玉蔵院そばにある昔ながらの洋食店、「レストラン菱富」さんをご紹介します。
開業は昭和29年、浦和地区で一番古い洋食店とも言われるお店です。
レンガ風の外観は通りの雰囲気にも溶け込んで「古き良き」を体現しており、「洋食屋さん」と呼ぶのがピッタリ。
職人そのもののご主人のこだわりも正にそこで、時代に流されることなく変わらぬ味を守り続けています。
長年通い続ける常連さんや、親と一緒に食べに来ていた子供の頃以来の来店で「この味懐かしい!」となる方、定年後に時々やって来て現役時代を懐かしむ方など、変わらぬ味だからこそ生まれる人間模様もチラホラと。
メニューも豊富で、肉料理に魚料理、麺類、ご飯類に定食、サンドウィッチと多彩ですが、そんな「菱富」の人気メニューの中からいくつかをご紹介。
まずは「トンテキベーコン添え」(1,250円)。香ばしく柔らかく焼いた分厚い豚肉は見た目にもインパクトありで、添えられたベーコンもアクセントを加えています。
次は「豚ヒレ銀串焼」(1,250円)。串焼きと言っても、その大きさにこちらもビックリのボリューム感。
そして「ボルシチ(菱富風ビーフシチュー)」(1,100円)。牛肉はもちろん、じゃがいも、人参、玉ねぎ等、非常に柔らかく煮込んであり、スープはタバスコとニンニクでピリ辛。夏でも注文されることの多い定番です。
ちなみに、使用する各種ソースやマヨネーズ、ドレッシング等は全て自家製で、菱富の「キモ」となっています。
これ以外にも人気メニューは数多く、ランチなら「グリルランチ(ミニハンバーグ豚ロースショウガ焼き)」(810円)などがおすすめです。
1階はカウンターとイス席、2階は15名程度で利用できる座敷席となっていて、平日はサラリーマン、土日は家族客などに多く利用されています。
浦和の老舗洋食店として、存在感を放ち続けているお店です。