忍者おすすめの今週のお店

「和浦酒場」
「極上〆鯖」写真
築地直送の「極上〆鯖」(980円)。まずはこれで一杯。
「白レバーの薫製」写真
名物「白レバーの薫製」(680円)。濃厚な味わいです。
「自家製唐墨」写真
「自家製唐墨」(1,800円)。良質の素材を使い、時間をかけて作ってあります。日本酒にぴったり。
(お店の詳細情報・地図こちらをクリック!)

さいたま市浦和区仲町1−8−8
TEL:048−824−0701

日本酒をおいしく飲めるお店をあなたはいくつご存知ですか。高いお酒を置いているお店ではありません。おいしいお酒をおいしく飲ませてくれるお店のことです。残念ながら必ずしもお店の人がお酒に詳しいわけではありません。そのためあまり質の高くない日本酒しか飲めなかったり、燗を頼むと「このお酒は燗にしちゃもったいないよ」と要らぬ説教をされて鬱屈していませんか。

「和浦酒場」なら安心。日本酒を文句なしにおいしく飲めます。

燗酒を頼むと、手頃な温度にお燗された徳利が出てきます。人肌燗、ぬる燗、熱燗など人によって好みはあるでしょうからぜひ希望を伝えてみて下さい。大事にお燗してくれます。銘酒「神亀」をはじめ全国各地の厳選された純米酒を堪能できます。日本酒は冷やでもOKですし、ビール、焼酎、カクテルなども揃っています。

料理は和食。店長の蔵川雄貴さんが腕を振るっています。季節の素材を使ったメニューが並んでいます。「自信をもってお客様に提供できる料理を」との信念から魚介類も農産物も産地や生産者が分かり、きちんと説明がつくものを使っています。塩や醤油、みりんなどの調味料にもこだわります。料理酒にも「神亀」を使っているとか。「自分でも飲まないようなお酒を料理用に使えますか?」と蔵川店長は語ります。

夜は2時まで営業しているのも嬉しいところですが、人気の秘密は、実はお酒でもなく、料理でもありません。この店の接客にあります。入店すると温かく、明るいもてなしにすぐ気がつくでしょう。蔵川店長をはじめスタッフ全員がお客さんが幸せになれるようにと店内への目配りを忘れません。「あなたがいるから来るんだよ」と言ってもらえるのが何よりのこと。

低価格を売り物にしたお店とは一線を画していますが、敷居が高いわけではありません。気兼ねなく尋ねてみて下さい。漫画「蔵人」の尾瀬あきらさんもしばしば来店しており、店内外に尾瀬さん直筆の絵がたくさん並んでいます。日本酒が好きな人にはたまらないお店です。

(文:伊東)

《2007年11月19日掲載》

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