


今回ご紹介するのは、宮原駅前の大通りより徒歩3分のところにある、「鮨・豆富料理おがわ」さん。
店名にあるとおり、“鮨と豆富料理”を中心に気軽に本格的な和食が楽しめるお店です。鮨だけでなく豆富料理、2つをお店の柱にした理由は、「魚が苦手な方にも楽しんでいただけるお店にしたい」想いからだと、店主の小川康隆さんは語ります。 豆富料理の料理人として活躍していた父の背中を見て育ち、9年間鮨専門店での修行を経て、2013年創業しました。
鮨は、「鮮度」が命。埼玉県魚市場(北区)へ毎日開店前に自ら出向き、自分の目で食材を選ぶことを最も重視しています。その時々の季節に合った旬な魚を仕入れ、今の季節は、北海道産のブリやサンマ、カワハギがメイン。お客様の口に入るまで、鮮度を保てるよう丁寧に下処理を行い、提供をしています。
豆富料理は、群馬県沼田市にある「町田屋」さんから仕入れた豆富を使用。大豆の旨味が凝縮された豆富をもとに、小川さんの手にかかれば様々な豆富料理が生まれます。
おすすめの料理は、「おまかせ刺身五点盛」、「日替わり定食」、「松花堂弁当」。中でも「松花堂弁当」は、ヘルシーな豆富料理を盛り込んだお弁当です。豆富を裏ごしをして大和芋を加えたしっとりとした仕上がりの豆富コロッケやがんも、炊き合わせ等、様々な豆富料理が楽しめます。
ランチが好評の秘訣は、各ランチにセットになっている「茶碗蒸し」。 おがわさんしか食べられない?!「梅の茶碗蒸し」は、丁寧にはちみつ梅を裏ごしして皮を取り除き、重湯と合わせることで、なめらかな茶碗蒸しとよく合い、梅の酸味とかつおだしが効いている一品です。 茶碗蒸しは、だしと卵の割合によって、やわらかさが変わります。おがわさんでは、シメのスープとしてさっぱりと楽しんでいただくために、かたすぎない割合になるよう心がけて調理をしています。
和食と相性抜群な日本酒は、料理と合うように辛口をメインに取り揃えている一方、常連さんや初めて来た方等、様々な人に楽しんでもらうために、甘口の日本酒や季節のお酒も用意しています。福井のお酒“黒龍”をはじめ、今の季節だと、ひやおろしなどもあり、いつ来ても楽しめます。
老若男女問わず、様々なお客様が来店する中で、「このお店は居心地がよい」と思って帰ってもらいたいという信念から、料理の品揃えはもちろん接客にも力を入れているのが印象的なお店です。