そろばんを指導して早45年。「細野珠算学園」代表で子供たちから「ぶんぶん」の愛称で親しまれている秋元百合子さんの愛が溢れるそろばん塾にお邪魔してきました。
まずは“そろばん”で身につく力について簡単に紹介します。
注意深く数字を読みとるトレーニングを繰り返して練習することで「注意深く観察する力」は洞察力の原点に。そして有段者の珠算式暗算は、右脳を使用しているため、問題解決・発明など「イメージやひらめきの力」が鍛えられます。さらに一般的な試験の記憶方法は短期間で忘れてしまうことが多いのですが、珠算式記憶法は長期間失われず「記憶する力」が養えます。
この他、教室で多くのお友達と学習することで「積極性」「集中力」「忍耐能力」を向上させる効用も。
幼い子ども達が「将来○○になりたい」と夢を描いたとき、その夢を叶えるためには学校や進学塾で学ぶ勉強だけでなく、そろばんで身についた力があれば、学力全体が伸び、豊かな心が育まれるのです。
“ぶんぶん”こと秋元先生「わかないよ。の後、わかった!の子ども達の目の輝きを見るたび、胸がいっぱいになる毎日です。」と語ります。
細野珠算学園さんは、お子さんの都合に合わせて通え、能力に合わせた問題で練習が繰り広げられます。平日15:30〜は比較的低学年の子たち。16:30〜と17:30〜では低・高学年が混ざって授業を受けます。
自然と年下の子のめんどうをみる子ども達。お友達を気遣うコミュニケーション能力もここで身につきます。
日本珠算連盟が主催する検定試験(段位・1級〜10級)をはじめ、全員が同じ問題を解くそろばんコンクールなどを通じて、挑戦する努力と喜びも経験できます。近い将来の受験に備え、度胸もつきますね。
さいたま珠算連盟の先生達と協力し合い、市内の小学校へ「そろばんボランティア」も長年続けています。子ども達からはもちろんのこと、そろばんを使ったことのない若い先生からも感謝のお手紙が届きます。
今や子ども達の世界でもゲームや携帯は欠かせないアイテムとなり、その楽しさを理解しつつも反面影響を危ぶむ父兄や有識者もいます。大切な成長期だからこそ“そろばん”を習ってみませんか?