


メガネは、医療機器の一種だと言われており、以前は購入の際に眼科医の処方箋の提出を求められたものでしたが、最近、駅ナカやショッピングモールに進出しているチェーン店では、眼科の受診も不要で、注文後30分ほどで受け取れるという仕組みも目にします。
しかし、そういった店は、爆発的に店舗数を伸ばしている反面、販売第一主義という傾向があるようで、ユーザーごとの細かい要望に対応できるような専門知識を持つ販売員や技術者は少ない、というのが現状のようです。
昭和7年創業「メガネのヨコタ」三代目オーナー・横田進さんは、数年前に業界の変化を予見し、敢えて、一見メガネ屋と判らないような店構えで、店頭に商品を陳列しない「敷居の高い」店舗への改装を決意。
通りすがりで来店した人自身が、商品を次々手に取って試しがけをして、デザイン性だけを基準に選ぶのではなく、オーナー自らが、予約して来店した顧客一人一人の度数・視野・頭の骨格・顔立ちや雰囲気などにしっかり向き合い、総合的に判断して選んだ商品をおすすめする…という方法へ転換しました。
この「横田流フィッティング術」は、初回来店の際、約1時間半という時間を要するほど細かい手順をふみますが、この技術により、「今まで何本メガネを購入しても常に違和感があった」「満足ゆく装用感を求めて各地の店を巡り続けてきた」などの悩みが解消された方々が、そのまま熱烈なファンになってくださったのだとか。
クチコミを元に、北は北海道・南は屋久島(鹿児島県)といった遠方から来店される方や、神奈川県から微調整の為に毎週通われている方もいらっしゃるそうです。
育児サークルで「メガネの事なら、ヨコタさんに行けば大丈夫」と薦められて訪れる親子連れが多い(※小学校中学年までは眼科医の処方箋が必要です)事も、信頼の証のひとつです。
技術の普及と技術者の育成を目指して全国各地でセミナーを開催したり、専門書出版やプロ用の工具開発にも取り組む、メガネ界の第一人者が手掛けるオーダーメードの掛け心地…。
一日中メガネが手放せない生活を送る方こそ、このお店でお願いしてみる価値は大いにありそうです!。