忍者おすすめの今週のお店
押田謙文堂



1880年(明治13年)の創業後、昭和初期の戦前に現在の地に移転し、今に至る「押田謙文堂」さんをご紹介します。
今ではあまり見かけなくなってしまった路面店の大型書店ですが、数十年来の常連さんも珍しくない一方で、昭和のレトロ感を残した改装などにより若い層の来店も増えており、たびたびテレビ取材等が入ったりもするそうです。
4階までの各フロアには、ジャンル毎に様々な書籍、雑誌等々が分かり易く並べられ、ゆったり探せると好評です。
小中高校用教科書の取り扱いも市内74校に及んでおり、毎年3月から4月にかけては、スタッフ総出で対応しているとか。お探しものがありましたら、ぜひお問い合わせください。
児童書の品揃えも充実しているほか、文房具は定番以外も扱っていて、ポルトガルやチェコの鉛筆など、他ではあまり見かけない商品も扱っていることから、輸入文房具目当てに来店する愛好家もいるとか。
また、店内では時期・季節ごとに、多くのイベントやフェアを開催しています。
3階にはイベントスペース「ギャラリー サクラモヒラ」があり、バングラデシュの手作り雑貨販売などが行われ、人気となっています。
女性ならではの感性・柔軟さを大切にした経営を進める社長さんは、地域のつながりを大切に、さまざまなコラボレーション企画を考案し、実施しています。
開催されるイベントやフェアの情報はホームページで随時掲載され、本や文具の「おすすめ」コーナーなどもありますので、ぜひチェックしてみてください!
変わり行く街並みの中で、変わらない書店。
本離れが叫ばれる今だからこそ、良書との出会いを求めて訪れてみてはいかがでしょう?
(文:八島)
《2018年2月18日掲載》