は今シーズン初めてとなります。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/09/26(木) |
腸管出血性大腸菌感染症にご注意を!(第38週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第38週(9月16日〜9月22日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症1人(病型:患者、血清型:O157)の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は24人となりました。 感染予防のため、生野菜などの食材はよく洗い、肉は中心部まで加熱しましょう。調理や食事の前、トイレやオムツ交換の後は流水と石けんで手を洗いましょう。 五類感染症の侵襲性肺炎球菌感染症1人、百日咳2人(年齢:10歳代1人、40歳代1人)、麻しん1人(病型:検査診断例、推定感染地域:国内)の報告がありました。 今年の麻しんの累計は4人となりました。詳細は「さいたま市麻しん週報」をご覧ください。 ■定点把握対象疾患 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が増加しました。 無菌性髄膜炎の報告が2人(5-9歳1人、15-19歳1人)ありました。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(1-4歳)ありました。6週連続の報告となります。 □さいたま市麻しん週報□ 麻しん(はしか)患者の報告が1人(病型:検査診断例、推定感染地域:国内)ありました。詳細情報は、市ホームページに掲載している「(令和元年9月19日記者発表)麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起」をご覧ください。 2019年第1週から第38週までの麻しん累積報告数は4人です。 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。感染すると潜伏期(10〜12日間)の後、38度台の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2〜3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが現れます。肺炎や脳炎などを合併して、重症化することもあります。 症状などの詳細は、市感染症情報センターホームページ「麻しん(はしか)」をご覧ください。 日本は麻しんの排除状態にありますが、海外からの麻しん輸入例は継続して報告されています。海外旅行等で流行地へ渡航される方は、自身のワクチン接種歴をご確認いただき、未接種の場合は、ワクチン接種をご検討下さい。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/09/20(金) |
インフルエンザにご注意を!(第37週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第37週(9月9日〜9月15日) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症2人(病型:患者2人、血清型:O1571人、O261人)の報告がありました。 五類感染症のアメーバ赤痢1人(病型:腸管アメーバ症)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症2人(菌種:Enterobactercloacae1人、Escherichiacoli1人)、急性脳炎1人(病原体:インフルエンザウイルスA)、後天性免疫不全症候群1人(病型:無症状病原体保有者)、梅毒3人(病型:早期顕症梅毒T期1人、早期顕症梅毒U期1人、無症状病原体保有者1人)、百日咳2人(年齢:30歳代2人)の報告がありました。 ■定点把握対象疾患 インフルエンザ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 無菌性髄膜炎の報告が1人(0歳)ありました。 マイコプラズマ肺炎の報告が2人(5-9歳2人)ありました。5週連続の報告となります。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/09/12(木) |
インフルエンザにご注意を!(第36週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第36週(9月2日〜9月8日) ★インフルエンザにご注意を!(第36週) ■全数把握対象疾患(結核を除く) 四類感染症のレプトスピラ症1人(推定感染地域:国内)の報告がありました。 五類感染症の急性脳炎2人(病原体:不明2人)、後天性免疫不全症候群2人(病型:AIDS2人)、梅毒1人(病型:早期顕症梅毒T期)、百日咳2人(年齢:6歳1人、10歳代1人)の報告がありました。 ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たり報告数は、先週の2.54人から1.92人(報告数50人)と減少し、流行警報終息基準値(定点当たり2人)を下回りました。 インフルエンザ、咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、水痘(みずぼうそう)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(10-14歳)ありました。 感染症予防のため日頃から、流水と石けんによる手洗い、ウガイ、咳エチケットを励行しましょう。 予防方法等については「さいたま市感染症情報センター」ホームページをご覧ください。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/09/05(木) |
手足口病が流行警報レベルとなっています!(第35週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第35週(8月26日〜9月1日) ★手足口病が流行警報レベルとなっています! ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症3人(病型:患者3人、血清型:O1573人)の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は21人となりました。 五類感染症の劇症型溶血性レンサ球菌感染症1人(血清群:A群)、侵襲性肺炎球菌感染症1人、梅毒4人(病型:早期顕症梅毒T期2人、早期顕症梅毒U期2人)、百日咳1人(年齢:0歳)、風しん1人(病型:検査診断例)の報告がありました。風しんの今年の累計は28人となりました。詳細は、「さいたま市風しん週報」をご覧ください。 ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たり報告数は、先週の2.68人から2.54人(報告数66人)となりました。流行警報終息基準値(定点当たり2人)を超えている状況で注意が必要です。 インフルエンザ、RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ) 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)、水痘(みずぼうそう)、伝染性紅斑(りんご病)の報告が増加しました。 流行性角結膜炎(はやり目)の報告が多い状況です。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(5-9歳)ありました。 インフルエンザによる入院患者の報告が1人(1-4歳、A型)ありました。 □さいたま市風しん週報□ 風しんの報告が1人ありました。2019年の累積報告数は28人となりました(診断日集計)。 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。免疫のない女性が妊娠20週頃までにかかると胎児に感染し、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)赤ちゃんが生まれることがあります。 ★風しんの追加的対策について 厚生労働省は、「止めるぞ、風しん!!」を合い言葉に、多くの対象男性の方にまずは抗体検査を受けて頂くよう取り組みをしています。 風しんの追加的対策の対象者は40〜56歳(昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日生)の男性です。 詳細は、さいたま市HP「風しんの追加的対策について」をご覧ください。また、妊娠を希望する女性とその同居者を対象とする風しん抗体検査事業は、さいたま市HP「2019年度さいたま市風しん抗体検査のご案内」をご覧ください。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/08/29(木) |
手足口病が流行警報レベルとなっています! |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第34週(8月19日〜8月25日) ★手足口病が流行警報レベルとなっています! ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症2人(病型:患者1人、無症状病原体保有者1人、血清型:O1572人)の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は18人となりました。 四類感染症のデング熱2人(病型:デング熱2人、推定感染地域:カンボジア1人、フィリピン1人)、マラリア1人(病型:三日熱、推定感染地域:ソロモン諸島)の報告がありました。 五類感染症のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症1人(菌種:Enterobactercloacae)、急性脳炎1人(病原体:単純ヘルペスウイルス1型)、侵襲性肺炎球菌感染症1人、梅毒1人(病型:晩期顕症梅毒)、百日咳3人(年齢:0歳1人、10歳代1人、50歳代1人)、風しん2人(病型:検査診断例2人)の報告がありました。風しんの今年の累計は27人となりました。 詳細は、「さいたま市風しん週報」をご覧ください。 ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たり報告数は、先週の5.23人から2.68人(報告数67人)と減少しました。しかし、流行警報終息基準値(定点当たり2人)を超えている状況で注意が必要です。 ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)の定点当たり報告数は、先週の2.31人から1.44人(報告数36人)と減少しました。流行警報終息基準値(定点当たり2人)を下回りました。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)の報告が多い状況です。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(5-9歳)ありました。 インフルエンザによる入院患者の報告が3人(70歳以上3人、A型3人)ありました。 □さいたま市風しん週報□ 風しんの報告が2人ありました。2019年の累積報告数は27人となりました(診断日集計)。 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。免疫のない女性が妊娠20週頃までにかかると胎児に感染し、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)赤ちゃんが生まれることがあります。 ★職場における風しん対策について 国立感染症研究所IASRVol.402019年8月号「風疹・先天性風疹症候群2019年5月現在」によると、2013年の流行時から5年を経た2018年では、患者の年齢中央値も約5歳分上昇したと考えられていて、40〜50歳代の男性を中心とした職場での集団発生も報告されています。 国立感染症研究所において「職場における風しん対策ガイドライン」を作成していますのでご覧ください。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/08/21(水) |
手足口病・ヘルパンギーナが流行警報レベルとなっています!(第33週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第33週(8月12日〜8月18日) ★手足口病・ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)が流行警報レベルとなっています! ※今週はお盆の影響を受け、定点報告医療機関数が減少(インフルエンザ41→19、小児科27→13、眼科8→5)及び診療日数の減少のため、定点把握対象疾患の動向は参考値となります。 ■全数把握対象疾患(結核を除く) 五類感染症の侵襲性インフルエンザ菌感染症1人、侵襲性肺炎球菌感染症1人、梅毒1人(病型:無症状病原体保有者)、風しん1人(病型:検査診断例)の報告がありました。風しんの今年の累計は25人となりました。 詳細は、「さいたま市風しん週報」をご覧ください。 ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たり報告数は、先週の9.05人から5.23人(報告数68人)と減少しました。しかし、流行警報開始基準値(定点当たり5人)を超えている状況で注意が必要です。 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、先週の4.74人から2.31人(報告数30人)と減少しましたが、流行警報終息基準値(定点当たり2人)を超えていて注意が必要です。 インフルエンザ、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しました。 RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が多い状況です。 細菌性髄膜炎の報告が1人(0歳)ありました。 マイコプラズマ肺炎の報告が1人(5-9歳)ありました。 □さいたま市風しん週報□ 風しんの報告が1人ありました。2019年の累積報告数は25人となりました(診断日集計)。 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。免疫のない女性が妊娠20週頃までにかかると胎児に感染し、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)赤ちゃんが生まれることがあります。 ☆風しんはワクチンで予防できる感染症です! 風しん患者は発疹の症状がでる前からウイルスを排出しています。わかりやすい症状がでないこともあり、そういった患者から知らないうちに感染している可能性があるため、感受性者への感染を防止することが難しいといわれています。日頃から風しんの免疫をつけておくことが大事です。 詳細は、さいたま市感染症情報センターHP「風しん」をご覧ください。 |
(文:さいたま市提供) |
2019/08/15(木) |
手足口病・ヘルパンギーナが流行警報レベルとなっています!(第32週) |
さいたま市感染症発生動向調査(週報)
令和元年第32週(8月5日〜8月11日) ★手足口病・ヘルパンギーナ(口内炎を伴う夏かぜ)が流行警報レベルとなっています! ※今週はお盆の影響を受け、定点報告医療機関数が減少(インフルエンザ41→29、小児科27→19、眼科8→4)したため、定点把握対象疾患の動向は参考値となります。 ■全数把握対象疾患(結核を除く) 三類感染症の腸管出血性大腸菌感染症2人(病型:患者1人、無症状病原体保有者1人、血清型:O1572人)の報告がありました。 腸管出血性大腸菌感染症の今年の累計は16人となりました。 四類感染症のマラリア1人(病型:熱帯熱、推定感染地域:モザンビーク共和国)の報告がありました。 五類感染症の急性脳炎1人(病原体:インフルエンザウイルス)、侵襲性インフルエンザ菌感染症1人、梅毒2人(病型:早期顕症梅毒T期1人、無症状病原体保有者1人)、播種性クリプトコックス症1人、百日咳1人(年齢:9歳)の報告がありました。 ■定点把握対象疾患 手足口病の定点当たり報告数は、先週の15.33人から9.05人(報告数172人)と減少しました。しかし、流行警報開始基準値(定点当たり5人)を超えている状況で注意が必要です。 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、先週の6.67人から4.74人(報告数90人)と減少しましたが、流行警報終息基準値(定点当たり2人)を超えていて注意が必要です。 インフルエンザ、RSウイルス感染症(乳幼児に気管支炎や肺炎を起こすことがある冬のかぜ)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、流行性角結膜炎(はやり目)の報告が増加しました。 咽頭結膜熱(プール熱)の報告が多い状況です。 無菌性髄膜炎の報告が1人(70歳以上)ありました。 |
(文:さいたま市提供) |