若い方からお年寄りまで、心行くまで和食を楽しむならココ。旬の素材に一手間加え、家庭ではなかなか味わえない和食を手軽にいただけます。JR埼京線与野本町駅東口から中央区役所がある中央通りを見上げるとふぐの絵が描かれた大きな看板が見えます。秋から冬にかけてはふぐ料理が味わえる料理屋さんです。白い前掛けをキュッと縛り、雪駄を履いた姿が凛々しいご主人と、明るく笑顔の素敵な女将さんが快く出迎えてくれます。
初夏のこの季節は、鯛一匹を丸々使ったコースがおすすめ。
鯛の刺身は鯛のきれいな白い切り身が、涼を誘います。皿の中央に盛られた厚めの切り身はわさびじょうゆで、周りの薄造りはポン酢しょうゆでいただきましょう。切り方の違いで食べ方まで変えて2度楽しめるのはこの上ない贅沢ですね。ポン酢しょうゆは柑橘果汁100%のオリジナルブレンドです。
兜煮は甘辛く煮付けてあり、身はやわらかく、ふっくらとしているのに味がしみています。思わず骨までしゃぶってしまいました。後から、香ばしい鯛の皮とホクホクの身がたまらない鯛茶漬けがでてきました。
濃い目の味付けは、冷酒に良く合います。店名と同じ名前の特選八汐の入ったグラスを傾ければ、体も心もほぐれます。他にも久保田、〆張鶴など有名どころが並びます。ビールやお酒に良く合う一品料理は、どれもご主人の腕のよさが冴え渡る逸品ばかりです。
11:30からのランチメニューに八汐定番の麦とろ定食に加え、新メニューが登場しました。その名も豚ちゃん丼(840円)。甘辛いタレにからまったやわらかい豚肉がご飯の上に鎮座し、ボリューム満点です。もちもちした豚肉とご飯の間に敷いてあるキャベツの千切りの食感がまたたまりません。紅しょうががアクセントになり、一度動いた箸は止まる事を忘れてしまうほどです。どのメニューにも最後に一口甘味と季節のフルーツが付いてくるからまたまたうれしい限りです。
「弾む会話と笑いがあるから、料理がもっとおいしくなる。気軽に来て」とおっしゃるご主人の野口さん。初夏の味覚を堪能し、ご主人と女将さんとの会話を楽しみにまた来よう。