城下町として栄え、ひな人形の街としても有名な岩槻。その岩槻で築100年の蔵を活かした素敵なお店、「ベーカリーカフェKuu」をご紹介します。
土壁と屋根瓦に深みのある外観には、本物ならではの人を飽きさせない魅力があります。木の引き戸を入ると、店内は橙色の照明に照らされ、落ち着いた雰囲気が広がります。特に2階のカフェは、見上げれば古い蔵の梁、足元には味わい深い茶色の一枚板の床。そこには古道具屋をまわって集められたアンティークの椅子とテーブルが置かれていて、とても趣があります。
お店の名前には、“優しく包み込んでくれるような空の無限の広がり(空:くう)を感じ、食べることの楽しみを味わっていただきたい(食う:くう)”との願いが込められています。
1階のショップでは、手軽に購入できて、身近な人へのおみやげにしたくなるようなパンや焼き菓子が数多く売られています。2階のカフェでは、地元岩槻の新鮮野菜などを活かしたメニューを楽しめます。週替わりのランチ(1,300円)は、季節感のある野菜が使われていて、パンもおかわり自由です。また、新メニューの「ハヤシライス(800円)」は、ルーからすべて手作り。そこに自慢のパンを組み合わせた「ハヤパン(890円)」もおすすめです。
しっかりした技術の人気店を目指すご主人が日々努力した結果、人気のパンがいくつも誕生しました。岩槻の小松菜が練りこまれている生地にあんこが入った「小松菜つぶあんぱん(168円)」は、地元紙にも掲載されるほどの人気商品。きれいなグリーンの彩りと、甘さ控えめの手作りあんこの相性は抜群です。また、「バターフランス(126円)」はカルピスバターが塗られていて、温めると溶け出します。カルピスバターは雑誌で取り上げられるような貴重なバターで、そこには素材選びへのこだわりを感じました。他のパンも、おいしく仕上がるように生地を充分に休ませたり、柔らかいパンは透明な袋に包んで乾燥を防いだりと、1つ1つ丁寧に扱われています。
近日、お料理教室も始まります。石窯のある厨房で、楽しくお料理を習ってみませんか?詳細はお店(電話:048−756−5577)までお問合せください。
梅雨の時期、Kuuの雰囲気やパンを味わい、岩槻の街を散策したら、満足感で心にさわやかな初夏の風が吹き、気分も青空のように晴れてきそうです。