茶室に庭園、離れの個室を擁する店舗設計・建築に約3年をかけ、平成21年10月にオープンした「蕎麦 孤丘(こきゅう)」。
場所はJR与野駅西口から徒歩3分ですが、初めての方は「こんな場所にこんな素敵なお店が?」と、少々驚くかもしれません。
目印となる土壁を抜けて入る店内は高い天井に天然石を敷き詰めたフロアが印象的で、大きなガラス窓から眺める中庭も絶景。バリアフリーにも配慮した造りとなっています。
席数を抑えて贅沢に使用した空間が心地よく、つい長居してしまう方も多いのもうなずけます。
「孤丘」の十割そばは、契約農家から仕入れた常陸秋蕎麦を使用し、その日使う分だけを石臼で挽く自家製粉。細打ちのせいろに太打ちの粗挽きそば・玄挽きそばに加えて、純白のさらしなそばも用意しています。
出汁には厳選した本枯鰹節と本枯鯖節に、2年以上かけて作られる天然熟成醤油を使用しています。もりつゆ・かけつゆ・ぶっかけつゆと、それぞれでつゆの味も変えており、飽きのこない味づくりが特徴です。
蕎麦に加えて、厳選した旬の食材を使用した「蕎麦懐石」(三千円〜)も好評で、一品一品に込められたこだわりは味わってのお楽しみ。
器も作家ものをさり気なく使用しており、こちらも併せて楽しみの一つです。
そんな「孤丘」を更に特徴付けているのが、本格茶室と離れの個室の存在。
正式な茶事も催せる数寄屋造りの茶室には、2名から10名までの利用が可能な広間と、ホール席からも眺められる小間を配し、伝統的な茶の湯の世界を身近に感じることができます。茶室限定の蕎麦懐石(要予約)なら、大切な人のおもてなしにも最適です。
また、3室ある離れの個室は少人数(4〜6名様)の会食にぴったり。
小学生以下のお子様連れの際は、周りを気にせず食事を楽しめるよう、離れをご案内していますので、事前のご予約がおすすめです。
入りやすさと風情を両立した ゆったりとした空間で、香り立つ十割そばと蕎麦懐石料理をご堪能ください!