年始といえば書初め。年初めのイベントとして毎年筆を手にする方も多いのではないでしょうか?
しかし、書道は年始だけのものではありません。今回は、書道の基本を押さえながら、様々な書道の楽しみ方も学べる「香雅会書道教室」さんをご紹介します。
書道の練習でイメージされるのは、先生のお手本をジッと見ながら忠実にその通りに書いていく、というものだったりしますが、香雅会では漢字を画ごとにパーツとして分解することで17個の点画に分け、要所となる17の点画をマスターすることでその組合せである全ての漢字を練習可能としています。
この明確さゆえに的を絞った練習ができるため、早い上達に結びつけることができます。
代表の関根香雨先生は「文字を書くだけが書道ではありません。」と、書道の伝統を守りながらも新たな試みも積極的に取り入れ、様々なイベントも行っています。
色紙や半紙の上にオレンジ・紫・黒の三色の墨を流して模様をつけ、その上に文字を書く「墨流し」など、絵画の要素を取り入れた独自の手法で、一般にも親しみやすい作品を多く生み出しています。
中には糊で文字を書き、その上にネイルアートの粉をかけて立体的な文字とするなど、「これも書道か!」と驚くようなものや、インテリアとしても魅力的なカラフルな作品もあります。
イベントとしては、ピアノ、ギターやシャンソン歌手とコラボレートし、音楽をバックに大きなパネルに文字を書いていくパフォーマンスなども行い、好評を得ています。
また、年始には市内ショッピングモールで書初め大会を行ったり、心身障害者デイケア施設「大宮あゆむ会歩歩舎」で書初めの指導を行うなど、地域活動にも積極的です。
パソコン全盛の今だからこそ、書道の魅力をもう一度見直してみてはいかがでしょう?