前回畳を替えたのはいつ頃ですか?
5年前ですか? 10年前ですか?
様々な面から、畳は定期的にかえることをおすすめします。
今回は、創業100年を越え、4代目が新たな展開も模索している「花俣畳店」さんをご紹介します。
畳替えはどうしても後回しにされてしまう傾向があり、10年、20年あるいはそれ以上そのままにしていたり、痛んでくると敷物や絨毯を上に敷いてしまう方も多いかと思います。
しかし、畳や床を長持ちさせるには、5年程度で裏返し、または表替えをするのがベストです。
長期間メンテナンスをしないでいると、畳の内面まで傷んでしまう場合があり、ダニやカビの温床となり、アレルギーの基となってしまうこともあります。
上に絨毯などを敷いた場合も、やはり畳の痛みを早めてしまいかねません。
また、定期的に畳を上げないと空気も通らないため、家の床まで痛んでしまうことさえあります。
もちろん、これらの点以外に、「和」の良さが見直される中で、畳の持つ暖かさや懐かしさが少しずつ見直され始めている面もあります。
畳の淵の色や模様も多数ありますので、青や緑、赤など、好みのものを選べば、部屋の雰囲気も一変します。
新しい畳のイグサの香りの中でゆったりくつろぐひと時も、日本人としては魅力的ではないでしょうか?
最近は発泡材や木工ボードを使用したり、イグサの代わりにナイロン材を使用したものなどもありますが、やはり本物のイグサの良さに触れてみたいものです。
表替えをする際に、剥がした部分を薄縁(うすべり:ゴザ)として加工し、廊下やキッチンに敷いて使うことなども可能です。
また、イグサを使用し、花瓶敷きや人形を置く台などを作ったり、イグサの座布団を作ることなども可能ですので、インテリアとしても様々な利用ができそうです。
冬は暖かく、夏は涼しい畳の魅力にもう一度触れてみませか?