「喧騒の街並から一歩足を踏み入れると、そこはまさに京都を思わせる風景だった」
今回ご紹介する岩槻区城町にある料亭「桜茶屋」は、そんなことばの合う風情あるお店です。そこには、六百本もの木々と、足元には苔の緑がまるでの絨毯の様に広がり、春夏秋冬色鮮やかな花々に出迎えられます。
女将の江原悦子さんを中心に、四季折々の顔がみられる庭と、その景色に包まれながら食事のできる部屋を演出。これらをさらに高めながら、お客様に喜んでいただくように努めています。
それぞれの部屋には、季節に合わせた絵画や掛け軸などが品良く飾られていて、『いらっしゃったお客様の目的は何か?』に合わせたアレンジもされています。
例えば、お祝事ではお祝の軸を掛けるなど、その場に合わせた空間を作ります。また、プレゼントやお喰い初め膳などの嬉しいサービスもあります。
大切な情報発信の一つであるホームページは『わかりやすい』と『よみやすい』をモットーに、女将自ら作成しています。ブログ「新米おかみの独り言」を通して、お客様と交流している様子からも、女将の「お客様にとって身近な存在でありたい」、そんな気持ちが伺えました。
桜茶屋のお料理は、味はもちろん見た目での艶やかさも大切に作っています。幅広い年代の方に人気のある季節のランチ(2000円)は、季節ごとの彩りが目でも味わえるもので、このランチをお目当てにいらっしゃるお客様も多いとか・・・。こちらのメニューは来月からはお正月のお節風にした「はつ春膳」になります。また、男性にもお勧めのレディースランチは、懐石料理を楽しんでいただくための気配りある内容で素敵なひと時を味わえる一品です。
桜茶屋の皆さんが丹精を込めてお手入れした庭園、旬の食材を彩ったお料理。移りゆく季節ごとに足を運びたくなります。
情緒のある空間で、小鳥のさえずりや虫の声など、日本の四季を五感で楽しめる料亭。桜茶屋ではそんな別世界を味わえます。女将一同、心よりお待ちしています。