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 忍者おすすめの今週のお店
増田ヤ
店内には定番の肉だんご・紅しょうが入りのさつま揚げなど30種類以上のおでん種が並びます。
一つ一つ丁寧な仕事。できたて、揚げたてが食べられます。
今年から大越博之さん(中央)が中心となり、家族みんなで手づくりしています。
さいたま市中央区下落合1034−2
TEL:048−831−8061

今年は暖冬といっても、まだまだ朝晩は冷え込みます。
寒い日に体の芯からじわじわと温めるなら、おでん!ということで、今回ご紹介するおすすめのお店は、与野駅西口駅前すぐにある、手づくりさつま揚げとおでん種の「増田ヤ」さんです。
戦後、食料品店として先代が創業。大越一範さんが浦和の増田屋でかまぼこやさつま揚げの練り物づくりを学び、商売を引き継がれてから現在の専門店に。


店頭に並ぶ商品のほとんどがオリジナル。魚介のうま味・香りが凝縮され、揚げたて・できたてだからそのまま食べてもおいしい!大根おろしにしょうが醤油をつけたりと、食べ方はいろいろです。
すけそうだら・いとより・ぐち・いかなどの材料は、各地で水揚げされるもののなかでも、ワンランク上の質の良いものを使用しています。石うすで丁寧に練られたすり身に、様々な具を混ぜて、小気味よく成形され、おでん種が次々にでき上がっていきます。


店内には30種類以上のおでん種が並び、どれにしようか迷ってしまいそう。人気ベスト3の肉だんごや紅しょうが、たこ焼きの風味が特徴のたこボールのほか、毎年2〜3種類の新作が登場します。今シーズンはチーズキューブとウインナーが入った洋風なものと、海苔に包まれたホタテの貝柱が入ったものの2種類が登場しています。いずれも限定のため逃さずチェックしてください!


手軽に家庭でも温めるだけで食べられる、おでんセットは、さつま揚げが2〜3種類と大根や卵も入ってかなりおトク。だしは宗田節とさば節、羅臼昆布を引いた丁寧な仕事をしています。
練り物以外も牛すじは下処理からつくり、おあげのふくろに入る野菜は、冬は白菜、春はキャベツと季節によって変えるこだわり。つみれやちくわぶ、おだしも販売しています。


特製つゆにさっと煮込めば、さつま揚げからもいいだしが出て、本格おでんが簡単に家庭でも楽しめますよ!


(文:三好)
《2020年2月25日掲載》