今回ご紹介する「パン工房 麦物語」さんは、人間総合科学大学岩槻キャンパスからほど近い住宅街の一角にひっそりとある隠れ家的なお店です。
もともとご自宅の倉庫だったところを売り場面積2坪の店舗と工房に改装。入口に立つと焼きたてのパンの香りが漂ってきます。おとぎ話にでてくるようなかわいらしい扉を開けると、ショーケースがあり、毎日30品目以上のパンが並びます。どんなパンが並ぶかは店主の大塚さんと奥様の気分次第!
こちらのパン生地は乳化剤やイーストフード、保存料などを使用していないのが特徴です。
なかでも一番のおすすめは「食パン」。シンプルゆえにごまかしがきかない材料にこだわった一品です。オーダーが入ってからお好みの厚さにカットしていただけます。
また、是非ご賞味いただきたいのが「クリームパン」。外側はやや歯ごたえがあり、内側はふっくら、中にはバニラペーストを使った手作りカスタードクリームのまろやかな甘さで絶妙なバランス。一度食べたらやみつきになる一品です。同じくカスタードクリームが入った「メロンパン」と食べ比べてみるのもいいかもしれません。こちらは特製クッキー生地のカリッとした食感の“皮”が特徴のひとつです。
さらに、天然酵母を使用したパンも多数ご用意。イースト菌を使用するより、発酵に時間と手間がかかるので、大量生産に不向きですが、独特の風味が特徴です。
事前にご相談いただければお客様のご要望に合わせたパンを焼いて頂くことも可能です。例えば「卵を使わない」「油を使用しない」などアレルギーがある方向けにパンを作って頂くことも可能です。
おいしいパンと仲のよい大塚さんご夫妻の人柄からか、近所の子供たちが“はじめてのおつかい”にやってくることもあるそうです。お店の雰囲気からも納得のかわいらしいエピソード、思わずその情景を想像してしまいました。