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■片付けべたさんこの指とまれ!■
「整理・収納 plus お掃除で 〜
めざせ!スッキリそう快生活」

さいたま市浦和区在住の整理収納アドバイザー、「快適空間づくり支援会社」株式会社ケイハート代表の北川です。
このページでお会いするあなたへ暮らしに役立つ「ちょっといい話」をお伝えできればと思います。
「手間をかけずにキレイに暮らしたい!」その願いちょっとだけ叶うかも。 一緒に考え一緒に学びましょう!
隔週水曜日更新です。どうぞよろしくお願いします。

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2013/06/20(木)
★第129回 3Sで人が変わる、会社が変わる★
先週、大阪の大東市にある株式会社山田製作所さんを訪問しました。同社は「良い現場は、最高のセールスマン」「守る事を決めて、決めた事を守る」「人が変わる、そして会社が変わる」をスローガンに、徹底した3S活動に取り組んでいる会社です。

1959年創業で、現在の山田社長は2代目。プレス加工を主として創業以来、板金加工、製罐加工、機械加工と技術の革新を行い、現在は自社による省力化機械の設計や製作も行っています。一度行ってみたいと思っていましたので、前日からワクワク! 当日は、山田社長と社員さんが笑顔で迎えてくれました。工場に一歩足を踏み入れたとたん「優れた企業」の雰囲気を全身で感じました。14年前は工場の床にタバコの吸殻が落ちているような会社だったそうですが、今ではどこを見てもホコリ一つありません。掃除が行き届いているだけでなく、全てのモノがキチンと整理整頓され、その管理体制のすばらしさには本当に感動しました。

同社のモノの整理は4種に分けて行なわれています。
 (1) すぐに要るモノ(生品)
 (2) 5日以内に要るモノ(休品)
 (3) 6ヶ月以内に要るモノ(長休品)
 (4) 6ヶ月以上使用しなかったモノ(死品)。

整頓については、いつでも誰でもすぐ(60秒)取り出せるように並べ置くということで、定位置・定量・定方向を決め、表示・標識を徹底。

本当に60秒以内に誰もが取り出せるのかを新入社員さんに実際にやってもらったのですが、48秒で探し出してきました^^すごいです!

掃除については、毎朝朝礼の後に「10分間掃除」を実施しているそうです。場所と担当を決めて社長も一緒に行います。掃除がしやすいように、機械・装置、収納箱に至るまで全てキャスター付きです。

3S活動を導入することで、問題を発見する感性と解決する能力を高める!社長も社員も全員で行うことにより『守ることを決めて、決めたことを守る』という社風が生まれる。結果、効率的な生産と管理ができるということですよね。

3Sを仕事の一環としてやっているからでしょうか、社員さんの発想力が半端じゃない!と感じました。楽しんでやっているというか・・・社員さんの笑顔が本当に素敵でした。

会社を立て直そうと始めた3S活動は、正に経営革新!!社員全員の価値観が同一となり、何事にも全社一丸となって挑戦する!そんな会社に生まれ変わったのです。そして、めざましい発展を遂げました。

今回の訪問の成果は3Sにとどまらず、社員教育を含む会社経営全般に亘るものでした。整理・整頓・清掃の力って本当にすごい!と、改めて感じた会社訪問でした。

※山田製作所さんのHPです。
 → http://www.yamada-ss.co.jp/torikumi/3s.html
(文:北川 登美代)

2013/06/05(水)
★第128回 梅雨時の革靴のお手入れと下駄箱掃除★
またまたジメジメシーズンがやってきました。靴にとっても梅雨期は年間を通じて一番ストレスの多い時期といわれています。手入れを怠ると・・・「あっ、カビが!!」なんてことにもなりかねません。大切な靴を長く美しく履き続けるためにも、日ごろからマメなお手入れを心がけましょう。

「雨の日用の靴」を準備している人も多いと思いますが、最近はウォータープルーフ加工がされた靴や雨に強い素材で作られた靴など、水に強くてスタイリッシュなものが沢山出回っています。濡れても手入れがラクですし、雨の日でも足元を楽しむことができて良いですね。

「雨の日用の靴」を準備していても、この時期特有の突然の雨にはお手上げですね。「急に降られて、大事な革靴がグショグショだ〜」なんて経験ありますよね。ゴムやビニール製の場合は汚れと水分をよく拭き取るだけで大丈夫ですが、革靴の場合はちょっと厄介です。濡れた革靴は、まず、形を整えて乾かしましょう。革は濡れると形が崩れやすいので、新聞紙をシューキーパー代わりに丸めて爪先の形にして靴全体に入れます。その際、履きジワを伸ばように形を整えながら爪先まで入れます。土汚れなどはブラシや布で落としてください。乾いたら革靴用の栄養クリームをタップリ塗っておきましょう。靴底が革の場合は靴底も忘れずに栄養クリームを塗ってください。

栄養を与えた後は、直に下駄箱に入れずに、シューキーパーを入れて1〜2日風通しの良いところに放置してから仕舞います。早く乾燥させたいからって日向はNGですよ!ひび割れてしまう場合がありますので気をつけて!!革は、しっかり手入れすれば雨に濡れてもまた蘇ります。手入れはしっかりやりましょう!

靴の手入れが完ぺきでも、靴を仕舞う下駄箱がカビ臭かったり汚れていたり、その上、ギューギュー詰めだったりではいけません。下駄箱の掃除と湿気対策もしっかりしてくださいね。下駄箱掃除の順序としては、まず、下駄箱の戸を全開にし、靴を全部出します。次に掃除機のノズルを使って砂やホコリを吸い取ります。次は拭き掃除です。住まいの洗剤溶液で固く絞ったタオル雑巾で隅々まで拭きあげてください。可動式の棚なら外して拭きましょう。最後に乾燥させれば完了です。

下駄箱に仕舞う靴は、詰め込まないよう定期的に見直しをしましょう。下駄箱も「ゆとり収納」が大事です。傘立てが中にある場合は、傘の湿気もチェックしてから仕舞ってください。下駄箱の湿気やニオイ対策を万全にしたい方は、脱臭剤や除湿剤を利用するといいですね。最近は、ボトル式やシート式など・・・いろいろと市販されています。備長炭も効果的ですよ。因みに私は「クアトロキャッチ」というシートを使っています。

※参考までに^^ → http://www.3s-corp.co.jp/option/quattro.html

(文:北川 登美代)

2013/05/22(水)
★第127回 掃除機は紙パック派?サイクロン派?★
「掃除機を買おうと思うのですが、紙パック式がいいですか?サイクロン式がいいですか?」という相談をよく受けます。「ズバリどちらがいいですか?」と聞かれた時には、「私は紙パック派ですが、どちらでもいいと思いますよ」と答えています。答えになっていないかも知れませんが、どこで選ぶか(何を優先するか)で、紙パック式が合っているのか、サイクロン式が合っているのかが違ってくるからです。

デザイン性、価格、ランニングコスト、吸引力、寿命、フィルター掃除の手間の大小、重量、使いやすさ等々・・・。優先順位は人によってさまざまですので、それぞれの特徴を簡単にまとめてみます。↓

紙パック式
【長所】
・同じメーカーのサイクロン式と比較すると軽い。
・同じメーカーのサイクロン式と比較すると価格が安い。
・サイクロンと比較すると吸引力が強い。
・ダストカップやフィルターを掃除する必要がほとんど要らない。
・ゴミが溜まったら紙パックごと捨てられるので、ホコリを気にしないで良い。
【短所】
・紙パック代がかかる。
・紙パックにゴミが溜まってくると吸引力が落ちる。

サイクロン式
【長所】
・毎回溜まったゴミを捨てるので、吸引力が下がりにくい。
・毎回吸引したゴミの量が見える。
・紙パック代がかからない。
【短所】
・使用した後、毎回ゴミを捨てなければいけない。
・ゴミを溜めるダストカップとフィルターの掃除が必要。
・同じメーカーの紙パック式と比較すると重い。
・同じメーカーの紙パック式と比較すると価格が高い。
・ゴミを捨てる際に、ホコリがまう。

デザイン性については、好みもありますのでどちらともいえません。価格は同じメーカーで比較すると、ほとんどのメーカーが紙パック式よりサイクロン式が高いようですね。サイクロン式は、紙パックを買う必要がないのでランニングコストはかかりませんが、頻繁にフィルターとダストカップの掃除が必要です。面倒くさがりやさんや忙しい人には向いていないと思います。一番気になる排気ですが、メーカーさん曰く、綺麗さはフィルターや紙パックの性能次第ですのでサイクロン式だから綺麗ということはないとのこと。紙パックは、できれば純正品を使いましょう。

総合すると・・・
フィルター掃除が苦にならない人には、ランニングコストをかけずにベストコンディションで使えるサイクロン式。フィルター掃除は面倒という人には、ランニングコストがかかっても、ゴミ捨てが簡単な紙パック式が向いているということになるでしょうか。サイクロン式も紙パック式もゴミを溜めると吸引力が落ちるのは同じです。良い状態で長く使うためには、どちらもマメなお手入れが必要ということです。どの家電も同じですね^^
(文:北川 登美代)

2013/05/08(水)
★第126回 旅の荷づくり★
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?今年は休みが前半と後半に分かれたせいか、国内旅行が人気だったようですね。私も岐阜の板取川温泉に行ってきましたよ〜。新幹線は例年通り行きも帰りも満席状態で自由席は通路まで人で溢れていていましたが、板取川温泉ではのんびりできました。実は2回目なのですが、毎年行きたいと思うくらい、静かで空気が美味しくて良いところです。今回も「自然」と「温泉」に癒され、しっかりパワーアップして帰ってきました^^

旅は荷づくりから始まりますよね!快適な旅にするためにも、荷物はできるだけコンパクトにまとめたいものですが、いざ荷づくりを始めるとあれもこれもとつい荷物が増えてしまいます。旅の行き先や日程・場面・気候などによって持っていくものも違ってくると思いますし、一人旅なのか家族旅行かによっても異なります。旅慣れた人って、手早くスッキリまとめるのがとても上手ですが、どこがどう違うのでしょうね〜?それは・・・持つべきものの「厳選度」と「収納の仕方」の違いではないでしょうか!?たぶん、旅慣れた人の頭の中には、目的・場所・日数の違いに対応できる「荷物リスト」の引き出しが沢山あるのだと思います。

ということで、まずは「持っていく荷物のリストづくり」から始めましょう。旅先の行動を思い浮かべながら必要なものをセレクト。服、履物、下着類、雨具、薬、化粧品、洗面道具などをリストアップします。旅先で買い足せるような消耗品などは、必要最小限と割り切りましょう。リストが確定したら、全部広げて総量を目で確認!荷物を実際に並べると、どれくらいの量になるかを実感できます。
旅行バッグに詰める荷物が決まったらいよいよ荷づくり開始です! が・・・その前に、荷物をざっくり分類しましょう。軽い物、重い物、硬い物、ジャンル別といった具合に仕分します。次にポーチでグルーピング。ナイロンポーチやネットポーチ、チャック付きのビニール袋など、いろいろありますので、入れるものによって選んでください。因みに旅のプロは、四角くて軽い素材のものを好んで使っているようです。可愛いいポーチもいいですが、ポーチがかさばったのでは意味がないですから^^
部屋もスーツケースも整理収納の基本は同じです。大事なことは、やはりモノを持ち過ぎないということ!一番かさばる衣類は、上下の組み合わせで楽しめるようなシンプルな服を選んで最小限に!日数によっては洗濯もできるので、その辺を計算に入れると下着くらいは減らせそうです。圧縮袋は有効に使いたいところですが、頼りすぎると荷物が重くなってしまうので気をつけましょう。
ポーチたちをバッグに収めるときは、空気を抜いて薄く平らな状態に整えてください。衣類、タオルなどは、クルクルっと巻いて収納するとシワが気になりません。それと、予備のポーチを用意しておくと、濡れたり汚れたりしたものを一時的に入れておけるので便利です。

新幹線のホームで、沢山の荷物を抱えて重そうに歩いているお父さんを見かけましたが、帰りのお土産のことも考えて、3割のゆとりを持った荷づくりを心がけたいものです。
次の大移動は夏休み辺りでしょうか!?荷づくり上手になって快適な旅を楽しみましょう!
(文:北川 登美代)

2013/04/17(水)
★第125回 ジメジメシーズンも爽やかに!★
新学期が始まったと思ったら、はやゴールデンウィーク。なんだか湿気が気になる季節になってきましたね〜。そして・・・連休明けに毎年必ずやってくる梅雨〜ッ!
この時期、やたら元気になるのが、カビ君&ダニ君。温度・湿度共に繁殖に最適な季節到来ってわけです。挨拶代わりに交わす言葉は「蒸し暑いね〜」、「ムシムシするね〜」のどちらか^^ちょっと手を抜けば、食品や洋服、バッグ類にまで・・・な、なんと、カビが!!なんてことになりかねません。

カビが繁殖するということは・・・当然ダニも活動的な時期ということです。カーペットやソファーに寝転がると・・・ん?なんだか体がかゆい???こんな経験がある人も少なくないと思います。この季節、健康のためにもちょっぴり気合を入れましょう!湿気を取り払って、しっかり掃除をして・・・明るく爽やかに「ジメジメシーズン」乗り越えましょう!

ジメジメシーズンに大活躍するのが、やはりエアコンと除湿機。連日雨だと家の中にまで影響が出てきちゃいますから、ここは人工的に湿気を取り払ってしまうのが一番です。梅雨時期は寒い時期と同じくらい結露も気になりますし、除湿と掃除はマメにしましょう。

除湿機やエアコンのフィルターも月に2回は掃除してくださいね!カビを防ぐだけでなく、省エネにも繋がります。「エアコンをつけたらなんだかにおう」とか、「くしゃみが出ちゃう」なんて場合は要注意です!ちゃんと中もお掃除してください。ほったらかしはNGです。2年に1度くらいはしっかり中までお掃除しましょう。

ダニは布製品に繁殖しやすいといわれていますが、カーペット・ソファー・寝具は、人のフケやホコリなど、ダニのエサが抱負という好条件が揃っていることもあり、最も繁殖しやすい環境にあります。ダニ対策として掃除機かけが有効ということで、最近ではアレルゲン物質を除去するために設計された掃除機も市販されています。

アレルゲン物質除去掃除機(布団専用クリーナー)「RAYCOP(レイコップ)」
http://www.raycop.jp/

ふとんのダニやハウスダストなどのアレル物質を約93.1%回収する「光クリーンメカニズム」を搭載しているそうで、小さいお子さんのいる家庭やペットのいる家庭には大人気のようです。手間をかけずに「ふとんケア」したい人には重宝かも知れませんね。いや〜、家電もつぎつぎと色々な機能を備えたものが売り出され、どんどん便利になりますね。先週ホットプレート買おうと、大手家電メーカーに行ったのですが、色々あり過ぎて迷ってしまいました^^

便利グッズも大いに利用して「ジメジメシーズン」も楽しみながら乗りきっちゃいましょう!

(文:北川 登美代)

2013/04/05(金)
★第124回 家庭訪問と片付け★
いよいよ新学期ですね〜!先日、ファミレスで、家庭訪問の話で盛り上がっているママたちとたまたま隣の席でした。

ママ1:新学期始まったらすぐに家庭訪問だわ〜
ママ2:そうだよね、そろそろ片付けなきゃ〜
ママ3:仕事忙しいし、ちょっと迷惑なんだけど〜・・・本音がチラリ^^
ママ4:そうなの〜、私、どうせ見られるなら子ども部屋を見て欲しい
ママ4:うちは去年玄関先でやったわよ。部屋の中には入らなかったから玄関だけ
    掃除しとけば大丈夫よ!          

家庭訪問を行わない学校もあるようですが、まだまだ「家庭訪問」という風習が残っている学校は多いとのこと。そもそもなぜ家庭訪問が行われるようになったのでしょう。その目的は・・・主に2つ。家庭環境をみることと、通学路の確認をすること。児童の置かれている環境は平穏な家庭ばかりではないので、家庭訪問をすることで、その家の実情を垣間見ることができます。たとえ短時間でも、それが玄関先だとしても、お母さんお父さんと話ができるということはとても重要で意味ある時間だそうです。

綺麗に掃除されているかどうかを見に来るわけでもないので、本当ならそのまんまを見てもらうのが一番良いということになります。でもでも・・・迎える側としてはそうも言っていられませんよね!取りあえず、一番片付いている状態を見てもらいたいというのが正直なところだと思います。

ということで・・・忙しくてもできる「家庭訪問に備えての片付けのポイント」をいくつかお話しします。必ずやっておきたいところはやはり玄関ですね。玄関を見れば家庭が分かるといわれるほどですから、玄関だけは手を抜けないです。スッキリ片付いている玄関は好印象です!キレイに片付いた玄関で先生をお迎えしましょう。

スッキリ見えるポイントとしては、靴を出しっぱなしにしないこと!家族の人数分以内に押さえましょう。ポイントの2つ目は、玄関カウンターがあるなら、その上に置くモノの量は2割以内、できれば1割がベストです。ポイント3つ目、お客様になったつもりで1度玄関をグルっと見回してみてください。デジカメがあればフレームを通して見てみましょう。まるで他人の家を見ているように、良いところとダメな部分がよーく分かります^^「ここがダメだ!」と思ったところを片付けましょう。玄関から見える位置の重ね置きはゴチャついた印象を与えますのでNGですよ〜

次に、先生をお通しするならどの部屋かを決めてください。その部屋に行くまでの導線を集中的に片付ければ、とりあえずは最高に片付いた状態に近い感じでお迎えできますよね。

以前は家の中まで入って、教育に関する方針や要望、家での子どもの様子などをじっくり話し合っていましたが、最近の教師は学校内の仕事がかなり忙しく、家庭訪問で数日仕事が遅れて支障が出てしまうというのが現状だと聞いたことがあります。本来の目的より、教師の取りあえずの義務と教育委員会のパフォーマンス程度になっているといわれているのも事実のようですが、先生方が限られた時間の中で一人一人の児童・生徒の家庭環境をできる限り理解しようと頑張ってくださっているのも事実です。家庭訪問で一番大事なのことは、やはり家庭での子どもの様子をありのまま伝えることだと思いますので、迎える側もあまり気負うことなく、片付けのポイントだけ押さえれば十分です^^

「家庭訪問のおかげで家が片付いちゃった!^^」そんなノリで、家庭訪問も片付けも楽しんじゃいましょう!!
(文:北川 登美代)

2013/03/21(木)
★第123回 「お掃除と片付けのお悩み相談会」やってみました!★
3月16日から浦和駅に湘南新宿ラインの全列車(134本)が停車するようになりましたね。16、17日には記念イベントということで、駅周辺でクイズラリーや屋台などを楽しめる「さいたまフェスタ」が開催されました。3月23日も湘南新宿ライン沿線のご当地カレーが楽しめる「カレー文化彩」が開かれるとか。東京都心や神奈川県へのアクセスが大幅に向上するということで、沿線の駅周辺では、いろんな集客イベントが企画されているそうで、しばらくはお祭りのような賑やかさが続きそうです。
http://www.saitamarche.info/

「さいたまフェスタ」に便乗するように、17日、実はもう一つフェスタが開かれていました。「エイペックスタワー浦和10周年記念ときめきフェスタ」です。浦和駅西口ロータリーに出るとすぐ左に見えるあの31階建てのタワーマンションです。駅前再開発で誕生したタワーマンションですが、はや築10年になるんですね。当日は商業モールに入っているテナントさんや近隣の店舗、住人の方々が協力しあって、フリーマーケットや屋台、住まいの相談コーナー、アートと似顔絵コーナー、防災コーナーなど、出店もいろいろ。大人から子どもまで楽しめるフェスタでした。実はうちの会社も参加したのですが、プロ用の掃除グッズを販売しながら「お掃除と整理収納の悩み無料相談コーナー」というのを設けてみたところ、意外と大盛況で驚きました。

盛況ということはそれだけお掃除や整理・収納のことで悩んでいる人が多いということですが、掃除に関して一番多かった相談は、「お風呂のウロコ汚れ」でした。次がキッチンの換気扇の油汚れ、エアコンのカビについて・・・といった感じです。どんな汚れも溜めてしまうと落としにくくなりますが、確かにウロコ汚れは特に厄介です。鏡の場合は傷つきやすいですから研磨にも気を使いますしね。一度プロに頼んで徹底的にキレイにしてもらうとすっきりすると思いますが、市販の「ウロコ汚れ落としグッズ」を買って少しずつ根気よく落とすという方法もあります。ホームセンターに行くと家庭用の小さいダイヤモンドパッドなども売っていますので是非試してみてください。マメに手入れすることが一番なのですが、汚れに合った洗剤と用具を使うということがすごく大事です。洗い落としできない場合は「浸けおき洗い」をするとか、ブラシを使ったりヘラや竹串を利用したり・・・傷つけずにキレイに汚れを落とすための工夫が必要です。

整理・収納については、「モノを捨てられなくて困っている」という相談が多かったです。片付け上手な人は捨て上手といわれますが、片付け上手な人にモノを減らすコツは?と聞くとかえってくる答えはこんな感じです。↓

●「使えるかどうか」でなく「使うかどうか」で要・不要を決める。使わないものは全て処分する。その時に判断が難しいものは日付を書いたダンボールにまとめておいて、6ヶ月間使わなければ処分。1年ではなく半年で処分です。いつか使えるは禁句!
●使いかけでもしばらく使わないものはゴミ箱へポイする。
例えば、化粧品やヘアケア商品など、しばらく使わなかったものは使いかけでも思い切って捨てる。試供品でもらったものは取っておかずにすぐに使う。開封して一年経てば美容にもよくないし、取っておいても結局使わない。
●ふだん使っていないもので、買い直しのきくモノは基本的に処分。情報誌は一番新しいもの以外はとっておかない。実際、ふだん使わないものは買い直しの必要もない。
●洋服は一着買ったら古いものを一着捨てる。
●不要なDM等は封を切らずにそのまま処分する。

モノが多すぎて片付かないと悩んでいるあなた^^5つのうちの1つでも2つでもいいのでマネしてみてはかかがでしょう。
「お悩み相談会」、機会をつくって続けていきたいと思います。
(文:北川 登美代)

2013/03/06(水)
★第122回 春は整理整頓のシーズン★
先週末は伊豆の河津桜を見てきました。春ですね〜♪♪河津川沿いを染める濃いピンクの桜と菜の花のコラボレーション!!それはそれはみごとで感動ものでした。河津桜は河津川沿いに800本、町全体で約8000本も植えられているそうです。まつり会場近隣の駐車場はほぼ満車状態で、人、人、人という感じでしたが、一足早く春を満喫できて大満足でした。

 http://sp.izuhapi.net/special/season/01kawazu/kaika.html

さて、春といえば年度替わり。整理整頓にオススメのシーズンです。大人も子どもも心機一転!モノを整理して部屋をスッキリさせたいですよね。片付けべたのお父さんも、仕事と家事に追われてアップアップしているお母さんも、出したら出しっぱなしの小学生も、ちょっとがんばって新年度をスッキリ迎える準備をしましょう。まずは、1年間お世話になった書籍、教科書、要らなくなった書類、学校のプリント類などを要るモノと要らないモノとに分類しましょう。要らなくなったモノを溜め込んでおくと、必要な時に必要なモノをすぐに取り出すことができません。新しいモノが気持ちよく入ってこられるよう、要らないものはこの際バッサリ処分です!

書棚、机周り、引き出しの中、できればパソコンの中のファイルもスッキリ整理したいですね。小さいお子さんの場合は、大人が一緒にやってあげましょう。「やらせる」のではなく導いてあげてください。「これはもう使わないと思うよ」、「こっちは1年間とっておいた方がいいかもね」、「そっちは〇〇ちゃんにあげると喜ぶんじゃない?」「次は一番下の引き出しの中をやってみようよ」という感じで、会話も一緒に楽しみながら進められるといいですね。

片付けると部屋がスッキリして気分も爽快になると感じること、成功体験の積み重ねが大事です。春休みの間に「片付けの日」を一日決めて、家族全員でやってみるというのはどうでしょう。きっと楽しいと思います。夫婦喧嘩にならないよう、親子喧嘩にならないよう、「無理矢理」はNGです。ここはお父さんかお母さんのどちらかが一歩も二歩も引いて、仲良く楽しく進めましょう。達成感を倍にするご褒美をセットするとやる気も倍になるかもしれません^^夕食は皆で外食!なんていうのもいいですよね。春休み、是非チャレンジしてみてください。
(文:北川 登美代)

2013/02/20(水)
★第121回 収納ケースの選び方★
仕事柄、「収納ケースが使いづらい」とか、「買ったのはいいけれど、無駄な空間が気になる」という相談をよく受けます。プラスチック製の衣装収納ケースも多種多様、選び方を間違えるとこういう結果をまねくことになります。収納ケースを置く場所のサイズ、入れたいモノのサイズと量、出し入れの頻度をきちんと把握して選ぶことが大事ですね。ということで・・・今回は衣装収納ケースを選ぶポイントをいくつか紹介したいと思います。

因みに私は、入れるモノと場所によって「FITS」と「無印良品」の引き出しタイプを使い分けています。その理由は、デザインがシンプルでスッキリしていること、アレンジしやすいこと、重ね置きと追加買いができること。最近の収納ケースは、カラーもサイズもデザインもいろいろありすぎて迷ってしまうほどですが、同じシリーズで揃えた方が見た目もスッキリ片付きます。できればあちらこちら浮気をしない方が賢明かな^^と思います。

さて、本題に戻って・・・
選び方のポイントその(1)
≪深さが重要≫ 実は深さが一番重要なんです。「深い方が何でも入れられるし沢山入りそう」なんて思って買うと・・・デットスペースができたり、かえって使い勝手が悪かったりします。入れるモノに合う深さを選びましょう!一般的には、深さ18cm、24cm、30cm、35cm前後のものが市販されています。深さ18cmのケースにはハンカチや薄手のスカーフなどの小物、靴下、下着、フェイスタオルがスッキリ収まります。24cmには、Tシャツやパンツ類、ブラウス類、バスタオルなど。30cmには、トレーナー類、セーター、マフラー、シーツ類。35cmには、バッグ類やタオルケット、おもちゃなどが丁度良いと思います。

蓋付きタイプや、中が見えない収納ケースはオススメしません。どうしてもサイズ的に無理なら仕方ないですが、できれば半透明で引き出しタイプがいいですね。管理もしやすいです。

ポイントその(2)
≪アレンジしやすいものを選ぶ≫  ずっと同じ場所で使うとも限りません。場所が変わっても入れるモノが変わっても対応できるものを選びましょう。一体型より1個ずつ分かれるものがオススメ!価格的にはちょっと高くなりますが、アレンジが効くので長い目で見るとお得です。

ポイントその(3)
≪出し入れしやすいものを選ぶ≫ 一体型のタイプに多いのですが、引き出しが全部引き出せないものがあります。すっぽり引き出せるかどうかをチェックしましょう。奥のモノが取り出しにくいと手前のモノがぐちゃぐちゃになったりしてとても使いづらいです。

ポイントその(4) 
≪強度のチェック≫ 例えば、収納ケースの上に置きたいモノがある場合、上に置くモノの重量に耐えられるだけの強度が必要です。スノコを置くとか、天板を後付けする方法もありますが、たわみが心配な場合は木製天板付きの衣装ケースや金属の枠付きのものを検討した方がいいかも知れません。

ポイントその(5)
≪追加買い、重ね置きができるかどうかをチェック≫ ライフスタイルの変化に対応できるように、同じシリーズで追加買いできるものが良いですね。統一感があると見た目もキレイです。

時には模様替えをすることもあるでしょうし、引越しをすることもあるでしょう。いつでも便利に使える収納スペースを確保するには「セレクト」がすごく大事です。購入時には「5つのポイント」を是非参考にしてくださいね。
(文:北川 登美代)

2013/02/07(木)
★第120回 「家事がストレスになっていませんか?」★
家事っていろいろありすぎて本当にきりがないですよね。一家の家事を切り盛りする人の性格や考え方によって仕事量は大きく変わると思いますが、毎日すべての家事を完璧にやろうとすると、それこそ家事で一日が終わってしまいます。例えば、ポイントを決めてメリハリを上手につけながら計画的にこなす人、一日に2時間だけと決めて2時間で終わらせるというふうに時間を決めてやる人など・・・家事に縛られないよう自分流を確立している人もいます。きりのない家事も、やり方しだいで「ちょっとラク家事!」になるかも知れません。
家事が得意な人、また、人に家事上手といわれている人って家事をどのようにこなしているのでしょう?仕事柄感じることですが、毎日の家事をラクラクこなしている人って、手を抜くのがすごく上手です。家族構成や生活スタイルによって若干違いますが、例えば、食事のしたく・片付け・洗濯は必ず毎日やるけれど、掃除機は毎日かけずにお掃除シートで済ます日もあり。お風呂とトイレの掃除は自分が入った後にちょちょっとやる。時には超簡単に、時間がある時は丁寧に。拭き掃除は週1回だけで、その他の日はハンディーモップでササッとホコリ取りをして済ます。ふだん使っていない部屋の掃除はたまにしかしない。料理が終わった直後、コンロ周りが温かいうちに油汚れをすばやく拭きとる。時間があれば壁面もサッと拭いてしまう。などなど・・・「さあやるぞー」という感じではなく「ついでにやっちゃうぞー」という感じです。手抜きというよりは効率のよいやり方ですかね。確かに油汚れは温かい方が簡単に落とせますし・・・時間もかけない!だから苦にもならない!という感じです。
苦にならずに楽しみながらやれるといいですよね。家計をやりくりしてたまには外食をするとか、家事の定休日を設けるなんてどうでしょう。できた時間を自分の時間として有意義に使うなんて最高でしょ〜^^ 家事って、家族の健康にとってとても重要なことなのですが、「今日も明日も明後日も休みなくやらなきゃいけないのよ〜ッ」なんて思いながらだと、気持ちが重くなります。ちょっとアバウトくらいがいいですね。楽しみながら完璧にやれるなら、それにこしたことはないですが、そんなスーパーマンにはまだお目にかかったことがありません。工夫を楽しんでいる方とはよく出会いますが・・・ 
そうそう、工夫といえば・・・子育て真っ直中のある主婦の話ですが、毎日使うタオルのサイズを徐々にサイズダウンしたら、洗濯回数が以前より1回減ったそうです^^確かに分厚かったり、必要以上に大きいバスタオルはかさばります^^
家事に悩んでいる人と話をして感じることは、真面目で完璧主義の人が多いということ。自分では気がついていないかも知れませんが、真面目過ぎるがゆえに自分を責めてしまうというケースが多いように思います。「私ってダメだわ〜」「なんでできないのかしら〜」「今日こそやらなきゃ」と、つい自分を責めたり追い詰めたりしてしまうのではないでしょうか。自分なりの完璧を目指すことはいいことですが、いつの間にかストレスになっていませんか?「清潔」を保つことはとても大事です。しかし、神経質になり過ぎて家事をし過ぎている人が増えているともいわれています。「家事をし過ぎないこともエコだ〜!」って思えるくらいの心のゆとりも必要なのかなって最近思います。いろいろな意味で、「ゆとり」って大事ですね。

(文:北川 登美代)