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「株式会社ステンドグラスバロック」
外観・ギャラリー写真
ステンドグラスの魅力を体感できる工房ギャラリーです。
 
作品写真
銀座京料理店の依頼にて制作した、ティファニーの「孔雀」、ゴッホの「花咲く梅の木」をモチーフにした作品。
 
作品写真
窓から差し込む陽光と室内照明を計算して制作した作品(個人宅)。
 
(お店の詳細情報地図こちらをクリック!)

さいたま市西区島根206
TEL:048−778−8071

駅や図書館など公共の場でステンドグラスを見かけて「綺麗だなぁ」と見入ってしまったことはありませんか?

「教会」「宗教」「荘厳」と言った言葉が浮かぶ、西洋のキリスト教文化の中で生まれたステンドグラスですが、教会堂の窓として11世紀末に制作されたものが現存するなど、100年を越えるアンティーク作品も珍しくありません。一方、最近は趣味で習う方なども増えて来ています。

今回は、1975年の工房創立以来、40年に渡り第一線で活躍を続けるステンドグラス工芸家 臼井定一氏が主宰する工房ギャラリー「ステンドグラスバロック」さんをご紹介します。

建物の外観は倉庫のような趣ですが、中に入ると美しい色ガラスを通して降り注ぐ光によるステンドグラスの世界が広がります。
工房では熟練の職人が様々な色ガラスと数ある技法を駆使し、ガラスカットから鉛線による組立て、ハンダ付け等全て手作業で行っています。
そのため同じものは存在せず、それぞれが時を越える輝きを放っています。

また、臼井氏による作品は美しさに加えて大きなものでも必要な耐震性をクリアする強度も併せ持ち、その技術は他に並ぶものがなく、これまで九州新幹線の半数の駅に作品を納めるなど、公共民間施設を中心に全国で様々な作品を手掛けてきました。

版画家や日本画家など、他分野のアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組み、2013年には「あいちトリエンナーレ」にてビートたけし氏の原画を作品化し、注目を集めました。

また、近年は個人宅にステンドグラスを取り入れる方も増えています。
希望のデザインに取り付け場所、サイズなどを加味し、次世代に残せる作品として最適な提案を行っており、一点設置するだけで家全体の印象が全く変わると好評です。

美しい光彩の中、心豊かな生活を送る贅沢を味わってみてはいかがでしょう?

(文:八島)

《2014年5月19日掲載》

「マイタウンさいたま」