平成20年2月、老舗うなぎ店が数多くある浦和の地で開業。そこには、浦和で認められれば一人前との思いがあり、お客様に喜んでいただくために日々精進しています。
緑区 浦和明の星女子高そば東浦和グルメ館にあります「うなぎ はす沼」。食の基本は安全・安心「当店のうなぎはもちろん国産です」と語るのは、店主の蓮沼等さん。店内は、客席から調理場が見えるカウンターキッチンタイプになっており、職人の技を見ることが出来るのも魅力のひとつ。そして、愛くるしい笑顔が似合う店主の、鰻への情熱も伝わって来ます。
「はす沼」では、お客様からの注文を受けてから蒸しますので、お食事まで30〜40分程お待ちいただきます。しかし、それはうなぎを一番美味しい状態で食べていただきたいから。2度蒸しされたものは必要以上に脂が抜け落ちてしまい、本来の旨みを伝えることができないので、多少のお時間をいただいても最高の状態で提供しています。そんな待ち時間をも退屈させないように、店主がうなぎについて図書館などで調べ、手書きで作った読み物を各卓に配置することなど、細かな配慮も欠かしません。
手間を惜しまずに調理された鰻重(竹、2000円)は、ふっくらと柔らかく焼き上げられ、芳ばしい香りと甘過ぎない上品なタレの味わいが口の中に広がります。お米は良質のコシヒカリを使っており、うなぎとの相性も抜群。お酒も新潟県産の銘酒「麒麟山」などを取り揃え、うなぎを食べていただくことだけでなく、食事を楽しんでもらいたいとの思いがうかがえます。
また、「隠し味は、美味しくなれとの『念力』です。」と冗談交じりにおっしゃっておりましたが、実は本気?!美味しいうなぎを食べて頂きたいとの思いをうちわに乗せて、愛情込めて焼いています。そんな店主の姿を慕ってお客様も来ているのかもしれません。
秘伝のタレと最高の隠し味が染み込んだ“うなぎ”を是非ともご賞味下さい。