


■市場の1日は夜明け前からはじまる!
昭和46年に開場、大規模水産物卸売市場を目指し、今年の10月で50周年を迎えました。全国各地の出荷者と密にやり取りして仕入れた水産物は夜明け前からセリ等で取引され、加工業、飲食業、食料品店等に販売されます。国産の生鮮水産物(マグロ、アジ、サバ、イワシ、カツオ、サンマ、ズワイガニ等)や外国産の水産物(タコ、エビ、アトランティックサーモン等)、魚卵だけでなく加工品(干物や練り物)やレアな水産物(ホヤ、鮑、ふぐ、クリガニ等)があるのも市場ならではです。
■市場だからこそ!南極と同じ−50℃の世界と迅速な物流体制
市場には-50℃までの温度帯に対応できる大型冷蔵倉庫が完備されており、劣化を防ぐため、冷凍マグロなどが保管されています。また、水産物だけでなく加工用の果物や某有名スーパーに並ぶ食品も保管されているとか。 埼玉県魚市場は、国道17号(中山道)と県道35号(産業道路)にはさまれているだけでなく、国道16号(大宮バイパス)にも簡単にアクセスできる場所にあるため、物流体制もバッチリです! そのため、鮮度が高く、量や種類も豊富な水産物をお届けすることができます。
■魚の魅力を市場から発信!食卓に旬の水産物を届ける
毎週土曜は一般開放をしているため、関係者でなくても気軽に市場に訪れることができます。第3土曜は「お客様感謝デー」とし、抽選会などのイベントを開催! また、市場には食堂街が隣接し、新鮮な魚を使用した刺身定食や丼ぶり、大きなえび・カキフライなどが堪能でき、大好評です♪ 「食料品店だけでなく、地元の飲食業を営む方や、一般の消費者の方にも気軽に市場に訪れてもらえるよう、魚の美味しさや栄養価が高いことを発信し続けたい」と、市場全体で力を合わせ水産業を盛り上げようという熱意が伝わる取材でした。
12月は、年末年始の買い出しに来る方も多いのだとか。今年も12月30日まで開いているそうです!
青果市場も隣接している同市場は、言わずと知れたまさに「埼玉の台所」です。