| 鴻 朋友です。毎週木曜日、「食への目覚め」という題で、食に関するお話しをさせていただきたいと思います。 食に関しては知っているようで知らないこと、知っていれば別の楽しみ方もあるのに、ということが多々あります。 そうしたことを少しずつ整理して皆様にお届けします。どうぞご期待下さい。 |
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| 初めての海外にて その4 | ||
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ホテルに帰るとメッセージが着いていて、何かの都合で香港には翌日出発になると、連絡が入っていました。そしてこれからバンコクの観光に出発するとの事(お詫びのサービス)。急いで支度をしホテル前に行き何処かの団体さんのグループのバスに乗りこみました。ガイドさんは日本人で、タイでは仕事を作る為、タイ人の観光ガイド(日本語は話せなくても良い)1人乗せ、 タイに関する話をしながらバスは進んで行きました。
日本にいて、日本人が思っている仏教国は、立派な寺院はあっちこっちにあるが何か自分達からは遠く(つまり、身近に感じてない、そしてお寺さんからのメッセージも、伝わって来ない)何かお坊さんさん達だけのもの・・・みたいな感じ、学校でも仏教の勉強をした事も無いし、誰かに教わった事もないし、日本は仏教国と言われているけれど、外国の人に伝えられる事は建物の事や、拝観料が取られるとこもある、宗派がいっぱい有って良くわからない。ましてお釈迦様の教えのさわりでさえ、伝えられない仏教国に住んでいる情けない日本人の私です。 道沿いからは一目でわかる様に、仏教の国ダゾーと主張している小さい寺院や大きな寺院があちこちにあり、信仰の深さが身近に伝わってきます。それは車からでも船からでも道を歩いていても、お釈迦様のお姿が見られ、いつも近寄って行ける、生活の中にいる、そんな雰囲気です。本当の事は分らないけれど、少なくとも日本よりは寺院は身近に感じられる。 いくつかの寺院に入りました。日本のように、寺院の中に入ってもご本尊のお姿が見えず、遠くから眺めているだけと思っていたら、目の前に大きな大きな金色のお釈迦様の横になられた(今まで横になられたお釈迦様を見たことがない)お姿を見てただただビックリでした。しかもそのお身体に金箔を貼っていき、触れる事ができる初めて見る涅槃寺院でした。次に大きな寺院に入りました。お堂の、その大きさに負けない位の大きさの金色のお釈迦様が、座っていらっしゃいました。上を見上げると口元の唇と、高い鼻と大きな目が見られます。天井までつくような大きなお釈迦様のお膝もとで、足元でお参りする事ができ、初めての経験で震えるような感動と、何か救われるような不思議な気持ちにさせてもらえ、じかに触れて心からお釈迦さまと語れるそうな無の気持ちになることが出来ました。 午後からは川沿いにある中華料理店で昼食を取り、水上マーケットに出かけるそうです。楽しみ、楽しみ。 **4月4日(木)掲載**
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| 初めての海外にて その3 | ||
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タイでビックリしたのは、日本では殆んど見ることの無い、野菜やハーブ類の香り,色,それらが醸し出すエキゾチックな雰囲気。当時の気持ちとしては、日本にあるものが最高で、アジアは食でも遅れてる・・・・そんな気がしてすこし軽く考えてタイに、来てしまいました。
単なる観光の食事と思っていた物がこの雰囲気と、本気の料理にその場は,本当に腰が抜ける程の大きなカルチャーシッヨクを受けました。日本で食べてきた、見てきた,味わっていた物は・・・・醤油に味噌汁、かつおとコブからの出汁等やさしい味付けが主で、どうだ〜これが日本の味だ〜。という料理が、頭から出て来ませんでした(比べる意味で)。それは、すき焼きとか天婦羅とか、豆腐などがイメージとして出て来るのですが何かがかみ合わない、そんな感じです。なんとかこのカルチャーショックを埋めて行かなくては、チョクチョク勉強に来れる所ではないしホテルに帰り、近くの市場か朝市に行ける様、タクシーを手配して貰いました。 翌日はバンコックを離れ香港の満漢全席に出発なので、午前中しか時間が取れないので朝7時に迎えに来て貰えるようにしました。朝6時に朝食をとりにダイニングに行くと、ビュッフェスタイルのブレックファーストになっており一角には、おかゆ、味噌汁、卵,お新香、なぜか香菜もありました。ここには洋食の匂いしかしないので、簡単に済ませ市場へと向かいました。 車で約15分位の所にありました。そこは日本でいう市場の感覚ではなく、食べられる物は何でも集めたと言うような、牛肉から,豚肉、鶏肉家禽類、トカゲのような物まで、魚もでかいのから小さい物まで、切り身にしてある物,生け簀に泳いでいる物(日本では水槽に泳いでいる魚は、水族館位しか見たことが無いので本当にビックリしました。)籠に入っている物,網に入っている物、お皿に乗っているもの、日本にはいないおお鯰,など、貝類など種類も多く野菜は、形は少し違ってはいるが、トマト、キューリ、人参,ナスなど竹で編んだ籠に山になって積んであり、選んで買える仕組みになっていました。葉物は、見たことも食べたことも無い物が、やはり沢山積んでありますが、生で食べるのか、煮て食べるのかわからず、まるで草採りしたような感じでした。山菜らしき物は水で丁寧に洗い縛っていました。 隣では生姜や生のハーブ類、調味料が所狭しと並べてありました。味の素の缶もしっかりと売れやすい場所に置いてありました。他にはこれでもか・・・・って言うほどのフルーツの数々。銀座高野のフルーツパーラー、日本橋三越の地下のフルーツコーナーのフルーツなんて種類から言っても,量から言ってもだから何なの?って言う位のスケールでした。しかも冷凍しか食べたことの無いマンゴスチンも10個で60円位。 車とホテルに持ち込み禁止のドリアンが300円位。食べれる時に食べるのが鉄則の我が胃袋に,他にレッドピタヤ、スターフルーツ、パパイヤ、マンゴーなどなどてんこ盛りして、買ってきました。自慢できる、自慢できる・・・・とつぶやきながら・・・・・・。 **3月28日(木)掲載**
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| 初めての海外にて その2 | ||
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肉といえば挽肉か薄切りの豚肉位しか、口にしなかった私にとって見るからに柔らかそうで肉汁が溢れんばかりに含んだ牛肉を、まず始めに口に入れました。ヤッタこれぞ牛肉の香り、なんとなく乳臭くほんのり甘い旨みが舌に伝わって来た瞬間、今まで一味唐辛子か山葵位しか経験していない舌に本気の激辛が、そして鼻の頭、顔全体にあろうことか鼻水まで出る始末。目は充血し、口の中で移動させると肉汁が暴れ余計辛くなるし、周りのタイの人達も状況が分ったのか、どうするのかと、目線がしっかりとこちらを向いています。
頭の中では、口から出すか飲み込むか二つに一つの選択しかなく、このまま出してしまうとまずくて出してしまったと思うだろうし、こちらの習慣も分らないしトラブッて国際問題になっても困るので一気に飲み込んでしまいました。そして、隣にいたドラムカンのおにいちゃんの用意してくれたお茶(ちなみに10円以下)を飲み干してしまいました。明日はこれでゲーリークーパーか(チョット古すぎるかな)と覚悟していましたが、まったく何もありませんでした。この経験から現地の人が食べている物を口にしていれば、怖い物なし・・・・と自信を持ちました。 その夜8時から本格的タイの宮廷料理を食べに行きました。バンコックから車で30分くらい行った田舎のお金持ち・・・といった風情で、木でできた塀がありライトアップされた一角が浮かび上がってきました。薪を燃やしたかがり火が幻想的な、そして懐かしい暖かい気持ちになり、心静かに食に向かう・・・そんな強烈なインパクトをお客様にメッセージとして伝え、辺りに物音一つしない暗闇の中の静寂さに、軽く考えノーネクタイで来た自分が不釣合いに思え気持ちもシャキッと入れ替えて中に進みました。 中庭にはシュロで編んだような小さな小屋のような建物が,約10〜15位建っており、一つの小屋に4〜5人位座れるござのような物がじかに敷いてあり、灯りは全てロウソクで、BGMはメコン川の流れに似たゆったりとした調べの曲の中でそれは始まりました。料理は竹で編んだ入れ物の中に瀬戸物が中に入って小奇麗に肉料理、魚、野菜,山菜、乾物を戻した物、果物、約30種類位の料理が並びました。あまり辛い物は無いのですが、殆んどの料理が初めての味なので、美味いのかわからず,辛さ,甘さ、塩気、さっぱりか、香りが有るか、軟らかいか等の本物を知らない悲しさ。ただ口に入れられる位の判断しか出来ないのに、自分の食生活の貧しさに本当にガックリ来ました。 **3月22日(金)掲載**
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| 初めての海外にて | ||
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今から約33年前のことです。
私は初めてタイ、香港への海外旅行に出かける機会にめぐまれました。 旅行のことを母に伝えると、戦死した長男とダブルのか「飛行機に乗って外地に何しにいくのか」と大変な剣幕で、せっかくのワクワクした気持ちも、シュンとしたまま出かけました。 その頃は、まだ海外の情報等があまりなく、国内旅行の延長くらいのかる〜い考えで、当時流行の最先端の三ツ揃えを新調して羽田へと向かい、初めてドル札を手にし、憧れのスチュワーデス姿を見ると、チョッピリ偉くなったような気持ちになる私でした。 しばらくすると、初めての機内食。 ところがテーブルは小さく席は狭い上、パンの置き場も飲み物の置き場も無く、何だかママゴトをしているような、みじめったらしい気持ちになりました。 どう食べるのかも分からず、周りの人の食べ方をまねているうちに下げる時間になってしまい、何を食べたか、何を飲んだかも分かない始末。 その後、香港(啓徳)国際空港経由でバンコクに向けて離陸しましたが、少しするとまた機内食が... まさかさっき食べたばかりでまた出てくるとは思わず、「ハウマッチ?」などと聞いてしまいました。 二回目なので気分的にも余裕があり、「今度こそ」と、胸躍らせて食べてみるとがっかり... 何を食べても美味くない! パンは何日か前に焼いたもののようで冷たく、まるで上手く焼けた物パンの残り物のように味は無くパサパサで、バターやジャムを付けてものどを通りません。 鶏肉もパサパサで、マッシュポテトは味が無く、サラダの葉っぱはゴワゴワで、デザートは甘味とこくが中途半端。 最後にもらったコーヒーまでドロドロで、香港から乗ってきた人達が、すぐに寝てしまう理由が自分なりによく分かりました。 そうこうしているうちに、何とか最初の訪問国バンコクに到着しました。 機内から外のタラップに出るとそこは38℃で、機内では丁度良かった気温も、モモヒキを穿いてビシッと三ツ揃えの身には、まるでサウナに居るようで汗が噴出します。 とりあえずクーラーのがんがん効くバスに乗りこみホテルに向かいましたが、ホテルに着くと、今度は部屋の中はサービスたっぷりの16℃。(我慢大会か!?) 外に出て少し歩くと、道の端に屋台が見え、覗いてみるとそこでは二十種類位の料理がきれいに並べられていました。 丁度バイキングのように野菜や肉類、魚等があり、全て煮込んであります。隣では大きなドラムカンにお茶のような物をわかし、紙コップに氷を入れて上から注いで渡していました。 日本の旅行社から「飲み物はホテルかレストランの物しか口にするな」と強く言われていたので、こういう飲み物が危ないのだと思い見ていると、暑いせいか、かなりの人が買っていきます。 滞在中に感じたのは、バンコクの料理は、タイといっても私にはむしろ中華に近い仕上がりに見えると言うことでした。 その後、夜になり宮廷料理を食べてみようと、言葉も文字もわからないのに行ってみると、やはり注文の仕方が解らず、他のお客さんの行動やお金のやり取り等を見ているうちに、どうやらまず始めにご飯の量を決め、次におかずを三品位選択してお金を払う、というやり方だと分かりました。 しかし、皆お釣りの出る払い方をしているので、肉と野菜と魚で値段が違うのかが解らなく、それでも他の人は日本円で100円位のお金を払ってお釣りをもらっているようなので安心してチャレンジ出来ました。 私が選んだのは(と言っても、指をさしただけですが)、軟らかく煮込んである一口大の牛肉と空芯菜の炒め(これはまだ日本では知られていない野菜です)と、最後に鶏肉の炒めの計三品。 お金を払うと約60円でした。 −−来週に続く−− **3月14日(木)掲載**
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