原山の産業道路沿いを車で走っていると、大きな桃の看板が目に入ります。よく見ると「台湾家庭料理」とあります。「台湾料理? 中華じゃないの?」
そう思って様子をうかがっているあなた、ためらわずにお店に入ってみましょう。
「桃園」は野菜など食材の多くを台湾から直接仕入れ、台湾のごく一般的な家庭の味と雰囲気を味わえるお店として知られています。
台湾料理は極端に辛いわけでも、甘いわけでも、脂っこいわけでもなく、さっぱりとした上品な味わいが特長です。
メニューには「大根もち」(3枚、450円)や「豚肉とゆりのつぼみ炒め」(1,500円)や「牛肉と黄ニラ炒め」(1,700円)などがずらりと並びます。
「大根もち」はその90%が大根なのですが、そう教えられなければまず大根が材料とは分かりません。柔らかな食感を楽しめる点心です。2時間かけて蒸し上がったもちにネギをのせ、醤油をちょっぴり垂らして食べてみましょう。
「ゆりのつぼみ」や「黄ニラ」は日本であまり見かけない食材ですね。直輸入しているだけに、ここでなら台湾の味を食べられると評判で、遠方からのお客さんも多いのだとか。「牛肉と黄ニラ炒め」は塩味とちょっぴりの辛さがお酒のつまみにもぴったりの人気料理です。ぜひお試しあれ。
メニューは紹介しきれないほど他種類で、エビのチリソースなど定番の中華料理もあります。麺類も排骨麺(パイクメン)や担々麺をはじめ各種揃っています。お昼時にはお得なランチセット(700円〜)を目当てに週に何度も足を運ぶお客様で賑わっています。
家庭料理のお店ですからご家族での利用も大歓迎です。お店にはテーブル席だけでなく、座敷席もありますし、小さなお子さんが喜んで食べられる料理が並んでいるのが嬉しいです。
お店の雰囲気はとてもアットホームです。素敵な笑顔のママさんが迎えてくれます。おいしいお店に目がない方はどうぞ。
なお、「桃園」の隠れたメニューに「自家製濃厚チーズケーキ」(250円)や「手作りBIG肉まん(冬季限定)」(250円)があります。いずれも手作りで時間をかけて作った逸品で、贈答用にも最適です。詳しくはホームページをご覧下さい。