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「志水製畳店(蓮田屋)」
作業風景
「2013彩の国技能まつり 技能競技大会」で県知事賞を受賞した四代目の富幸氏。
 
間取りなどに合わせて、トータルにご提案・対応いたします。
 
設置写真
洋間や部屋の一部に使用するなど、畳の使用も多様化しています。
 
(お店の詳細情報地図こちらをクリック!)

さいたま市岩槻区本町3−12−14
TEL:048−756−1568

創業明治三十四年。百年以上の歴史を持ち、三代目と四代目の親子が伝統の技を継承する「志水製畳店(蓮田屋)」さんをご紹介します。

近年、一般住宅での日本間の減少に伴い畳の使用は減り続けています。加えて機械の導入により安価な商品も出回り、手縫いの技術を持つ職人さんもなかなか育たない状況です。
とは言え、畳はイグサの香りなども含めて「日本人の心」を感じさせ、身が引き締まる思いがすると感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、志水製畳店は畳文化を絶やさぬよう、モノづくりの心意気で畳と向き合っています。

一級技能士でもあり、四代目となる富幸氏は「畳作りはモノづくり」であるとして、常に技術向上を心掛け、埼玉県技能士連合会が主催する「2013彩の国技能まつり 技能競技大会」にて、見事『県知事賞』最優秀賞を受賞しました。
ちなみにこの大会、道具は持ち込めますが材料はその場で与えられ、制限時間内に指定の作品を作り上げると言うもの。速さと正確さに加えて道具を扱う際の安全管理なども審査対象となり、トータルに評価が下されます。特に『県知事賞』は一度しか受賞できず、職人の技の証と言えるものです。

そんな高い技術力を武器に、地元岩槻で地域密着の営業を行ってきました。
特に岩槻地区には歴史あるお寺なども多いことから、大規模な畳替えの依頼などもあります。
お寺で神社で使用する畳には、隣り合う縁の模様をピタリと合わせる「紋縁(もんぺり)」の技術など、手仕事でしか対応できない特殊な技能も要しますが、伝統の技を駆使して仕上げています。

もちろん一般住宅の仕事も多く、家具の移動なども含めて全て対応します。
新畳から裏返し、・表替えと、定期的に行えば結果的に長く使えます。
また、近年はカラー畳なども普及しており、サイズも様々あります。洋間に溶け込む畳の使い方などもアドバイス可能ですので、お気軽にご相談ください。

(文:八島)

《2014年3月3日掲載》

「マイタウンさいたま」