日本料理の原点とも言える「京料理」。その料理は、日本料理の伝統がいきづく素材を生かした繊細な味わい、艶やかな飾りが映える洗練された職人の技、どれもが日本の食文化を代表する食の芸術でもあります。
そんな京料理の奥深さに魅せられて、高校卒業とともに単身大阪へと向かったのは、現在の京雀店主である中村宏高さん。以降、職人としての経歴には、京都で80年以上もの歴史を重ねる老舗料理店「たん熊」の料理長を務めた実績の持ち主。そして、30年にもなる料理人の道を歩んできた今も、さらなる“美しい料理”を求めてこれからも修業の道は続くと言います。
『料亭の味を気軽に楽しんでいただきたい』との想いは、食材選びにも表れます。しかし、こだわりの食材と聞くと値段の方も気になるもの。ですが、“気軽に”楽しめる同店では、そんな心配は必要ありません。
たとえば、安政の時代から豆腐を作り続ける京都「森嘉」の嵯峨豆腐を使った「やっこ(500円)」、九州は日向灘より直送で仕入れる天然鮮魚などの旬の魚を味わえる「造り盛合わせ三種(1450円)」など、どれも手ごろな料金で提供しています。
他にも、京都から直接取り寄せる京野菜や、丹波の黒豆など、本物にこだわった食材と旬の味覚で食を楽しめるお店です。
四季の彩り豊かな日本の料理。京雀の秋のオススメメニューは、夏の疲れが残る身体への滋養強壮やコラーゲンたっぷりで美容効果でも人気の「すっぽん鍋(1580円/1人前)」。これからの時期が旬のプリプリとした食感と深い旨みのある「ふぐ」や「カニ」なども、是非ともお試しください。
また、ランチメニュー(11:30〜14:00)で人気の逸品が「玉子そぼろ丼(550円)」。そのリーズナブルさもポイントですが、丁寧に泡立てた玉子の上には、5時間もの時間を掛けてパラパラになるまでじっくりと炒った鶏そぼろがのっていて、何とも言えないその味わいが評判で、ネット上でも話題のメニュー。夜の部でも、お酒の後に締めの一品としても人気です♪
さて、今宵は伝統と文化を受け継ぐ日本の食を堪能してみませんか?旨みとコクに包まれた、職人の技が光る料理の数々。京雀では、美味しいが“美しい”料理を楽しませてくれる、そんなお店です。