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ALLEY COFFEE
富士珈機の直火式小型焙煎機を使い少量ずつ焙煎したコーヒー。

【左】持ち帰り用コーヒー豆の「ブラジル・コロンビア・グァテマラ」。ダークチョコレートやナッツの香りを楽しめます。
【右】二種カレーのハーフ&ハーフ。スパイスがやみつきになる一押しメニューです。

 

 

「気軽にご来店くださいね」と代表の阿部さん。
さいたま市大宮区下町2−72−1F
TEL:048−871−6551
https://alleycoffee.jp/
 路地を意味する「ALLEY」と、リラックス効果を与える「COFFEE」から命名されたカフェ「ALLEY COFFEE」。大宮駅東口から徒歩8分、挽きたてのコーヒー豆の香りとおしゃれな外観が印象的なお店です。

 代表の阿部裕介さんは「ゆっくりできる場所を提供したい」と妻のリンダさんと2016年にお店をオープン。2人で考えたランチメニューのカレーライスは、定番のキーマカレー(単品550円)や鶏肉と野菜のグリーンカレー(単品550円)、二種カレーのハーフ&ハーフ(単品650円)、ルーロー飯(単品650円)、週替わり(単品650円)で、平日は近隣のサラリーマンやOLに大人気。休日は、若者から高齢の方まで幅広い層のお客さんが、セットのコーヒーとデザートを求めて訪れます。

 「内装は私たち夫婦の『好き』を詰め込みました」と話す阿部さんは、元々デザイン会社に勤務。そのこだわりが、店内の至るところに散りばめられています。まず、大通りを歩き店のドアを開けると、温かみのある照明が心をホッとさせてくれます。さらに目に飛び込んでくるのが、ラオスの桜の木を使った一枚板のカウンター。存在感を放ちながらも、木目の心地良さを感じます。そして80年代のヴィンテージ品の椅子が使われたテーブル席は、レトロな空間にあなたをいざないます。

 そんな心を掴むデザイン力を持つ阿部さんは、とても気さくな方。「忙しい中でも、丁寧な接客を忘れないよう心がけています。お客さんとの会話の中から、新たな発見やインスピレーションを受けることがあるからです」と阿部さん。飲食だけでなく、会話を楽しみに来られるお客さんもいらっしゃるんだとか。それくらい、リラックスして過ごせるお店なんですね。

 「ここ数年は緊急事態宣言など、飲食店にとっても厳しい時期が続きました。以前から行っていたテイクアウトを充実させることでコロナ禍を乗り越え、現在も好評をいただいています。地元大宮をもっと盛り上げられるよう、近隣の飲食店をはじめ、他業種のお店とも手を取り合って頑張りたいです」と前向きな阿部さんです。
(文:木下泉)
《2023年8月21日掲載》