日本でも数えるほどしかないウイグル料理店。その中でもパイオニア的存在なのが、今回ご紹介する「シルクロード・ムラト」さんです。
ウイグルは紀元前より人・モノ・文化が行き交ったシルクロードの中間点ともいえる場所にあります。そのシルクロードの影響を色濃く受けたウイグル料理は、様々な食文化を融合し発展を遂げたものとなります。そのためとてもバリエーションも豊富。
料理の中心となるのは、小麦と羊肉。小麦は地元埼玉産の小麦も一部に使用しているそうです。
ナンやポケットのような形状で具材をサンドして頂けるピタパンが定番の一品です。
また各料理に使用される麺は、作り置きせず、ご注文を頂いてから、手でこね・打ち・仕上げるのが、「シルクロード・ムラト」さんのこだわりのひとつ、丸麺と平打ち麺の2種類からお選びいただけます。
他にも女性大人気の水餃子やグシナンと呼ばれる油で揚げたミートパイなど形も様々。
また多くの料理に使用される羊肉は、「これホントに羊肉なの?!」と食べたお客様がびっくりされるほど、どの料理も食べやすく調理されています。その秘密は生後12か月以内のきちんと血抜きされたラム肉を使用へのこだわりと数種類のスパイスの組み合わせによるもの。
中でも人気なのがゴロイセ(ラム肉と野菜の炒め物)とお酒にもぴったりのヤンセイユ(細切りポテトのシャキシャキ炒め)。どちらもピタパンといっしょにいただくスタイルがおススメです。またシシカワブ(ラム肉の串焼き)も一度食べたらやみつきの一品です。
ゴロイセなど一部のメニューではラム肉から鶏肉に変更することもできますし、鶏や牛がメインの料理もご用意しておりますので、羊肉が苦手という方でも安心です。
店主のウシュル・エリさんは、日本の大学に留学し、大学で学んだ経営学を実践すべく平成19年に同店をオープン。現在は2号店の出店も計画中だそうです。
「他では味わえない本場の味をぜひ味わって欲しいです」というウシェルさん。自慢の料理を頂きながらエキゾチックな雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?