革ジャンや格闘技・武道の稽古着にオリジナルの模様を入れたいとか、ゴルフバッグにロゴや名前を入れたいと思ったことはありませんか? どうせなら、テカり、安っぽく見える熱転写ではなく、見た目も耐久性も優れ、長い間には独特の風合いも出せる刺繍がいいでしょう。
これは簡単にできそうですが、そうではありません。例えば、革ジャンに模様を入れる場合、どのような模様を入れるのか。原案を持っている場合ならともかく、それがない場合はデザインから始め、それをしっかりと革ジャンに縫いつける作業が生じます。
また、ゴルフバッグにネームを入れたり、ロゴを入れたりする作業は、制作途中なら簡単ですが、できあがっているバッグに入れることのできるお店は関東でも極めて少ないのです。
剣道や柔道の稽古着にネームを入れるだけなら専門のお店がありますので、難しくはありません。これにオリジナルの模様を入れたりし始めると一挙に難易度があがるため、その技術が必要となります。ネーム専門店ですと、柄物には対応できないのです。
「モードシシュウ たなか」なら個人のお客さんが持ち込む1着からの刺繍を受け付けています。
お店を経営するのは田中秋登さん。ミリ単位の精度を求められるアパレル各社の仕事で質の高い仕事に対応してきました。その精度やデザイン力は個人を対象にしている現在でも変わりません。柄物に対応できるお店が稀であることを知るお客さんは、インターネットや口コミを通じてこの店を知り、問い合わせをしてきます。中には外資系大企業からゴルフバッグへのロゴ入れなどの引き合い要望もあるそうです。
気になる料金は、模様や文字の数、大きさによって変化します。「本当にこの値段なの?」と驚くようなときもあります。
刺繍は思いのほか応用範囲の広いものです。「これに特別な模様を入れられないか?」と思い立ったら、ぜひ相談してみて下さい。