忍者おすすめの今週のお店

「花まる学習会」
授業風景
元気に挙手する子ども達。授業は楽しく。
教室風景
みんな一緒に考えよう。家でもできることはしません。
野外体験写真
野外体験はとても重要です。海にも山にも行きます。
(お店の詳細情報地図こちらをクリック!)

さいたま市南区南本町1−10−1−2F
TEL:048−837−5514

「小3までに育てたい 算数脳」(健康ジャーナル社)という本があります。タイトルからは算数だけが得意になるハウツー本のように思われるかもしれませんが、そうではありません。算数ができないのは「考える力」が足りないからだと著者の高濱正伸さんは指摘しています。さらに、「考える力」がなければ社会で生きていけない、自分でメシを食える幸せな大人になれないと言います。その「考える力」を伸ばすための方法と両親がどうすべきかまで詳しく言及しています。教育関連書物の中でベストセラーのひとつになったのは、著書の内容に説得力があったことを示しています。

著者の高濱さんは南浦和を本拠地とする「花まる学習会」の代表です。一般的な塾では、機械的な計算能力を高めることが目的とされる場合があります。例えば幼児期に割り算ができるとか、漢字を書けたとしても小学6年生になれば誰でもできてしまいます。そんなことができても、考える能力がなければちょっとした応用問題で思考が停止してしまいます。大人にもあるこの症候群を打破すべく立ち上げたのが「花まる学習会」だったのです。

高濱さんによれば、文章題ができない理由を多くの人が分かっていません。「ちゃんと読みなさい」と言っても無意味で、きちんと精読する力を養わなければなりません。「花まる学習会」では家でもできるような単純な勉強はやらず、精読力が着くように工夫を凝らした授業をしていきます。これが身につけば、自転車の運転と同じで、生涯忘れることがありません。

さらに、屋外で存分に遊ぶことも提唱し、雪山や川辺に行って遊び回るという屋外体験のコースもあります。そもそも屋外で十分遊んでいなければ、イメージ力が貧困になるのです。三次元的な造形を理解したり、手足を使って遊ぶことは教育にとって大きなプラスになるというわけです。

この独特の理念を掲げる「花まる学習会」はさいたま各地にあります。受験のためにここで学ぶ在籍者も多いようです。基本的な考えは全拠点に浸透していますので、ホームページで確認して問い合わせてみて下さい。

(文:伊東)

《2007年4月23日掲載》

「マイタウンさいたま」