忍者おすすめの今週のお店

「尾花沢」
店内写真
1階はカウンター席とテーブルが3つ。居心地の良さが特長です。
「尾花沢ミックス」写真
これが名物「尾花沢ミックス」(700円)。一度食べたらやみつきになります。
焼き風景
ママに焼いてもらうお好み焼きはまた格別。あまりにおいしくできるので自分では焼かなくなった常連さんもいます。
(お店の詳細情報・地図こちらをクリック!)

さいたま市南区南浦和2−40−3
TEL:048−883−7401

尾花沢は開店して15年ですが、その味と雰囲気でずっと地元住民に愛されてきました。この店でお好み焼きを食べれば、まずリピーターになること間違いないでしょう。寒い冬の日でも、暑い夏の日でもいけます。

お好み焼きはとてもシンプルな料理です。端から見ると豚肉やエビ・イカなど各種材料に小麦粉を混ぜてじゅうっと焼くだけ。ところが、どこで食べても同じ味がするわけではありません。意外に味の差は大きいものです。

その理由は「粉」にあります。どんな小麦粉をどのくらい使って粉を作るか。これはお好み焼き屋さんの生命線です。その配合比率などは絶対に教えてはくれません。尾花沢のお好み焼きも一見何の変哲もないようでいて粉には人知れぬ秘密が隠されています。

定番のお好み焼きはどれを選んでもOK。この店に来たのであれば名物の「尾花沢ミックス」を食べてみましょう。納豆とお新香入りのお好み焼きです。納豆の風味はそのままに、山形から取り寄せるぴりっと辛めのお新香が加わっていて一度にいろいろな味を楽しめます。納豆好きにはたまりませんし、「お好み焼きに納豆なんて」と思う人にもお勧めしたいです。納豆を材料にしたのはお店のママのアイディアですが、同業者も密かに偵察に来ることがあるのだとか。

尾花沢ではもんじゃ焼きもどうぞ。昆布と鶏ガラスープを使ったもんじゃ焼きはお酒のつまみにも最適です。切りイカもんじゃなど定番の他に、ベビスタもんじゃ、明太子もんじゃなどがお勧めです(いずれも500円)。何種類もお腹に入ってしまうでしょう。

お店は1階にテーブル席が3つとカウンター、2階に大人数用のお座敷があります。カウンター席にはこの店が気に入ってそれこそ毎日通い詰めるお客さんが並びます。毎日食べられる味であることの証明です。
座席に着くと居心地の良さに長居してしまいます。お店を経営する鶴宮ママの気さくで温かいもてなしが嬉しいです。

(文:伊東)

《2008年1月28日掲載》

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